短い冬の思い出話1
「ねみぃ…」この季節にはあり得ないくらい、太陽がDIO様を一瞬でチリとかしてしまいそうなほど照っている。「…そういや、ジョルノってなんで吸血鬼じゃないんだろ……」そうボソッと呟いた時だ「こら!こんなとこで何してるんだっ!」ヤバい――そう思いながら、反射的に振り向く僕「って………なんだ、あんたか…」安堵のため息がこぼれた「あははっ ジュン…びびりすぎだよ」「びっ、びびってねえよ」僕は桜田ジュン。僕の横で腹を抱えて笑ってるのは………まぁ、いいか「まぁ、良くないよっ!あたしは薔薇水晶だよ?何回言ったら覚えるのさぁ」薔薇水晶……だそうだ。 これは、僕とこいつの短い冬の物語――いや、そんな大層なものではなく、ちょっとした思出話だ――
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