今年の月音、がんばったんだね。

結婚してから半年が経った。
「青野くん」
「なんでしょう。部長」
「実は大事な話があるんだが・・・・」
ま、まさかリストラ・・・・・
「一応言っとくけど、君は我が社のために身を粉にしてがんばっている。
君の考えたプロジェクトのおかげで我が社もこの不景気を乗り越えられる。
そのせいか、健康診断ではちょっと不安な結果がでたんだ。
私の知っている人で医師をやっているんだ。
彼に紹介状を書かせておくから、来たら病院にいきなさい。」
「はい、分かりました。」
退勤の時間になった。もう帰ろう。家には妻と子供が待っている。

でも、半年前とはまったく違っていた。
それは妻の萌香のことだ。
「ねぇ、モカさん。モカさん」
「何、もう疲れてるのしつこい、いまはしたくないの。あっち行って」
半年前はあっちが求めてきたのに、今は逆だ。それも何回も
俺は必死で働いているのにモカさんは相手してくれなくなった。
やっぱりモカさんは俺をただの食料としてしか思っていないのかな?
こんなことになるんだったら陽海学園に行かないで浪人して別の高校行けばよかったかな。
俺は今の人生に後悔するようになった。

妻の待つマンションに着いた。
でも「ただいま、モカさん」
「そう、それでね。ふふふっまたしたの。何回も、妊娠した?」
誰と話しているか分かる。くるむちゃんだ。
くるむちゃんは陽海学園を卒業後、母のコネで一流ランジェリー企業に就職した。
初めての合コンで俺と似たような運命の人にあって
すぐ結婚、毎晩していているけど、まだエッチしたいから避妊している。
紫ちゃんは卒業後、学園初となる東大合格にいまは大学院でさらなることを学んでいるらしい。
ルビさんは医学部で心理学について学んで、卒業し学園のカウンセラーをしている。
ココアはあの強い力がみとめられて女子サッカーのプロで活躍している。
ギン先輩はいまだに二流大学で留年してるらしい・・・
みぞれちゃんはあのツンデレとクールな姿がスカウトされ雑誌モデルをしている。
「えっ、今日午後6時にうちで・・つくね?
ううん。どうせ残業だしつくねいなくてもいいじゃない。だって私後悔してるもん」
後悔している・・・。つくねいなくてもいいんじゃない。
俺はその場を泣きながら立ち去り、会社へ戻った。
(電話の内容)
「後悔しているだもん。」
くるむ「えっ、なんで」
「冗談だよ。だってつくねとあえてうれしかったんだもん。」
「もーっ、いきなり変なこと言わないでよ~」
電話の内容がうそであることに気づかず長電話している時 モカの携帯に連絡がかかってきた。
「あれ、電話がじゃあきるね」
この電話からモカと月音の関係に大きな変化を起こす....

「もしもし、青野萌香さんですか?」
「あっ、はい」
「私 日塔ITシステムショリューションズの情報システム開発部長の
鈴木といいますが、今すぐ大学付属病院に来てください。ご主人が大変な状態です。」
「えっ、つくねが・・もしもしそれ本当ですか?
「うそじゃないんです、いまICUに運ばれています。急いで・・」
モカはすぐに準備するとともに月音の入院準備をしていたが
ピンポーン
『あれ、来ちゃった。」
そう、さっきの電話は皆で女だけの忘年会をする約束だった
「やっほ~モカ来ちゃった。」
「私急いでいかないと、赤ちゃんお願い、くるむちゃん」
「どうしたの、モカいきなり」
「つくねが、つくねが大変なの」
「分かった、赤ちゃんは私が子守しておくから急いで。」
「うん。タクシー」
モカさんはすぐにタクシーで月音がいるT大付属病院にいそいだ。

病院に着いたとき、時計の針はもう零時になっていた。
夜間受付に名前を言い、緊急センター棟に向かった。
「ああ、どうも、私日塔ITシステムショリューションズの情報システム開発部長の
鈴木といいます。あなたが妻の萌香さんですか。」
「はい、このたびはどうもすみません。」
「ご主人ですが、今ICUにいます。あともう少しで医師が来ると思います。」
「一体、どういう状態だったんですか?」
「最初、ご主人を駅で見かけたんです。声を掛けようとしたら
いきなり倒れたんです、その時、息も苦しく、チアノーゼ状態でしたね。
そして、(モカさんに捨てられた。モカさんに捨てられた。俺は・・・)とつぶやいていたんです。そして着ていたコートには「遺書」て書かれていたんです。」
「な、なんで月音が・・・」
「その時、涙の跡があったんです。あと話題は変わりますが、
ご主人はここ数日、調子が悪くなっていましたが、我が社のためにがんばっており
ご主人のプロジェクトのおかげで今度、あの大手企業であるH立グループの一員になります。」
「そんなに月音がんばってったんですか?でその遺書というのは・・」
「これです」
その遺書はモカだけに当てられた手紙だった。

「モカさんへ、今までこんな弱い俺でごめん。
モカさんと会ったのはもう8年前の陽海学園に行く道だったね。
公安とか反学派にあったり、ロザリオが壊れて、直すために裏のモカさんと
行ったことがあったよね。それから俺達大学に行ったよね。
卒業した後もデートに行ったり、長い夜をすごしたことあったよね。
それで赤ちゃんが生まれたね。でもその時からモカさん変わったよね。
俺が求めても拒むようになっちゃたし、いろいろ言われて
あの電話での一言で諦めがついたんだ、俺はモカさんにとって食料で
やっぱり他の男がお似合いかなと思ったんだ。モカさんはミス陽海学園だし、
頭もいいからきっといい人に会えるよ。
でも、お願いがある。実はこんなときのために死亡保険と育英保険に入ったんだ。
そのお金は大事に使って。そしてコナとみんなを大切に。
最後だけど、今までこんな俺についてくれてありがとう。もう天国に行く電車が来たかな。
もう行くね。じゃあね。世界で一番俺が愛した女性 バンパイアの赤夜萌香さん。

平成20年12月23日 青野月音

「つ、つくね。もしかしてあの時帰ってきたの・・・。
そんなに辛かったんだ。謝るのは私のほうだよ。
コナのことばっかりしか考えてなかったばっかりに・・お願い、死なないで、」
病院のICUから医師がやってきた、
「どうも、T大付属病院の田中と申します。奥さんの友人の紫さんの友人です」
「つくねは。つくねは」
「ご主人ですか。今は意識も回復し、元気になっています。
精密検査を行いましたが、ある項目を除いては完全な健康でした。
いちおう大事をとってここ1週間は入院です。
あと、その項目ですが、うつ度です。
様々な診断から見ると。うつ病です。
私の同輩である鈴木さんからのことだとおそらく孤独が原因でしょう。」
(そ、そんなにひどくなっていたの。月音、私がもうちょっとかまっていたら・・)
「分かりました。ありがとうございます。」
「では、今夜は様子をみたほうがいいのでご主人と一緒に居てあげてください。
まもなく一般病棟に移します。」
(ぷるるるるるるうる)
携帯の音だ。
「なに、お前行けなくなったのか。困ったなあ。そうだ青野に渡そう それでいいか。
分かったじゃあ来春に。」
部長さんの奥さんね。つくねに渡すってなにを・・・
「実はこんど夫婦旅行で行こうと思ったんです。
どこにしようか迷っていた時、
青野くんが(ここ、妻と学生の頃いったところです。ここいいですよ。」といっていました。
今回妻も忘年会で行けなくなったので、
ちょうど青野くんには今までがんばってくれたお礼としてどうぞ」
「あ、そんな気遣いしなくても。では・・」
モカは部長から旅行クーポンをもらった。
「では、私はこれで失礼します。ご主人によろしく。」
部長が帰った後。モカはつくねのいる個室に向かった。
そしてある決意をした。
「つくね。あんなになるまで頑張っていたなんて知らなかったよ。
それなのに・・私ったら。この旅行は月音をおもいっきり甘えさせてあげよう。
今までの償いだもん。」

つくねと添い寝した後モカは自分のアパートに戻り
みんなに状況を話した。
「ちょっとお。つくねのことあんたにまかせたのに~。」(くるむ)
「でもぉ、モカさんだって子育てで忙しいんですぅ。私の婚約者だって
今病院で忙しくてデートが来年になっちゃうんですぅ。」
「へ~っ。ゆかりちゃんみたいなつるぺたおっぱいでも婚約者ができたんだ~」
「なんですかぁ~乳はでかすぎると垂れていくんですよ~。」
「なにおぉ~。大体男はねおっぱいが大好きなのよ~。」
「でもお、何で~」
瑠妃「はい、はいけんかはそこまでよ~。モカさん結構大変だわね~。
でもこのケースはまだ良いほうよ。」
モカ「なんで?だってつくねうつになったのよ。」
瑠妃「私もまだカウンセリングの仕事があったから資料持ってきたのよ。」
そうだった。
たしか瑠妃さんは学園のカウンセラーだけど都のカウンセラーセンターから派遣されているんだった。
「こういう様に子育てにより、夫婦で過ごせる時間がなくなっていくと
一部だけど、怖いケースになるの。性欲が発揮できず
痴漢行為に走ったりとか犯罪になることを起こしたり。
子供が生まれたからという理由で児童虐待になるケースもあるの・・」
「つくねさんの場合、痴漢行為に走ったり、浮気とかはしないけど。
もし、今回のケースでなければ、児童虐待に走る可能性もあったわね。」
「こ、こわい、つくねがそんなことするわけ・・・」
「大丈夫よ。これは最悪のケースよ。ほとんどは対策をしているから・・」
「じゃあ、私はどうすればいいの」
「まず。うつ病の治療をしっかりすること。休養が第一よ。」
たしか特別休暇を会社からもらってきたわ。
「あとは落ち着いてきたら。旅行に行って気分転換して あとはアレよ。」
モカ「アレって?」
くるむ「決まってあるわよ。エッチよ。セックス」
ルビ「確かにそれ、私だって結婚したいわよ。でも良い人は見つからないの」
モカ「まさか月音でオナニーしてるの・・・」
一瞬顔を赤くした瑠妃
「なによ~。私のつくねでなにしてるの~」
「まあ、そういうことは後にして。それが私からのアドバイス」
「ルビさんのおかげで救われた人がたくさんいるから。イイアドバイスもらったわね」
「そういえば、確か部長さんから旅行クーポンをもらったんだった。」
「じゃあ、行ってきなさいよ。赤ちゃんは私達にまかせて。」
「でも。。。」
「何言ってるの。私達は友達よ・・・」
「みんな・・・」
「私はどうなの・・・・」
その怖い声は・・・
「白雪さん・・・・」
「今来たけど・・・」
ちょっとびっくりしたけど、その後は女たちでおもいきり話したモカたちであった。

そして、時はすぎ大晦日。
つくねの状態も落ち着いてきたから通院治療でOKになった。
赤ちゃんはみんなが交代で見てくれるから安心。

「ほらぁ。つくね、おはよう」
「おはよう、モ。。」
か、かわいい。モカさんの私服姿、今までよりかわいすぎる・・・
「どうしたのつくね。早く駅に行かないと遅れるよ。」
「あ、そうだった。」
今日は年越しで旅行。行き先は学生時代に二人きりでいって、
初エッチをしたあの旅館
「じゃあ、るびさん。お願いします。」
「任せて、思いっきり楽しんでね」
「じゃあ行ってきまぁ~す。」
今回の旅行はつくねが喜ぶことがたくさんあるよ~。

「このゴミが!お前がいるせいで俺はモカさんに見捨てられたんだ!」
しゅ~しゅ~(たばこをコナに押し付ける)
「ぎゃー、ギャー」
「つくね~やめて~」
「うるさいお前は黙ってろ!」
ピシャ
「きゃああ、水をかけないで、なんでこうなちゃったの~」

「ハ、夢だったの・・」
新幹線に乗って1時間、二人は思い出の旅館に行く道の途中
「つくねはそんなことしないよね・・・」
「・・・・・・・」
(やっぱり、まだ傷ついているのかな・・・・)
瑠妃「うつは治るまで大変なの。中には自殺する人もいるの。
だから一緒にいるようにね。」
モカは瑠妃の一言を思い出した。
(もう、結婚して一年か。。。つくね、つくねはかけがいのない私のパートナー。
人間が嫌いで独りぼっちの私を助けてくれた。
何があっても一生懸命守ってくれた。
たとえ自分が傷ついていても。血を吸わせてもらっても
「いいんだよ。俺は大丈夫、モカさんが血を吸うことは自然なことなんだから」そう言ってくれた。そしてあの時も・・)
「どうか、俺にモカさんをください。」
結婚の許しを得るために私の家族に土下座していた。
「お願いします。食料でもかまいません。何でもしますから だからお願いします。」
その後つくねは私の父と話をしていたのを見た。」

モカ父「君のことは聞いているよ・・」
つくね「どういうのをですか?」
モカ父「私はあの子が人間界でいじめられてると聞いたとき
人間は信じられない生き物だ。と思ったんんだ。」
つくね「やはり・・・・」
モカ父「実は君達には内緒だったが、娘は私達に手紙を送っていたんだよ。
その中でも君のことをたくさん書いていた。
不良から守ったり、私達バンパイアの習慣である血を吸うことを当たり前の様に受け入れ、
どんなときでも娘を守ってくれた。
君の命を引き換えに守ろうとしたことも全て知っている。」
月音はそのまま父さんの話をきいていた。

モカ父「あの高校には娘のライバルもいた。だから娘と君の関係は心配していた。」
つくね「やはり、結婚は無理ですか・・・」
モカ父「なぜそう思う?」
つくね「掟のことを考えると。。」
その時、父さんはつくねの手を握った。
モカ父「もう一度聞く、君は娘をどう思う?」
つくね「俺も好きです。私は知っての通り人間です。
孤独と思い込んでいた俺を助けてくれたのはモカさんです。
どんな苦難があっても 俺はモカさんを守り抜く。これからも たとえ命に代えてでも。」
モカ父「私は君にお願いする。食料ではなくあの娘の夫として頼む。掟は昔のことと思え。
君みたいな子を婿として迎えたい。」
つくね「父さん。よろしくお願いします。」
私は窓から涙をながしていた。


(おい、起きろ、表の私よ・・・・)

「あっ、ロザリオから・・・」

(お前はどう償いをするつもりか。。。
月音は一秒たりともお前のことを忘れなかったんだ。
それなのに月音に感謝するどころか 月音を邪魔もの扱いしよって、どうするつもりか。。。)

「そ、そんなこと言われても、、、」

(なんだったら、今夜勝負するか、この私と・・・・)

「そ、それって・・・」
==仙台、仙台です====
列車はもう目的地に着いていた。隣を見たら、月音はいなかった。
もしかして飛び降り自殺・・・・
『何やってるの、モカさん。早くしないと』
あ、なんだ先に降りたのか・・・
「ごめんね。今行くよ。つくね」
ついに来た。2人だけの旅行は高校生のときの温泉旅行と新婚旅行のときだけ。
デートはたくさんしたけど・・・・
ただ私が不安に思っているのが、2つある
それは月音がここで自殺しないかが心配。そしてさっきもう一人の私が言っていたこと。。。
でもそういうのは気にしないで、楽しもう

その後、観光スポットをあっちこっち見た。
仙台はいろんなものがたくさんあった。雪国だから雪がたくさん降っていた。
「昔、宿泊学習で行ったのおもいだすね。」
『・・うん』
(やっぱり、傷が思った以上に深い。何もかも真っ白そう。
もう考えているのは死ぬことぐらい見たいな顔つきだった。)
そう考えているうちに旅館についた。
もうここからが勝負、つくねを慰めてあげたい、甘えさせてあげたい。
イカせたい。そういう気持ちだった。

(あっ、そういえば部長さんから渡された手紙読んでみよう。)
つくねがトイレに行っているうちに読んでみた。
書いたのは部長さんだった。
「青野萌香様
  この度のご主人の件でお伝えしたいことがあって、この手紙を送ることにしました。
  実はご主人はもう6ヶ月から異変がありました。とはいいましてもただ元気がないということ
  だったので、10月に行われる当社の定期健康診断で見てもらおうと思いましたが、
  その後、食欲が低下しており、9月ごろになるとお昼は何も食べないで黙々と仕事をしていました。
  不安に思って声をかけると「大丈夫です。それより他にやる仕事ありましたらやります。」
  と言っていました。その後、うつに似た症状が出たので、定期健康診断と兼ねて心療内科の検査も特別に受けました。
  それで今回の結果が出たので、紹介状をだして受診を勧めましたが、その後ご主人が倒れたと聞き、もうちょっと
  私がもっと早めに気付いていればこんなことにならなかったと申し訳ない気持ちです。社長も同じく
  「青野くんには本当に申し訳ないことをしてしまった。」とおっしゃています。
  青野くんは入社から仕事を人一倍こなし、酒・たばこ・ギャンブルにもしないでいつも家族のことを私に話していました。
  特に萌香さんのことを話しており、妻のことをどう思うかと聞くと「僕にとってかけがいのないパートナーで妻のためだったら
  身代わりになる覚悟でいるくらい愛しています。」といっておりました。仕事は他の仲間はサボりながらしているのに
  青野くんは黙々とこなしており、残業も快く引き受けており、今回のプロジェクトを大成功というゴールにたどりつかせてくれたのも
  青野くんでした。もし彼がいなかったら我が社はどうなっていたのかと思います。きっとご主人も萌香さんも仕事のことが気になると思いますが、
  どうぞゆっくりと休んでください。彼はこれまでわが社のために働いてくれてたのでわが社では彼のこれまでの頑張りをどういう形で
  お礼しようかと考えています。最後になりますが、今後ともよろしくお願いします。」

  手紙を読んで分かったことはたくさんあった。今まで何も考えないで傷付けていた私はバカだった。あんなに頑張ってるのに疲れを癒すどころか
  むしろつけていた。休みの時は赤ん坊の世話を頼んでいたし、月音のことでなくコナのことばかり考えていた。

  それと同時に萌香は今夜を決戦の時と決めていた。そして彼女にはまだ新聞部の仲間では萌香だけしかもっていないものがある。


12月31日 深夜
「つくね、起きて」

「な、なあにモカさんってあれ・・・?」

月音は驚いた。場所は泊っている旅館の部屋で目の前にいるのはモカだが

驚いたのはそのモカさんが来ている服装だった

「ふふ、あの頃のだから着れるか不安だったけど私も月音もまだまだ現役ね。」

「わっ、俺のまで・・・」
そう、モカと月音が来ていたのは二人が出会った学校 
私立陽海学園高等学校の制服である。それも昔着ていたのである。
「月音、ごめんね」
「えっ?」
「コナが生まれてから子育てに忙しいのを理由に月音にかまってあげられなくて
 それに帰りが遅いのはどっかで遊んでいるのかと思っちゃたし、」
「で、でもそれはモカさんが悪いわけじゃな・・?」
「今は私にさせて・・・」
モカは月音の唇を自分の人差し指でそっとやさしく置いていった。
「いつも私が月音に迷惑をかけていたのに
 高校時代からいつも私、ううんみんなををかばってきて、それが今でも続いていている。
 しかもそれを誰にも打ち明けないで、じっと耐えていたのに私は気付かなかった
 。昔も今も自分を犠牲にしてでも私、いやいろんな人のために頑張っているんだよ
 月音は。それを私の軽はずみに言ってきた言葉でついに壊れそうになるまで
 になっちゃたんだよ。月音は・・・」
「だから今は月音・・私を好きにして。今言っても遅いけど。この身体は月音の
 ものだから、昔も今もこれからも・・・まず私のこれ・・・」
モカはピンクのブラに包まれている自分の片側の乳房を露にした。
「えっ、それって」
「黙って!ほら」
モカは乳房を持ち、乳首を月音の口に包ませる。
「えっ、う、うわ~」
白く甘い液体がぽたぽたと月音の口を満たしていく。
モカが月音に飲んでっていったのは母乳だった。新聞部のメンバーでモカしか
もってないものである。モカ以外の女の子は恋愛はしてるし。SEXもしている
だが子供を産んだのはモカだけであり、母乳は子供を生まないと出ないからである。
「どう、月音、私のミルク、おいしい?」
「うん、ほんのり甘くて、温かいよ。なんだか落ち着くよ。でも、なんかいつもと違う感じしない?」
「確かに・・・この制服でかな?」
高校の制服、大人になった今でも着ると、懐かしい雰囲気である。そしてなんだかイケナイことを
しているような感じにしてしまうもの。だからモカは制服を持ってきたのだ。
「つくね、もっと強く吸って」
「え、痛くないの?」
「大丈夫、コナによく強く吸われるし、月音には今までのことを私のこの胸で受け止めてあげたいの」
その言葉を聞いた瞬間、月音は口を離し、モカの両方の乳首を摘まんでくる。
「あ、あ~ん。そんなに刺激しないで、きゃあ」
今度は片方の乳房をひたすら舐めつづけ、もう片方は引き続き摘まんで刺激をしている。
「そ、そんなにされたら、ミ、ミルクが出、出ちゃうよ~、あ~~~~」
モカの乳房から噴水をあげるように母乳が出てくる。月音はそれをむしゃぶるように吸った。
「ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅ~」
「もう、つくねったら。おっぱい好きなんだから、あれ、涙出てるよ」
「も、モカさん。捨てないで」
月音は今こうやっていられる安心感と同時に見捨てられるかもしれないという不安感を抱いていた。
その時、月音の背後に温かい手が来た。
「ない言ってるの、つくねのこと見捨てるわけないでしょ。だっていろんな戦いや困難を乗り越えて来たんだよ。
それに私にとってもつくねは大事な人だからね。」
「モカさん・・・」
モカはつくねの頭をなでながら話した。
まるで雨の日に捨てられて泣いている子猫を慰めるように
「あれ、つくねのここも泣きそうだよ・・・」
「えっ?」
つくねのモノはすでにテントを張っていた。
「あ、いいよ自分で脱ぐから」
「だ~め。今は私にさせて」
モカはつくねのズボンを脱ぎ、トランクスをゆっくりと下にした。
「・・・・・・・」
「どうしたの、モカさん?俺のやっぱり小さいかな?」
そんなことではなかった。モカが言葉を失ったのはつくねのモノの大きさだった。

「欲しい・・・」
「えっ」
「月音のオチンチン、欲しいよ・・・・」
呼吸を荒くし、顔を赤らめて、人さし指を舐めながらモカは言った。
モカはもう自分の理性を失っていた。ご無沙汰だからそうなった訳ではない。
それは女の本性によってだ。

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最終更新:2011年07月10日 12:11
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