まだ見えぬ未来(よる)の先にーーInter sectionーー ◆KYq8z3jrYA



ーー平成四年のこと。


東京ドーム地下に光圀水戸黄門が設えたという闘技場の存在があった。
公にはその存在は秘密にされており、観客も特別な方法によって選ばれた絶対に秘密を守る。
そこにあるという噂も本来の用途でやって来た、表の観客の熱によって流されていく。
最強と謳われながらも地上では満足したりないそれぞれの分野で活躍している超一流の格闘家たちと、それらを観戦するために訪れてくる方向は違えど同じように渇望しているファン。
求めるものは最強の称号。男ならば一度は思ったことがあるであろう強くなりたいという意思を最大限に活かせる格闘家の聖地。
ルールは単純。武器以外ならばなにをしても問題はなし。目潰しだろうが金的だろうが頭突きだろうが噛みつきだろうが、強さを縛るものは何もない。
己の体こそが完成されている、己こそが最も力を持つもの。何処までも汚れなき欲望を秘めている者たちは闘技場に集ってくる。
胸に宿る渇きを潤すために。ただ、強者と戦いたいがために。
その闘技場の王者。設立から300年。もっとも若く、もっともエキサイティングな王者。
世界中から集まってきた猛者を蹴散らして頂点に達し、最強の称号を手に入れた人物。

彼は今、何処とも知らぬ地で走っていた。




静かな山の空気に混ざるように小気味のいい足音が響いていた。西の空から顔を覗かせている太陽は、もうじきこの閉ざされた世界を覆うことになるだろう。
暖かな陽が昇りきるまでの早朝の時間。少し、肌寒い風が会場内を駆け巡っている。
広がる風景には山が連なるように並び、大地には草木が生い茂っていた。その中を横切るように引かれた、緑とはとても合わない灰色の道。
人通りは全くと言っていいほどないが自らの場所を知らしめているように、自動車が通るための道路の真ん中を走っている少年がいた。

少年は高いというわけでも低いわけでもない身長で、まだ幼さを残している顔は視界に映している美しいと言える自然に目もくれていない。
薄手の白シャツの上からでも一目で分かるほど筋肉が高く盛り上がっている。袖から飛び出した腕は固く、薄手のズボンから揺れによって時折覗かせる下腿は引き締まっており、大樹のように頭を支える首はコンクリートを踏みしめた振動によって小刻みに揺れていた。
軽く傾けた上半身を体重が乗った右足で踏み込んでいき、続くように左足にも体重を乗せていく。
それを繰り返していく度に少しづつだが速度が上がり、息を吸い吐く呼吸音が一定のリズムとなって刻まれていき、額から小粒の汗が出始めた頃に少年は両の腕を上げ拳を構えて振り抜く。
シャドーボクシングのように右の拳を振るったかと思えば即座に左の拳を振る。

上半身の動きも組み合わせながらのランニングは極端に疲労を加速させる。
少年も例外ではなく、しばらくと時が経つにつれて胃から押し上げる呼吸が小刻みに口から漏れ全身から汗が湧き出てくる。
額から、腕から、足から飛び散っていく汗が、朝日によって熱しようとしているコンクリートに染み込んでいく。

日課で毎日のようにロードワークをこなしている少年は障害物など一切存在しない道を走り続ける。
目的地は先にあるだろう放送局。そこで放送を周囲に流して呼び寄せられた強者たちと戦うために。
戦いとは少年にとって日常の象徴であり、ある目的を達するためには外すわけにはいけないモノ。
父、範馬勇次郎を倒す。少年ーー範馬刃牙にとってそれは幼い頃からのたった一つの目的。

「早く会いてぇなぁ」

平坦な道が緩やかな上がり坂になって気持ちのいい重圧が刃牙の体を駆け巡る。
自然に囲まれた朝の新鮮な空気。ここに小鳥の鳴き声でも加えれば絵になったのだろうが、そこに聞こえる音は吸って吐く息と足音だけ。
だが、それは刃牙にとっては些細なことで。何時も行っているロードワークとは違う違和感には気がついていたが、特別気にすることなく放送局へと走り続ける。

「そう言えば、兄さんも来てるんだよな」

名簿に書かれていたジャック・ハンマーの文字、刃牙はジャックと戦った試合を思い出して身体中から血がざわつくような感覚を覚える。
地上最強の兄弟喧嘩。後にも先にも言葉では言い表せないあの感動は二度と味わえないことだろう。思ってしまえば後から後から欲が湧いてくる。この地に潜む強敵たちだけではなくジャックとも、もう一度やりたい、と。
殺し合いーーならぬ、戦いを!

島にいるまだ見ぬ強敵たちは刃牙が勇次郎の強さに近づくために貢献をしてくれることだろう。
勇次郎はこの状況に巻き込まれたことをきっと喜んでいると確信する。刃牙と同じく強者を求め今も会場内を渡り歩き、戦うに値すると判断した者と拳を交えている。
こうしてはいられないと、期待に胸を膨らませていた刃牙はペースを上げようとするが突如その体は止まる。
理由は、時が止まったかのようなこの場所に相応しいとは思えない音が聞こえてきたからだった。
振り返ると、遠目からでも分かる銀色に輝くフォルムが、先ほどまで走ってきた道を通って迫ってきているのが見えてくる。

「……うっそぉ」

肺に残った空気を絞り出すように刃牙は声を上げる。
これまでの戦いの中、様々な敵と出会い考えもつかないような技や力を見て受けてきた。
血管やリンパ節、神経などを繊細な指の力で切り取ることが出来る紐切りなる技。もう助かる見込みのないとされた者を救った死者の蘇生をも可能とする腕。
綿を握るように握力だけで人の手足を砕いていく単純な強さ。果ては、ゴリラより大きく腕力はツキノワグマより強い猿に至るまで、波乱万丈とした人生を歩んでいる。
しかし、今、見えているのはそれらとは全く違った別種。熊だろうが虎だろうが目の前にいても驚きこそするが、それだけだ。
刃牙の目に映るのは脅威の問題の有無ではなく、超常現象による類のもの。
遠目に見えていた姿は瞬く間にすぐ近くにまで近づいてくる。山の静かな空気を切り裂くように現れたのは周囲にエンジン音を響かせる銀色のバイク。
跨るのは黒いライダースーツを纏った"なにか"と、その細長い体にしがみ付くようにしているカウボーイハットを被った男。

「本当にいたんだなぁーー首なしって」

運転席に座る搭乗者の首は黒い霧を伴って先から消失していた。小さな時から父の元で修行に明け暮れた刃牙でも、町に伝わる噂話くらいは耳にしたことはある。
曰く、頭部を欠損したことに気がつかないまま走り続けるライダーがいる、と。 数ある都市伝説の一つに過ぎない話だが、現実として刃牙の目の前にいる存在は正に首無しライダーというに相応しい。
直線上の道のため速度を上げていたが、前方に刃牙の姿を目にしたせいだろうか。ゆっくりと速度を下げて少し離れたところに首無しはバイクを停車する。
通り過ぎることなく止まってくれたのだから話し合う意思はあるのだろうと判断して、低い姿勢で運転をしていた首無しがハンドルから手を離す前に刃牙は口を開いた。
頭がないのに言葉が通じるのか、という根本的な問題について深く考えはせずに。

範馬刃牙とセルティ・ストゥルルソンの出会いの一言目は挨拶からだった。

「あの、こんにちは」
『こんにちわ』

セルティの返事は懐から取り出したPDAに映る文章によって返された。
刃牙は"そういう手があったか" と納得した顔をして続ける。

「俺、範馬刃牙っていいます。少しだけ聞きたいことがあるんですが」
『ちょっと待ってくれ』

指を動かし、素早く次の文字を打つ。

『怖くないのか?』

刃牙は首をかしげる。怖いとは一体なんのことなのだろうか。答えに窮していると、セルティは手元のPDAを操作して再度見せる。

『わたしが怖くないのか』

首のない自分が怖くないのかと問うてきているのだ、とここにきて刃牙は初めてセルティの言いたいことが理解できた。
確かに、首なしなど見れば驚くだけではなくて逃げ出したり怯えたりするものだろう。
怪我をすれば泣き、自分より大きな者には怯え、一度倒れてしまったら中々立ち上がれない。

しかし、それは"普通の人間" ならばの話。

「怖い……ですか?」

心底理解出来ない、というように刃牙は不思議そうな表情を作る。

「不便だな、とは感じましたけどね。その様子じゃ、食事も喉を通らない」

きょとん、としていた表情から一転、刃牙は苦虫を噛み潰した顔になる。
食事を取れないとなると体を動かすための熱量の確保が出来なくなる。それは激しく体を動かす格闘家である刃牙には考えるだけでも最悪なことだった。
セルティに対する答えはとても単純で、刃牙にとって首なしとは恐怖の対象ではないということ。
所詮、まやかしに過ぎない存在たち。そんなものに怯えていては、父、範馬勇次郎はおろか最強を夢見るグラップラーたちにも勝てはしない。
目の前の"人間" は首がないというだけで、何かが特別に変わるわけでもない。
人だろうが化け物だろうが相対する態度は変わらず。曇りなど一切なく、恐怖でも好奇でも興味でも愛でもない。

目が点ーー首のない者に目など存在しないのだがーー刃牙の答えに呆然としたように、セルティは持ち上げていたPDAを持つ手を下げる。


「無駄だぜ、旦那ぁ。こいつぁ、きっと頭まで筋肉で出来ているタイプと見たぜ」

二人の話に入ることなく眺めていた西部劇風の服装をしてカウボーイハットを被ったホル・ホースが首無しをフォローするように会話に割り込む。
その手に握るのはリボルバー式の拳銃。おかしな動きがあれば即座に打つというように、バイクを止めたその時から油断なく刃牙に向けて構えている。
自分の有利が揺るがないのを確信しているのか、機嫌の良さそうにニヒルな笑みを浮かべて口笛を吹かす。
二人の距離は首無しを挟んで20メートル。銃口の標準は隙なく刃牙を捉えており、少しでも動こうものなら火を噴くのだろうが、その行為はすぐに破綻することになる。

「え、銃を下ろせって? そりゃねぇだろうがよ、セルティの旦那」

男を止めたのは、首無しーーセルティだった。
彼女はタイピングした文章を作成して次々に男と会話をしていく。

『敵意は感じられない』
「そんなもん常套手段だぜ、俺たちが油断して近づいたところをグサッと一発よ」
『武器になるものは見当たらない』
「隠せるところなんていくらでもあるっつーの。支給されたカードなんて不意を突くにはもってこいのもんじゃねぇか。そうでなくても体に隠してる武器もあるかもしれねぇ。いざとなりゃ、ケツの穴にでもーー」
『彼に隠せる武器も場所はそれほどないように見える。というか必要ないように見える』
「……あぁ、そりゃそうだが。いやいや、銃は剣よりよ強し、だ。どんだけ鍛えた体だろうが、武器には勝てない」
『お前は私から逃げたじゃないか』
「俺が信じている心情は人間の枠内でだけだ。旦那みたいな例外を出されちゃ、立つ瀬がねぇよ」
『すまない、貶しているわけではないんだ』
「分かってるって、旦那がいい奴だってことは俺が五体満足の時点で証明出来てる。ただ、だなぁ」
『少年が危害を加えようとしたらお前を守ろう。それでいいか?』
「ぶっちゃけると、その言葉が聞きたかっただけなんだぜ、セルティの旦那」

二人の会話は終了しようで、構えていた銃を手品のように消してホル・ホースは刃牙と相対する。

「ま、そういうことだ。よろしくな、坊主」



◇◆◇



ジョースターの奴らといい最近の若者は肝が据わってるのが流行りなのか。
呑気にランニングをしていた坊主はむきむきのマッチョだった。いや、名前じゃなくてな。ヒグマでも倒せそうな丸太みたいな手足を見て、俺の思うところは何となく察してくれ。
世の中には筋肉の美しさを競う大会があると聞いたことはあるが、素人目から見ても坊主の体はそういう類に使うもんじゃねぇってことも分かる。
何より目に付いたのは筋肉じゃなくてその上に付いている夥しい量の傷跡だ。顔に首元に手足、服からはみ出た部分だけでも相当にやばい修羅場を潜ってるとみた。
切り傷、刺し傷、裂傷、擦り傷、刺し傷、打痕、果ては噛み傷なんてものもありやがる。山にでも修行に行って本当にヒグマとでも戦ってきたのかよこいつは。
あんなんで殴られたら俺の首なんざ小枝のようにポキッと逝っちまう。近づくに越したことはねぇが、セルティの旦那の言う通りこいつには敵意ってもんは感じない。
悪いこと考えてる奴の雰囲気ってのは長年培ってきた経験と勘で分かるもんだ。例えば、DIOのような奴はそこに居るだけで警戒のアラームが常に頭の中に響いてる。
対して、この坊主はそれが全くと言っていいほどなかった。突然に現れたセルティの旦那に驚いているだけなのかも知れないが、それにしても銃を向けられたら顔色ぐらいは変えるだろうよ。
低い姿勢を維持して何時でも飛び出せるように足に力を込めていやがった。旦那が止めなくても坊主が動かない限り、撃つつもりはなかったが変に緊張したぜ。
まぁ、いくら緊張しようともどんな状況だろうが手元が狂うことはないがな。

「じゃ、いくぜ」

一先ずはこの場を離れようという俺の提案に旦那と坊主が了承を示して移動を始める。あの場で話しあっても良かったんだが、一本道の構造上、他の参加者が通る場所でもある。
ほんの少しでもリスクは背負いたくない。後ろを向けばそこには縫い目のバケモンが迫ってきていた、なんてことになったら目も当てられねぇ。
戦力としては筋肉ダルマの坊主が増えただけ。いや、この坊主には何か光るものを感じるがまだ出会って少しだ、当てにはできない。
もう少しだけ見極める必要がある。こいつはなかなかにイケてる奴だと俺の本能が囁いている限り。

後ろを歩く二人に気付かれないように、ふぅと息を吐く。

それにしても、さっきのはいつも以上に疲れた。

旦那の手前、ああいう荒っぽいことをやるのはヒヤヒヤとしたが、結果として上手くいってよかった。
銃を向けた俺を助けたお人好しの旦那に現状を正しく認識して貰うため、チョイと芝居を打たせて貰ったが、慣れないことはするもんじゃないな。
もちろん、坊主に向けた銃の殺意は本物で、飛び出してこようものなら即座に撃っていた。
撃たなかったのは坊主には危険がないと判断していたからと旦那とのこれからを考えていたからだ。
共に縫い目のバケモンに立ち向かった仮初めの相棒だったとはいえ、俺には前科がある。"こんな危険な男は早いうちに処分したほうがいいだろう" と思わないなんて誰が証明できる。
加えて、仮に旦那を相棒として手を組んだとしよう。縫い目みたいなバケモンとの戦いの中、俺にしたみたいにその甘さが出てきたら、そん時は共にお陀仏になるかもしれねぇ。
相棒にして貰うための"信用" と俺の生存率を上げる"甘さ" を少しでも消す。これぞ正に一石二鳥ってやつじゃねぇかよ。そんなチャンスをみすみす見逃すわけがない。
縫い目から離れるためにバイクを飛ばしての逃走の途中で現れたのは筋骨隆々な坊主。
俺の劇を飾るためのタイミングとしては完璧な登場。脅威としても低く、敵意はないときた。

一に自分の生存優先。そのためにはプライドなんてドブにでも捨てる覚悟よ。

山を見れば斜面に建っている家が割と多くある。ついでに、旦那の首を覆うヘルメットを探すにも丁度いいと判断して、神社に続く山道だろうと思われるに方に向かう。

道中、セルティの旦那が『これを何処かに埋葬したい』と影で作った(どうやってんだ?)籠を掲げた。
そんなもんその辺に捨てておけばいいのによ。誰が感謝するわけでもなく、荷物にしかならねぇもんを持ち歩くなんて意味が分からねぇ。
それに火種の原因にもなり得る。そいつの知り合いなり何なり"首" を持っていることがバレたら、言い訳なんか効かなくなる。
『神社ってここを道なりに沿っていけば着くかな?』 一本道だし着くんじゃねーの。そう、答えたら旦那は『そこにしよう』と歩く速度を上げた。
一刻も早く楽にしてあげたい、ってところが心情か。本当、俺には一ミリも理解が出来ない。死んだ後なんてどうでもいいだろうに、残るもんなんて空っぽの肉だけなのによ。

それにしても神社、ね。ここは一体"どこ" なんだろうな。

セルティの旦那と俺の一方的に見えて成立している会話が終わり邪魔をしないようにか、黙っていた坊主が開口一番、口にしたのは「範馬勇次郎を知っているか?」だった。
回答はもちろん、知るわきゃあない。こちとら目覚めてからは激戦の連続で、出会ったのはどいつもこいつも銃の効かない奴らばかり。一体、どうなってんだ此処は。
まさかとは思うが魑魅魍魎の化け物しかいないってことはないよな。名簿を見てみる限り花京院やポルナレフの野郎がいるからそこまで手に負えないって訳でもないのか?
何にしても頼りになる味方を増やすのは良いことはあっても悪いことはない。この、ホル・ホースは腕だけでなく頭も最大限に使うぜぇ~。

「範馬勇次郎ねぇ、苗字が同じようだが……親か、兄弟か?」

男の話なんざ心底どうでもいいのだが、気になったことを一応聞いておく。
坊主は俺の言葉に瞬きを何度かして、どう返したらいいのかと言うように悩み始める。
予想するに、同じような筋肉ダルマなのだろうが……おえ~、考えんじゃなかった。むきむきな坊主が二人並んでいる姿を想像して気持ち悪くなってきやがった。

「父です」
「ふ~~~~ん。それよりもよぉ、なんで走ってなんかいたんだ」

もう、興味はなくなったのでこれ以上話さないように口を挟む。

「ウォーミングアップ、この場所には強い奴らが揃ってるって話だからね。少しでも動いてなきゃ落ち着かなかったんだ」
「ほーん、で、その話は誰から聞いたんだ」
「人間を掛けた眼鏡の男と学生服の女の子さ」
「旦那ぁ、今のはスルーするべきところでいいんだよなぁ。 それとも笑うところなのか」

マッチョが冗談を言う姿なんて見たくはなかった。何だか変な奴ばかりに会いやがるな。首無しの化け物に縫い目のバケモン、お次は筋肉野郎ときた。
幸運の星の下に生まれたもんだと思っていたんだが、DIOやジョースターたちといい最近は不幸が重なってきてる気がするぜぇ。
そういう劇的な展開は偶にならいいんだが毎回となると気が滅入っちまう。ベリーハードの人生は悪かねぇけど、天井知らずは勘弁して欲しいよなぁ。
セルティの旦那もよぉ、黙ってないで何か言ってくれよ。あ、首がないから無理か。わはははは。

「ウォーミングアップ、ウォーミングアップね。なんで、そんな争いを好むのか分かんねぇな。人生、血と汗だけじゃねぇぞ。女を一度抱いてみろ、世界が変わるぜ」

ニィ~~っと笑って、女の素晴らしさを語ってやる。

「女はいいぞぉ、まず何より柔らかい。ホルモンだったり子孫を残すためだったりするが……まぁ、そんなことはどうでもいいか。
細く、括れた腰にすべすべとした肌。触るとぷるんと弾ける尻に、この世のものとは思えない柔らかさをもった乳。
ンッン~思い出しただけでゾクゾクとするぜぇ。坊主もガールフレンドぐらいはいるんだろ? 」
「はぁ、いますけど」
「お! いるのか! 付き合ってどれくらいになーーいてぇ!」

鈍い音と共に視界に火花が散った。思わず、しゃがみ込んで頭を押さえる。
どこのどいつだぁ!? このホル・ホース様に手を加える命知らずな輩はっ。
糞野郎を蜂の巣にしてやろうと振り返ると、

『こら、ダメじゃないか、未成年だぞ、きっと』

童顔の皮を被ったおっさんかもしれないだろうがよォ~~! セルティの旦那ぁ~~!
人を殴ってはいけないとか、殴るより先に話し合うべきだとか考えなかったのかぁ~。跡が残ったらどうしてくれんだ、責任でも取ってくれんのか? ええ?
必死の訴えも虚しく、旦那は殴ったことではなく殴った強さに反省をしているようで、『すまない、加減を間違えた』なんて俺の頭を心配してくる。
心配するくらいなら初めからしないでくれ。それに軽くってのは冗談だよな?

「それで、話は戻りますけど、お二人は俺が望む強者を知ってますよね」

……あー。

やっぱりこの手の質問が来やがったか。首なしを見てもビビらなかったことや、セルティの旦那を見る目が一瞬だけ変わったのを俺は見逃さなかった。

「どうしてそんなことが分かる」
「俺にも分かりません。ただ、そんな気がして」

なんで、確信的に言えるのか是非聞いてみたいもんだとは思うが、直感というやつなんだろう。
これが生きていくためには案外に馬鹿には出来ない。命のチップを貼るのにはギャンブル性が高いとは自分でも思うが、生死の岐路に立たされた時正しいだけの判断じゃどうにもならないこともある。
あの、化け物共。DIOや縫い目を前にした時みたいによォ~。

「そんなに戦いたいならお誂え向きのやつがいるんだがな」

あんな奴がいると分かった以上、積極的に優勝狙いなんてやっていけるわけがねぇ。逃げて、逃げて、人数が減ってきたところに登場して優勝を掻っ攫う。
臆病者だと思うなら勝手にそう思っとけばいい、繊細で臆病だからこそこれまで生きてこれた。
セルティの旦那は俺の言わんとすることを察したんだろう。止めようと手を伸ばすがその手は坊主によって逆に止められる。
旦那は大人しく見学をしてな。ここは男だけしか入れない会話だぜェ。

「ここから少し東に行ったところに分校がある、詳細は地図を見てみな。そこで俺たちは『化け物』に出会った。
頭のネジが数本どころか全部外れているような女だ。ずっとニコニコと笑ってやがるが、ありゃ仮面で中身は相当にどす黒いと見た。
力はとんでもねぇし、銃を後ろからぶっ放しても目で見た後、余裕で避けられる。そこのセルティの旦那も相当にヤるもんだが手も足も出なかっーー」

ぞくり、と。
脳がそれを認識する前に『皇帝』を手に取り坊主に構えた。猛獣を目の前にした時のような感覚が背筋を襲った、と分かった時には既に引き金が指に掛かっている。
何千何万と繰り返してきた自分でも惚れちまいそうなほど無駄のない動きに浸るには、状況を理解する必要があった。
坊主を見ると何かを必死に抑えようと深い笑みを浮かべて食いしばっている。

わ……笑ってやがるのか。こいつはっ!

「お、おい、大丈夫か」
「あ……ハイ、ありがとうございました、俺、行きます」

その言葉を最後に坊主はダッシュで元来た道を戻って行った。
余りにも唐突に別れを告げられて頭が真っ白になったが、すぐに坊主の去っていった方角を見る。

もう、背中は、見えない。

「だぁ~~!!?」



◇◆◇◆



『ここで、悲痛な叫びをしている男、ホルホースが何を企んでいたのか解説しよう!』

「万が一、セルティの旦那と決裂しちまった時の保険は必要だよなぁ」

『ずる賢く生きてきた悪党の彼だからこその悩み! いくら相棒だとは言ってもそれは仮初めの関係にしか過ぎない!
彼女が見捨てようと思えば止めることなど情に訴える他はない!全ての選択権は彼方にあるのだ!
故に、複数の選択肢を用意しておくに越したことはない! そう、考えた!』

「それなりの『山』は潜ってきてるみたいだし、合格点としちゃ届いてはいるが……どうだろうな、こればかりは実戦じゃねーと」

『相棒として必要な能力は、第一に彼のスタイルに合うこと! 第二に絶対に必要な実力! 第三に最低限の協調性である!
セルティには三つ目の条件に多少の不安はあったが、それを補って余りあるほどの実力が備わっていた!
対して、範馬刃牙! 長年の直感と嗅覚からホルホースは少年が素質を持っていることに気づいた! しかし、その実力のほどまでは分からない! 』

「んん~、何処かで試せる機会があればいいんだがな。ちょいとリスキーが過ぎるか?」

『自身の安心安全が第一! その確保のためには多少の危険にも飛び込む男である!
卑怯だぞ、この屑野郎!と罵られれたら、「へいっ、カモーン」と動きを足して言い、相手の名前の最後に「くぅん」と付けて挑発をしてやろう!』

「『餌』はジョースター共が最適か? でも、会ったら普通にぶっ殺されそうな気がするしよ~。
DIOや縫い目は論外ときたら……やっぱりセルティの旦那か。
さて……どうすっかな」

『簡単に人徳を得る講座、開始!!』

「女だったりそういう誰にでも興味のありそうな話題から話していけばーー」

『女! それは男にとって最も興味を引く対象であろう! 若い男ならば鯉の如く食いついてくることは間違いはない!』

「後は、肩でも組んでフレンドリーに接してやればもう懐柔したも同然よ」

『そうして、男だけが理解できる話題を共有した後は言葉などいらず!
さながらそれは同じ戦場を駆け、生きて帰ってきた時に得る感動に匹敵する!!
簡単に人徳を得る講座、終わり!』

「よしよし、腹が決まったとなっちゃあ、実行に移すだけよ」

『余談! この男、旦那とは言ってはいるが、セルティ・ストゥルルソン、彼女が女だということは気づいている!
縫い目の女、針目縫から逃走中に! 彼女の腰に捕まった瞬間、「ハッ!」と気づいてしまったのだ!
細い腰にスレンダーな体型! 胸部にあるそこそこに自己主張しているモノに!』



◇◆◇



今、二つの選択肢が私の目の前にあった。

庭先に止めてあったオートバイに提げてあるヘルメットを貰って被る。
長時間、外で外しているのはやはり精神的に良くはないのか、安心感というかそういう感覚がある。
化け物が精神とかそういったものが存在してるなんて、私に怯えていたホル・ホースという彼からすればきっとおかしいと思うのだろう。まぁ、そこは割り切っているため深くは考えない。
今は、こうして何事もなくヘルメットを手に入れられたことを喜ぼう。これで少なくとも外見を見ただけで逃げられたりすることはなくなるはずだ。
ポケットに入れたカードに手に取って念じると、カードの中から大型のバイクが飛び出してくる。
どういう仕組みなのか分からないが触れただけで入れ閉めが出来るというのは随分と便利なものだ。
跨って、エンジンを入れると高く機械音が鳴って周囲に響いてくる。何か、問題がないか確認した後、彼が帰って来るのを待つ。

範馬刃牙と言った少年と別れてからまだ数十分も経っていない。すぐに追い掛ければ捕まえられることだろう。だけど、少年が向かった先は同類と思われる化け物がいた場所。
少年はそこに化け物がいるという危険性を知って向かっている。所々、彼の説明に穴はあったが脅威のほどだけはしっかりと伝わっていた……と、思う。
キラキラと輝いていながらも何処か欲望が入り混じった、あの目。不安の要素があるというのに、穢れなく純粋だと思ってしまう根拠はどこから来ているのだろうか。
強者と戦いたいという理由から少年は自分で選択をした。同じ化け物の私でも歯が立たなかった化け物を倒すために。
その行動を止める権利など私にあるのか。少年にとって強い相手と戦うというのは生き方そのものなのだろう。
殺されてしまうかもしれないーーそう考えてしまうのはとても失礼なことだと分かっている。それでも止められないのは、あの化け物の力を見てしまったから。
簡単に私の心境を言うのなら、あの少年が心配なのだ。

横に浮かしている影の球体を見る。そこには私のではない少女の『首』が包まれている。
此方に投げられて、落としてしまったら可哀想だろうとかそんなことを考えて、手を伸ばして受け取った、名前も知らない赤の他人の首。
供養をしてあげたい、と思うのはある種、共感でもしたからなのだろうか。
供養……そう、供養だ。別に、場所など神社でなくてもいいことを今更ながら考えつく。
むしろ、人が集まりやすい目印がある場所など見つかってしまったら大騒ぎになることだろう。
バイクから降りて辺りを見回すと、奥に庭の手入れなどをする道具を収納する倉庫が見える。
そちらに歩いていき倉庫の扉を開けると目当てのシャベルを探す。なるべく頑丈そうなものを見つけて庭に戻り、少しでも見通しのいい場所を探し出してシャベルを手に取り土を掬い上げた。
家は結構な大きさであるため庭もそれなりの広さになっていた。ガーデニングに勤しんでいるのか、コスモスやキンギョソウなどといった色鮮やかな花が玄関先や庭の花壇に植えられている。
ちょっとした小さな花屋さんーーそういう印象をこの家は持っていた。

作業が続く中、私は何をやっているのだろうという思いが胸に響く。

しばらくして、十分な深さの穴が出来たというところで土を掘り返していた動きを止める。
この中に何を埋めるというのか。わざわざ苦労して掘ったのだからすることがあるのだろう。
影の球体を解くと、綺麗な切り口で胴体と分かたれた少女の首が落ちてくるのを両手で受け止める。少女の顔はよく見てみればまだ幼い子供だった。
救ってあげられなかったという後悔が胸に迫るのを抑えて開けられた穴に首を入れる。
底から隠すようにゆっくりと優しく、シャベルではなく素手で掘り返した土を埋めていく。

「けっ、案外しけてやがったな、この家」

少女の表情が土の中に全て隠れた時、タイミング良く家の中を捜索していた彼が戻ってきた。目星い物はなかったらしく不機嫌そのままに愚痴っている。
やっていることは捜索……という名の不法侵入だが、事が事だ。許して貰おう。

「旦那も手伝ってくれよ、無駄に広いから一人じゃ追いつかねぇ……って」

私が何をしていたか気がついたらしく、顔をしかめる。

「あー、旦那が何をしようが勝手だが、辛気臭いのは勘弁してくれよ」

分かったというように頷いて立ち上がろうとしたが、少女の首が埋められた場所を見て、ふと寂しいなと思ってしまった。
赤、ピンク、紫、黄色、など、小さな花屋と例えた通り庭には色鮮やかな花が溢れているが、少女の周りの土には何もない。
少し考えて、近くの花壇に咲いてあった花を一つ拝借する。

斑が入った葉っぱ、その傍から幾つか垂れている緑白色の花。

品種など分からない。ただ、何となくだが少女に似合いそうだと思っただけで、特別、この花を選んだ意味はない。

土を退かせ、少女が眠る上に枝を植える。


ーー土の中は暗くて寂しいだろうが、すまない。



◇◆◇



「で、坊主を追うのか。今なら飛ばせば間に合うかもしれないぜ」

首を埋め終わるのを見て声をかけるとセルティの旦那は土のついた手を払ってPDAを操作を始めた。
首から出てる影がちょっとした動きに反応してゆらゆらと、うっとおしいくらいに揺れている。
どういう理屈かは知らない影は便利なもんで物体を作ることも出来るらしい。首を入れた籠、実際に目の前でやられたとなっちゃあ言葉も出なかった。
強さも桁違いで、銃弾の通らない体だけだっていうだけでも積んでるっていうのに、その上、この上ない強力な武器も持っているときた。
影は使い道を考えるだけでもどれだけ多種多様で便利ものか分かる。首がないのが唯一の難点だと思ったが、視界は良好のようで逆に弱点を消している。
外見から実力までモンスターと言い換えてもいい力を持つ化け物。

その実、 中身はとんだあまちゃんだったわけだが。

赤の他人の死体を供養するなんて話、聞いたこともない。本当にこんな砂糖菓子よりも甘々な奴とやってけるのかとは思うがその強さに嘘はねぇ。
元よりコンビってのは一方の利点を最大限に活かしたり弱点を補ったりするものだ。
常に相方を組んで行動をしている俺は『皇帝』の性質上、前に出て戦っちゃいるが強力無比な前衛がいるという前提があれば話は違う。
自在に変化する弾丸とその容姿から敵からの注目を集めてくれる首なしの化け物。相性は最高で完璧で、これは運命の出会いと言っても過言じゃない。
手放すには惜しすぎるし、敵にするには強すぎる。と、なったら引き込むしかないだろう。
幸い、同じ死線を潜った仲でもある。ある程度の情ってのも湧いてくるもんだろう。謝る姿勢を見せただけで許してくれるような旦那だ。泣きつけば見捨てられない性格とも見た。
その為に色々と念を押して友好アピールをしたが……さて。

『どうすればいいと思う?』

それを俺に聞くのかよ。
当然、わざわざ危険に足を踏み入れるようなことをするわけはない。刃牙の坊主は惜しいが、なぁに構うことはない。あくまでもあいつは保険よ。
強い奴らに喧嘩を吹っ掛けていくようだしな。縫い目のバケモンをぶっ潰してくれるつーんなら大歓迎だし、その他の参加者を弱らせてくれるって言ってるんだ。野放しにしても利点はある。
ボロ雑巾のようにくたばらないことだけは祈ってやってもいいがな。

「なぁ、セルティの旦那よォ。人生には出会いもあれば別れもあるもんさ。坊主やそこの女も俺たちはほんの少し交差しただけなんだ」

それらしいことを言っているが、なんも考えてない。口からでまかせ、ってやつだ。

「世の中にゃ数億と人がいるが、そいつら全員と関わることはあり得ねぇ。街一つにしたって、話したこともない奴がいるだろ?
道を行き交う人とすれ違っただけで、何かドラマが生まれるわけでもなし。所詮は他人ってことだ。
それに男ってのはいつまで経っても子供だ。夢見る年頃たぁ言うが、それを大人になるまで持ち続けることなんて。大抵の奴は現実を見て出来やしないと分かっちまう。
俺だって少なからずそういう面もある。実はな、俺はこんなんでも警察官に憧れてた時期があったんだぜ、それが今じゃあ銃片手に田舎の片隅を歩いてる始末よ」

警察官を目指してる時期、ねぇ。

そんな時期あったか?

「だが、あの坊主は違う。バケモンの話を聞いた時のあいつの表情は、キラッキラに輝いてやがった。
そんな大馬鹿野郎のことを止めることなんてのは、無粋だぜ。手を伸ばすのは自由だが、邪魔をしちゃあいけねぇ」

少なくとも坊主については嘘は言ってない。事実として、あいつは縫い目に挑みに行った。
旦那もそれを分かっていたのか、少しだけ悩んだ素振りを見せた後、『分かった』と答えた。






「で、何処に向かうよ。俺としちゃあ、終了間際まで何処かに隠れていたいもんなんだが……」
『あなたは何処に行きたい? 私は特には目的とする場所はない』
「え……ないのか、じゃ、どうするよ?」
『どうしよう』
「んー、縫い目は追いかけて来てる気配はないしな。セルティの旦那が何処でもいいってなら、ここは一つ、俺の意見を……」
『その縫い目って言うのは、鋏の女のこと?』
「ん? あぁ、なんか変な眼帯……か? 付けてるからな。ひょっとしたら、直接縫ってるんじゃねーかと思ってよ」
『それで縫い目、か。なるほど、そっちの方が呼びやすいな』
「……確認のために言うけどよ、このホル・ホースと組んでくれるんだよな」
『ああ、しばらくの間はよろしく頼む』
「へっへ、いい返事だぜ、セルティの旦那ぁ! 俺たちが組めば無敵のコンビ! 敵なしよ!!」
『ちょっと待ってくれ』
「お、おい? ま、まさかコンビ結成した瞬間だってのに解散なんて言うんじゃないだろうな!」
『違う、これに見覚えはないか』
「あん? こりゃあ、携帯電話……か?」
『私の支給品の一つなんだが、知らないならいい。それより早く行き先を決めよう』
「もう、放送も間近だから居座るってのも一つの選択肢だが……あ~、神社にでもするか、近いしよ」
『構わない、それじゃ、出発進行だ』





「ところで気になってたんだが、旦那は鎌だったり色んなもんを作れるんだよな」
『そうだが、何が言いたい?』
「いやな、ヘルメットぐらい作れねぇのかなーと思っただけだ……って、どうしたよ、セルティの旦那、旦那?」


ーーーーーー


大した時間も掛からずホル・ホースとセルティ・ストゥルルソンの二人に出会った場所に辿り着いた刃牙はこれまで来た道をとんぼ返りの要領で走り抜ける。
目指している場所は化け物がいるとされる分校。話を聞くだけでも強さのほどが伺えた『対戦相手』は果たして刃牙の挑戦を受けてくれるのか。
それ以前に、二人が逃げてきたということは化け物も追っていたことになる。まだ、分校に留まることなどはしないだろうがとは考えるが、刃牙は迷わずそこを目指す。
二人から聞いた情報は「分校に化け物がいる」ということだけだから。他の選択肢など初めからなく、他にするべきことなど勇次郎を探し出すことしかない。
刃牙にとって勇次郎とは母を殺した憎むべき存在。今、ここで出会ってしまったなら、一もなく戦いを挑むことだろう。
しかし、勇次郎とは関係なく強い者と戦いたいという思いは消えない。
故に、止まることはなく刃牙は戦いへと続く道を進む。

その顔には弾けるような笑顔があった。



【Fー3/山道/一日目/早朝・放送直前】
【セルティ・ストゥルルソン@デュラララ!!】
[状態]:疲労(中)、胴体にダメージ(小)、背中に切り傷(軽度) のんのんびより@宮内ひかげの携帯電話。
[服装]:普段通り
[装備]: V-MAX@Fate/Zero ヘルメット@現地調達
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10)、
    黒カード:PDA@デュラララ!!
[思考・行動]
基本方針:殺し合いからの脱出を狙う
0:(……忘れてた)
1:神社に向かう。
2:ホルホースの相棒として行動する。
3:知り合いとの合流。臨也には一応注意しておく。
4:縫い目(針目縫)はいずれどうにかする
5:旦那、か……まあそうだよな……。
[備考]
※制限により、スーツの耐久力が微量ではありますが低下しています。
 少なくとも、弾丸程度では大きなダメージにはなりません。

【ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
[状態]:疲労(小)
[服装]:普段通り
[装備]:デリンジャー(1/2)@現実
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(10/10) 黒カード:不明支給品0~3
[思考・行動]
基本方針:生存優先。女は殺さない……つもり。
1:セルティの相棒として行動する。
2:ジョースター一行やDIOには絶対に会いたくない。出来れば会う前に野垂れ死んでいてほしい。
3:刃牙を相棒の候補として引き入れたい……が、無理はしない。
4:何処かに引きこもる、ってのも手だよなぁ~~

[備考]
※参戦時期は少なくともDIOの暗殺に失敗した以降です
※犬吠崎樹の首は山の斜面にある民家の庭に埋められました。




【のんのんびより@宮内ひかげの携帯電話】
宮内ひかげの使用していたもの。ペールミント色。
買ったばかりで大事に扱ってきたためピカピカの新品に近い。
「音ノ木坂学園」「公園」「駅」「ガソリンスタンド」「研究所」「病院」「本能時学園」「ホテル」「ショッピングモール」「DIOの館」「放送局」「ラビットハウス」「万屋銀ちゃん」「ゲームセンター」「旭丘分校」の施設の番号が入っている。



【Eー3/道路/一日目・早朝】
【範馬刃牙@グラップラー刃牙】
[状態]:体に擦り傷・切り傷多数
[服装]:普段着
[装備]:なし
[道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(9/10)
[思考・行動]
基本方針:勇次郎を倒す
   1:分校に赴きホルホースたちが出会ったとされる少女(針目縫)と戦う。
   2:出会った人が強い奴なら戦う
   3:勇次郎を探す
   4:銀時、神楽、桂、土方、神威に興味
   5:勇次郎より強いやつがいる・・・・・・?


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065:闇を欺いて 刹那をかわして セルティ・ストゥルルソン 104:MAN WITH MONSTERS
065:闇を欺いて 刹那をかわして ホル・ホース 104:MAN WITH MONSTERS
059:かりそめのメロディ 範馬刃牙 106:孤軍