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「祭りの夜「第２話」」(2007/06/07 (木) 23:15:31) の最新版変更点

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<p>　　　「第２話」 <br />
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　むかぁしむかしのはなしです。 <br />
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ではこの前の続きから&hellip;&hellip; <br />
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この村では10年に１度、ろくに雨が降らない年が来ることがありました。 <br />
雨が降らないと田んぼの稲や、畑の野菜が育ちません。 <br />
川の水や井戸の水も減って困ってしまいます。 <br />
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この年、村の占い師は今年は雨降らずの年だと告げました。 <br />
一体どうすればいいのでしょうか&hellip;&hellip; <br />
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鹿毛酉(かけとり)神社のお祭りが翌日に迫った日、真紅は犬のホーリエとの散歩中に偶然雪華綺晶に行きあいました。&nbsp;<br />
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「あら雪華綺晶、どこかへお出かけ？」 <br />
「いえ、気持ちのよい日ですのでお散歩でもと思いまして。」 <br />
「私はホーリエのお散歩で鹿毛酉神社に行くけれど、貴女も来る？」 <br />
「そうですね&hellip;&hellip;出店の準備を覗いて見るのも面白いかもしれませんね、御一緒致します。」 <br />
<br />
２人が鹿毛酉神社の入り口に近づくと、既に幾つもの出店が準備されているのが見えてきます。 <br />
あちこち覗きながら神社の境内に入って行くと、突然ホーリエが暴れだしました。&nbsp;<br />
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「ちょ、ちょっと！ホーリエ大人しくするのだわ！」 <br />
「ホーリエさん落ち着いて&hellip;きゃっ！」 <br />
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ホーリエは彼女達を振りほどくと、社に向かって走って行ってしまいます。 <br />
慌てた２人が後を追って社まで走ってくると、神殿の中に入り込むホーリエの尻尾が見えました。 <br />
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「全くホーリエったらどうしたのかしら。あんなに暴れたのは初めてなのだわ。」 <br />
「真紅、どうしましょう？後をおいかけます？」 <br />
「そうね。幸い誰もいないようだしこっそり捕まえて帰りましょう。」 <br />
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２人はそっと中に入るとホーリエの後を追いかけはじめました。</p>