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「劇終わったな」
そう、転校してすぐに桜藤祭で行う劇の手伝いをすることになった。
道具作りや進行を手伝ったりして忙しかったけど、そのおかげで転校してすぐに友達が出来たりと充実した日々が送れた。
それでも、心残りがあるとすれば一つ……


「なんだ、ここにいたんだ」
寝転んでいると、急に声が聞こえた。
「結構捜したんだよ」
「ちょっ!?なに!?なんでいきなりーっ!?」
そこには、こなたさんがいた。俺には本当にこなたさんが何故ここにいるのか理解出来なかった……


「はぁ、何やってんだろ俺…」
かがみさん達がお膳立てしてくれたのに結局こなたさんと仲直りが出来なかった。
「これから、どうしよう…」


結局、士郎役は別の人がやることになった。
俺は償いというか、申し訳ない気持ちでいっぱいで他の作業を精一杯、それこそ人の何倍も頑張ってみたと思う。
それでも、なんとなく気まずい雰囲気で今まで過ごして来た。
だから、なんでこなたさんがここにいるのかわからなかった。

「むぅ、そこでトボけるか。さすが主人公、この甲斐性無しめ」
「えっ、だから、なんで!?」
素直な疑問しか口に出来なかった。たぶん、なんとも言えない表情をしていたんだろう、こなたさんがクスクスしながら
「ねぇ、劇やってみない?」
「は?」
「ここ、選択肢無いよ。あってもイエスかハイの2択だよ」
「劇って、俺は練習だって途中で投げ出したわけだし……」
「トボけたってムダムダ、ちゃんと見てたんだよ。○○くんが人一倍みんなの手伝いしてたこととか、劇の練習だって真剣に見てたじゃん…だから出来ないなんて言わせないよ」
こなたさんの有無を言わさぬ雰囲気、ではなくていつものように、こなたさんのペースに流されて、結局セイバーと士郎のシーンを2人でやることになった。
それは、ただ台詞を言いあってるだけのものだった。
そして例のシーンになろうとした。

「こなたさん、次のシーンって…」
「シーン58?ここからは動きもつけてやるよ」
俺がこなたさんと気まずくなった理由、だけどお構いなしにこなたさんは進めていく。
「最後に1つだけ伝えないと」
そう、次の台詞を言ったら…
「○○、貴方を愛してる」
「えっ…こなたさん、台詞違う……」
こなたさんは士郎といわずに俺の名前を言った。
「もう、空気読んでよ」
「え~と、ごめん…けど、いろいろいきなりすぎて頭がついてかないというか……」
「むぅ、ここまでニブいとは、さすが主人公」
こなたさんが大きく深呼吸をする。
「だから、フラグはとっくに立ってたんだって!!私は君のことが好きになってたの、ここまで言ったらわかるでしょ?」
俺はとっさにこなたさんを抱き締めた。今度こそ空気を読んだつもりだった。
「ごめん、ちょっと痛い」
やっぱり読めてなかった。
「ごめん……えっと続きする?」
「もう……こういう時は男がリードするもんでしょ?……けど、初めてだから許す」
そして、こなたさんが目を閉じて俺は……