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<font color= "#000000">次はローゼン家の実子の中では末娘に当たる雪華綺晶だ。<br> 彼女は非常に礼儀正しく僕のクラスメートでもある。<br> ガンダムでいうとラ○ス・クラインだ。<br> そんな彼女のエピソードはこれである。<br> 「ねえ、ジュン?お願いしたいことがあるのですが…」<br> 「なんだい?雪華姉ちゃん」<br> 「その、今度の社交ダンスで私と踊っていただけませんか?」<br> 以前も話したようにローゼン家は由緒正しい家柄なのでよくパーティーが開かれる、僕はあまり好きではないのだが可愛い姉の為に一肌脱ぐとするか。<br> 「いいよ、雪華姉ちゃん。」<br> ぱぁっと明るくなる雪華姉ちゃん。<br> 「ではジュン、早速練習致しましょう。今日の20時に第2ホールにて待っていますわ。」<br> しかしパーティーは1ヶ月先じゃないのか?やな予感がするよ。<br> 時間は20時、僕は雪華姉ちゃんと共にダンスの練習を始める。身のこなしが優雅な雪華姉ちゃんは踊るととても美しい。これで手を出さない男はまずいないだろう。<br> それに比べて由緒ある桜田家の跡取りでありながら僕は非常にダンスも嫌いだから最悪だ。僕は雪華姉ちゃんにきく。<br> 「こんな駄目な僕と踊ったりなんかしたらせっかく美しいのに台無しじゃないのか?」<br> しかし雪華姉ちゃんは微笑ん</font><font color= "#000000">でこう返す。<br> 「いいえ、ジュンと踊ることに意味があるのですわ。美しさなんて二の次です。」<br> 僕はちょっと嬉しくなって<br> 「ありがとう、雪華姉ちゃん。お世辞でも嬉しいよ。」<br> 「ジュン、うら若き乙女がそう簡単に男性に体を触れさせたりなどしませんわ。ジュンは大変素晴らしい方です。」<br> 「…ありがとう、あともう一ついいかな?」<br> 「何ですの?ジュン。」<br> 「必要以上に体をくっつけすぎじゃない?」<br> 巨乳揃いのローゼン姉妹では小さいほうだがそれでもDカップはある胸を僕にくっつけてくる。<br> 「そ…それは、より触れ合うから非常に心を許しているってことですわ。」<br> しどろもどろだが気持ちは伝わった。<br> 「僕にとっても素敵な姉…いや女性だよ。」<br> 「嬉しいですわ、ジュン。」<br> でもやはりこうくっつかれると動きにくいな。<br> それにパーティーの日は姉妹たちの目線が辛いだろう。そう思うジュンであった。<br> <br> fin.<br> <br></font>
<p>ローゼン家の人々<br> <br> <<font color="#000000">episode-07 雪華綺晶 ~kirakisyou~</font> ><br> <br> 次はローゼン家の実子の中では末娘に当たる雪華綺晶だ。<br> 彼女は非常に礼儀正しく僕のクラスメートでもある。<br> ガンダムでいうとラ○ス・クラインだ。<br> そんな彼女のエピソードはこれである。<br> 「ねえ、ジュン?お願いしたいことがあるのですが…」<br> 「なんだい?雪華姉ちゃん」<br> 「その、今度の社交ダンスで私と踊っていただけませんか?」<br> 以前も話したようにローゼン家は由緒正しい家柄なのでよくパーティーが開かれる、僕はあまり好きではないのだが可愛い姉の為に一肌脱ぐとするか。<br> 「いいよ、雪華姉ちゃん。」<br> ぱぁっと明るくなる雪華姉ちゃん。<br> 「ではジュン、早速練習致しましょう。今日の20時に第2ホールにて待っていますわ。」<br> しかしパーティーは1ヶ月先じゃないのか?やな予感がするよ。<br> 時間は20時、僕は雪華姉ちゃんと共にダンスの練習を始める。身のこなしが優雅な雪華姉ちゃんは踊るととても美しい。これで手を出さない男はまずいないだろう。<br> それに比べて由緒ある桜田家の跡取りでありながら僕は非常にダンスも嫌いだから最悪だ。僕は雪華姉ちゃんにきく。<br> 「こんな駄目な僕と踊ったりなんかしたらせっかく美しいのに台無しじゃないのか?」<br> しかし雪華姉ちゃんは微笑んでこう返す。<br> 「いいえ、ジュンと踊ることに意味があるのですわ。美しさなんて二の次です。」<br> 僕はちょっと嬉しくなって<br> 「ありがとう、雪華姉ちゃん。お世辞でも嬉しいよ。」<br> 「ジュン、うら若き乙女がそう簡単に男性に体を触れさせたりなどしませんわ。ジュンは大変素晴らしい方です。」<br> 「…ありがとう、あともう一ついいかな?」<br> 「何ですの?ジュン。」<br> 「必要以上に体をくっつけすぎじゃない?」<br> 巨乳揃いのローゼン姉妹では小さいほうだがそれでもDカップはある胸を僕にくっつけてくる。<br> 「そ…それは、より触れ合うから非常に心を許しているってことですわ。」<br> しどろもどろだが気持ちは伝わった。<br> 「僕にとっても素敵な姉…いや女性だよ。」<br> 「嬉しいですわ、ジュン。」<br> でもやはりこうくっつかれると動きにくいな。<br> それにパーティーの日は姉妹たちの目線が辛いだろう。そう思うジュンであった。<br> <br> fin.<br> <br></p>

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