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「いい天気だねぇ~、みゆきさん」
「本当ですね。日差しがとても心地よいです」

ここはみゆきさんの部屋。俺とみゆきさんは窓際に座り、まったりとひなたぼっこをしていた。
まぁ座っているのはみゆきさんだけで、俺はいつものように膝枕をしてもらってるわけなんだけどね。

「でも、こんだけ気持ちいいと眠くなってくるよね。……ふぁ~…」

思わず欠伸が出てしまった。滲み出た涙を手で拭くと、みゆきさんも小さく欠伸をしているのが目に入った。
俺の視線に気付いたのか、みゆきさんの顔が見る間に赤くなっていく。

「俺の欠伸が伝染っちゃったかな?」
「は、恥ずかしいから見ないでいただきたかったのですが……」
「バッチリ見させてもらっちゃった。欠伸してるみゆきさんも可愛いよ」
「あ…いえ…その……ありがとうございます」
「どういたしまして。それにしてもこの陽気のせいか、ものすごく眠くなってきちゃったや」
「私もです。……あの、もしよろしければですが一緒にお昼寝いたしませんか?」
「うん、大賛成だよ」

さすがにこの体勢じゃみゆきさんが寝づらいと思い上半身を起こそうとすると、「あの…」と、声をかけられた。

「どうかした?みゆきさん」
「はい。…出来ればあの体勢のままでいてほしいのですが」
「でもみゆきさん寝づらくないの?」
「全然平気ですよ。それに……」
「それに?」
「ゆうさんの顔を見ていると、とても幸せな夢が見れそうですから……」

なんて、顔を赤らめながら言われてしまった。

「そうだね。俺もみゆきさんの顔を見ながらならすごい幸せな夢が見れそうな気がするよ」

そう言ってもう一度みゆきさんの膝に頭を乗せる。目の前には優しい微笑みを浮かべているみゆきさん。これで幸せな夢が見れないわけがない。

「それじゃみゆきさん、おやすみなさい」
「はい。ゆうさんも、おやすみなさい……」

暖かい日差しと暖かな微笑みに包まれ、俺の意識は数分とたたず途切れた。


カシャッ

「んぅ……何の音だろ……」

眠い目を擦ると、目の前にはみゆきさんの寝顔があった。みゆきさんまだ寝てたんだ。なら今の音は?
次に横を向いてみる。するとそこには、

「おはよ~」

携帯電話を片手に持って満面の笑みを浮かべているゆかりさんがいた。
俺は、何となく予想は付くがとりあえず疑問をぶつけてみる事にした。

「え~っと……そこでなにをしているんですか?」
「さっき買い物から帰ってきてね、せっかくだからゆうくんも晩ご飯食べていったらどうかなって聞きにきたんだけど~」
「はい…」
「声をかけても返事がなかったから部屋に入ってみたら二人してお昼寝中じゃない?邪魔しちゃ悪いかなと思って部屋から出ようとしたんだけど二人ともすっごい幸せそうな寝顔してたから~」
「……してたから?」
「携帯電話のカメラでパシャっとね」
「あぁぁ~~っ!」

その後夕飯をご馳走してもらってる間中、俺とみゆきさんはゆかりさんにからかわれ続けたのは言うまでもない。