ここで、FF3における敵グラフィックについて解説します。
ファミコン版FF7では改善、あるいは変更される可能性がありますが、
少なからず目安にはなると思います。
ファミコン版FF7では改善、あるいは変更される可能性がありますが、
少なからず目安にはなると思います。
敵グラフィック@FF
パレットは2つを敵グループ全体で共有
モンスターに使えるパレットは2つです。 これは、モンスター単体で2パレット、という意味ですが、 敵グループ全体で2パレット、という意味でもあります。 |
パレットは、16*16ドット、つまりタイル2*2=4枚ごとに指定するようです。 FF3ではゴブリンなんかでも2パレットは使っているので、 とりあえず最初から2パレットで描いておいた方がいい気がします。 あとでパレットを変えるのは簡単ですが、 後から2パレット分に色拡張するのは面倒な気がするんで。 |
↑開発分室の記述に従って内容を変更しましたorz 確かに、NES専用チートコードサイト ラビリオンズのパレット変更コーナー見ると 切れ目が16*16ごとに来てますね……ゴメンナサイ。 |
パレット指定単位は8*8、と推測した根拠の1つに、暗闇の雲を調べてみたら パレットの切れ目が左から5タイル目にあった、というのがあったんですが、 これは裏を返すと、左に1枚余分に、おそらく右にも1枚分余分に描画スペースがあって FF3におけるXL(後述)のサイズは144*96なのかも知れないですね。 |
背景色→黒
FF3においては、戦闘時の背景色は黒で固定されています。 そこで、FF3の敵グラフィックでは背景色を黒として利用しています。 具体的にどんな感じで使っているかは参考サイトをどうぞ。 |
FF3の敵グラフィックには「黒の主線がある」と考えるといいと思います。 一番外側の輪郭部分は背景に同化して見えませんが、 内側には黒が輪郭線として用いられています。 |
サイズの種類がある。
NES専用チートコードサイト ラビリオンズでは、 モンスターのサイズは、S・M・L・W・XLの5種類としています。 しかし、Kaityo's ROOMにあるモンスター画像を見てみると、 外見上のサイズの種類はもう少し多そうです。 |
サイズ1:32*32 いわゆるSサイズです。ゴブリンなんかが該当。 最大8体登場可能な雑魚敵。 (サイズ2の上下8ドットを使っていないだけの可能性も) このサイズだと、人間より小さいモンスターに見えますね。 |
サイズ2:32*48 これもいわゆるSサイズでしょうか。 ゴブリンなどよりはほんのり縦長で、同じく8体登場できそうですが その場合縦2体に隙間がなくなりそうです。 サイズ的には人間以下~人間サイズくらいでしょうか。 |
サイズ3:48*48 いわゆるMサイズです。雑魚敵にも使われますが、 いくつかのボスもこのサイズだったりします。 横幅が大きいため、全敵がMサイズでも6体が限度です。 人間サイズ~人間より二回りほど大きいくらいの敵とかでしょうか。 |
サイズ4:48*96 いわゆるLサイズです。Mが縦2体並んだサイズ。 Lサイズだけなら最大3体登場可能ですね。 ボスにも使えますが、窮屈なんで若干状況を選びそうです。 雑魚を沢山引き連れたボスには必然的に使うことになる、かも。 人間型ならハッキリ言って巨人に見えます。 |
サイズ5:96*48 いわゆるWサイズです。横が96もあるので、W同士だと 横に2体並ぶことはできません。 獣系などのボスには十分使えると思います。 不思議とLほど巨大に見えませんが、それでも十分デカイです。 |
サイズ6:96*96 いわゆるXLサイズです。くらやみのくもを除くボスは 大きくてもこのサイズに納まるようです。 基本的に単独でしか登場しないっぽいので、 でかい敵キャラにはバシバシ使っちゃいましょう。 (これも、サイズ7の左右16ドットを使ってないだけの可能性もあるかな) |
サイズ7:128*96 FF3最大サイズの敵キャラです。もちろんXLサイズでしょう。 FF3では、暗闇の雲にしか使ってないんじゃないでしょうか。 「暗闇の雲で、実際グラフィックが表示されているのはタイル144枚分」 「タイル144枚=96*96サイズなんで、FF3でモンスターに裂けるタイル数は 144枚が限界なんでは」という見解がスレで出てたんで注意しましょう。 (この場合、128*96サイズで表示するのはかなり特殊な処理ですね |
分割 FF7には服複数のパーツを持つモンスターが存在します。 ↓のように別モンスターとしてパーツのスプライトを分ければ うまく表示できるかも?? |
FC版FF7ではもっと多いタイル数をモンスター用に確保するかも知れません。 開発分室やスレでのプログラマさんの発言に注目! |
サイズ一杯使ってるっぽい
↑のようにサイズの種類を推測できたのは、モンスターのサイズが ことごとく枠スレスレまで使って描かれていたからです。 48*96の中に36*72のモンスターが描かれている、というようなことが 全くといっていいほどありません。 枠スレスレまで埋めないと絵がスカスカになってしまい、モンスターが小さくみすぼらしくなってしまいます。 意識してみるのも良いかもしれません。 |
モンスターの配置にはいくつかのパターンがある。
NES専用チートコードサイト ラビリオンズより、 122 ファイナルファンタジー3 幻モンスター調査記23を参照してください。 |
↑の表示パターンとモンスターサイズから、 モンスターの表示領域は144*96である、と推測しました。 実際のところはどうなんでしょうね……。 |
↑には書いてありませんが、Mサイズのボスが真ん中にズデンと 登場することもあるので、ボスには特殊な表示仕様があるのかも |
網掛け(?)は使っていない
図:カケアミ |
FF3では、モンスターグラフィックについて ↑のように中間色を表現するためのカケアミを使わないようです。 少なからず作風の問題ですが、意識することで FFチックなモンスター絵になるんでないかと思います。 |