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「一つ屋根の下 第十話 JUMとお約束ハプニング」


ん?ああ、あんたか。もういいだろ?姉ちゃんの話は全部したんだしさ。僕がどんだけ苦労してるか分かった
んじゃない?え?それでも寧ろ羨ましい?そう言われてもなぁ・・・
次はもっと日常的な話にしろ?あーもー、分かったよ。


夜、僕はPCの前に居た。調べごとやレポートなんて大層な事じゃない。適当にサイト見て回ったりだ。
「あー・・・もうこんな時間か。そろそろ風呂入るかなぁ・・・」
時計は既に23時を少し越えている。僕はタンスの中からパジャマを引っ張り出して、浴場へ向かう。
「あら、JUM。どうしたかしら~?」
声がかかる。見るとカナ姉ちゃんがパジャマで立っていた。
「ん、お風呂入ろうと思ってさ。カナ姉ちゃんは?」
「カナはもう入ったかしら~。」
そういえばホンノリ頬が赤い気がする。いつもは巻かれてる髪もストレートになってて、それはそれで可愛い。
「そっか。もう寝るの?」
「ううん、今からバラバラとキラキーと、ヒナとでみんGOLするかしら~。じゃあね~。」
そう言ってカナ姉ちゃんはリビングへ向かっていく。今日はおかず争奪戦はない。単なる遊びだろう。
僕はそう思って浴場の前に立ち、ドアを開いた。
後の祭り・・・って言葉しってるかい?後で後悔しても遅いよって事だね。簡単に言えば。
僕は、この時本気でそう思ったよ。何で確認しなかったんだろうってね。
「む~・・・やっぱり蒼星石のが胸もあるし、腰もほせえですぅ・・・」
「ちょ、ちょっと翠星石。そんなトコ触らないで・・・・」
開いたドアの向こうでは・・・裸の双子が戯れていた・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・」
ザ・ワールド!時よとまれ・・・いっそこのまま止まってくれ。僕は身動きとれずに翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんの
裸体をただただ目視していた。翠姉ちゃんが蒼姉ちゃんを後ろから羽交い絞めにして、胸と腰を触っている。
全裸で。蒼姉ちゃんは下だけ下着は付けているものの、翠姉ちゃんに体をまさぐられてたせいか、全体的に
紅潮していた。僕には細かいスタイルの違いは分からないけど、何て言うか・・・女の子の体って感じだった。
「き・・・・・・・・」
翠姉ちゃんの口が少しだけ動く。それと同時に僕は逃げ出そうとするが、間に合うはずもない。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
家中に響き渡る叫び声をあげる翠姉ちゃん。それと同時に僕の顔面にグーで拳をぶち当ててくる。全裸で。
たださ・・・情けない事に僕の目はその時拳じゃなくて、プルンと揺れた蒼姉ちゃんの胸にいってたんだよなぁ・・・
「ぐわぶはっ!!」
翠姉ちゃんのストレートを顔面に受けて、僕は吹っ飛び、同時にドアがドンと音を立てて閉められる。
それと同時に、叫び声を聞きつけた他の姉妹が浴場にやってきた。
「こ・・・これは・・・JUM!説明しなさい!」
やべえ、真紅姉ちゃんキレてます。今にも角と牙が生えて、炎を吐きそう。言うなればトロイメント2話。
真紅姉ちゃんが僕の服の首の辺りをもってガクガク揺さぶる。すると、ツツッと鼻血が垂れて来る。
「あらぁ、JUMったらぁ~。もぉ、ムッツリなんだからぁ~。」
何故か銀姉ちゃんがとてもとても嬉しそうにそんな事を言う。
「エッチな事があると・・・鼻血が出る・・・」
「いや、これは翠姉ちゃんに殴られ・・・」
僕は薔薇姉ちゃんに弁解しようとする。しかし、次の瞬間僕の意識は遥か彼方へ飛んでいった。
「JUM・・・貴方って人はーーーーーー!!!絆ックル!!!」
そう、その渾身の右ストレートのお陰で。



「それで・・・要するにJUMが二人のお風呂を覗いてハァハァしてたと言う訳ですわね?」
キラ姉ちゃんが言う。てか、それ脚色されすぎです。
「ははら、ほへはひはふ・・・(だからそれは違う。)」
「JUM・・・大丈夫ぅ?」
ヒナ姉ちゃんが僕の腫れまくってる右頬に氷を当ててくれてる。おかげで上手く喋れない。
「うっ・・・うっ・・・ぐす・・・JUMに玉のお肌見られたですぅ・・・もうお嫁にいけないですぅ・・・」
翠姉ちゃん、それ明らかに嘘泣きだろ。でも、僕に非があるので何も抗議できない。
「JUM君・・・年頃の男の子だから気持ちは分からなくはないけど・・・」
蒼姉ちゃんが言う。だから、それは激しく誤解ですってば。
「あらあらぁ、いいじゃなぁい。お姉ちゃんはむしろJUMがEDじゃないかって心配してたくらいよぉ。」
いらない世話をありがとう、銀姉ちゃん。そして、もう喋らないでいいよ。
「ともかく・・・JUM!貴方はしっかり責任をとるべきだわ。いくら気心のしれた姉弟とはいえ
二人の乙女を汚したのだわ。」
「汚したってそんな大げさな・・・」
僕が真紅姉ちゃんに抗議するが、キッと睨み返される。僕はため息を付く。
「あー・・・今回は僕が全面的に悪かったです。翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんのは・・はだ・・裸を見たことを謝り
ます。責任をとらせていただきます。何なりとお申し付けください。」
男の僕には分からないけど、やっぱり女の子には裸を見られるのはショックなんだろう。
僕がそう言うと、翠姉ちゃんは覆っていた手を離す。くそ、元々目が赤いから泣いてたかわからねぇ・・・
「責任とるですね・・・だったら・・・」
翠姉ちゃんが口を開く。そして、とんでもない事を言いなすった。
「JUMはお嫁にいけなくなった翠星石と蒼星石を貰えですぅ♪」


「は・・・・・?」
僕は目が点になった。他の姉妹も同様だ。
「聞こえなかったですか?つまり、翠星石と蒼星石はJUMのお嫁さん決定ですぅ!」
「いや、僕達姉弟だし・・・」
「問題ねーです!JUMは養子だから血縁的にも問題ねーですぅ!」
いやさ、血縁的にはなくても、重婚自体が無理なんですけど。
「そ、蒼姉ちゃんも何か言ってやってよ。」
「JUM君・・・その・・・よろしくお願いします。」
顔を赤らめて僕の手を握る蒼姉ちゃん。やばい、可愛い・・・・って、そうじゃない。
「ちょっと!そんなのはダメよ!無効なのだわ!!第一、JUMは真紅の下僕よ!」
「そうよぉ!それくらいでJUMのお嫁さんになれるならぁ、水銀燈はとっくの昔になってるわぁ!」
「こ、こうなったらカナもJUMがカナのお風呂覗くように作戦立てるかしらー!」
「ヒナもヒナもー!JUMはヒナのお婿さんになるのー!ねっ、JUM♪」
「あらあら・・・だったら私がJUMを食べてしまいますわ!」
「JUM・・・・見て・・・・」←服を脱ぎだそうとする。
「だーーー!やめんかーーー!」
僕の圧し掛かる姉ちゃんをどかそうとするが、数が多すぎる。窒息しそう・・・そんな僕に気づかないで
口論を繰り返す姉ちゃん達。ああ、僕の明日はどっちだろう・・・多分・・・僕には明日があったとしても
同じように受難が続くんだろうな・・・父さん、母さん・・・せめて逝かない様に祈っててください・・・
END

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