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A>僕はもう生きていくのが嫌になりました。学校に行くたび痣を付けられ クラスの女の子からは汚いものを見るような目で見られます 毎日家でゲームやアニメの日々、僕には妹がいます 妹はスポーツ万能で成績も悪くない 親には妹と比べられるばかりの日々 妹が友達を呼ぶときは僕は家から追い出されます 僕の存在する理由がもう見つからないんです もう、死にたいです ………なるほど カタカタカタ… <確かにあなたのお話を聞く限り今の生活はあなたにとって辛いものばかりでしょう  けど、あなたは本当に存在するための理由を見つけられないんですか?  答えは見つけられないんじゃなくて、あなたが見つけようとしないだけでは ないのですか? 人間は誰でも弱さを持っています。だから自分より弱い人間を苛めたくなるのです ここでいう弱さとは肉体的なものではありません。心の問題です 苛められることや比較されることを拒めない弱さを持っているから、この負の連鎖は 終わらないのです。たった一言“やめろ”とあなたが苛めに対して反抗できる強さを 持つことがでれば、きっと何かが変わると思います 全てはあなた自身によって変えられるという意識を持ってください> ピッ… これで、この子が少しでも救われると良いな… <退出する> ピッ… プツン… ≪  カタカタカタ… 第2話 k カタカタ… <第2話 カウンセラー>  ≫                   梅「では、先日出した宿題を提出してもらう」 ざわざわざわ… 翠「し、しまったぁぁぁです…」 真「あら、あなた忘れてしまったのね。だから宿題は溜めないほうが良いと言ったのに」 梅「忘れたものは後日さらに多くプリントを渡すからなー」 笹「ホッ…やってきて良かった」 梅「笹塚―廊下に立ってろー」 笹「え…」 まったくこの分だときっとあの娘もダメね 雛「にへへー翠星石ったら忘れん坊さんなのー」 翠「な、そういう雛苺はどうなんですか!?」 雛「じゃ~ん、ほら見てなのー雛はしっかりやってきたのよー」 あら?以外ね…って 真「雛苺、それは国語の宿題よ 今は数学の時間なのだわ」 雛「ガーーン…そ、そんなーなの…」 翠「ひーひっひっひ、どうせそんなことだと思ったですよ」 雛「ひ、ひどいの~そんな笑わないでほしいの…あぅぅぅ」 真(はぁ…どっちも子供ね) 雛苺、彼女は中学2年のときにここに転入してきた友達だ 席が翠星石の隣になりすぐにこの二人は仲良くなった そして元々翠星石と仲の良い私とも仲良くなった 純粋無垢な少女。そんな言葉が彼女には良く似合う けど、彼女の瞳は時々何かを考えているようでとても深い 全てを見透かされそうな瞳 そんなところにも私は魅かれた そして彼女はJUNを、 JUNの不登校の理由を知らない 雛「真紅ぅ~翠星石が苛めるの~」 翠「違うですよーお馬鹿苺にが馬鹿だからいけないのです」 梅「ほらーそこうるさいぞ 笹塚の隣で立ってろー」 雛&翠「きゃん!!」 真(やれやれ…) <雛苺宅> 雛「はあ、やっと家に着いたの…笹塚君は毎日あんなに沢山廊下に立てるなんて凄いの」 ピッ… ブウゥゥゥゥゥゥゥン… <交流チャットコミュニティ【薔薇の楽園】> 手紙>助けてください    >彼女に振られました   >今度の身体測定が欝です(―д―)…   >もう生きてるのが楽しくありません   >etcetc… 雛「うわぁ、今日もいっぱい来てるの。でも頑張らなきゃ、みんな雛を頼りにしてくれてるんだもん ここからは雛であって雛でないのよー」 薔薇の楽園には【手紙】というシステムがある 特定のアバター(自分の分身であるキャラクター)のホーム(プロフィールなどを書く所)にメッセージを残す機能だ 雛苺、つまり私はここでベリーベルと名乗っている 薔薇の楽園ではその多彩な機能を利用して色々な商売(本当はやってはいけない)が行われていたりする 私が行っているのは商売ではなくサークル?というかボランティアというか… どう呼ぶかはどうでも良いとして、内容はネットで行うカウンセラーだ 勿論、免許などは取得してないが… つまりお悩み相談チャット、ということだ 最初は口コミで話題になり、今では薔薇の楽園でちょっとした有名人である なんで私がこんなことを始めたかと言うと…これ以上は行数が長くなるから もし機会があればまた今度話すことにするわ 雛「あ、以前お悩みを相談してくれたAから手紙が来てるなの」 ピッ… 置手紙>Aです、以前ベリーベルさんに言われて強くなろうと努力しました もちろん最初は怖かったです。けど、僕が少しづつ変わることによって 周りの状況も変化してきました。 以前僕を苛めていた人たちも今では僕のことを友達だと言ってくれています。 僕も今薔薇の楽園で人の悩みを聞いてあげたりしています 僕の一言で相手が救われたりすると僕も一緒に嬉しくなります。 将来は本物のカウンセラーになろうと今勉強中です。 今は毎日が楽しくてしょうがありません。 ありがとうございました。 雛「ふふ…良かったの、雛もおんなじくらい嬉しいのよ。 さあて、今日も頑張るのー」 To be continued.

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