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さしだれた公的文書を黙視する姉妹、しかし内容が難しすぎてIQ世界七位のカナ姉ちゃんにしか理解できてないようだ。
しょうがなく説明用にローゼンさんがまとめた紙を読む姉妹、そこには次のようなことがかかれていた。
「ローゼン家と桜田家は古くより交友のある由緒正しき家柄である。そして次の代で100代目になるのを記念して100代目にあたる私たちの子を許嫁として結婚させることにしたのだ。しかしローゼン家には女ばかり七人しか生まれず、養子も女であった。一方の桜田家には両性生まれたものの一人ずつであった。そこで桜田家の娘とローゼン家の分家の息子を許嫁としたのだ。幸いローゼン家の分家の息子の一人と桜田家の娘は互いに愛し合い私と桜田家の当主に結婚の申し出をしてきた、そこで私たちは二人が許嫁であることを教え、二人の婚姻を快諾したのだ。よって桜田ジュンには姉の晴れ姿を見るために8月にフランスまできて貰いたい、これが桜田ジュンへの10年目のプレゼントだ。」

それを読んだ姉妹はしばらく放心していたがやがて顔をあげ、僕のほうを見ていった。
「つまりジュンが結婚するんじゃなくてお姉さんが結婚するってことなの?」
「そういうことになるね。もしかしてさっきの事情聴取で話が噛み合わなかったのは僕が結婚すると思ってたから?」
「そうかしら、ジュンが必死に隠そうとしてたからてっきりジュンが結婚すると思ったかしら」
「そりゃ姉ちゃんたちに見せたら大変だからね」
「何が大変なんですぅ?」
「もしのり姉ちゃん(実の姉)とあったら挨拶するからだよ」
「ジュン君、それはふつうなんじゃないかな?」
「姉ちゃん達だと相思相愛だとかのり姉ちゃんに言いそうだもん」
「姉弟愛として受け取ってくれるはずなのだわ」
「のり姉ちゃんはそのままの意味で捉えちゃうの!」
「ジュンのお姉ちゃんは何歳なの〜?」
「今年で18歳だよ」
「きっとジュンにそっくりな素敵な女性なんですわね」
「私の…未来の…義姉」
とりあえず胸をなで下ろすローゼン姉妹、それもそうだろう僕が結婚するかで悩むことは過ぎ去ったのだから夫婦となるチャンスは消えていないからな。

ちなみに読者の皆様にわかり易くep9を説明すると「僕の婚姻が成立してる」は「僕の」と「婚姻」の間に「姉ちゃん」が入るのを省いて読者に臨場感を味わって頂きたかったのでこう表記しました。

ふとここでハプニングが起きた。
「わぁい、ジュンのお姉さんはお嫁さんなの〜!雛もお嫁さんになりたいの〜!」
そして雛姉ちゃんは僕に飛びつきキスをした。突然の事態でも素早く雛姉ちゃんを引き剥がす反射神経には恐れ入る
「くぅ〜、真紅と雛苺はジュンとキスしたなんてぇ」
「そういえばさっき薔薇すぃーともしてたですぅ」
「私もしたいかしら…」

時は移って次の日の晩である
僕は例の書斎で設計図を描いている時であった、僕の部屋を蒼姉ちゃんが訪ねてきた。驚きながらも僕は聞く
「どうしたの蒼姉ちゃん?」
「ジュン君、昨日の結婚の話なんだけど、他の姉妹はともかく僕は女っぽくないんだよ?お姉さんに婚約者候補だなんて言えないよ…」
なんだ、そんなことか。っていま婚約者候補っていいました?いつから僕に婚約者候補ができたんですか?まあとりあえず今は姉ちゃんを落ち着かせるのが先だな、僕は言う
「姉ちゃんはそこが可愛いんじゃないのかな?みんな同じじゃおもしろくないじゃない。」
「でも……」
じれったくなった僕は蒼姉ちゃんを抱きしめる。突然の出来事に驚く蒼姉ちゃん
「えっ!何?」
「可愛くもないのに僕が抱きしめると思う?」
「ありがとう…ジュン君…でもその…もっと証拠見せてほしいな…」
そう言って目を閉じて唇をかるく突き出した。蒼姉ちゃんってなんだかんだいって甘えん坊だよな
「もう、こんなに甘えるのに何言ってるんだか…」
そして僕と蒼姉ちゃんとキスをした。長い長いキスを…蒼姉ちゃんの唇は柔らかかった
「ジュン、ご飯ですわよ。」
そのとき雪華姉ちゃんが入ってくる、ハッと思ったときにはもう遅かった、雪華姉ちゃんの顔に怒りがうかぶ。
「ジュン、何をしてらっしゃるの?お姉ちゃんに訊かせてくださいな。」
「いや、姉ちゃんわかってるんじゃあ…」
「なんのことですの?お姉ちゃんさっぱり解りませんわ。」
あぁ普段優しい人ほど怒らせると怖いんだよな…そう薄れ行く意識の中で思った。

fin.
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