ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 体育祭 草案

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四方を森や草原に囲まれ、眼下に街を望む進学校…私立有栖学園…。
春には桜や若葉、夏には満天の星空、秋には紅葉、そして、冬の雪景色…
四季折々の景色が楽しめる風光明媚なこの場所は、さながら桃源郷を思わせ、争いとは無縁の場所に見えた。
だが…
翠星石「さっさと起きやがれですぅ!!体育祭を保健体育担当のおめーが仕切らないでどうするですか!?あと1ヶ月を切ったですよッ!!」
水銀燈「うるさいわね…。あんな日差しが照ってる中外にいたら、日焼けしちゃうでしょう…?冬になってからやればいいじゃなぁい…」
翠星石「はぁ!?どうせ、冬は冬で『寒い』とか言って…」
雪華綺晶「…あ、ねぇお姉様知らない…?」
翠星石「ん…?ああ、ここで砂浜に打ち上げられたトドみたいな格好で、布団に包まって腑抜けてるのが…」
水銀燈「…言ったわね…。」
この発言により、両者の関係は急激に悪化した。
その後、何とか水銀燈と仲直りをしようと、翠星石は1番の親友である蒼星石に声をかけたのだが…


翠星石「そ、蒼星石…!」
蒼星石「…水銀燈に聞いたよ…。君はいつだってそうだ…。無責任な発言で人を困らせて…」
翠星石「そ…そう…せ…」
蒼星石「…彼女…泣いてたよ…。君に酷いこと言われたからって…。だから、その名誉を復活させようと躍起になってる…」
翠星石「は、はぁ!?あいつがそんなので泣くわけねぇです!!騙されるなで…」
蒼星石「来るな!翠星石!!…僕らはもう立場を違えた…。今は、お互い敵同士だ…!」
それが、水銀燈の罠である事は十分分かっていた。
しかし、それは同時に翠星石の頭にある疑念を生じさせた。
翠星石「…あのプライドの塊みたいな水銀燈が人前で泣く…?…なーんか、裏がある気がするですぅ…」
その疑問の種は日増しに大きくなり、ついに彼女はある人物にこのことを相談したのであった。


真紅「…なるほど。確かにおかしいわね…。でも、誰が…何のために…?」
翠星石「それに、水銀燈が素直に話を聞く相手なんて、そういないはずですぅ…。はぁ…それにしてもまずい事になったですぅ…。ま、でもあいつの事だから、もうすぐ飽きる頃だとは思うんですが…」
真紅「…どうやら、そうは行かないみたい…。見なさい、あれ…」
翠星石「…!?…な、何ですかあれは!!何であんな凝った旗作るですか!?戦争でもやらかす気ですか!?」
真紅「…案外、そうかも知れないわね…急ぎましょう…。あの子が騎馬戦で本物の馬を連れてくる前に…!」
そう言うと、彼女達も急いで行動を開始した。
全ては、この無益な争いを止めさせる為に…
ちなみに、水銀燈と真紅はどちらもこの学園において重要な位置にある教員同士であり、実力は伯仲…。
すでに、水銀燈率いる白組には、雪華綺晶、薔薇水晶、蒼星石…それに彼女に心を奪われた男子生徒や、彼女のおかげでブランド物や恋愛相談等で恩恵を受ける女子達などが支持を表明していたが、彼女に歪んだ感情を抱くものや、翠星石達に恩義や好意を抱くものたちは、こぞって真紅たちの赤組を味方した。
そして、その噂は瞬く間に広がり…


女子A「蒼星石様は白組かぁ…。じゃあ、私もそっちにしよーっと♪」
由奈「…だから、蒼星石先生は女…」
女子A「それは言わないで。」
それまで争いとは無縁だった者や…
雛苺「巴ー…。お願いなのー…一緒に赤組で頑張ろうよー?」
巴「…え?…う、うん…」
本来、中立であるものまで惑わせ…
?「…貴女と、その従姉妹であるコリンヌさんを雛苺先生に結びつけたのはこの私…。でも、貴女達フォッセー家はそれに報いるどころか、I商事と組んでサハリンの原油プラント製造に乗り出している…。お父様の子会社と手を組まずに…」
オディール「…そ、それは…私の管轄では…」
?「もしそうだとしても、いつから由緒あるフォッセー家はそんなに恩知らずになったの…?いずれ貴女はフォッセー家を率いていく身…そろそろあるべき姿に戻しましょう…。すでに、蒼星石先生のおかげで結菱グループも共に動いてる…。だから…」
互いを引き裂いた…
黒い逆十字とそれに絡まる白い薔薇を紋章とした白組、赤き大輪の薔薇とそれを彩る苺わだち等の植物を紋章とした赤組…
生徒達は、過去の歴史になぞらえ、この体育祭をこう称した…
『第二次ばら戦争』…と。
もちろん、校長であるローゼンや、ラプラスもこの事態をただ黙ってみていたわけではない。
だが…
ローゼン「…とにかく、こんなの今日1日だけだからね。それと、相手に必要以上の危害を加えないこと。もし破ったら、退学や退職も有り得るからね…」
…かくして、戦いの火蓋は切って落とされたのであった…。


続く?