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真紅女房


 大分昔の話だが、村の端にJUMという少年と、村の真ん中にベジータっつう
M字ハゲがおったとかおらんかったとか。
 JUMは米さ買う金も無えで、仕方なく親の残してくれた船さ漕いで、沖まで
出て竿を持って魚ば釣ろうとすっと見事な真紅さ獲れた。

「ははぁ、こりゃあ青い果実だ」
「あッ! いけないわ……」
「もう我慢できないよ」
「まだ……初(検閲により削除)潮前なの……」
「オールオッケーさ!」

 JUMは真紅をひん剥くと、じっくり舐って喰ってしまったそうな。
 食べたにもかかわらず、すっかり痩せてしまったJUMがまた海に出ると、
水の中からでっかいデコがひょいと顔を出して

「鬼畜かしらー。外道かしらー。ダニエル・カマルゴ・バルボ(略)」

 と言った。
 ああ、これが金糸雀亀だべかと思うとデコ亀の奴JUM連れてった。

「真紅が待ってるかしらー」

 デコガメをバックから犯……もとい、金糸雀亀の背に乗って海に潜ると、
そこは竜宮城じゃった。

「本当に来たのー! いらっしゃいませなのー!」
「お、お前が妹の……ですか。ま、よ、よろしくしてやる……です」
「ようこそ旦那様。ゆっくりしていってね」
「うふふふ……貴方が真紅にあんなことやこんなことまで……」
「いい男……やらないか」
「やりませんか?」
「ウチの娘を傷物にしやがったな!?」

 初めての異性に興味津々の姉妹に連れてかれっと、真紅が待ってた。

「JUM……」
「真紅……」

「来たの……」
「えッ?」

「もう、貴方の赤ちゃんだって産めるわ――」
「おおッ!?」

 JUMはやったことの重大さに気付いたが、遅かったっぺ。
 姉妹はJUMを寝取り寝取られ、そりゃあ幸せに暮らしたってよお。

 さて、そうなると面白くないのが村の王子のベジータだ。

「クソッ! JUMの奴あんな可愛い八人とめくるめく……」

 嫉んだM字ハゲは船さ菜っ葉に漕がして海さ行くど、栽培どもに真紅を
捕まえさせたんだ。
 よっしゃあ! とばかりにベジータは真紅さあ喰ったけど、何故か事の
終わりに一万五千円ばかし取られたんだと。どうやらア○○ニメージュの
真紅だったらしいんだわ。

 そったらことしたら、次の日ベジータの息子が腫れて大騒ぎになった。
 爛れるやら痒いやらで、もうどうにもならんから、有名なお医者の巴に
訊いてみっと、毒出しせんと死ぬる言われてしもうたんだそうな。

「毒出しって……どうやったら良いんだ!?」
「村にいる梅岡道場の師範の力を借りれば治るわ」
「道場の師範だと!? 気の力とか、そんなので治すのか!?」

「いいえ、彼の鍛え上げたお尻を使えば……」

 ベジータはそんなの嫌だった。けど、心配した菜っ葉と栽培たちが梅岡
を呼んできてくれたんだ。勿論ベジータは逃げたんだけんど、毒が回って
村の大通りで倒れてしまった。

「さあ遠慮はいらん! 思う存分ぶちこんでみろ!」

 村の人達みんなが見守る中、梅岡師範はベジータ救ったって。

 けんど、そしたら梅岡師範のお尻が痒くなってしまって、豪胆な身でも
よほど堪えたのか、そこいら中を駆けずり回って、とうとう野山ん中まで
入っていっちまっただ。
 そこで手近な木々に尻ば擦り付けて回ったんだってよ。
 木々には、痒みの毒がみんな移っちまったそうだ。

 今はみんなその木を、漆って呼ぶんじゃと。



 いきがポーンとさけた、なべのしたガラガラ。
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