めざせ歌姫!その2
…うん、そこはこうして…?「…じゃあ、こんな感じ?」そうね。じゃあ次は…ガラガラガラ水「おはめっぎゅ~☆お見舞い来たわよぉ~って、あらぁ?」あ、おはめっぎゅ~☆水銀燈。蒼「お邪魔してます。え~と、おはめ…?」おはめっぎゅ~☆よ、蒼星石。最近の私達のブームなの。イケてるでしょ?蒼「そ、そうだね!い、いいと思うよ?」水「…私の名誉のために言っておくけど、考えたのはメグの方よぉ」蒼「ああ、なるほどね~」ちょっと、なんで二人で笑いあってるのよ。なんだかそれとなくバカにされた気分なんだけど。…後で水銀燈の分のヤクルトにかたくり粉混ぜてやろうかな。でろんでろんのヤクルトに慌てふためくがいいわ。ふふふ…水「で、どうして蒼星石がここにいるの?」あ、うん。あのね、『自分に歌を歌って欲しい』って言ってきた人がいてね。基本は応援歌だけど、今回はしっとりと歌い上げようと思って。これなら病室でも平気でしょ? 水「それで、蒼星石と一緒に歌うって事?」蒼「ううん。今回は僕は伴奏担当なんだ。といっても、ギターで簡単に鳴らすだけだけどね」今回はそれでいいの。哀愁ただよう感じにしたいから。水「応援歌なのに哀愁…?一体誰からの依頼なの?」え?ラプラス。ちょっと前にメールが来てね。『自分の人生と私生活を慰めて欲しい』だって。どうせ誰からも相手にされないだろうし、バラードの練習もしたかったから引き受けたの。 蒼「(メグちゃんって…結構毒舌だよね…)」ヒソヒソ水「(そうよぉ…だけど自分で全然気にしてないからタチわるいのよぉ…)」ヒソヒソ…なにか相談事?お二方。水「あらぁ、何か聞こえたぁ?うふふふふ…」…まぁいいわ。そうだ水銀燈。ちょうどさっき作曲が一段落着いたの。聞いていかない?水「え?ん~、そうねぇ。ちょっとだけ気になるし」じゃあ蒼星石よろしくね。蒼「うん、オッケーだよ。いつでもどうぞ」じゃあいくわね。題名は『ラプラスのうた』よ。 『親の代から、仕えている~この家で~今日も、炊事、洗濯、お掃除、そして食べ~られる~小腹が空けば、また狩られて、食べ~られて~でも、このラプラスあなたに従い尽く~します…そろそろ死んじゃいそうだなぁ…いっそ夜逃げしようか、なーんて~嗚呼、嗚呼、あの人形(くんくん)に~恋とか~しながら…2人の乙女が、住んでいる~この家で~今日も、炊事、洗濯、お掃除、そして食べ~られる~漫画を描くたび、脱がされて、また掘られ~でも、このラプラス愛してくれとは言い~ません…そろそろ泣いちゃおうかなぁ…いっそ気持ち良くなってみようか、なーんて~嗚呼、嗚呼、あの人形に~恋とか~しながら…どんなに食べられ、また掘られる、ことがあれど~もちろん、このラプラスあなたに従い尽く~します…』 水「・・・あら?おかしいわねぇ…目から塩水が・・・」蒼「メグの声がまた哀愁を誘うよね・・・」うん、思いのほか好感触。あのウサギも役に立つ時もあるのね。じゃあ、さっそく録音したモノを送ってあげましょう。水「今度…人参でも送ってあげようかしらねぇ…」蒼「あの二人にも僕から少し話してみるよ。なんか…せつないしね…」わ!素晴らしい出来で感動したから御礼くれるって!ラッキー!ひゃっほ~い!!元曲、ピクミンより「愛のうた」 つ【おまけ】赤メイデンは~紅茶狂~♪青メイデンは~僕っ子で~♪黄メイデンは~ドジばかり~♪紫メイデン、発情期~♪白メイデンには…アッー!食べられる~♪個性が色々活きているよ~♪水「ふ~ん。うまく出来るもんねぇ」なんで…水「え?」なんで黒ピクミンがいないんじゃー!!!うぎゃーー!!!ブンッ!バリン!ドッシャーン!水「ちょ、落ち着きなさい!危ないでしょ!?……きゃー!!」
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