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「体は子供、頭脳は(ry 第一話」(2006/06/18 (日) 10:56:39) の最新版変更点
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ああ、今日も朝が来た。<br>
月曜日の朝ってどうしてこんなに鬱陶しいんだろう。<br>
大体こんな天気のいい日は学校なんてサボって遊びたい。<br>
姉は修学旅行で３時に家を出たし。<br>
ああ、そんなことを考えても仕方ない。<br>
ジュンは渋々ベッドから身体を起こす。<br>
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が、しかし。今日は決定的な違和感が彼を襲った。<br>
「ん～。パジャマがずれるなぁ。伸びたか？」<br>
しかし、変わったのはジュンのほうだった。<br>
「ん～。手が小さく見える。眼鏡・・・」<br>
そして、眼鏡を見つけ掛けようとすると。<br>
スカッスカッと、効果音が響きそうなくらいに気持ちのいい空振り。<br>
「ん～。眼鏡も伸びたのか？」<br>
ここまで来たならもう気づいてもいい頃だろう。<br>
「って、眼鏡は伸びねぇよ！」<br>
突っ込みの古さも気にせずに、ふと慌てて下へ降りて、洗面所までフルスロットル。<br>
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そして、鏡に映った自らの顔を撫で回して・・・。<br>
なんだか無性に柔らかい頬を引っ張る。痛い。<br>
どう考えても僕はこんなに童顔じゃないはずだ。<br>
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「ちっ・・・小さくなってる・・・」<br>
どうして？何故？Ｗｈｙ？疑問が浮かび続ける。<br>
「と・・・とりあえず、誰かに助けを呼ばなくちゃ・・・」<br>
そういって脳裏に浮かぶのは８人の幼なじみの美少女たち。<br>
しかし、彼女らに迷惑を被るわけにはいかない。<br>
「ま、いいか。とりあえず今日は無断欠席だ」<br>
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運命の歯車が音を立てて回り始めた・・・？気がする。<br>
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皿洗いを先ほどの台の上に立って行った後、<br>
とりあえずこのぶかぶかのパジャマでは心もとないという意見が発生したので、<br>
家の押入れを探るとやはり当時の服装が出てくる。やはり、多少ブラコン入ってる姉が残しておいたものだ。<br>
「でも、この歳で短パンはねーよ・・・」<br>
いや、実際短パンを履かすと当時からそれなりに美少年だったジュンはそうとう可愛らしくなるのだが。<br>
「もういいや。僕は１０歳。そうさ、１０歳さ」<br>
間違った方向に自己解決しているものの、とりあえず衣食住そろえれた。<br>
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じゃあ、洗濯でもしよう。次にやることを探した結果、とりあえず洗濯でもすることにしたのだ。<br>
台をいちいち持って運んで、洗濯機の前に置くと自分のパジャマを中に入れて、水を昨日の残り湯から再利用。<br>
環境には気を使い、きちんと洗剤を測って投入。スイッチ類を押して、とどめに「開始」ボタン。<br>
ガタゴトと音を立てながら洗濯機が回る。ジュンは少し見て、やがて次の目的を果たしに行った。<br>
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次は掃除だ。掃除機をムリして重いのに運んで、コンセントに繋ぐと元々の性格が出るのか、結構丁寧に掃除機をかける。<br>
隅々までくまなく掛けると、なんだか気分が微妙にすっきりする。<br>
「僕って、主夫向き？いや、でもなぁ」<br>
僕が主夫をやるとしたら、誰と結婚した場合だろう。<br>
真紅は・・・そうだな、アイツとかまさに僕を尻に敷きそうだ。<br>
雛苺は・・・意外と頑張るかもしれない。<br>
翠星石は・・・意外とアイツ、器用になんでもこなすんだよなぁ。<br>
蒼星石は・・・もはや言うまでもない。<br>
水銀橙は・・・若奥様ルックとか似合いそう。って関係ないな。<br>
金糸雀は・・・ちょっと想像できない。どんなのだろ。<br>
薔薇水晶は・・・ちょっと想像したくない。毎晩搾り取られ・・・ゴホン。<br>
雪華綺晶は・・・古風な家庭とか築けそう。<br>
「って、何考えてるんだろ。誰も僕の事なんか眼中にないだろ」<br>
何だか無性に恥ずかしくなったジュンは、一息つくと洗濯物を干した。<br>
その後、紅茶を淹れ直して、ワイドショーを見てみる。<br>
どうでもいい芸能人の痴話がたくさん。<br>
しばらくすると、ちょっと眠くなってきたので横になることにした。<br>
