覚醒アンチヒロイズム ◆zUZG30lVjY

市街地の郊外を更に離れた、見晴らしの良い道路。
蒼井晶はその道を悠々と原付で走っていた。
地図でいうとC-3エリアの緑色で塗り分けられた部分だ。
これまでは、市街地――灰色の部分の中だけで行動していたので、初めて街の外の光景を目にしたことになる。

「(地図じゃ緑色だったから原っぱか何かだと思ってたけど、フツーに田舎っぽい感じかぁ)」

市外の風景と、比較的都会育ちの晶が想像する『田舎』のイメージは絶妙に類似していた。
背の高いビルも密集した建物もなく、辺りを見渡せばかなり遠くまで視線が通る。
かといって全くの未開発というわけでもなく、民家や用途の分からない小屋はいくつも目に映る。
白カードの地図ではこの辺りの道路は表示されていないが、二車線程度の道路は普通に通っている。
視界が開けているのは周囲を警戒しやすくて助かるが、こちらの様子を遠くからでも見られてしまうのは考えものだ。

「(つっても、カイザルや汚いオッサンに見つかることはないだろうけどさ)」

その点において晶は絶対の自信を抱いていた。
カイザルはC-2あたりで馬鹿正直にウロウロしているはずだ。
なのでC-2には戻れない。ここは迂回しておく必要がある。
モトベとかいうオッサンは駅には見当たらなかったので、キャスターとやらを倒しに南下したのと行き違ったのだろう。
だとしたら、C-2を迂回してD-2の橋を使おうとすると、その辺りでモトベの汚ッサンと鉢合わせになってしまうかもしれない。
鉢合わせにはならなくても、先に橋を渡っていたオッサンに後ろから追いつく形になってしまう可能性もある。
もしもそうなったら、穂乃果を探しにカイザルと出て行ったのに、穂乃果どころかカイザルまで放置して千夜とニケツしていることを誤魔化さなければならなくなる。
下手をしたらオッサンとカイザルが先に遭遇していて、落ち合う約束だったのに原付ごといなくなったとチクられているかもしれない。
カイザルはまだいいとして、放送局に着く前にオッサンに見つかるのだけはどうしても避けたかった。
正論をぶつけて原付を持って行った逆恨みを非道いやり方でぶつけられるかもしれない。

「…………」

後ろに座った千夜を肩越しにちらりと見やる。
相変わらずの放心状態。生きているのかどうか疑いたくなるレベルだ。
肝心の少女殺人犯(仮)がこの調子では、一緒にいるのがバレたときに「ついて来ないと殺すって脅されたんですぅ!」と泣きつく手は使えそうにない。

「おーい、生きてるー?」
「……はい」
「(うん、まだしばらくダメっぽい)」

C-2とD-2を通過するのはアキラッキー的には不都合だらけ。
そういうわけで、晶はD-2ではなくD-4の橋を経由して放送局を目指すことにしたのだった。
経路は単純。C-3、D-3を経てD-4の橋を渡り、後は海沿いに西を目指すだけ。
安全と引き換えの遠回りになるが、原付のおかげで損失も最小限に抑えられる。
途中で近くを通ることになる『基地』とやらにも興味はあったが、立ち寄る気にはなれなかった。
殺る気全開の大マジな兵器を手に入れても使いこなせそうになかったし、支給品のようにカードに戻せないならただひたすらに重いだけだ。

そうこうしているうちに、晶と千夜を乗せた原付はD-4エリアの中ほどを通り過ぎていた。

ここまで来るとまた風景も変わってくる。
人の生活の気配はいよいよ消え失せ、道路も一車線の道が申し訳程度に舗装されている程度。
道路の左右は荒れ放題の空き地になっていて、原付で乗り込んだら十メートルと走れずに転んでしまいそうだ。
晶は少しだけ速度を緩めた。安全運転第一。無意味に転んでもう片方の足まで怪我をしたくはない。

「ねぇチーヤ? アキラいい加減タイクツなんだけど。おしゃべりくらいしたいな~」

返事代わりのつもりだろうか。腰に回された千夜の腕に少しだけ力が入った。
喋る気力も戻っていないということか。少しばかりキツく煽りすぎたかもしれない。
しょうがないので無言のまま原付を走らせていると、次第にうっすらと潮の香りが漂ってきた。

「あ~、やっと海まで着いた~。ねぇチーヤ地図見てよ。そろそろ橋も近いんでしょ」

肩を揺すって千夜に現在位置の確認を催促する。
流石にそれくらいはできたらしく、千夜が顔を上げて地図を確認する気配がした。
直後、千夜がうわ言のように何事か呟いた。

「……ひと?」
「え、何? 何か言った!?」

大声で聞き返す晶だったが、別に激昂しているわけではない。
ノーヘル運転のせいで風音が煩くて、千夜の声をよく聞き取れなかっただけだ。

「人が、います!」
「はぁ? どこに?」
「まっすぐ、前……突き当りに!」

言われるがままに目を凝らす。
今走っている道路はまっすぐ海へと向かっていて、海の手前で東西に分岐する形になっている。
そのT字路の分岐点に見知らぬ男が佇んでいた。それも道路のど真ん中に。
こちらに気付いていないなんてことはない。男はハッキリとこちらを見据えている。
互いの距離が五百メートルを切ったところで、男が奇妙な行動に出た。

「何あいつ……まさか走ってくる気?」

両手を突いて身を屈め、素足で地面を蹴りつける――陸上競技でいうところのクラウチング・スタート。
謎のスタートを切った男は、時速数十キロで疾走する晶の原付めがけ、信じられないほどの加速力で突っ走って来た。

「う、嘘でしょ!?」

最初は豆粒のようだった男がぐんぐん近付いて来るのを目の当たりにし、晶の背筋に戦慄が走る。
あまりにも異様だ。足の速さも然ることながら、時速数十キロの物体めがけて突っ込んでくるのも頭がおかしい。
距離が縮まってきたことで、男の猛獣さながらの表情と眼光がハッキリと視界に収まった。
アレは確実に自分達を殺すつもりだ――恐怖心が晶の心を縛り上げた。

「じゅ、銃! 持ってんでしょ! 出しなさい!」

原付を走らせながら焦りも露わに千夜へ命令する。
後ろに座る千夜がもたつきながらも黒カードから出した拳銃を、晶はすぐさま片手でもぎ取り、正面に向けてデタラメに引き金を引いた。

カチッ、カチッ。

弾切れ――! 晶は苛立ちに顔を紅潮させ拳銃を投げ捨てた。
晶は千夜の発砲を盗聴器越しでしか確認していない。
素人の千夜が、殺人を犯した後に油断なく弾倉を取り替えておく配慮などできるはずもなく、また銃火器の知識がない晶が発砲音を頼りに弾切れを悟れるはずもなかった。
その結果、虎の子のベレッタM92は空っぽの弾倉を抱えたまま黒カードに戻され、最悪のタイミングで再び呼び出されたのである。
実際には予備弾倉が用意されていたのだが、晶が拳銃を奪い取った拍子に千夜の手から取り落とされ、今や何十メートルも後方に転がっている。
仮に千夜が予備弾倉を落とさなかったとしても、弾切れの事実も予備弾倉の存在も知らない晶には、それを活用する精神的余裕などなかったのだが。

迫り来る男との距離がゼロになるまで十秒足らず。
男は立ち止まるどころかより速度を増している。

手持ちの黒カードには武器があるのだが、ツイてないことに拳銃のような気軽に使える遠距離武器は入っていない。
残る選択肢は、避けるか逃げるか突っ切るか。
晶は必死に思考回路を働かせた。
避ける。これはダメだ。このスピードで道路を外れたら、荒れた地面にタイヤを取られて確実に転倒してしまう。
逃げる。間に合わない。減速して方向転換している間にアイツが跳びかかって来るだろう。
突っ切る。最悪の手段だがもうこれしか手は残されていない。

「どけぇぇぇぇっ!」

アクセルレバーを握って原付を加速させる。
いくら筋肉お化けでもこの速さでぶつかったら無傷で済むはずがない。
あちらもそれはよく分かっているはずだ。
だから、裏をかいて思いっきり突っ込んでやれば、あちらの方が命を惜しんで避けてくれる。
きっとそのはずだ。そうであってもらわないと困る。

晶の頭に猛烈な後悔の念が渦巻いた。
失敗だ。カイザルを切り捨てるべきじゃなかったのだ。
元々アイツは盾にするつもりで味方に引き込んだ。
それを捨てて千夜を選んだということは、盾を捨ててマッチを拾ったということ。
火を付けて炎上させる役には立っても、身を守る役には立たない。
マッチを振りかざしても突っ込んでくる猪は止められない。
後ろにいるのが役立たずな女じゃなくてカイザルだったなら、暑苦しい騎士道精神を発揮してアキラを守ってくれたはずなのに!

男、いや、顔立ちは少年。
大して背が高くないくせに全身が筋肉の塊のよう。
そんな化物が晶まであと数歩の距離に迫り――


――唐突に目の前から消えた。
ギリギリのところで真横に跳んで正面衝突を避けたのだ。






次の瞬間、晶の意識は暗転し、二度と戻ることはなかった。




    □  □  □




パキィ、という枝をへし折るような音を聞いた。


千夜は目と鼻の先で起きた出来事を受け入れられず、ただ目を見開くことしかできなかった。
猛スピードで走ってきた少年が突然横へ飛び退いたかと思うと、真横から晶の頭めがけて鋭い蹴りを繰り出したのだ。

「え……?」

前に座ってハンドルを握っていた晶の身体が、糸の切れた操り人形のように千夜にもたれかかってくる。
その首がぐにゃりと歪み、胡乱な目をした頭が千夜の肩に乗った。
首が折れていた。晶の胴体と頭を繋いでいるのは、弛緩した筋肉の束だけだった。

「いっ……いやあああああっ!」

絶叫。
千夜は無我夢中で座席から晶だったモノを振り落とし、必死になってハンドルを握った。
ところが、あまりに焦って腕を伸ばしたせいで、勢い余ってアクセルレバーまでも握り締めてしまう。
パニックに陥りながらも車体をコントロールしようとする千夜だったが、急加速した原付はまっすぐ走らせることすらままならない。

「やだ! 止まって、止まってぇ!」

暴走の末、千夜を乗せた原付は最高速度のままT字路を突き抜けた。
身体がふわりと宙に浮く感覚がする。
先に落ちていく原付と、迫り来る海面が妙にスローモーションになって見えた。
けれど、それは錯覚。
千夜は自然落下のままに為す術もなく海に飲み込まれた。

「……ぷはっ、けほっ……いや、流され、て……!」

海水を吸った制服は重く、糊のように身体に貼り付いて動きを阻害する。
しかも水の流れが想像以上に速い。
陸地同士が近く、狭小な海峡状になっているせいで、口を潰されたホースのように流れが速くなっているのだ。
華奢な千夜では波にも流れにも抗うことができず、ただ押し流されることしかできなかった。




    □  □  □




「ごめん。どうしても帰還(かえ)らなきゃいけないんだ」

刃牙は動かなくなった少女の傍に跪いて頭を下げた。
今しがた己の肉体で殺めたばかりの少女。
まるで花を手折るような容易さだった。
屈強な男達を倒すために鍛え上げた蹴撃は、少女の命を刈り取るには些か威力過剰であったらしい。
死因は頚椎骨折による脊髄損傷か。損傷に留まらず頚髄離断に至っているかもしれない。
いずれにせよ、苦しみを感じることなく即死させられたはずだ。

「こうするしか……なかったから」

ここに至るまでの経緯が刃牙の脳裏を過ぎる。
放送の後、最初に旭丘分校へ向かった。
感情を整理しきれないままだったが、あのまま立ち止まっているわけにもいかず、とにかく何処かへ行こうと思ったのだ。
ひょっとしたら、分校にいたという『化け物』と戦って死んで楽になりたいと思っていたのかもしれない。
しかし、分校には怪物どころか生きているものすらおらず、幾つかの死体があるだけだった。

放送の直後、繭の言葉を思い出して『父親の蘇生を願う』という考えに至ったとき、刃牙は梢江の顔を思い出して踏み止まった。
だが、殺し合いに斃れた亡骸を目にしたことで、別の考えが鎌首をもたげてきた。
ここで繰り広げられているのは、比喩としての死闘ではなく、正真正銘の殺し合い。
地上最強の生物であっても生き残れなかった以上、自分もいつ殺されてもおかしくない存在に過ぎない。
そして、生きて帰りたければ最後の一人になるしかなく、3日が過ぎた時点で皆殺しにされてしまう。

殺さなければ生き残れない。殺さなければ帰還れない。
たとえ穴熊のように身を隠して殺し合いをやり過ごしても、残り二人になればもう一人を殺すしかなくなる。
あまりにも残酷で一方的な取り決めだ。

参加者を皆殺しにして、その後の自分は梢江の前に立つことができるのか――この自問に答えが出た瞬間だった。
誰かを殺さなければ、二度と梢江の前に立つことができなくなるのだから。

他の者達を皆殺しにして生き残り、範馬勇次郎を蘇らせる。
他の者達を皆殺しにして生き残り、松本梢江の元へと帰る。
最強と最愛。両方を繋ぎ止めるための手段は奇しくも同じ。
どちらか片方だけだったなら、きっと決断を下すことはできなかっただろう。
手段を同じくする二つの『目的』が刃牙の心を決定的に動かした。

脱出だの救助だの都合のいい可能性に縋る気は起こらなかった。
もしも身内と呼べる者がこの場にいたなら、その者と一緒に生還する手段を探していたかもしれない。
けれど、それは無意味な仮定。
勇次郎が死んだ以上、ジャック・ハンマーは十中八九自分と同じかそれ以上に苛烈な行動に出ていると確信できる。
刃牙にとっての梢江のような生還を望む動機はないはずだが、逆に殺人を躊躇う歯止めもない。
恐らくは勇次郎を蘇らせて戦うために殺人に手を染め、異母弟である刃牙すらも手にかけるつもりでいるはずだ。
『願い事は諦めて脱出しましょう』だの『あの女を倒して逃げましょう』だの提案したところで取り付く島もないだろう。
そしてもう一人の知人である本部は、良くも悪くも他人以上友人未満の存在だ。
蔑ろにしたい相手ではないが、梢江や勇次郎と天秤にかけて比べられるような相手でもない。
彼らを例外視する理由はどこにもなかった。

決断してからの行動は早かった。
次に出会った相手を殺すと心に決め、旭丘分校を後にした。
北へ戻ったのは理由があっての判断ではない。
行き先を天運に任せようと、その辺にあった木の枝を地面に立てて、倒れた方角へ向かっただけだ。
橋を渡った後は、青のカードを適当に投げ、表が出たら北へ、裏が出たら西へ進むと決めて、裏を引いた。
二度の偶然を重ねた末に遭遇したのが、先の二人。
梢江とさほど歳の変わらない少女達だったことには良心らしきものが疼いたが、それでも刃牙は決意を貫き通した。
誤算があるとすれば、正面から二人まとめて蹴り倒すつもりだったのに、運転手に横合いからの攻撃を加えることしかできなかったことだけだ。
原因はスクーターの予想外の加速。あれの影響でズレたタイミングを修正しきれなかった。

「もう一人は……」

刃牙は少女の亡骸から離れ、崖縁から海を見下ろした。
海面には目を引くような物は何も漂っていない。何かが落水した痕跡すら消えている。
原付ごと沈んでしまったのか、あるいは海流に飲まれてどこかに流されてしまったのか。
どちらにせよ、海に飛び込んでまで死体を検める必要はないだろう。
万が一生き残っていたとしても、そのときはそのときだ。

「……さて、と」

少女の黒のカードと投げ捨てられた拳銃、それと拳銃を持ち出すときに取り落とされたマガジンを回収しておく。
戦いにおいて己の肉体以外に頼みを置くつもりはないが、他の誰かに拾われて使われるのは面倒だ。
取引材料に使える可能性も考えれば確保しておくに越したことはない。

「次はどこに行くかな」

夜は既に明けた。見上げれば爽やかな青空が広がっている。
けれど、刃牙の心には黒ずんだ錆のような思いがこびり付いていた。



【蒼井晶@selector infected WIXOSS  死亡】



【D-4/沿岸/一日目・午前】
【範馬刃牙@グラップラー刃牙】
[状態]:体に擦り傷・切り傷多数
[服装]:普段着
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(8/10)
    黒カード:ベレッタ92及び予備弾倉@現実、盗聴器@現実、不明支給品1~2枚(うち最低1枚は武器)
[思考・行動]
基本方針:優勝して勇次郎を蘇らせ、帰還する
1:次の目的地を決める
2:なるべく己の肉体で殺し合う
[備考]
※不明支給品には拳銃のような素人にも扱いやすい射撃武器は入っていません




    □  □  □




海に投げ出された千夜は、海流によって押し流され、溺死するより先に陸地へ打ち上げられていた。
早々に気絶したことでほとんど水も飲んでおらず、意識を取り戻せばすぐにでも立ち上がることができるだろう。
果たしてこれは幸運だったのだろうか。
あのまま溺れ死んでしまった方が、宇治松千夜にとっては幸せだったのではないだろうか。
今後の悲劇を目にすることも、己の罪に苦しむこともなくなるのだから。

「…………」

千夜は未だ目を覚まさない。
自ら目覚めるのが先か、それとも誰かに見つけられるのが先か。
いずれにせよ、少女を待つ運命はきっとどこまでも残酷なものとなるのだろう――




【???/波打ち際/一日目・午前】
【宇治松千夜@ご注文はうさぎですか?】
[状態]:疲労(中)、精神的疲労(極大)、気絶中
[服装]:高校の制服(海水でずぶ濡れ。腹部に血の染み)
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(9/10)
    黒カード:セイクリッド・ハート@魔法少女リリカルなのはVivid、不明支給品0~2枚
[思考・行動]
基本方針:私の手で、シャロちゃんたちを……?
0:……。
[備考]
※現在は黒子の呪いは解けています。
※セイクリッド・ハートは所有者であるヴィヴィオが死んだことで、ヴィヴィオの近くから離れられないという制限が解除されました。千夜が現在の所有者だと主催に認識されているかどうかは、次以降の書き手に任せます。
※会場内海のどこかの沿岸に漂着しました。どこに漂着したのかは以降の書き手にお任せします。


[備考]
※原付@銀魂はD-4の海中に沈みました。


時系列順で読む


投下順で読む


106:孤軍 範馬刃牙 117:哭いた赤鬼
109:二度殺された少女たち 宇治松千夜 117:哭いた赤鬼
109:二度殺された少女たち 蒼井晶 GAME OVER