「いい天気だねぇ~、みゆきさん」
「本当ですね。日差しがとても心地よいです」
ここはみゆきさんの部屋。俺とみゆきさんは窓際に座り、まったりとひなたぼっこをしていた。
まぁ座っているのはみゆきさんだけで、俺はいつものように膝枕をしてもらってるわけなんだけどね。
「でも、こんだけ気持ちいいと眠くなってくるよね。……ふぁ~…」
思わず欠伸が出てしまった。滲み出た涙を手で拭くと、みゆきさんも小さく欠伸をしているのが目に入った。
俺の視線に気付いたのか、みゆきさんの顔が見る間に赤くなっていく。
「俺の欠伸が伝染っちゃったかな?」
「は、恥ずかしいから見ないでいただきたかったのですが……」
「バッチリ見させてもらっちゃった。欠伸してるみゆきさんも可愛いよ」
「あ…いえ…その……ありがとうございます」
「どういたしまして。それにしてもこの陽気のせいか、ものすごく眠くなってきちゃったや」
「私もです。……あの、もしよろしければですが一緒にお昼寝いたしませんか?」
「うん、大賛成だよ」
さすがにこの体勢じゃみゆきさんが寝づらいと思い上半身を起こそうとすると、「あの…」と、声をかけられた。