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水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです

「ふっふっふ…今こそ愚かな人間どもに復讐のときよぉ!」
「かしらー!」
「よぉし金糸雀…まずはあそこにいるリーマンの血を吸うわよぉ!」
「はいなのかしらー!じゃぁカナが先に行ってくるかしらー!」
「頼もしいわねぇ…それじゃぁ…行ってきなさぁい!」
「はいなのかしらー!」

「ねーねーおじさん」
「ん?どうしたんだいお嬢ちゃん?」
「おじさんの血を吸わせて欲しいのかしらー」
「えぇ!?な、何を言ってるんだい!?」
「だからー…おじさんの血を「ゴンッ!」」
「すいませんおじさまぁ、ウチの妹はちょっと虚言癖がありまして…オホホホホ…それではごめんあさぁせぇ♪」
「あ、あぁ…」
「……(ズルズル)」


「貴女ばかぁ!?一体どこの世界に人間に血を吸っていいか許可をもらう吸血鬼がいるのよぉっ!」
「はう…ごめんなさいかしらー…」
「まったく…」


「あ…でもでもー、おじさんがカナとおしゃべりしてるスキに銀ちゃんがおじさんの血を吸えばよかったかしらー」
「Σ(°Д°;」





水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです

「この前は失敗したけどぉ、今回こそ人間どもに復讐するのよぉ!」
「はいなのかしらー!」
「あ、今日はあのメガネの坊やにしましょぉ?」
「はいなのかしらー!それで今回はどうやって楽してズルして血をいただくのかしらー?」
「そうねぇ…こんなのはどうかしら?ヒソヒソ…」
「ナイスなアイデアかしらー!」
「よぉし…じゃぁ先回りするのよぉ!」
「はいなのかしらー!」

「はぁっ、はぁっ…」
「うわーん!お姉ちゃんしっかりしてかしらー!」
「ど、どうした!?大丈夫か!?」

「きゅ、急に胸が……あぁっ…(胸にもたれかかる)」
「え…ちょっ…大丈夫か…?」

「えぇ…こぉしたらすぐに大丈夫になるわぁ…♪」
ガブリッ
「ぐあっ!?な、なにを…」
「お兄ちゃん…ごめんなさいかしらー♪」
ガブリッ
「がぁっ!?お、お前たちまさか……」
「そのまさかよぉ…」
「私たちは吸血鬼かしらー」
「ふふふ…じゃぁお喋りはおしまぁい。そろそろ血をいただくわぁ…」
「いただきますかしらー!」
「や、やめろ…」
「「いただき(まぁす)(かしらー)♪」」

「あ、ぐあ…」
ズズズーッ……

「あ、あ、あ…」
「あ…あぁ……」
「…へ?」
「「あっまぁー!?」」
「ちょっ…こんな甘い血なんて飲めるわけないわぁ!」
「うえーん…口の中がめちゃ甘いかしらー…」
「くそっ…金糸雀!撤退よぉ!」
「はいなのかしらー…くすん…また失敗したのかしらぁ…」


「血糖値高くてよかったぁ…」




水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです

「今度こそ…今度こそ人間どもに復讐するのよぉ!」
「はいなのかしらー!」
「さて…今日の獲物はどいつにしようかしらぁ…」
「んー…あ、あのM字ハゲの男なんてどーかしらー?」
「うげ…あんまりタイプじゃないわねぇ…顔もムサいしぃ…でも背に腹はかえられないかぁ…」
「じゃぁアイツで決まりかしらー。今回はどうするのかしらー?」
「ちゃっちゃと背後から噛みついて血を吸っちゃいましょぉ…あんな顔正面から見たくないわぁ…」
「はいなのかしらー!」


「ふんふんふ~ん♪オレはサイヤ星の…うわっなんだお前たちっ!?」
「静かになさぁいこのブ男!金糸雀!さっさと吸っちゃうわよぉ!」
「はいなのかしらー!」
ガブリッ…ズズズーッ…
「うぇっ…」
「ま、まずいかしらー…」
「あぅ…か・い・か・ん……(ポッ」
「きっ、気持ち悪いこと言うなぁ!」
「天誅かしらっ!」
ガスッ!ドカッ!
「ぐあ……(パタリ」
「おぇ…マズかったぁ…金糸雀、さっさと帰るわよぉ…」
「はいなのかしらー…」

数日後
「げぇっ…体重こんなに増えてる…」
「カ、カナもかしらー……」


どうやら血中の悪玉コレステロール濃度が相当高かったようです






水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです

「こ、今度こそ…今度こそ人間どもに復讐するわよぉ!」
「はいなのかしらー!」
「今までの経験上、男はロクな血じゃないわぁ…」
「じゃぁ今日は女の人を狙うかしらー?」
「そうね…あ、あの髪の長い子なんてどぉ?」
「若い子の血は美味しいから大歓迎かしらー♪」
「決まりねぇ♪じゃぁ今回の作戦は…」

「はぁ…退院が嬉しくてついつい遊びまくっちゃった。早く帰ろうっと…」
「もし…そこのお嬢さん…」
「はい…?私…ですか?」
「そぉよぉ」


「はぁ…それで、何の用ですか?」
「…貴女は神を信じますかぁ?」
「……はい?」
「だぁかぁらぁ…貴女は神を信じるのぉ?」
「いや、私はそんなのは……あら?」
「…?どぉしたのぉ?」
「そんなことを聞いてくるなんて…貴女まさか天使ね!?」
「は、はぁ?貴女何言ってるのぉ?」
「ううん、きっとそう。間違いないわ。あぁ…まさか生きてるうちに本当の天使に出会えるなんて…」
「ちょっ…離しなさいってばぁ…金糸雀ぁ!あんたさっさと出てきなさいよぉ!」

「うえーん…怖いかしらー!」
「グルルル…ワンッ!ワンッ!」
「ねえねえ、天使ってことは羽があるんでしょ?見せて見せて~♪」
「だからっ…違うって言ってんでしょぉ!?金糸雀ぁ!まだなのぉ!?」

「ぐすっ…あ、あっちいけかしらー…」
「ヴー……」
「ワンワンッ!」
「ヒヒーン!」
「ガウッ!ガウッ!」


結局二人は血を吸えないまま、互いに命からがら逃げ帰ったようです





水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです(番外編)

「ハァ…最近昔みたいに上手いこといかないわねぇ…」
「かしらー…」
「貴女たち…まだ人間たちに復讐なんてしようとしてるの?」
「あ、貴女わぁ…」
「真紅ー!久しぶりかしらー!」
「久しぶりね」
「ちょっと真紅ぅ…貴女は西洋担当の吸血鬼でしょぉ?その貴女がなんで日本にいるのよぉ?」
「む…何よその目は?私はただ日本に遊びに来ただけなのだわ」
「そーなのかしらー?」
「えぇ。ところで…前から聞きたかったんだけど、どうして貴女たちはそんなに人間たちに復讐したいの?」
「え……」
「それは…」
「ちょっと……貴女たちどうしたの?」
「貴女…ホントに聞きたいのぉ?」
「…聞いたら絶対後悔するかしらー」
「……(ゴクリ)」


「昔は私たちも人間たちとは友好的だったわぁ…」
「そんなあるとき、カナと銀ちゃんは道で困ってるおばあちゃんを見つけたのかしらー」
「そのおばあちゃんはどうやら荷物を運んでる途中で腰を痛めちゃったみたいなのよぉ…」
「見過ごせなかったカナたちはおばあちゃんの家まで荷物を運んであげたのかしらー」
「そしたらそのおばあちゃんにものすごく感謝されちゃってねぇ…『お礼がしたいからあがってくれ』って言われたのよぉ…あ、もちろん最初は断ったわよぉ?でもおばあちゃんが『どうしても』って言うからお言葉に甘えることにしたのぉ…」


「正直ウキウキしながら待ってたら、しばらくしておばあちゃんがでっかいお盆を持ってきたのかしらー」
「そのお盆に乗ってたのはぁ……」
「の、乗ってたのは…?」
「餃子、ペペロンチーノ、ニンニクの丸焼き、ガーリックライス……その他大量のニンニク料理だったのぉ……」
「ヒッ、ヒイィ!?」
「ニコニコしながら私たちを見るおばあちゃんの手前、全部食べざるをえなかったわぁ…うっ、思い出しただけで吐き気が……」
「あんな優しそうな顔して、なんて恐ろしいおばあちゃんだったのかしらー…きっとあのおばあちゃんは教会の使者に間違いないかしら!カナたちを殺そうとしたに決まってるかしら!」
「確かに…誰かが教会の人間に情報を流したのかもしれないわね…」
「と・も・か・く!私たちはそれ以来人間を憎むようになったのよぉ」
「そ、そうなの…人間…なんて恐ろしい…」





水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです

「ハァ…世間はクリスマス一色ねぇ…」
「カナたちはクリスマスパーティはしないのー?」
「貴女ばかぁ?キリストなんて私たちの生涯の敵じゃなぁい。なんでソイツの誕生日に私たちがパーティしなきゃいけないわけぇ?」
「…そうだったのかしらー…」
「わかったら今日の獲物を探しに行くわよぉ」
「はいなのかしら…でも…みんな楽しそうかしら……(´・ω・)」
「…あぁっ、もぉっ!わかったわよぉ!ほら、ケーキ買いに行くわよ!」
「ぎ、銀ちゃん…?」
「…クリスマスパーティにはケーキは欠かせないでしょぉ?」


「じゃ、じゃぁ…?」
「か、勘違いしないでよぉ?私はただ、ちょっと甘いものが食べたくなったからで…べっ、別に貴女のためなんかじゃないんだからねっ!?」
「銀ちゃん……」
「ほらっ、わかったらさっさと行くわよぉ!早くしないと売り切れちゃうじゃない!」
「えへへっ…銀ちゃん大好きかしらー♪」
「こ、こら…!抱きつくんじゃないのっ…」
「イヤなのかしらー♪あ、カナでっかいイチゴショートがいいのかしらー♪」
「やれやれ……わかったわよぉ…(でも…たまにはこんなクリスマスもいいかもしれないわねぇ…)」
「ふえ?銀ちゃん何か言ったのかしらー?」
「な、なんでもないわよっ!ところであんた早く降りなさいってば!」


どうやら二人も楽しいクリスマスを過ごせそうです。

「メリークリスマス!」
「かしらー♪」





水銀燈と金糸雀は吸血鬼のようです

「うぅ…寒いわねぇ…」
「寒いのかしらー…」
「こんなときは人間の血が吸いたいわねぇ…」
「人間の血はあったかいかしらー♪」
「ヤツらの首に牙を突き立て、そこから血をゴクリゴクリと吸うと熱~い血が喉を潤す…かぁー!たまんないわぁ!」
「でもでも…そんなこと言われたらお腹空いてきたのかしらぁ…」
「そ、そぉね…確かに腹減ったわ…そろそろ今日の獲物を探しましょぉ…」
「あ、そういえば……血を沢山のせた車があるって聞いたかしらー」
「そ、それを早く言いなさいよ!それで…その車はどこにあるの!?」
「えっと…えっと……あ、ちょうどあそこに来てるかしらー!」
「あれがその車なワケね…よし金糸雀!行くわよ!」
「楽してズルして血をゲットなのかしらー!」


(車内にて)
「はい、次の人~」
「はぁい♪」
「かしらー♪」
「はい、お嬢さん方血液型は?」
「血液型ぁ?そぉねぇ…A型のちょっと辛めの血もいいけど、B型の苦味も捨てがたいわねぇ…」
「カナはO型の甘ーい血が大好きかしらー♪」
「いや…そうじゃなくて、あんたらの血液型は?」
「え…金糸雀、あんた知ってる?」
「知らないかしらー…」
「はぁ…あんたら自分の血液型もわかんないの?まぁいいや。採ってからでもわかるからね。はい、腕出してー?」
「ちょっ…あんた何してんのよぉ!?」
「そ、その針は何かしらー…?」
「ちょっとチクってするけど我慢してねー」
「え…ちょっ…待ちなさいってば…」
「い、イヤ…やめて…」

「「みぎゃー!!!」」


おまけ
「さ、散々な目にあったわぁ……」
「かしらー…」
「金糸雀!元はと言えばあんたが勘違いするから…!」
「うぅっ…ごめんなさいかしらー…でもでも、ヤクルトもらえたのかしらー♪」
「こんなもん美味しいのかしら……あ、あら?なかなかイケるわねぇ…」

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