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「今迄私は」(2007/01/05 (金) 14:19:03) の最新版変更点
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<p>今迄ずっと一人で生きてきた。<br>
言い寄ってくる人間は何人もいた。<br>
どの人間もジャンクのようなくだらない人間ばかりだった。<br>
だから一人で生きていくのが当たり前になっていた。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
初めて父親以外で安らぐ時間を与えてくれた貴方。<br>
貴方は誰にでも優しい。<br>
きっと私に近づいてきたのも、ただほっとけなかったから。<br>
優しいからほっとけなかった。ただそれだけ。<br>
でも私はその優しさを独占したいと思ってしまう。<br>
貴方を私だけのものにしたい。<br>
他のことなんかどうでもいい、二人だけで永遠に生きていきたい。<br>
この想いが正しいのか、正しくないのかなんて答えは必要ですか?<br>
<br>
<br>
今迄何度も人に呆れられた。<br>
なにをやっても必ずドジをする私を見て人は呆れ私から離れていく。<br>
だから私は、一人で居ることが多かった。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
初め私はきっとこの人も私から離れていくんだろうなと思った。<br>
でも貴方は私のドジを何度見ても離れることはなかった。<br>
それだけじゃなく、私のドジを何度もフォローしてくれたりもした。<br>
そんな優しい貴方に私は恋をしてしまった。<br>
だけど私はこの思いを閉じ込めておくことを決めた。<br>
今のままの関係でいい。そうすればずっと貴方と居られる。<br>
この選択が一番賢い選択ですよね?</p>
<br>
<p>今迄私はどんな人にでも酷い言葉を放っていた。<br>
本当は友達が欲しいのに照れて素直になれず、口からは酷い言葉を放つ。<br>
だから当然私の周りに人は集まらない。<br>
寂しいと思うときもあるけど、それは自業自得だ。自分は素直になれないのだから仕方ないと思っていた。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
貴方は不器用にだけど優しく私に声を掛けてくれた。私は、嬉しいのにまた素直になれず酷い言葉を放つ。<br>
それを聞いた貴方は言い返してくる。そんな私と貴方を見て彼女はフォローを入れてくれる。<br>
フォローを入れてくれる彼女には感謝する、だがそんなものは無駄になるんだろうなと思っていた。<br>
私は後悔しながらどうせ貴方も他の人と同じように、もう私には近づいてこないだろうと思っていた。<br>
だけど貴方は他の人とは違うかった。何度も声を掛けてくれた。言い合いいになるのが殆どだったけど、何度も何度も。<br>
そんな貴方を私はいつの間にか好きになっていた。貴方に会うたび幸せな気持ちになっていた。<br>
だけど、口から出るのは酷い言葉。貴方と私の心を傷つける酷い言葉。<br>
いったい何時になれば私は自分の素直な気持ちを伝えられるのでしょうか?<br>
<br>
<br>
今迄二人が一緒に欲しくなったものは皆彼女に譲ってきた。<br>
彼女の悲しい顔は視たくないから。<br>
それで悲しくなっても悲しみを飼いならし、蝶のような微笑を纏って生きてきた。<br>
そうやって生きていくのが当たり前だと思ってた。<br>
でも、そんな僕の前に貴方は現れた。<br>
友達の幼馴染。不器用だけど誰にでも優しい貴方。<br>
そんな貴方に僕と彼女は恋をした。<br>
でも、僕は踏み出さない。<br>
もし僕が踏み出して貴方が僕を選んだら、きっと彼女は悲しい顔をするだろう。<br>
だから、僕は踏み出さずに彼女に譲る。<br>
彼女を貴方と同じぐらい愛しているから。<br>
これは彼女を理由に踏み出す勇気のない僕の弱さを隠す言い訳のようですか?<br>
</p>
<br>
<p>今迄私は、貴方とずっと一緒に入れると思っていた。<br>
幼いころから私は人を見下すような喋り方ばかりしていた。<br>
だからそんな私には仲のいい友人なんて居なっかた。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
私の見下すような話し方に文句を言いながらも、貴方はいつも私と居てくれた。<br>
貴方が傍に居て、貴方の優しさを感じて私は幸せだった。<br>
でも、歳を重ねる毎に貴方と私だけの二人の時間は少なくなっていった。<br>
貴方は優しいから一人で居る人をほって置けない。<br>
他の人のところに貴方が行けば必然的に私との時間は減る。<br>
そんな時、私は堪らなく不安になる。<br>
貴方が他の人と一緒になってしまうんじゃないか。私の元には二度と来ないんじゃないか、と。<br>
だから私は一分一秒でも貴方と居たい。<br>
こんな私は我侭なのでしょうか?<br>
<br>
<br>
今迄私のしたいように好き勝手に生きてきた。<br>
皆はそんな私を見て、子供のようで可愛いねなんて言ってきた。<br>
別にそれは嫌でも何でもなかった。<br>
私にはどうでもいいことだと思って気にもしなかった。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
貴方はいつも他の人に優しかった。<br>
当然私にも優しかった。その優しさはとても居心地が良かった。<br>
だから私はずっと貴方と一緒に居たいと思って告白した。<br>
自分の心のうちを。<br>
でも私の言葉を貴方はまるで本気にはしてくれなかった。<br>
そぉ、私は子供のようだから。どんなに必死に彼に対しての言葉を紡いでも本気にはされない。<br>
どうすれば私の心は貴方に届くのでしょう?<br></p>
<br>
<p>今迄私は欲しい物は全て自分の物してきた。<br>
生まれたときからなんでも手に入れられる。<br>
だからこそ心のそこから欲しいと思った物はなかった。<br>
心のそこから欲しいもの無い世の中に、<br>
いつしか私は傍観者のように世の中を見て生きてきた。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
貴方は初めて心のそこから欲しくなった物ではない者。<br>
私は貴方を手に入れるために努力を惜しまなかった。<br>
努力をしたけど貴方はいつまでたっても皆の者。<br>
そこで私は気付いた。私の向けていた努力の矛先が間違っていることに。<br>
貴方は皆の者と言う鎖に縛られている。<br>
ならその鎖を壊すことに努力し、壊せば貴方は私の物になれる。<br>
どうしてこんな単純なことに今まで気付かなかったんでしょうか?<br>
<br>
<br>
今迄私は、私は一人でいたほうがいいと思っていた。<br>
私は会話するのが苦手だ。それに趣味が少し変わっている。<br>
だから極力、人とは接しなかった。<br>
でも、そんな私の前に貴方は現れた。<br>
私に話しかけてくれた人。口下手な私は碌な返事も出来なかった。<br>
それでも貴方は私に語りかけてきてくれた。<br>
そんな貴方に私は徐々に心を開いていった。<br>
そして私は、私の趣味のことも話した。<br>
普通の人なら引くのに貴方は受け入れてくれた。<br>
それどころか私の趣味のために時間を割いてくれることもあった。<br>
そんな貴方に私は初めて恋をした。<br>
だけど、きっと私のような変わった女の子では貴方には不釣合いですよね?<br>
</p>