有為転変◆WqZH3L6gH6




「持っていかないんですか?」
「あ?」

平和島静雄は支給品であり同行者であるエルドラから問いかけられる。
蛍を立たせた静雄は先程落命した紅林遊月に手早く土砂を被せその場を立ち去ろうと考えていた。
彼が問いの意味を理解整理するのに時間がかかった。
もう一人の同行者一条蛍が先に理解し発言する。
エルドラのカードをかざし現場を見せているのは彼女。

「……お姉さんのカードを」
「……ああ」

静雄が後悔に曇らされた頭で問いの意味を咀嚼するのに少々時間がかかるのは仕方のない事。
彼は遊月が所持していた支給品を手早く回収していく。死体漁りに嫌悪を感じながら。
アドバイスをしたエルドラに少々ながら嫌気を持ち、思わず顔をちらりと見る。

「……」

彼女は渋面で遺体を中心に周囲を観察している。僅かに顔を伏せながら。
静雄はその様子をみて、恥を感じながら作業を続行する。
エルドラは半ば放心している蛍に聞こえるように呟いた。

「紅林遊月……」
「……っ」

蛍は思い出した。18時間近く前に会った"お姉さん"の名前を。
遊月にコーヒーを運んでた時に互いに軽く自己紹介した事を。
遊月がすぐ喫茶店から去った事もあり、これまで蛍は彼女の動向をあまり意識できていなかった。
まさかこんな形で再会するなんて……。蛍は絶句せざるを得ない。
自身を庇い命を落とした人はこれで2人目。

「……あ、静雄さん。そのつけ爪も支給品かと。」

静雄は遺体の指に着けられている、指輪のようなものに手を触れる。

「カードに戻して」

静雄は車をカードに収納したのと同じように念じた。
指輪はどこかに落ちていた黒カードに収納され静雄の手に渡る。
静雄は全ての支給品を回収したのを確認し、地面を音を立てないように掘り上げようする。

「エルドラさん?」

その行為を止めたのは蛍の疑問の声だった。

「……」
「……白カードか」

エルドラは頷く。静雄は遊月の腕輪から剥がれ落ちたカードを拾う。
血液が付着していたが他のカード同様に染みていない。
軽く振るうと血液は飛び散り、血糊は剥がれ落ちた。
カードを見ると生前の遊月の顔がある。その絵をエルドラにも見せた。
エルドラは顔を落胆したかのようにうつむかせ、目を瞑った。

静雄は無言で遺体の近くの地面を蹴り上げ、地面の土を遺体へと被せていく。
極力音を出さないように。本当は手厚く埋葬したかったが時間がない。
付近に殺人者いる可能性があり、先程の発砲音を聞きつけてここに来るかも知れなかったから。
僅かな時間で遺体は土に隠れた。
3人はその場を去ろうとする、静雄の顔は西を向いている。
蛍は――リゼさんは?と口に出そうとする。
智乃の大事な仲間の1人で静雄に対し殺意を向け、やがて蛍にも敵意を向けた天々座理世。
過失とはいえ遊月を殺し東方面へ立ち去った少女。
静雄にしてみれば初対面から敵意を向けられた事もあり好印象を持ちようがないが、
蛍にしてみれば、良好な関係を築けていた智乃と親しかったリゼは未だに気がかりである。

「……」

考えを察したのだろうエルドラは非難めいた眼差しこそしなかったが、肯定しているとは言えない表情を蛍に向けた。
蛍はリゼの静雄への誤解を解きたかった。だが全身全霊をかけたと言ってもいい説得は通じず、より敵意を膨らませたに過ぎなかった。
説得を切り上げその場を立ち去れば少なくとも遊月さんは死ななかったのだろうか?
蛍は湧き起こる後悔と無力感を抱えながら静雄に声をかけた。

「……。平和島さんどこに?」
「城に行こうと思ったけどよ……エルドラ、向こう魔力とやらが弾けて危険なんだよな」
「今は収まっていると思いますけど、ところであの城には行ったことあるんですか?」
「いや、ねえ」
「休憩場所として選ぶにゃどうかとは思いますね。それに山に入ったら迷いそうな気がしますし」

「……温泉方面に行こうと思う。途中に家の幾つかはあるだろ」
「どうしてですか?」
「服の替えが必要だろ」

静雄は蛍の今の姿を見て断言した。
蛍はそれに納得し、静雄の顔を見て思わず息を飲んだ。
静雄の眉間には皺が刻まれていたから。さっきの発言はリゼへの追跡はもうしないと言ってるのも同義。
蛍は未練を持ちつつもその考えを否定できないでいた。
今のリゼは不可思議な力を持つ銃を所持している、あれで撃たれたら誰も無事でいられる保証はないと蛍が判断してしまう代物。
蛍は彼には聞こえないようにそっと溜息をついた。

「わかりました」

諦めざるを得なかった。
静雄と蛍は立ち去るべく、その前に遊月の遺体がある場所に謝罪の言葉を掛けようとする。
それを遮るようにエルドラは遊月の白カードに向かって一言呟いた。

「ごめん」

真摯さが込められたその言葉を耳にし、2人は黙って遺体から背を向ける。紅林遊月はここにいないから。
2人は真に報いるべき行動を優先する為に足早に西に向かい林に入った。

「……」
「……」
「道路照明灯はあるんですかね?」

殺人者との接触を避け為に林中を歩く2人に掛けられたのは、陰鬱な空気を振り払うようなエルドラの気楽そうな声だった。
静雄は蟇郡苛と出会う前後の記憶を思い起こす。
エリアFからEにかけての照明はいくつか怒りにまかせて破壊してしまったが、HからGにかけての照明には手を付けていない。
さっきコシュタ・バワーを運転していた時は急いでいた事も道路でなく草原を走っていたが、
もし照明灯がある道路なら、ライトがない車でもさっきよりは速度を出せるだろう。
静雄は蛍に顔を向ける、彼女は虚ろな目をしていた。

「……」
「蛍ちゃん、大丈夫か?」
「……えっ、ハイ」
「……」

さっきの遊月の件が辛くない訳がない。
現に静雄とエルドラさえショックを受けているのに、まだ小学生の蛍の負担が小さい筈がないのだ。
静雄は足の向きを南へ変え、方針を2人に伝える。少女達はそれに同意し彼に続いた。

林を抜け草原を抜けた先には少々ながらも照明に照らされた道路が見える。
他参加者の姿は見えない。東には相変わらず煙が立ち上っているが延焼が拡大しているようには見えない。
今がチャンスとばかり静雄は急いで漆黒の車 コシュタ・バワーを現出させる。
蛍は静雄に続く前に尻に手を当てるが返り血が掛かっていない事を確認するやそのまま乗車する。
温泉街に向う3人の行動を止めるものはなかった。



半日前、H-5の海岸にて。

衛宮切嗣に関する情報をどうしようかと考えていた折原臨也。

「折原さん」

そんな彼に一条蛍はジュースを手に立ち上がり声をかけた。

「ジュースありがとうございました」
「ああ良いんだよ」

臨也は笑みを浮かべつつ、ぺこりと頭を下げる蛍を愉しげ見るや、切嗣についての情報の提供を保留とする事にした。
わざわざ情報屋としての禁忌を侵さなくても、同様の効果が期待できる面白い反応が見られる方法を思いついたから。

「蛍ちゃん、ちょっと悪いことを訊くけど、君はもし殺し合いに乗った危険なヤツにあったらどうする?」
「え、それは?」
「無理に答えなくてもいいよ、これから俺がするのはそういった危険を乗り越える為の作戦さ」

蛍の表情が引き締められたものに変わった。
彼女は臨也の今後の計画――主に危険人物と遭遇した場合の対策について、相槌や短い返事を交えながら懸命に記憶していく。
臨也は暗に静雄への悪評が混じった作戦を聞く蛍の様子に胸中でほくそ笑む。
いくつかの対応手段を伝え終わった臨也は最後に緊急時の連絡方法について蛍に伝えた。

「×××-××××-××××ですか?」
「そう。紙に書き写すのは危険だからちょっとキツいけど我慢して覚えて」


教えられた番号は臨也のスマートフォンの電話番号。
もし何らかのトラブルで2人が離れ離れになった場合における連携手段。

「わかりました」

蛍は臨也の細やかな気遣いに感謝した。

「いいんだよ。さ、行こうか」

臨也にとっては片手間的な手段の一つに過ぎない事を知らないまま。
彼の残酷さをその時は知らないまま。



「ハンドルを大きく右に切って~」

車は危なげなくカーブし先に温泉がある道へ移行する。
ラビットハウスを目指していた頃より上手く運転できるようにはなっていると静雄は思った。
とりあえず危機を脱した事もあり少々なりともリラックスできたのも大きいようだ。

「……詳しいな」
「適当です、テヘ」
「おい」

静雄は冗談と受け取る事にした。

「……」

蛍は乗車して数分後に眠っており、運転のサポートはエルドラが行っている。
ルリグカードは前窓の内側に立てかけていた。

「手紙、れんげちゃんの手に渡ってるといいですね」
「ああ」

静雄とエルドラは分校から出発する前、蛍からある相談を持ちかけられていた。
電話番号の情報を残して良いのでしょうか?と。
悪意ある参加者から情報を利用されるのを恐れたのだろう。
静雄は悪用されるのを想定して考えればいいと受託し、エルドラも少し考えた後に「いいんじゃないですかね」と答えた。

「建物が見えて来たっすよ」
「……」

車は林に挟まれた車道に入る。身近な建物の近くに駐車すべく減速してゆく。
温泉へは目と鼻の先だが、まず蛍の衣服の替えを入手しなければならない。
車は停車する。急ではないが多少揺れて。

「う……ん」

その衝撃で蛍は目覚めた。静雄はバツが悪そうに目を細めた。

車を降りてから3人は今後どうするかぽつぽつと相談を始める。
蛍はまずルリグカードを極力出した状態にできるようカードホルダーを作りたいと提案した。
エルドラと会話しやすいように。正直、静雄と2人だけでは相談相手が少ないと思ったからだ。
それに対してエルドラは「頼みますよ」と答える。
家の玄関が見えた。静雄はこいつの分はどうするんだとばかりに胸ポケットに入れたルリグカードを出して見せた。
カードには仰向けに寝た少女が映し出されている。パーマがかった水色髪をした少女――青のルリグ ピルルク。

放心してルリグに気づけなかった蛍は目を丸くしてカードを見、エルドラは観察するようにピルルクを凝視した。
そして納得したように手を打って、訴えかけるような顔を静雄へ向ける。

「知り合いなのか?」

「だいぶ前にこの子とバトルをした事がありましてね」
「……セレクターバトルの方だよな?」

殺し合いの方を想像し険のある声で問いてしまう。
エルドラは気にせず続けた。

「ええ。そん時は私が勝ちましたが。まさかここで出遭うとは」
「どういう人だったんですか?」
「ルリグにしては愛想のない子でしたねえ」

人物像については解らないという事か。
静雄はそう解釈しピルルクをポケットに戻した。

「その人の、セレクターさんはここにはいないんですか?」
「……さあ?」

実はエルドラは確信が持てる程ではないが、ピルルクの元セレクターについて予想を付けていた。
蒼井晶。現ルリグ ミルルン以前に使役していた青ルリグがいただろう事を。
赤のルリグ ユヅキ達の交流を通じて。はぐらかしたのはわざわざ蛍に負担をかけたくないとの判断だった。

「ルリグなんて何十人もいますからね、そんなにレアじゃないっスよ」
「一体、何を考えてんだあのアマ」

静雄は明言こそされなかったものの、ルリグが元人間なのを薄々は感づいている。
エルドラの説明と会話からそれは推測できた。そもそもエルドラに隠す気がほとんどないのも原因だったが。
静雄は繭の更なる非道から来る怒りに不快げに歯ぎしりし、何とか衝動を堪らえながら戸に手をかける。
戸は開き3人は中に入り、程なくしてタンスがある和室へと入った。

照明は豆電球のみに留め、蛍は白カードの照明を頼りに遠慮がちにタンスの中を物色している。
静雄はスマートフォンを机に置いた。スイッチが入っている。
エルドラとのちょっとした質疑応答を交えながら、静雄はチャットの画面を見続ける。

I:『一番目のMと、五番目のD。今夜、地下闘技場で話がある』


「D……」

静雄の脳裏に連想される頭文字Dの人物はただ1人。
臨也との最期の会話で存在が示唆された、肉の芽という洗脳能力を使う危険人物 DIO。
チャット機能による頭文字の方則を知らない静雄でもその一文には意識をせざるを得なかった。
発言者Mについては正体に想像が付かなかったが、少なくともDIOは北西の方に行くだろうという想像はできた。
突如、透き通ったような声が聞こえた。

「DIOですか……」

それは探索が終わった蛍の声。彼女の手には手帳や衣服や下着が抱えられている。

「知っているのか?」
「承太郎さんから聞きましたから」

蛍ははっきりそう答えると、今度は居心地が悪そうに視線を落とした。

「?」
「その……着替えをしたいので」

彼女の服に付着した血は既に固まっているが、とてもじゃないが他者に見せられる姿ではない。
静雄は失念していた自分を恥じつつエルドラを手に立ち上がり、彼女を隣室へと促した。

「……」


数分後、蛍が着替えをしている部屋の前に静雄が立っている。
待機する静雄に対しエルドラは小さな声で言う。

「静雄さん、繭に対してこれからする事伝えるんですか?」
「!」

ピルルクとの会話を聞いていたのかと静雄はバツが悪そうに顔を歪ませる。
エルドラは神妙な顔で続ける。

「繭を倒すって言うなら、今のうちに蛍ちゃんに伝えた方がいい」
「……」

静雄がここに来て蛍に自らの主張を告げなかったのにはいくつか理由がある。
自分たちを安全な場所に避難させる必要があって言い出せなかったのが一番大きい。
だがそれとそう変わらないくらい大きな原因もあった。

それは蛍の信念を挫けば、これからの行動に支障をきたすくらい衰弱する可能性が見えたから。
通用こそしなかったが、リゼを説得する際に蛍からは強い信念が感じられた。
ただの小学生を超える説得を発言できるほどに。その強さを否定するような事は静雄には気が進まなかった。
両者はしばし黙り、沈黙が訪れる。また口火を切ったのはエルドラであった。

「こんな状況だし……いつ敵が襲撃して話し合いができなくなるかも知れない」

そう冷然と現実を告げる。

「……!」

静雄は蟇郡の事を思い出し葛藤する。もう果たせない約束を意識して。
白服の怪物に圧倒された事実からくる無力感も意識して。
また訪れるは沈黙の時間。静雄は思考の海に落ち発言できない。
ルリグは訴えかけるようにゆっくりと呟いた。

「……私はやるべき時に必要な事を伝えられなかった」
「!」


静雄はトーンを落としたルリグの声を聞き、目を見開く。
これ以上発言させるわけには行かないと静雄は思った。
それは自己保身や現実逃避の防止からくる不快の念からではない。
エルドラが深い後悔を抱えているからこそ、それ以上に年長者として彼女に負担を強いる訳には行かなかった。
ここに来て伝わった。未熟な大人でも静雄は今すべきことが解る。
力なんて関係ない、越谷小鞠の死を最も悲しみ怒った外部の"人間"として彼は決断する。

「――」
「そうする」

エルドラが次の句を告げる前に、静雄は力強く頷いた。

「……」

気づいたエルドラは独白を止め、両手を頭の後ろに回し気恥ずかしそうに音のしない口笛を吹いた。
静雄は呆れたような表情を浮かべると聞かなかったように腕を組んで蛍を待った。
少しして部屋の戸が開き、蛍が姿を見せた。
その姿は細部は異なるがさっきまで着用してた服とそう変わらなかった。

「あー静雄さん、腕輪を見たいのでお願い」

3人はさっきの部屋に戻り。相談を再開している。
静雄は腕輪を操作しながらエルドラに情報を見せている。

「蛍ちゃんは最初どこにいたんだ?」
「え?私は映画館で……承太郎さん達と一緒に」
「俺はゲームセンタ-にいたんだ」
「え」

静雄は湧き出す感情を抑えながら、柔らかい笑みを浮かべ照れくさそうに言う。

「俺さ、あの時繭がやった事に腹が立って暴れてたんだ」
「……」
「その時、小鞠ちゃんに遭ったんだ。怖がらせて気絶してしまった」
「!?」
蛍は思わず顔を近づかせる。

「最初、訳が解らなかったけどよ……」
「?」
「話して見て解ったんだ」
「……。小鞠ちゃん、乱暴者の俺を受け入れてくれたんだ」
「!」
「間違いなくいい子だったよ。上級生として君達の事を守ろうと頑張ろうとして」

蛍の左目から涙が流れた。
静雄は表情を変えずに続けようとする。それがぎこちないものと自覚していても。

「……もっと話を、小鞠ちゃんの話を聞きたいか?」
「お願いしますっ」

掠れた声で蛍は言う。鼻水を吸った音がした。静雄は話を続ける。
会話にはやがて蛍による小鞠の思い出話が入り始めた。それでも2人の会話が中断する事はない。
襲撃者も来客もない心からの対話。エルドラは黙って2人のやり取りを聞いている。
その対話は静雄が蛍に対しての隠している感情に気づいても尚続いた。



I:『犬吠埼樹さんのスマホから書き込んでいます。鮮血とアスクレピオスは目的地に到着しました。
途中針目縫と交戦し倒しました』


それはスマホのチャット画面に新たに加わった文章。
3人はそれを意識しながら支給品の再点検を行っていた。
これからの方針についての相談は粗方終えている。
写真立てにはエルドラが立たされていた。
蛍は上目つかいで静雄を見て「主催者は……」と言った。
静雄は黙ったまま真剣な眼差しを蛍を見つめている。
それは繭に対する非道による怒りから来るもの。繭殺害は今の蛍の主義には反する。
だがその根源から来る怒りを蛍は否定できない。だから彼女なりの熟考からきた主張を口出すタイミングを待った。

「俺はあの女のやった事はどうしても許せねえ」

拳を握る音が聞こえた。

「だからアイツに……報いを与えたい」

さっきと同じように殺すとは言わない、それは嘘を付きたいから言葉を変えたのとは違う。
さっきの対話の途中で殺す殺す……発言を蛍に咎められたのが原因だから。
ただ"繭に怒りをぶつける"それだけは誰が相手でも譲れなかった。

「分かりました」
「……」

蛍がショックを受けた様子はない。
無理を通した罪悪をちょっと感じながら静雄は安堵する。

「ただ……」
「!」
「もし……主催者に限りませんけど、機会があったら私、話してみたいんです」
「……」
「……」
「解った、できるだけ協力する。だから無理だけはしないでくれ」
「……」
「俺はそこらの銃で撃たれても、……ちょっとの怪我くらいで済むくらい頑丈だから。
 頼っていいんだぞ」
「はい」

蛍はようやく元気を含んだ返事をした。そしてエルドラの方へ顔を向けた。

「……へ?私はおふたりがする事に反対はしませんよ。何せ支給品ですからねー」

静雄は呆れたようにエルドラに質問をぶつける。冗談めかした感じで。

「何でそのただの支給品がそこまですんだよ?何か魂胆でもあるのか?」
「……いやぁ、私だって生き残りたいですからねー。御二人には仲良くしてもらわんと」
「ふっ」
「なんですかねぇ、その冷笑は」

その時、スマホから発信音がした。
3人は即座にチャット画面に注目する。


I:『犬吠埼樹さんのスマホから書き込んでいます。鮮血とアスクレピオスは目的地に到着しました。
途中針目縫と交戦し倒しました』


「これは……」

名称の選択は3番めと6番目の文章と似たような感じだったが、
そこから人物を特定できるようなものは静雄にはないと思えた。
困惑する彼を他所にエルドラはどこともなく呟く。

「義輝と覇王へ。フルール・ド・ラパンとタマはティッピーの小屋へ。
 タマは小湊るう子……」
「!」
「それって小湊さんのルリグの名前ですか?」
「ええ聞いた所によると前の。今はイオナって名前のルリグと組んでますが」
「イオナ……浦添伊緒奈とは違うんだよな?」
「……どうですかね?時系列の違いもありますし」
「ティッピーの小屋はラビットハウスの事です」
「4番目の発言のタイミングからすると、あの子があの女達に攫われる前の文章か。クソ!」

ここに来て携帯電話を握りつぶしたのを静雄は後悔する。チャット機能があったかも知れないのにと。
どこぞの吸血鬼以上に。

「針目縫……」

蛍は蟇郡から智乃を通じて伝えられ知った最上級の危険人物の事を思い出し、呟く。
針目が倒された事は僥倖だが、倒した人達の手がかりが少ない。
智乃は蟇郡から神衣鮮血の事までは教えられていなかったから。

「……これだけじゃ判断の材料に乏しい気もしますね」
「……」

蛍は意見を求めるべく静雄の方を向く。
静雄はスマホに登録された電話番号を見て考える。
登録されているのはラビットハウス、ゲームセンター、映画館、万事屋銀ちゃんの4箇所。
万事屋を除いて、生前の臨也が登録した番号。
より多くの協力者が必要だとここに至って静雄は思った。
生前の臨也による情報工作の悪影響の懸念はある。
だがエルドラが気づかせたようにいつどうなるか解らない状況が故に恐れを隠して電話を掛けようとする。

「待って下さい」

蛍が静雄を止め、自らの提案を口にする。

「チャットかメールでリゼさんのこと伝えられないでしょうか?」
「……そうだな」

書き込む文章をエルドラも交えた3人で考える。
相談の傍ら、蛍の手帳と糸と布を使った作業は進行している。
10分以上をかけてもいい文章が浮かばなかった。
それだけリゼの扱いは難儀なのだ。

蛍は出来上がったカードホルダーにエルドラの同意を得た上で彼女を収納する。
次に彼女はまだ眠り続けるピルルク用のカードホルダーの制作に着手する。
その時、スマートフォンが振動した。

3人は相談を中断し、誰が受け持つかを考える。静雄は慎重にスマホを手に取ると蛍へと手渡す。

「……」

映し出された番号は先のどの施設のものでもない。
もしかしたら、と期待半分不安半分に蛍は意を決してボタンを押した。

「もしもし……」
『……』

電話の向こうから微かな喧騒が聞こえたような気がする。
蛍は気を落ち着かせ、誰が話し掛けても対応できるよう気を引き締める。

『ほたるん……』
「れんちゃん」

最後に会ってから感覚的に2日も経っていないのに、長い時が流れたような気がした。
的外れとも取れるその思考の後、蛍は表情を緩めた。

「無事なの、元気なの?」

それは嗚咽混じりとも取れる問いかけ。
だがその感情は悲しみとは相反するもの。

『ウチ、無事なん!さっつん達のおかげで元気なん!』
「っ」

蛍が深呼吸をした。
そして何かが決壊したように安堵から来る言葉が、要領の得ないものも含めて次々と飛び出す。
電話の向こうの少女 れんげも同じように喋りまくった。

「……」

静雄はそんな2人のやり取りを見守っていた。



同じ村に住む2人のやりとりが一段落した後。
静雄は現在のれんげの保護者である鬼龍院皐月と通話していた。

『そうか、蟇郡と纏流子は……』
「す……」

詳細までは聞いていないが静雄は蟇郡の主君である皐月について
静雄は詫びの言葉を口にしようとした。

『謝らなくてもいい。あいつ自身それを望むような者ではない』

凛としたその声に静雄は口を噤んだ。

『しかし、極制服を着用していたとは……』

微かな困惑が入り交じった皐月の声に、エルドラは助け舟を出すべく静雄に声をかける。

「それってまた時系列の……ってやつじゃないですかね」

同意を求められた蛍は黙って頷く。
蛍自身、その行き違いから生命を落としかけたのだ。忘れるはずがない。

『どういう事だ?』
「……話したいんだけど、代わっていいですかね?」


静雄は黙ってスマホを蛍に渡す。胸元にぶら下げられているエルドラが応答した。

「はい。こちらルリグのエルドラー」
『ルリグ?』

知らないようですねって感じで静雄達に目配せしたエルドラは、蛍にサポートを頼みつつ慎重に皐月との通話を続けた。



「……」

蛍は鉛筆は手に皐月から教えられた電話番号を記録していく。
そしてその番号をスマホに登録していく。
生前、臨也は記録は残さず、自分で記憶した方がいいと言っていたのを蛍は思い出し、
恥を感じながらもやるべきことを続けた。

『では、こちらは手紙を処分するがいいのか?』

皐月とれんげは既に記憶したという。
その言葉に力強さを感じた静雄は「ああ」と同意する。

『それで静雄さんが探している相手は……』
「小湊るう子。紅顔の中肉中背の中学生くらいの女の子だ。後、俺の事は呼び捨てで良い。蟇郡もそう呼んでいたから」
『小湊……るう子か』
「はい」

それは蛍の声。

『解った。我々は今分校にいるが、あなた達はどうする?』
「俺達は……今からそっちに向かおうと思う」
『そうか。では我々もそちらに行こう』

そうした方が早く合流できるかと3人は合意する。

「そうだな。頼むぜ」
『そちらこそ』

静雄は蛍にスマホを渡すと、彼女は電話の向こうに声をかける。

「じゃ、またねれんちゃん!」
『うん、またなん!』

通話が終了した。
静雄と蛍はさっきと比べ晴れやかな表情で立ち上がる。

「ちょっと、待って」

とエルドラは2人にストップをかけた。
机の上には1枚の黒カードがある。
静雄はそのカードを捲ると裏面には支給品 蝙蝠の使い魔の詳細が書かれていた。

「私をその蝙蝠に触れさせて来れませんかね?」
「何でだ?」
「ちょいと思い当たる節がありまして」

静雄は黒カードから蝙蝠を出し、蛍はホルダーからルリグカードを出す。
欠伸をした蝙蝠にエルドラは触れた。
すると蝙蝠は青白く発光し、目をぱちくりさせた。

「これは……?」
「うーむ。静雄さん、ちょっと戸を開けてもらえませんかね?」

静雄は戸を開けると、蝙蝠は飛び立ち暗闇へと身を躍らせる。

「おい」
「……おー、見える見える」
「あのエルドラさん、もしかして」

ある事を記憶している蛍はエルドラに問いかける。

「どうやらこの子、シグニと同じように扱えるみたいっすね」
「シグニ?」
「ルリグの使い魔……って言って良いのかな?みたいなものです」

ルリグは稀にだが触れた物体を自らの眷属 シグニへと進化させる事ができる力を持つ。
ゲームとしてだけではなく創作小説としてのウィクロスにも詳しいエルドラだからこそ思い至った発想だった。

「あまりスピードは出せないけど、これで車の運転も楽にできるっしょ」
「じゃあ私にも」
「色々試してみるのも良いかもですね」

和気あいあいとした2人の感情に釣られたように嬉しそうな鳴き声を上げて蝙蝠が戻ってくる。
蛍はスマホを手に思案し、首に掛けられたエルドラも画面を見つめる。
静雄はそんな彼女等を見て、強くなりたい気持ちを一層強めた。



一方、その頃の旭丘分校では

通話を終えた皐月とれんげは校舎から出ると、蛍らと合流すべく足早に南下しようとする。
さっきまでの通話の情報交換は必要最低限のものに過ぎない。
彼女等と合流してからが本番。桂さんや絢瀬と平穏に会話するための暗号等も伝えた。
連絡は……今はあの3人に頼るしかない。
れんげの精霊が哨戒するかのように宙を舞う。
走った2人は校門を出た。

2人は道路の脇の林に入って進む。辺りは静寂に包まれいる。

今後の進路はあの3人次第だが、おおよそには決めている。
島の中央の道路を西進し放送局に向うか、あるいは苦境に立たされた反ゲーム派の参加者の救援の為に、
分校の転送装置を使って、駅までの道をショートカットして電車を利用するか。

「……」

城周辺にいるかも知れない妹 纏流子と再会して凶行を止めたい気持ちはある。
だが皐月は今はあえてれんげの希望を叶えたかった。
2人も行く、約束を果たす為に。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【G-3/温泉付近の民家/夜中】

【平和島静雄@デュラララ!!】
[状態]:こんな状況を招いた自分への怒り(中)、全身にダメージ(中)
[服装]:バーテン服、グラサン
[装備]:ブルーアプリ(ピルルクのカードデッキ)@selector infected WIXOSS
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(18/18)、青カード(13/18)
    黒カード:縛斬・餓虎@キルラキル、 コルト・ガバメント@現実、軍用手榴弾×2@現実、
         コシュタ・バワー@デュラララ!!、不明支給品0~1(本人確認済み)
    白カード :紅林遊月、衛宮切嗣、ランサー
    自分と蛍の換えの服(上下1~2着分)@現地調達

[思考・行動]
基本方針:あの女(繭)に報いを与えたい。殺す発言は極力しないように心がける。
  0:道路照明を頼りに車で分校方面へ向う。
  1:蛍を守りたい。強くなりたい。
  2:蛍とれんげを再会させ守る為にスマホを通じて情報収集する。
  3:小湊るう子を保護する。
  4:2と3を解決できたら蟇郡を弔う。
  5:リゼが気がかり。
  6:余裕があれば衛宮切嗣とランサーの遺体、東條希の事を協力者に伝える。

[備考]
※一条蛍、越谷小鞠と情報交換しました。
※エルドラから小湊るう子、紅林遊月、蒼井晶、浦添伊緒奈、繭、セレクターバトルについての情報を得ました。
 簡単にですが皐月、れんげとも情報交換を行いました。
※東條希の事を一条蛍にはまだ話していません。
※D-4沿岸で蒼井晶の遺体を簡単にですが埋葬しました。
※D-4の研究室内で折原臨也の死体と桐間紗路の近くに臨也の不明支給品0~1枚が放置されています。
※校庭に土方十四郎の遺体を埋葬しました。
※H-4での火災に気付いています。 遊月を埋葬した時点では拡大も鎮火もしていないようです。
※G-4とH-5の境界付近で紅林遊月を簡単にですが埋葬しました。
※ピルルクの「ピーピング・アナライズ」は(何らかの魔力供給を受けない限り)チャージするのにあと1~2時間かかります。


【一条蛍@のんのんびより】
[状態]:全身にダメージ(小)、精神的疲労(中)
[服装]:普段通りに近い服@現地調達
[装備]:ブルーリクエスト(エルドラのデッキ)@selector infected WIXOSS、蝙蝠の使い魔@Fate/Zero(シグニ化?)
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(17/20)、青カード(18/20)
    黒カード:フルール・ド・ラパンの制服@ご注文はうさぎですか?、カッターナイフ@グリザイアの果実シリーズ、
    ジャスタウェイ@銀魂、折原臨也のスマートフォン(考察メモ付き)
    ボゼの仮面咲-Saki- 全国編、赤マルジャンプ@銀魂、ジャスタウェイ×1@銀魂、     
    超硬化生命繊維の付け爪@キルラキル 、およびM84スタングレネード@現実
    越谷小鞠の不明支給品(刀剣や銃の類ではない)、
    白カード:越谷小鞠
    筆記具と紙数枚+裁縫道具@現地調達品

[思考・行動]
基本方針:誰かを死なせて悲しむ人を増やしたくない。自分の命についてはまだ分からない。
   1:れんちゃんと再会すべく分校方面へ向う。
   2:平和島さんに付いて行く。
   3:どうにかスマホを活用してリゼさんを含めた仲間達を助けたい。   
   4:主催者と遭えたら話をしてみたい。
   5:折原さんがどんなに悪い人だったとしても、折原さんがしてくれたことは忘れない
   6:何があっても、誰も殺したくない。

[備考]
※セレクターバトルに関する情報を得ました。ゲームのルールを覚えている最中です。
※空条承太郎、香風智乃、折原臨也、風見雄二、天々座理世、衛宮切嗣、平和島静雄、エルドラと情報交換しました。
 簡単にですが皐月、れんげとも情報交換を行いました。
※『越谷小毬殺人事件の真犯人はDIOである』という臨也の推理(大嘘)を聞きました。現状他の参加者に伝える気はありません。
※衛宮切嗣が犯人である可能性に思い至りました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。
※エルドラのルリグカードは自作の透明のカードホルダーに収納されています。
 現在2つ目を制作している最中です。
※折原臨也のスマートフォンにメモがいくつか残されていることに気付きました。 現状、『天国で、また会おう』というメモしか確認していません。
 他のメモについては『「犯人」に罪状が追加されました』『キルラララララ!!』をご参照ください。また、臨也の手に入れた情報の範囲で、他にも考察が書かれている可能性があります。

※エルドラの参加時期は二期でちよりと別れる少し前です。平和島静雄、一条蛍と情報交換しました。
 ルリグの気配以外にも、魔力や微弱ながらも魂入りの白カードを察知できるようです。
 黒カード状態のルリグを察知できるかどうかは不明です。
※現在、蝙蝠の使い魔はエルドラと感覚を共有しています。


※【蝙蝠の使い魔 補足】
 セレクター役がいるルリグと接触させると、ルリグが魔術師と同様に感覚を共有でき使役できるようになります。
 命までは共有しません。なおどちらかを黒カードに収納するか意識を失うとそれらの効果は失われます。
 制限や、ルリグを扱うセレクターが同様に扱えるかどうかは後の書き手にお任せします。
 支給品による強化で魔術の力を得た場合も扱えるかもしれません。

【追記】
臨也のスマホにラビットハウス、ゲームセンター、映画館、万事屋銀ちゃんの電話番号が登録されています。
今回の話で新たに各勇者スマホの番号が登録されました。



【F-4/旭丘分校付近/夜中】
【鬼龍院皐月@キルラキル】
[状態]:疲労(小)、全身にダメージ(中)、袈裟懸けに斬撃(回復中)
[服装]:神衣鮮血@キルラキル(ダメージ小)
[装備]:体内に罪歌、バタフライナイフ@デュラララ!!
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(5/10)、青カード(8/10)
    黒カード:片太刀バサミ@キルラキル
    白カード:針目縫
    針目縫の腕輪(糸が括り付けられている)、鉛筆2本
[思考・行動]
基本方針:纏流子を取り戻し殺し合いを破壊し、鬼龍院羅暁の元へ戻り殺す。
0:まず平和島静雄と合流する。それから放送局に向うか分校の転送装置を利用して電車を利用するか判断する。
1:絢瀬絵里が心配。 何とか連絡を取りたい。
2:鮮血たちと共に殺し合いを破壊する仲間を集める。
3:纏流子を取り戻し、純潔から解放させる。その為に、強くなる。
4:ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を調べてみたい。
5:襲ってくる相手や殺し合いを加速させる人物は倒す。
6:神威、DIOには最大限に警戒。また、金髪の女(セイバー)へ警戒

[備考]
※纏流子裸の太陽丸襲撃直後から参加。
※【銀魂】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【のんのんびより】【結城友奈は勇者である】の世界観について知りました。
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※金髪の女(セイバー)とDIOが同盟を結んだ可能性について考察しました。
※罪歌を支配しました。支配した場合の変形は身体から実際の刀身以上までの範囲内でなら自由です。
※ヴァニラ・アイス(I)の書き込みまでチャットを確認しました。その後自分(I)も書き込みました。
※IDカードから転送装置の存在と詳細を知りました。
※参加者の時間軸がずれている可能性を認識しました。

【宮内れんげ@のんのんびより】
[状態]:魔力消費(中)、勇者に変身中
[服装]:普段通り、絵里のリボン
[装備]:アスクレピオス@魔法少女リリカルなのはVivid 、犬吠埼樹のスマートフォン@結城友奈は勇者である
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(8/10)、青カード(9/10)
    黒カード:満艦飾家のコロッケ(残り三個)@キルラキル
    飴の入った袋(残り8割)
[思考・行動]
基本方針:ほたるんと会うため南へ。
1:うちも、みんなを助けるのん。強くなるのん。
2:銀さん、えりりん心配のん。
3:あんりん……ゆうなん……。
4:きんぱつさん、危ないのん?
[備考]
※杏里と情報交換しましたが、セルティという人物がいるとしか知らされていません。
 また、セルティが首なしだとは知らされていません。
※魔導師としての適性は高いようです。 魔術師的な感覚も備わり始めました。
※【キルラキル】【ラブライブ!】【魔法少女リリカルなのはVivid】【銀魂】【結城友奈は勇者である】の世界観について知りました
※ジャンヌの知り合いの名前とアザゼルが危険なことを覚えました。
※金髪の女(セイバー)とDIOが同盟を結んだ可能性について考察しました。
※ヴァニラ・アイス(I)の書き込みまでチャットを確認しました。
※放送を聞いていません。
※IDカードから転送装置の存在と詳細を知りました。

【追記】
※静雄達との通話による情報交換は必要最低限に留まっています。
 少なくとも第二回放送前の流子と蟇郡の件、小湊るう子の誘拐の件、天々座理世ついての混乱については伝えられています。
※樹の勇者スマホに臨也のスマホとラビットハウス、ゲームセンター、映画館、万事屋銀ちゃんの電話番号が登録されました。
※蛍の手紙は処分されました。
※衛宮切嗣の遺体とランサーの生首は埋葬されました。影響はありませんが両者の遺体からは差異はあれど魔力が残留しています。
※旭丘分校からの転移先は本能字学園の校庭です。装置に関する説明文の有無や細かい場所は後の書き手さんにお任せします。
※IDカードは針目縫との空中戦の折紛失しました。現在D-4かD-5の海上に落ちている可能性が高いです。

時系列順で読む


投下順で読む


190:姉/姉妹と姉弟 平和島静雄 199:黒き呪縛は灰色の祝福
190:姉/姉妹と姉弟 一条蛍 199:黒き呪縛は灰色の祝福
195:運命の廻り道 鬼龍院皐月 199:黒き呪縛は灰色の祝福
195:運命の廻り道 宮内れんげ 199:黒き呪縛は灰色の祝福