とある舞台稽古

「あ…主…ここで主に手を挙げるのですか?」
「そや、そしてな、なんか、こー強い口調で罵るみたいや」
「…この淫乱がとか、鈍臭くてイライラする、でいいのですか?」
「………ま、そーみたいや…どれどれ台本によると次は…と…
ベッドに押し倒されて…ふ…服を裂かれる?ほんま?」
「あ…主…」
「…やってみよか…芝居や芝居」

ベッドに男女は微妙な距離で重なり合う

「こう…ですか?」
「…なんか襲うって迫力がない、かな?」
「…では…もっと強く…」
「あいたっ!…」
「だ!大丈夫ですか主?」
「つ~て…ええよ、芝居にもリアリティが必要や。
『桜』は兄の『慎二』に本気で襲われるみたいやし…」
「…では…ここで服を破くのですね?主」
「ん?ああ、そうなんやけど切る動作だけでええんとちゃう?」

一瞬の沈黙…

「…やりましょう…」
「!?ザフィーラ…近いんやけど…かなり…」

距離は

「…『慎二』は本気で襲うのでしょう?」
「ザ…ザフィーラ…あ…あのな…だ…ダメや…て…」

間桐慎二は死ぬ回避不能

「…この馬鹿が…飛竜一閃!!」
「うぎゃお~!?」

その死は小物っぽく

「ケダモノが…主無事ですか?」
「あはは…助かったん…かな。せやけどここでセイバーは登場せえへんよ」

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最終更新:2009年07月07日 21:37