鋼鉄を思わせる艶のある黒髪と、琥珀色の澄んだ瞳。半妖精だけにいまひとつ年齢不詳だが、リコリスとは１０年以上歳の差が開いているということはなさそうだ。
主立ちは妖精族の血の濃さを感じさせる端麗なものだが、その肌はガルガライス人を思わせるような、深く日焼けした色合いをしている。
着ているのは学院の院生用制服だが、勝手に手を加えて上着は半袖、他の部分もかなり動きやすそうにアレンジを加えていた。どことなく「聞かん気」そうな顔立ちと併せて、いかにも型破りでアウトドア志向な若い学生、といった印象が強かった。
【判定結果】
※ハーフ・エルフの男性。年令は１０代後半～２０代半ばだと思われる。
※魔力の発動体は、身につけていないように見える。
※おそらくファイター技能とセージ技能を所有（どちらも実力は不明）、ルーンマスター技能に関しては不明だが、プリースト技能は所持していないような気がする。
他の技能に関しては、判断材料が少なすぎてわからない。
※能力値は（種族平均から見て）器用度・生命力が高め、敏捷度・筋力は平均的かやや低いくらい。知力・精神力は不明。
【判定結果】
※一般的な聖印（１００ガメル相当）に、あとから『リコリスの花』を彫刻してある。
それなりに腕のある（７レベル前後）細工師が刻んだものだと思われるが、作者の特定まではできなかった。
※意匠から察する限りでは、正式な僧侶や司祭向けではなく、熱心な信者や冒険者のプリースト、巡礼者など向けに作られた携帯用のものだと思われる。
