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「テストで100点!?」(2006/09/18 (月) 22:07:28) の最新版変更点
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梅「前回行った数学のテストを返す。名前を呼ばれたら取りに来なさい!」<br>
今日は数学のテストの返還があった。<br>
みんなテストが帰ってきて愕然としたり喜んでいたりしていた。<br>
ベ「ちっきしょー!また0点かよー!!」<br>
ベジータが0点を取るのは必然的であった。<br>
雛苺は自分のテストの点数を見て喜んでいた。<br>
雛「やったぁ100点なのー!」<br>
いつもは欠点を取る雛苺だったが今回は運良く満点だった。<br>
なお、欠点を取った者は教室で梅岡と1対1の補習授業が待っている。<br>
しかし今回はなんとか間逃れた雛苺だった。<br>
雛「さっそくみんなに報告なの!」<br>
雛苺は嬉しくてみんなに褒めてもらいたかった。<br>
もちろんみんなとは薔薇乙女+ジュンのことである。</p>
<p><br>
まずは真紅と水銀燈にテストの点を見せようとした。<br>
雛「え~っと、真紅と水銀燈は…あっ、いたの」<br>
真紅と水銀燈は何やら言い争っている様子だった。<br>
水「あらぁ?真紅はたったの50点?本当におばかさぁんねぇ~」<br>
真「水銀燈、いい加減にしなさい!私が静かなうちに止めた方がいいわよ、このジャンク!」<br>
水「なんですって?私はジャンクなんかじゃない!!」<br>
どうやら2人は喧嘩しているようだった。<br>
しかし雛苺はそんなこともお構いなしで、話しかけた。<br>
雛「ねぇねぇ、ヒナのテストを見て欲しいのぉ」<br>
真・水「「うるさい!!あっち行ってなさい!!」」<br>
雛「ヒェッ!」<br>
当然の結果であった。<br>
真紅と水銀燈に怒鳴られて雛苺はその場を離れた。<br>
今この2人に見せるのは危ないので他の人に見せることにした。</p>
<p><br>
雛苺がうろついていると金糸雀がいた。<br>
雛「金糸雀でいいや…」<br>
さっそく雛苺は金糸雀にテストを見せた。<br>
雛「金糸雀、ヒナのテストを見て欲しいの」<br>
金「どれどれ。ちょっと見てあげるかしら」<br>
金糸雀は雛苺のテストを見ると、金糸雀は叫んだ。<br>
金「…ヒ、雛苺とっても凄いかしら~!」<br>
雛「えっへんなの!」<br>
金「どうやったら誰にもバレずにカンニングできるのかしら?」<br>
雛「へっ?」<br>
金「カナは雛苺を尊重するかしら。そんなに上手にカンニングするなんて雛苺は天才かしら!」<br>
妙な誤解をしている金糸雀だったので雛苺はスルーした。<br>
そして他の薔薇乙女を探した。</p>
<p><br>
雛「え~と他には…あっ、翠星石がいたのぉ」<br>
こんどはいつも馬鹿にしてくる翠星石に見せることにした。<br>
翠「あぁ…また欠点ギリギリですぅ…やべぇです…」<br>
なにやら落ち込んでいる様子だった。<br>
雛「ねぇねぇ、翠星石。ヒナのテントの点数を見て欲しいのぉ!」<br>
翠星石はため息をつきながら言った。<br>
翠「こんなときにちび苺は…しゃーねぇーから見てやるで…」<br>
翠星石は雛苺のテストを見ると動きが止まってしまった。<br>
翠「そんな…ちび苺が…」<br>
雛「えっへん!なの」<br>
翠「ちび苺が…とうとうカンニングするなんて…」<br>
雛「へっ?」<br>
翠「ちび苺!おめぇは堕ちるとこまで堕ちたですぅ!」<br>
翠星石は本気で誤解していた。<br>
雛「翠星石、落ち着くのー」<br>
翠「ちび苺はもう本当にダメになったですぅ!翠星石は悲しいですよ!!」<br>
1人で誤解してギャーギャー騒ぎ出したので雛苺は無視して、他の薔薇乙女を探した。<br>
</p>
<p>雛「こんどは…あっ、ジュンと蒼星石なの!」<br>
さっそく2人のもとに向かった。<br>
ジュンと蒼星石はほとんどテストで100点を取る優等生だった。<br>
雛「ねぇねぇ、ジュンに蒼星石。」<br>
ジ「ん?何だ?」<br>
雛「ヒナのテストを見て欲しいの!」<br>
ジ「どれどれ?どこか分からないところでもあるのか?」<br>
蒼「僕達が教えてあげるよ」<br>
と2人が雛苺のテストを手にとった瞬間、<br>
ジ「!!!これは!!!」<br>
蒼「なんだってぇーー!?」<br>
2人が雛苺のテストを見て叫んだ。<br>
ジ「そ…そんな…雛苺がとうとう…」<br>
雛「えっへん!なの」<br>
ジ「人の答案を盗むなんて…」<br>
雛「へっ?」<br>
ジ「雛苺なんてことをしたんだ!?いくら欠点だからって人の答案を盗むなんて…」<br>
蒼「いや、これはどう考えてもカンニングか答えを丸写ししたんでしょ…」<br>
雛「えっ…ヒナはそんなことしないもん!」<br>
ジ「良いんだよ、雛苺。僕たちは友達だろ?このことは他言しないさ。」<br>
蒼「友達だから今回は見逃すけど、もう二度とこんなことはしてはいけないよ…」<br>
雛「だから違うのぉー!」<br>
ジ「雛苺、もう嘘はいいよ。僕達には全て分かるから。」<br>
蒼「雛苺、次はズルなしでがんばってね。僕達応援するよ!」<br>
そしてジュンと蒼星石はどこかに行ってしまった。<br>
雛「ヒナはまだ諦めないのー。きっと誰かに褒めて貰うのー」<br>
こんどは薔薇水晶と雪華綺晶に見せることにした。</p>
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雛「薔薇水晶ー、雪華綺晶ー。このテストを見て欲しいのー!」<br>
薔「あっ、雛苺がまた欠点を見せに来た…」<br>
雪「きっと同情してもらいたいのですわ」<br>
2人はまたうるさいのが来た、といわんばかりの顔付きだった。<br>
雛「まずヒナのテストの点を見て欲しいのー!」<br>
薔「もう欠点は見飽きちゃったの」<br>
雪「雛苺、七転び八起きですわ。例え今回も欠点だろうとまた次がありますわ。」<br>
雛「え?違うのぉー!ヒナは今回、ちゃんと100点とれたのー!」<br>
薔「嘘つきは泥棒の始まり…」<br>
雪「私たちは雛苺がせめて平均点まで取れるように応援しますわ。」<br>
薔「バイバイ、欠点苺…」<br>
薔薇水晶と雪華綺晶は雛苺のテストの点を見ることなく行ってしまった。<br>
雛「うにゅ~、誰も信じてくれないのぉ…。!!そうなの!まだ巴がいるのー!」</p>
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巴なら信じてくれる、雛苺はそう信じていた。<br>
雛「と~も~え~!」<br>
雛苺は巴の元に走っていった。<br>
巴「ん?どうしたの?雛苺?」<br>
雛「あのね、ヒナね、ついにテストで100点とれたのー!」<br>
巴「えっ?どれどれ?あっ、本当だ!すごいじゃないの雛苺!」<br>
雛「えっへんなの!」<br>
巴「これを機にこれからもがんばってね!」<br>
雛「うん、ヒナがんばるのー!」<br>
雛苺は嬉しそうに走っていった。<br>
雛苺が去ったあと、巴は自分のほっぺをつねりながら1人で呟いていた。<br>
巴「…これは夢よ!私はまだ夢の中にいるんだわ!早く起きないと…<br>
雛苺がテストで100点とるなんて天地がひっくり返ってもありえっこない…」<br>
巴はずっと自分のほっぺをつねっていた。</p>