売買制度

売買制度・値段の決まり方


東証 : 内国株の売買制度
http://www.tse.or.jp/rules/stock/sttrading.html
Jasdaq 売買制度に関するQ&A
http://www.jasdaq.co.jp/guide/guide_baibaiqa.jsp

1.取引市場の種類

  東証(1部・2部・マザーズ)、大証(1部・2部・ヘラクレス)、
  名証(1部・2部・セントレックス)、ジャスダックなどがあります。
  その他に福岡,札幌にも取引所があります。

  各証券会社によっては、取り扱いのない市場もありますので、
  注文を出す前に確認が必要です。

  各市場には上場基準があり、たとえば、東証1部に上場しようとすると
  かなり厳しい条件をクリアしなければなりません。
  その点、ジャスダックやヘラクレス、マザーズといった市場は、
  上場基準が比較的緩く、新進の企業でも上場しやすくなっています。
  これらの市場は「新興市場」と言われます。

  新興市場の銘柄は大きな成長が見込める反面、一般的に値動きが
  激しく、投資のリスクは高いといえるかもしれません。私自身が参加
  していても思いますが、一度流れが傾くと、あっという間にとことんの
  ところまで行ってしまいます。上昇気流に乗れたときはラッキーですが、
  逆に下がり始めるとこれまた早く、損切りが遅れると大きな損をする
  ことにもなりかねません。
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2.注文の方法(値段の指定)

  注文には、株式を買い付ける買い注文と売却する売り注文があるのは
  言うまでもありませんが、それぞれに成行注文と指値注文ができます。

  成行注文というのは、何円でもよいから、とにかく買いたい(売りたい)
  という場合に、値段を指定せずに出す注文のことです。
  逆に、指値注文とは、「何円以下で買い」「何円以上で売り」という風に、
  値段を指定して出す注文のことです。
  基本の注文の方法は以上の2種類で、どこの証券会社でも出来る方法です。

  証券会社によっては、「何円以上で買い」「何円以下で売り」といった
  通常の指値注文とは逆のいわゆる「逆指値」など、いろいろな条件注文
  ができるところもあります。
  (日興ビーンズ証券・カブドットコム証券・センチュリー証券など)

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3.株価のつけ方 -板寄せ方式とザラ場方式-

  午前の取引のことを前場、午後の取引のことを後場と言い、それぞれの
  取引時間の始まりを寄付き、終わりを引けといい、特に午後の取引時間
  の終わりは大引けと言います。
  また、取引時間中のことはザラ場と言います。

  株価を決定する方法には、板寄せ方式とザラ場方式があり、
  通常、寄付きと引けの時には板寄せ方式、ザラ場中はザラ場方式で
  株価がつけられます。

  板寄せ方式とは、出されている買い注文と売り注文を全てまとめ、
  最適な株価はどこか??というのを探し出し決定する方法です。
  具体的にいうと、
   ・成行の注文(値段を決めずにだされた注文)が全て約定
   ・決定される株価より高い買い注文と安い売り注文は全て約定
   ・決定される株価の買い注文か売り注文のいずれか一方の全てが約定
  という条件を満たす株価が探し出され決定されます。
  この方式で、寄付きの値段(始値)と、引けの値段(終値)が
  決定されます。
  また、この板寄せ方式は、ザラ場中でも、大量の買い注文や売り注文が
  一度に殺到し、特別気配となったときにも、採用されます。

  ザラ場方式とは、板寄せ方式で値段(始値)がついた後、ザラ場中に
  使われる方式です。板寄せ方式で株価が決定された後ですので、
  決定された株価より安い売り注文と高い買い注文は存在しない状態から
  スタートします。この状態から、既に出されている、一番上の買い注文
  と一番下の売り注文に対して、新たに入ってきた条件の一致する反対注文
  をぶつけ、次々に売買を成立させていく方法です。

  まず、値段の高い買い注文と安い売り注文が優先(価格優先の原則)
  され、次に注文を出した順番(時間)が優先(時間優先の原則)
  されます。

  例えば、現在の注文の状態が【図1】のような場合においては
   ・200円の指値で買い注文が1000株入った場合、
     → 200円で1000株の売買が成立します。
   ・成行で6000株の売り注文が入った場合、
     → まず、一番高い買い注文199円に対して5000株が約定
     → 次に高い198円の買い注文に対して残りの1000株が約定
  といった風に売買が成立していきます。
  また、図1の状況で199円指値の買い注文1000株を出した場合は、
     → おなじ199円に出されているの買い注文5000株の後に
       順番待ちする形となります。(199円の買い板は6000と
       なります。)

       【図1】      
売り注文 値段 買い注文
5000 202  
3000 201  
2000 200  
  199 5000
  198 8000
  197 10000
現在株価200円
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4.呼値・制限値幅・ストップ高・ストップ安

  注文を出す際、特に指値で注文をする場合、
  「今、株価が3000円だから、それより安い2998円で買いたい!」
  こんな注文の出し方ができるのでしょうか?!
  残念ですが、それはできませんね。
  株価には呼値というものがあり、各値段帯によって、何円単位で株価が
  上下するかというのが決められています。
  例えば、2000円超~3000円までならば、呼値は5円ですので
  5円単位での注文になります。ですので、
  「今、株価が3000円だから、それより安い2995円で買いたい!」
  ならOKです。

  参考までに各値段帯における呼び値の一覧を書いておきます。

★呼び値の単位★
値段 呼値の単位
   2,000円以下 1円
 2,000円超  3,000円以下 5円
 3,000円超  3万円以下 10円
 3万円超  5万円以下 50円
 5万円超  10万円以下 100円
 10万円超  100万円以下 1,000円
 100万円超  2,000万円以下 1万円
 2,000万円超  3,000万円以下 5万円
 3,000万円超     10万円


  ストップ高とかストップ安というのは聞いたことがあると思います。

  株価には、各価格帯ごとに「制限値幅」というものがあり、一日のうち
  上限と下限は決められています。急に株価が上下して市場が混乱するのを
  避けるためです。一日の制限値幅における下限の株価になった場合をを
  ストップ安、上限の株価になった場合をストップ高といいます。

  売り手や買い手が極端に多く、ストップ安やストップ高に張り付いたまま
  取引時間が終了しても値段がつけられないような場合は、比例配分が
  行われます。比例配分とは、たとえば買い手が殺到してストップ高に
  なったままの状態で取引時間が終了した場合、売りに出されている株を
  各証券会社に振り分けて行くことでで売買を成立させ、ストップ高の
  値段をその日の終値とする方法です。
  この場合、各証券会社に振り分けられた売り物は、各証券会社の裁量で
  買い注文を出している投資家に振り分けられるようです。

 ★制限値幅一覧★
値段 制限値幅
(上下それぞれに)
 100円未満   30円
 100円以上    200円未満   50円
 200円以上    500円未満   80円
 500円以上    1,000円未満   100円
 1,000円以上    1,500円未満   200円
 1,500円以上    2,000円未満   300円
 2,000円以上    3,000円未満   400円
3,000円以上    5,000円未満   500円
 5,000円以上   1万円未満   1,000円
 1万円以上   2万円未満   2,000円
 2万円以上   3万円未満   3,000円
3万円以上   5万円未満   4,000円
5万円以上   7万円未満   5,000円
7万円以上   10万円未満   1万円
10万円以上   15万円未満   2万円
15万円以上   20万円未満   3万円
20万円以上   30万円未満   4万円
30万円以上   50万円未満   5万円
50万円以上   100万円未満   10万円
100万円以上   150万円未満   20万円
150万円以上   200万円未満   30万円
200万円以上   300万円未満   40万円
300万円以上   500万円未満   50万円
500万円以上   1,000万円未満   100万円
1,000万円以上   1,500万円未満   200万円
1,500万円以上   2,000万円未満   300万円
2,000万円以上   3,000万円未満   400万円
3,000万円以上   5,000万円未満   500万円
5,000万円以上      1,000万円

ここのキャッシュから転載
http://youpon.whitesnow.jp/kabu_big_chumon.htm

【同時注文の配分方法】
  • 第1順位
売買単位の5倍の数量(各証券会社の注文を合計し、注文数量の多い証券会社から
少ない証券会社の順番で、1単位ずつ売買単位の5倍の数量になるまで配分する)

  • 第2順位
第1順位の配分数量を除いた各証券会社の残りの注文数量に3分の1を乗じた数量(端数は切り上げ)

  • 第3順位
第2順位までの配分数量を除いた各証券会社の残りの注文数量に2分の1を乗じた数量(端数は切り上げ)

  • 第4順位
第3順位までの配分数量を除いた各証券会社の残りの注文数量

なお、同時注文は証券会社単位に売買が成立します。そして各証券会社は
売買が成立した結果をもとにそれぞれの証券会社で定めたルールにしたがって、
お客様への配分を決めることになっています

東証公式サポーターより

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最終更新:2007年04月03日 17:19
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