新資源を巡る企業間の抗争。
ミラージュの圧倒的な軍事力の前に、新興企業ナービスは苦戦を強いられていた。
そんな折にクレスト本社にて、重役会議が開かれた。
「明日ミラージュの駐屯地攻撃するんだけど、責任者にさせられちゃったよ。」
「それは聞いた。おめでとう。」
「気が重いよ。」
「まあ、そうだろうな。しかしお前の実力なら難しい任務じゃないだろう。」
「プレッシャーかけないでよ…もう。」
「すまない。」
「別にいいけど…」
「そうか。とにかく頑張ってくれ。」
「うん、じゃあまた。」
「アグラーヤ。」
「なに?」
「死ぬなよ。」
「…うん。」
恋人との束の間の会話を終えた彼女は、携帯電話をたたみ戦闘訓練を再開した。
ミラージュ駐屯地で最初に異変を感じたのは名もない兵士だった。
「おい、なんだあれは。」
「どうした?」
「あれを見てみろ。」
「あれは……赤い彗星か!」
「俺は出撃命令を出す! お前は本部に応援を要請しろ!」
「わかった! 本部に要請! こちら第一駐屯地! クレストの部隊が侵攻してきた! 赤い彗星だ! 至急、援軍を寄越せ!」
「クレストの赤い彗星が侵攻してきた! 総員、出撃しろ!」
ミラージュ駐屯地は先程と一転、戦場と化した。
「くそっ! 速すぎる。こんなんじゃ歯がたたねぇ! 応援はまだなのか!」
「こちらヘリ部隊! 速すぎて捉えられない!」
「…うあぁぁぁぁぁぁあぁあ! くそ、これまでか。」
ミラージュ駐屯地は瞬く間に壊滅状態となった。
応援部隊が到着したころには、もう人の気配はどこにも無かった。
クレストの重役会議が再び開かれた。
「まあ、お前の実力なら大丈夫だろう。」
「そうね。早く済ませて戻ってくるね。」
「なぁ、アグラーヤ。」
「うん?」
「この争いが終わったら…結婚してくれないか?」
「うんっ!」
ベイロードシティ屋上にジオハーツが立っていた。
空の向こう側からやってきた大型ヘリコプター。
それはACを投下して空の向こう側へと消えていった。
クレスト専属AC消去 終わり
ミラージュの圧倒的な軍事力の前に、新興企業ナービスは苦戦を強いられていた。
そんな折にクレスト本社にて、重役会議が開かれた。
「明日ミラージュの駐屯地攻撃するんだけど、責任者にさせられちゃったよ。」
「それは聞いた。おめでとう。」
「気が重いよ。」
「まあ、そうだろうな。しかしお前の実力なら難しい任務じゃないだろう。」
「プレッシャーかけないでよ…もう。」
「すまない。」
「別にいいけど…」
「そうか。とにかく頑張ってくれ。」
「うん、じゃあまた。」
「アグラーヤ。」
「なに?」
「死ぬなよ。」
「…うん。」
恋人との束の間の会話を終えた彼女は、携帯電話をたたみ戦闘訓練を再開した。
ミラージュ駐屯地で最初に異変を感じたのは名もない兵士だった。
「おい、なんだあれは。」
「どうした?」
「あれを見てみろ。」
「あれは……赤い彗星か!」
「俺は出撃命令を出す! お前は本部に応援を要請しろ!」
「わかった! 本部に要請! こちら第一駐屯地! クレストの部隊が侵攻してきた! 赤い彗星だ! 至急、援軍を寄越せ!」
「クレストの赤い彗星が侵攻してきた! 総員、出撃しろ!」
ミラージュ駐屯地は先程と一転、戦場と化した。
「くそっ! 速すぎる。こんなんじゃ歯がたたねぇ! 応援はまだなのか!」
「こちらヘリ部隊! 速すぎて捉えられない!」
「…うあぁぁぁぁぁぁあぁあ! くそ、これまでか。」
ミラージュ駐屯地は瞬く間に壊滅状態となった。
応援部隊が到着したころには、もう人の気配はどこにも無かった。
クレストの重役会議が再び開かれた。
「まあ、お前の実力なら大丈夫だろう。」
「そうね。早く済ませて戻ってくるね。」
「なぁ、アグラーヤ。」
「うん?」
「この争いが終わったら…結婚してくれないか?」
「うんっ!」
ベイロードシティ屋上にジオハーツが立っていた。
空の向こう側からやってきた大型ヘリコプター。
それはACを投下して空の向こう側へと消えていった。
クレスト専属AC消去 終わり