水「ねぇジュン~?」
J「なんだい?水銀燈。」
水「貴方学校で中々人気なのぉ。」
J「それがどうしたんだい?水銀燈。」
水「だからぁこのままじゃ貴方が誰かに取られそうで怖いのぉ。」
J「何を言ってるんだい水銀燈。そんな事はありえないさ。」
水「ほんとにそうなのぉ?」
J「そうさ。僕はたとえ一億と二千年経っても君だけを愛し続けるよ。」
水「もぉジュンのバカぁ。ちゅ。」
J「水銀燈は甘えんぼだなぁ。ちゅ。」
翠「きぃーっ!」
蒼「ジュン君・・・」

真「ジュンはわたしの下僕!、ジュンはわたしn・・・」








J「水銀燈ってお母さんみたいだな。」
水「どうしてぇ?」
J「真紅とか僕の面倒見てくれるからね。水銀燈がお母さんだったら良かったなぁ。」
水「・・・ぐすん。」
J「ど、どうしたんだ水銀燈!?」
水「だってぇ・・・うぅ・・・それってぇ私が恋愛対象じゃないって事でしょぉ・・・うぐっ。」
J「そ、そんな事言って無いだろ!」
水「ひっく・・・一緒見たいなもんじゃなぁい・・・ぐすん。」
J「全然違うよ!」
水「ほんとぉ・・・?うっぐ。」
J「本当だよ。だから泣き止んで、ね?」
水「じゃあぁ・・・うぅ・・・ジュンは私の事好きぃ?」
J「それは・・・その・・・」
水「ジュンは私の事嫌いなんだぁ・・・うわーん!」
J「す、好きだよ水銀燈!大好きだ!!」
水「ならぁ・・・うぐっ・・・ここでキスしてぇ・・・ひっく。」
ちゅ。
J「これで良いか?」
水「うわーん!ジュン大好きぃ!!」
J「ちょ、キスしたんだから泣き止めよ。」
水「だってぇ・・・ひっく・・・涙が・・・うっぐ・・・止まらないのぉ。」
J「もう・・・水銀燈には僕が居ないとダメだな。」
水「うわーん!ジュン大好きぃ!!」
J「ちょ、いきなり抱きつくなよ。」








目が覚めた。携帯を見ると10:25と表示されている。
大学の1コマ目が終わろうとしている。
今日は大学を休みましょうか。
見慣れた私の部屋だけど、辺りを見回すと酒瓶と缶が散乱している。
そういえば、昨日、お酒を飲んでそのまま寝てしまったんだ。
我ながら、よく二日酔いにならないものだと感心する。
ここで、化粧をしたまま寝てしまったことに気付く。
やっちゃったと思っても、あとの祭りだ。
だらだらと洗面所に向かう。
 
鏡には、銀髪に赤い目、最近、目の周りのシワが少し気になる私が写っていた。
ひどい顔、と思いながら化粧を落とし、化粧をしなおす。
これが、以外と時間がかかる。
彼は化粧しないのほうが綺麗なんていうけど、彼にはスッピンを見せたことがない。
自分でいうのもなんだけど、ナチュラルメイクには自信があるのよね。
ナチュラルメイク自体が、メイクしていないように素肌そのものが綺麗に見せるものだから、
彼のセリフも当然といえば当然なんだけど、もう少し褒められて欲しいような……。
けれども、化粧ばかり褒められると、
私自身はそんなに綺麗じゃないといわれているような……。
と、つまらないことを考えつつ、メイクを終わらせる。

ご飯を作ろうと思い、冷蔵庫へ向かう。
が、お酒とヤクルトしか入っていない。
元気な朝は、ヤクルトの乳酸菌飲料から!
誰かのセリフではないけれど、ヤクルトを飲む。
その後、私はコンビニで、お弁当と煙草といつもの雑誌を買って部屋に戻った。
部屋に戻ると、昨日部屋に来た彼の匂いが、まだ残っているような気がした。
コンビニのお弁当なんか、久しぶりに食べたけど、
相変わらず、味気ないものね。
食後の一服ということで、彼に止められて、やめた煙草に火をつける。
懐かしい匂いと思ったのも一瞬で、すぐにむせてしまった。
 
買ってきた雑誌を眺める。
今週の特集は、おしゃれでおいしいカフェ特集。
彼は、紅茶好き。その影響で私も紅茶好きになった。
気になる記事を発見した。
紅茶に乳酸菌飲料を混ぜたものがあるらしい。
彼と一緒に行こうかしら、そう考えた後に気付いた。
彼は、もう私のものじゃないんだっていうことに。
我ながら、おばかさんね。そう思って自分を笑う。
私は、ずっと独りだった。そう、もとに戻っただけ。

けれども、なんだか、泣けてきた。
……寂しい。独りってこんなに寂しかったかしら。
ずっと、独りだったときには、こんなことなかった。
私は、弱くなってしまった。また、強くならなくちゃ……。
そうは思っても、涙は止まらない。
「……ジュン、寂しいよぉ……会いたいよ」
私は、気持ちを言葉にする。
けれども、その言葉はただ虚しく部屋に響く。
 
「ジュンのおばかさん……なんで、私が泣いているのに、
 私のところに来ないのよぉ……」
私は、彼と喧嘩をしたことをひどく後悔していた。
なんで、あんなことをいっちゃったんだろう。
ジュンは、私にとってこんなに大事な人だったのに。
 
ふいにノックの音がする。もしかしてジュン?
私は玄関に走る。そこにはジュンがいた。私はジュンに抱きつく。
「ごめんなさい。ごめんなさい。やっぱり私のそばにいて」
「僕も悪かったよ。あんなことで怒って悪かったな」
ジュンは優しく、私の頭を撫でてくれる。
私は、泣きながら、私の幸せを、ギュッと抱きしめる。
ずっと、一緒、
もう、手放さない。









僕と水銀燈は幼馴染みだ
昔は一緒に遊んだりと仲良かったんだけど…

最近では
銀「き、気安く話しかけないでよぉ
とか
銀「ジュ、ジュンとなんて本当は嫌なのよぉ!」
とか
銀「い、一緒に帰らないわよ、噂になるでしょぉ!」
とか
銀「た、ただ作りすぎただけよ、別にジュンのために作った訳じゃないわぁ!」
とか…
これだけ嫌われるなんてある意味すごいかもな…

銀(巷で有効とされるつんでれ作戦よぉ…これでジュンもイチk)



まあいいや、真紅にデートに誘われてるからサア行くか( ・∀・)!
銀「(゚д゚)」







銀「ねぇジュン、これやってみてもいい?」
ジ「ああ、いいよ」
銀「じゃあ起動、っと」
(ウィーン ウィンウィン)

生まれた意味を知る~

銀(レプリカ……劣化……人形……)グスグス
ジ(ここは中盤ぐらいだなぁ)
銀(この主人公と、わたしは……『似てる』)エグエグ
ジ「あれ? 水銀燈、泣いてる?」
銀「ばっ、ばっ、バカねぇ! たかがゲームで泣くわけないじゃなぁい!」
ジ「ホントかなぁ……?」ニヤニヤ
銀「うぅぅ……」


別ver

銀(レプリカ……劣化……人形……)グスグス
ジ(ここは中盤ぐらいだなぁ)
銀(この主人公と、わたしは……『似てる』)
ジ「あれ? 水銀燈、泣いてる?」
銀「わたしに泣くなと命令しないでぇーッ!」
ジ(ビクッ)
銀「ルークの心の傷はわたしの傷なのっ! ルークの傷はわたしの傷なのっ!」
  ルークは『わたし』なのーっ!」
ジ「(ラジカセを用意)カチリ ドドドドドドドドドド」

続くわけが無い。








空が赤く燃える。
自分の体が温度のない炎に包まれるような、そんな錯覚。
目を閉じても、その赤は瞼越しに燃えて、やっぱり目を開けた。

いつまでもそこに居ようと思っていたわけではないのだが、
いつのまにか、辺りは夕陽に焼かれていた。
青々としていたはずの空は、橙と黒のグラデーションに彩られて、
沈みかけた太陽の反対側では、月があくびをしたかのようにぽっかりと口をあけて

いる。
彼女――水銀燈のそんな空とは対照的な銀色の髪が微かな風にゆれてなびく。
(こういう空の色、嫌いじゃないわぁ…)
見上げて、溜息をついた。
徐々に黒の支配が増してゆく空。
しばらく水銀燈はじっとそんな空の様子を眺めていた。

「ここにいたのね?」
不意に声をかけられて、振り向く。
「ん……」
声の主を確認して、水銀燈は短く呟く。
「探したわ。昼過ぎから姿が見えないんですもの。」
また水銀燈とは対照的で、もう空の大部分を覆っているその色と同じ色の髪の少女が一人。
「そう?」
「そうよ。」
しばらくお互いに見つめ合ったままで、やがて水銀燈がふっと微笑った。
「そうね…」
「そうよ。」

時々、毎日を何故、毎日として過ごしているのか不思議になるときがある。
そんな時はここへ来て無為に時間を過ごす。
やらなきゃいけないこと、やるべき事。
そういうことは沢山ある。けれど、それを全て投げ出したいと思ってここへ来る。
時間が過ぎていって、帰る事すらもどうでもいい、そんな風に思うとき、
必ず誰かがやってくる。
今日は、めぐだった。
じゃあ、明日は?――
時々、あの子達はローテーションを組んで代わる代わるに来るんじゃないかと思っ

てしまう。
昨日は真紅、その前は翠星石と蒼星石。
その前は――
「ふふっ…」
思わず笑いがこぼれた。
その様子を、めぐは不思議そうにみている。
「何でもないわぁ…ただねぇ…」
そんなめぐの表情も面白くて、思わずクスクスと笑ってしまう。
そのうちに、めぐもふっと微笑を浮かべた。
「……夕飯、食べていこっか?」
そういう何でもない一言が、無気力だけに支配されていた水銀燈を救ってくれる。
「手加減、しないわよぉ?」
「ちょっと、誰が奢るって言ったのよぅ。」
二人の笑い声が次第に遠のいていく。
夕陽が残した影だけがそこに残って、それはやがて夜に飲み込まれていく。

――誰も居なくなった屋上。
けれど、また明日には彼女がやってきて、空を見上げるのだろう。
その次の日も、またその次の日も…








銀「ふ~ん、ふふふ~ん♪」
休日の朝早く水銀燈は鼻歌を軽く響かせ幼馴染のJUMの家に向かっていた
銀「ふわぁ~今日が創立記念日で休日だってすっかり忘れてたわぁ。
  このまま帰るのも癪なんでJUMの寝顔でも拝ませてもらおっと♪
  そして、あわよくばあんなことやこんなことやって、
  二人はついに互いの気持ちを告白して恋人同士にウフフフフッ」
薄ら笑いを浮かべながら歩く水銀燈は果てしなく怪しかった
そんなこんなで道行く人に避けられなれながらJUMの家に到着
ピンポ~ン
Jママ「はーい。(ガチャ)あら水銀燈ちゃんじゃない。おはよう、今日はどうしたの?」
銀「おはようございます、小母様。JUMはいますかぁ?」
Jママ「えぇ、今日は休みだからお部屋に居るはずよ。
    よっかたら上がってってあの子を起こしてきてくれないかしら?」
銀「わかりました。それじゃあ、お邪魔しまぁーす」
トントントントン ガチャ
銀「JUM~朝よ~起きなさぁ~い。って、あら?」
しかし、布団の中どころか部屋の中にJUMの姿はなかった。
銀「あれぇ、おかしいわね下にはいない筈なんだけど。
  あ、脱ぎっぱなしのパジャマがあるってことは外に出てるみたいねぇ」
さて、どうしようかと水銀燈は考えたが机の上に携帯と財布を見つけたので、
少し待っていればすぐ帰ってくるだろうと結論付けた
銀「すぐ帰ってくるようだしどうしようかしらねぇ」
JUMの部屋をぐるっとひと眺めした水銀燈が目を止めたのはベッドであった
銀「そういえば昨日は夜更かししちゃったから眠たいのよねぇ」
と、誰に言い訳しているのか水銀燈はベッドに飛び乗った
銀「いいわ、一眠りしちゃいましょお。うふふ、帰ってきたらJUM驚くでしょうね
  う…ん、JUMの…にお…い………スースー……」
本当に眠かったのか水銀燈はまたたく間に眠りにおちていきました

JUMサイド
J「ふーっ、たまには、早朝の散歩もいいもんだな。たまにはだけどね
  (ガチャ)ただいま~」
Jママ「あら、JUM君おかえりなさい。お外に出てたの?」
J「うん。ちょっと散歩にね」
Jママ「そうなの。あ、今水銀燈ちゃんが来てるわよ。JUM君の部屋で待ってるから」
J「水銀燈が?わかった」
トントントントン ガチャ
J「水銀燈いるのか?」
部屋の帰ってきたJUMですが、そこに待っていたのはJUMのベッドで
穏やかな寝息をたてて眠っている水銀燈でした
J「うわっ、こいつ人のベッドで何寝てんだよ。うわ、熟睡してるよ」
銀「う…ん、JU…M…スースー」
J「うん、起きたのか?……寝言か。水銀燈の寝顔見たの何年ぶりだろうな可愛い(////)」
銀「…スースー…JUM……大…好き……」
J「ッッ!!?びっくりすんないつも冗談で言われてるのにな。
  でも、…俺も好きだよ水銀燈。はぁ~そのうちちゃんと告白したいなぁ」

JUMの告白を聞き逃してしまった銀様。さて、この二人が恋人同士になるのはいつのことになるのでしょう






J「それにしても何で制服着てるんだこいつ?あ、毛布跳ねてる。かけてやるか…」
トントントントン ガチャ
真「JUM、起きなさい。さっさと起きて私に紅茶をいれるの…だ…わ……。」
J「(真紅からは布団に覆いかぶさってるように見えるJUM)…………」
沈黙が支配するJUMの部屋。しかし、JUMはいち早く解凍した!
J「ち、違うんだ真紅!ただ僕は、疲れてる水銀燈に毛布をかけてやろうと……」
真「フフフフッ、わかってるわJUM。そこに眠っている泥棒猫とお楽しみしたから
  その後始末をしているのよね」
J「ちょwwwwちがっwwww」
真「問答無用!!絆パーンチ!!」
J「ギャアァァァアァアア~~!!!」









銀「………ヤクルト……ヤクルトが……ヤクルトがぁぁぁ……」

ジ「何だ……ありゃ?」

薔薇「やめられない止まらない~かっぱえびせんっ♪……を体現してるんだべ~。」







雛「インパルスガンダム!分解!!がしゃーんがしゃーん」
ブチブチブチブチッ!!
水「ギャアアアアアアアアア!!!!!」


水「………はっ!?……ゆ、夢か……」

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最終更新:2007年01月08日 13:24