ジュンの草食無双
「JUM‥恋愛とは戦うことなのだわ!」「いや?僕はそうは思わないけど」「…」「長い人生、ガツガツし過ぎるのもなあ」「…」「真紅もあんま飢えた目をしていると婚期逃すぞ、じゃ」スタスタ「この草食がぁ!なのだわ!」ダダダダ
紅「シット!いい加減幼なじみの私に手を出したらどうなのこのガゼルボーイ!」J「真紅、それは違う。僕は草食系ではない」紅「どう違うのだわ?」J「ただお前相手に食欲がわかないだけだ」紅「…」J「寧ろ見ているだけで胃がもたれてくる」紅「‥食ッちまうぞ、この眼鏡男子なのだわ!」
銀「ねぇJUM‥私とオトナの遊びしましょ♪」J「水銀燈は嘘吐きだな」銀「何よぅいきなり」J「お前はいつも僕をからかうけど」銀「からかってなんかないわぁ」J「僕がお前に決して手を出さないと分かってるからなんだろ?」銀「そ‥そんなこと」J「でもそんな肉食女子の振りをしても無駄だ」銀「え…」J「お前が本当は純情で可愛い女の子だって僕は知ってるからな」銀「‥ジ、JUM‥お馬鹿さぁん///」紅「‥なんか納得いかないのだわ!」
雛「ふぁ‥うにゅ~食べ過ぎて眠くなっちゃったみたいなの~」J「子供みたいだな」雛「JUM~おうちまで抱っこしてなの~」J「ハイハイ、全く仕方がないな」雛(計画通り‥っ‥このままJUMをっ‥持ち帰る‥っ!)紅「あれが噂の猛禽女子…狙った獲物は逃がさないのだわ」ゴクリ
前回のあらすじ肉食乙女真紅は"猛禽"雛苺にガゼルボーイJUMを目の前でお持ち帰りされてしまうのだった。
翌朝の教室ワイワイガヤガヤ紅(おかしい‥JUMは昨日"猛禽"雛苺にお持ち帰りされた筈なのに…)雪「JUM様、本日美食倶楽部の会合へご一緒しませんか?」J「ごめん今日はベジータと用事があるんだ」紅(女性に対してのいつも通りの淡白さ‥何故?雛苺は彼のサクリファイスを奪ってないというの?)薔「‥その通り‥JUMはまだ清い」紅「薔薇水晶‥どうして?どうしてそんなことができるの!?」薔「雛苺は猛者乙女‥JUMを求めはしても‥飢えのままガツガツと食らうことはしない」雛「そう‥JUMはまだ食べるには青すぎた」紅「雛苺‥貴女は今までどれ程の男を貪ってきたの」雛「知りたいのはそんな下らないこと?違うでしょう真紅?」紅「‥貴女の薄汚れた歯牙をJUMに触れさせる事は許さないのだわ」雛「真紅の許しなんていらないのよ♪雛は食べたい時に食べたいものを貪るだけなのだから」薔「彼女の腕は貴女より長く、彼女の胸は貴女より雄大‥勝てるの、真紅?」紅「胸などただの脂肪の塊‥私の勝利の妨げにはならない!」雛「持たざるものが吠えるななの!うにゅ~のように赤黒くしてあげるわ!」め「水銀燈ったら学校サボってまで私に会いたかったの?」ニコニコ銀「オーガが‥教室に二匹のオーガが居たのよぅ」ブルブル
J「肉食動物ってどんな味するのかな?」薔「‥どうして?」J「いや昨日ハンニバル観てさ」薔「‥成程」J「あと熊肉とかって独特の臭みがあるって言うじゃないか」薔「‥食べてみればいい」J「‥は?」薔「さ‥この肉食ガールばらしーの熟れたボディをお食べ」J「食べるって!意味ちがむぐぅ!」薔(‥イイ)翌日J「え?きらばらと逝く人肉グルメツアー?なにそれこわい」
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