秘密サークル殺人事件

【秘密のサークル】

・未亡人が主催していた「秘密のサークル」―オカルトや占いが趣味の主催者による若い女性限定の「サークル」。

・週に2~3回の頻度で開かれる「サークル」の主な活動内容は、世間話や折々のちょっとしたパーティ、恋愛や人生の悩み事の相談会、世の男性たちの無理解と横暴に対する愚痴の言い合いといったストレスの発散。
そして――暗黒神ファラリスの信奉者たちの、極秘ミサだったが、神の声が聞けるほどのメンバーはいなかったらしい。

・黒ミサの中身も自家製の幻覚剤薫いてラリラリしてみたり、倒錯行為っぽいことをしてニワトリの首刎ねておしまい、な「まねごと」程度だったみたい。

・ギルドや神殿でも、実情の把握すらしてなかったです……主催者が「オカルト研究の大家」とやらに相当な額の「授業料」を払っている、という噂はあり。

【殺人事件概要】

・3日前の、おそらくは夜半過ぎ。ジャニを含めたサークル参加者の8人全員、何者かに殺害された。

・女性たちの主な死因は、室内に散布された強酸性の劇物を吸引したことによる呼吸不全および、粘膜や皮膚の壊死に伴うショック症状。
・ほぼ全員が即死だったようだが、瀕死ながら生き延びた者も、犯人の振るった大型の刀剣(おそらくはブロード・ソード)による斬撃および刺突の餌食になっている。

・現場の状況などから単独犯の犯行であり、物取りや誘拐が目的ではなく――最初から全員の殺害を目的としていたらしい。

・神殿関係者、冒険者、あと狂信的な流れの神官の類はひととおり調べたですが、下手人には当たらなかった。

・個人的なトラブルにサークルメンバーが巻き込まれた、という線を考えはじめたですが――事件当夜、現場近隣で「負の生命の精霊」を感知していた者がいたっていう情報が入ってきた。

・しかも犯行推定時刻の前後に合わせて現場に近付き、そして離れていった……襲撃者自身かその同行者が、アンデッドだった可能性が高い。

・現場の場所は「銀の網」亭から南西側に、30分くらい歩いたところ。
・赤いレンガで覆われているので、近所からは「赤の未亡人の屋敷」と呼ばれている。

・サークルの主催者は、エレナ・ハーン。ぺトロス・ハーンという、オラン騎士の夫とは5年前に死別――先月、24歳になっていたらしい。子供はいません。

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最終更新:2008年05月18日 18:26
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