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第1話「お馬鹿さぁん」<br>
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-朝-<br>
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ﾏﾀﾞｰｲﾜﾅｰｲﾃﾞ♪<br>
携帯の目覚ましがなる・・・<br>
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ジ「うーん・・・んと、携帯携帯・・・ん？腕がおもい・・・」<br>
水「すーすー・・・」<br>
ジ「って、なんで水銀燈が俺のベッドに・・・・俺の腕抱き枕にしてるし・・・」<br>
水「・・ん・・・ジュン兄い・・・・」<br>
ジ「かわいい寝顔だな、こうやって静かだといいもんだ。さて、目覚ましけしてと・・・」<br>
水「ん・・・」<br>
ジ「てか、こいつなんでいんだよ・・・・ったく」<br>
水「ジュン兄い大好きぃ・・・・むにゃむにゃ・・・」<br>
ジ「僕も好きだよ・・・（ちゅ）」<br>
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そういってジュンは水銀燈のおでこにキスをした・・・<br>
ガチャッ、タタタタタ・・・・ ジュンは下に下りてった<br>
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水「ｸｽｸｽ、寝たふり成功。ジュン兄いにおでこにキスされちゃった<br>
寝たふりにきづかないなんてジュン兄いってホントお馬鹿さぁん♪」<br>
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ガチャッ！！！！！<br>
ジ「ふーん、だれがお馬鹿さぁんだって？」<br>
水「え、もしかしてきかれてたぁ？」<br>
ジ「うん、とってもよくきこえてたよ」<br>
水「あは、おはようジュン兄い着替えてくるわぁ！」<br>
ジ「チョット待った水銀燈君、罰として今週の夕食は全部水銀燈が作れよ？」<br>
水「えー、やだやだぁ」<br>
ジ「（ギロ）お兄様に文句があるとでも？」<br>
水「キャー、ジュン兄いこわーい。許してくださいお兄様」<br>
ジ「まったく・・・まあ、いい許す」<br>
水「やった！ジュン兄い大好き」<br>
ジ「まったく（なでなで）」<br>
水「えへへ♪」<br>
ジ「それより夏休みだから暇だな・・・」<br>
水「そうだ、ジュン兄いドライブつれてってぇ」<br>
ジ「えー、めんどくさいなぁ・・・・」<br>
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免許はほんのチョット前にとったばかりだ・・・<br>
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水「せっかくとったんだから、いいじゃない？」<br>
ジ「事故おきるかもしれないよ？」<br>
水「大丈夫よぉ、私は天使だからぁいっしょに天国にぃ」<br>
ジ「いやいや、天使ってなんですか？だいたい・・・」<br>
水「天使デス、エンジェルともいいます・・・」<br>
ジ「モノマネはそこまででいいから、わかったよつれていきますよ」<br>
水「やった、ジュン兄いと今日はデートだ♪」<br>
ジ「ったく、帰りにスーパーで買い物だからな」<br>
水「はーい♪」<br>
ジ「まったく、お前の笑顔みてるとなぜか癒されるよ・・・」<br>
水「ふふっ、うれしいなぁ。じゃあ、今日は車の中で・・・」<br>
ジ「ドライブ中止、今日は家でごろごろしようっと・・・」<br>
水「嘘よぉ、もうジュン兄いってホントお馬鹿さぁん♪」<br>
ジ「冗談にきこえなくてすいませんネ、どうせ馬鹿デスヨ」<br>
水「ふふ、ジュン兄いかわいっ、それじゃきがえてくるわぁ」<br>
ジ「はいはい」<br>
水「ジュン兄いもちゃんと準備してよぉ」<br>
ジ「了解」<br>
水「♪～」<br>
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-ドライブ中-<br>
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水「えいっ！（ぎゅっ）」<br>
ジ「あわわわわ！！運転中に抱きつくな！事故る！」<br>
水「ふふっ」<br>
ジ「ったく、海でもみにいくか？」<br>
水「みにいきたいわぁ」<br>
ジ「まったく、学校でのお姉さんオーラが僕の前だと妹オーラだな」<br>
水「だって、妹だしぃ」<br>
ジ「理由になっとらんぞ、ところでお前彼氏とかいないのか？」<br>
水「いないよぉ、ジュン兄いが大好きだからぁ」<br>
ジ「ブラコンもほどほどにしとけよまったく」<br>
水「ふふっ、一応血はつながってないんだしさぁ、いいじゃない？」<br>
ジ「たしかにそうだけどな・・・・・」<br>
水「だから、チャンスはあるはずよぉ」<br>
ジ「僕に彼女がいたら？」<br>
水「ｸｽｯ、ジュン兄いに彼女がいるわけないじゃなぁい、お馬鹿さぁん」<br>
ジ「その言葉傷つくなぁ・・・・たしかにいないけど・・・・」<br>
水「それよりまだぁ？海が私をまってるわぁ」<br>
ジ「まってねーよ」<br>
水「くす、たとえよた・と・え」<br>
ジ「はいはい・・・もうそろそろつきますよお嬢様」<br>
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-海-<br>
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水「わぁ、キレイ」<br>
ジ「そうだな・・・」<br>
水「水が気持ちいー」<br>
ジ「今度家族みんなで海いくか」<br>
水「みんなでぇ？ふふっ、ジュン兄いもしかしてみんなの水着狙い？」<br>
ジ「・・・ちょっとだけ興味あるけどチゲーヨ」<br>
水「ふふっ、あ、虹だわぁ！」<br>
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海にはきれいな虹が架かっていた<br>
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ジ「そろそろ帰るか・・・」<br>
水「うん、私もつかれたわぁ・・・」<br>
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帰る途中水銀燈はよこで寝ていた・・・<br>
かわいらしい寝顔で・・・・・・<br>
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次回第2話「紅茶を淹れて頂戴」に続く<br>
