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金糸雀の胆試し」(2006/03/03 (金) 14:50:47) の最新版変更点

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肝試し続き  組み合わせ 金糸雀 男子D 女子D 金糸雀「ふっふっふ……この有栖学園一の頭脳派! 金糸雀にまかせれば楽してズルして証いただきかしら~」  その自身は何処からでてくるんですか? と、聞きたくなるぐらいに胸を張って二人の生徒にそういう金糸雀。  とりあえず、ズルは駄目じゃないですか? と、二人はそう思った。 男子D「まぁ、とりあえず中入りましょうよ。先生」 女子D「男子D君の言うとおりだと思います」 金糸雀「じゃぁ、行くのかしらー!」  そして、三人は校舎へ入って…… 金糸雀「あう!」  僅かな段差がある玄関ホールで、金糸雀がこけた。 二人「大丈夫ですか?」 金糸雀「だ、大丈夫かしらー!」  なんかちょっぴり不安になるのと同時に、こりゃしっかりして行かないと駄目だなと生徒二人はそう思った。  暗い廊下を歩く三人。  そして、丁度道が二手に分かれる分岐点まで来た時。突然金糸雀が 金糸雀「そこに隠れているのは、わかってるかしらー! 出てくるかしらー!」  と、右の通路をビシッと指差し、見破った! と、言った感じの表情をする金糸雀。 『ばぁれた……』  かぁーと、つづけたかったソレだったが、金糸雀が指差したのは右の通路。  しかし、ソレが現れたのは左の通路からだった。  気まずい雰囲気が、現れたソレと三人の間に流れる。 男子D(お、おい……どうする?) 女子D(ど、どうしよう) 『(や、やばい……気まずすぎる)』 金糸雀(お、おおハズレかしらー! ど、どうしようかしらー! お、おちつくのよー!)  しばらく、そこにいる全ての存在が、停止していたが。  一番最初に、動いたのはソレだった。  そそくさと、左側から右側へと移り『ばぁれたかぁー』と、わざわざ右の通路からでてくるソレ。 『(く、苦しいが、これでなんとか!)』 男子D(な、ナイスフォロー!) 女子D(脅かし役さん! ナイス!) 金糸雀(あ、ありがとう! ありがとうかしらー!)  もう、肝試しとかそんな状況じゃない三人とソレ。  一応仕切りなおしは、したのだが…… 『さらばだぁあー』  もう、気まずすぎて逃亡するソレ。 金糸雀「金糸雀の推理(?)に、恐れをなして逃げたかしらー!(うぅ……多分ピチカートさんだと思うけどごめんなさいかしらー)」 男子D「す、すごいですね。先生!(脅かし役さん! マジお疲れ!)」 女子D「さ、さすがです。先生!(脅かし役さん! アナタを尊敬するわ!)」 金糸雀「さ、さぁ。どんどん行くかしらー!(うぅ実にやばくてまずぅぃ状況かしら!)」  その場の雰囲気を誤魔化すべく金糸雀は、一オクターブ高い声でそう言って歩き始める。 『カエレェーーー』 金糸雀「(つ、次こそ!) 正体は見破ったかしら! ずばり、エンシェ事務長かしら!」 『……(ラ、ラプラスなんですが……な、なんか気まずいですねこれ)』 金糸雀「(うわーん! またハズレちゃったかしらー!!)」 男子D(お、おい今度こそマジどーする?! 違うっぽいぞ?!) 女子D(ど、どうしようもないわよ! ってあのかすかに見える白い耳! ラプラス教頭先生じゃない?!) 男子D(うへ?! マジだ!?)  やっぱり、また気まずい雰囲気が周囲を包む。 『……カエレェーーー』  とりあえず、ラプラス扮するソレはそう叫びながらくるっと踵をかえし、その場から去っていった。 男子D(さ、さすが教頭! ナイス判断とナイス対応!) 女子D(ごめんなさい教頭先生! このまえ飼育小屋に閉じ込めて! 今のアナタは、輝いてるわ!) 金糸雀「さ、さぁ、次いくかしらー!(うぇーん! 金糸雀の株大暴落かしらー! みっちゃーん! 助けてー!)」  金糸雀は、そんな事を思いながらそう二人に声をかける。  いろいろあったが、どうにかこうにか校長室まで到着する三人。 金糸雀「さぁ、ついたのかしら!(うぅ、もう帰りたい)」 男子D「つきましたねぇ……(ながかった……長い長い道のりだった)」 女子D「証とって、帰りましょう(疲れたわ……試験勉強より疲れるなんて)」  そして、校長室の扉が開かれる。 『よぉぅく来たなぁ! お前らぁ! 待ちくたびれたぞぉおお!』 金糸雀「次こそ正体を見破ったかしら! ずばり! ラプラス教頭先生かしら!!!」  今度こそ! と、ビシッとローゼン扮するソレに指差す金糸雀。 男子D(ち、違う! ラプラス教頭はさっきの!) 女子D(金糸雀せんせーーーー!!!) 『ばれたか。じゃぁコレをもって帰りなさい』  しかし、ローゼンはすばやく対応し、金糸雀に証を手渡す。 金糸雀「さぁもどるかしら!(よ、よかったかしら! さ、最後の最後で大当たりかしら! 天国のみっちゃん! 金糸雀の勇姿を見てかしら!)」  ちなみに、みっちゃんは死んではいない。 みっちゃん「ぶえっきしゅん!? ん……誰か噂してるのかな?」 男子D(さすが校長先生だ! 俺、今までおちゃらけたバカな校長だと思ったけど尊敬する!) 女子D(セクハラ校長だってバカにしてごめんなさい! 尊敬します校長!) 『…………ご苦労様です。校長』 『……なんか、俺この企画したの間違いだって今思ってる』 『ならするな。馬鹿校長』 『……やっぱり、俺への態度ひどくなってない? ラプラス君』 『胸に手あてて考えなさい』  胸に手をあてて考えるローゼン。 『いや、さっきもやったんだけど思い当たりがない』 『……この馬鹿校長』  金糸雀組。クリアー(代償。脅かし役さん方+同伴生徒二人に酷く心労させた事)
肝試し続き  組み合わせ 金糸雀 男子D 女子D 金糸雀「ふっふっふ……この有栖学園一の頭脳派! 金糸雀にまかせれば楽してズルして証いただきかしら~」  その自身は何処からでてくるんですか? と、聞きたくなるぐらいに胸を張って二人の生徒にそういう金糸雀。  とりあえず、ズルは駄目じゃないですか? と、二人はそう思った。 男子D「まぁ、とりあえず中入りましょうよ。先生」 女子D「男子D君の言うとおりだと思います」 金糸雀「じゃぁ、行くのかしらー!」  そして、三人は校舎へ入って…… 金糸雀「あう!」  僅かな段差がある玄関ホールで、金糸雀がこけた。 二人「大丈夫ですか?」 金糸雀「だ、大丈夫かしらー!」  なんかちょっぴり不安になるのと同時に、こりゃしっかりして行かないと駄目だなと生徒二人はそう思った。  暗い廊下を歩く三人。  そして、丁度道が二手に分かれる分岐点まで来た時。突然金糸雀が 金糸雀「そこに隠れているのは、わかってるかしらー! 出てくるかしらー!」  と、右の通路をビシッと指差し、見破った! と、言った感じの表情をする金糸雀。 『ばぁれた……』  かぁーと、つづけたかったソレだったが、金糸雀が指差したのは右の通路。  しかし、ソレが現れたのは左の通路からだった。  気まずい雰囲気が、現れたソレと三人の間に流れる。 男子D(お、おい……どうする?) 女子D(ど、どうしよう) 『(や、やばい……気まずすぎる)』 金糸雀(お、おおハズレかしらー! ど、どうしようかしらー! お、おちつくのよー!)  しばらく、そこにいる全ての存在が、停止していたが。  一番最初に、動いたのはソレだった。  そそくさと、左側から右側へと移り『ばぁれたかぁー』と、わざわざ右の通路からでてくるソレ。 『(く、苦しいが、これでなんとか!)』 男子D(な、ナイスフォロー!) 女子D(脅かし役さん! ナイス!) 金糸雀(あ、ありがとう! ありがとうかしらー!)  もう、肝試しとかそんな状況じゃない三人とソレ。  一応仕切りなおしは、したのだが…… 『さらばだぁあー』  もう、気まずすぎて逃亡するソレ。 金糸雀「金糸雀の推理(?)に、恐れをなして逃げたかしらー!(うぅ……多分ピチカートさんだと思うけどごめんなさいかしらー)」 男子D「す、すごいですね。先生!(脅かし役さん! マジお疲れ!)」 女子D「さ、さすがです。先生!(脅かし役さん! アナタを尊敬するわ!)」 金糸雀「さ、さぁ。どんどん行くかしらー!(うぅ実にやばくてまずぅぃ状況かしら!)」  その場の雰囲気を誤魔化すべく金糸雀は、一オクターブ高い声でそう言って歩き始める。 『カエレェーーー』 金糸雀「(つ、次こそ!) 正体は見破ったかしら! ずばり、エンシェ事務長かしら!」 『……(ラ、ラプラスなんですが……な、なんか気まずいですねこれ)』 金糸雀「(うわーん! またハズレちゃったかしらー!!)」 男子D(お、おい今度こそマジどーする?! 違うっぽいぞ?!) 女子D(ど、どうしようもないわよ! ってあのかすかに見える白い耳! ラプラス教頭先生じゃない?!) 男子D(うへ?! マジだ!?)  やっぱり、また気まずい雰囲気が周囲を包む。 『……カエレェーーー』  とりあえず、ラプラス扮するソレはそう叫びながらくるっと踵をかえし、その場から去っていった。 男子D(さ、さすが教頭! ナイス判断とナイス対応!) 女子D(ごめんなさい教頭先生! このまえ飼育小屋に閉じ込めて! 今のアナタは、輝いてるわ!) 金糸雀「さ、さぁ、次いくかしらー!(うぇーん! 金糸雀の株大暴落かしらー! みっちゃーん! 助けてー!)」  金糸雀は、そんな事を思いながらそう二人に声をかける。  いろいろあったが、どうにかこうにか校長室まで到着する三人。 金糸雀「さぁ、ついたのかしら!(うぅ、もう帰りたい)」 男子D「つきましたねぇ……(ながかった……長い長い道のりだった)」 女子D「証とって、帰りましょう(疲れたわ……試験勉強より疲れるなんて)」  そして、校長室の扉が開かれる。 『よぉぅく来たなぁ! お前らぁ! 待ちくたびれたぞぉおお!』 金糸雀「次こそ正体を見破ったかしら! ずばり! ラプラス教頭先生かしら!!!」  今度こそ! と、ビシッとローゼン扮するソレに指差す金糸雀。 男子D(ち、違う! ラプラス教頭はさっきの!) 女子D(金糸雀せんせーーーー!!!) 『ばれたか。じゃぁコレをもって帰りなさい』  しかし、ローゼンはすばやく対応し、金糸雀に証を手渡す。 金糸雀「さぁもどるかしら!(よ、よかったかしら! さ、最後の最後で大当たりかしら! 天国のみっちゃん! 金糸雀の勇姿を見てかしら!)」  ちなみに、みっちゃんは死んではいない。 みっちゃん「ぶえっきしゅん!? ん……誰か噂してるのかな?」 男子D(さすが校長先生だ! 俺、今までおちゃらけたバカな校長だと思ったけど尊敬する!) 女子D(セクハラ校長だってバカにしてごめんなさい! 尊敬します校長!) 『…………ご苦労様です。校長』 『……なんか、俺この企画したの間違いだって今思ってる』 『ならするな。馬鹿校長』 『……やっぱり、俺への態度ひどくなってない? ラプラス君』 『胸に手あてて考えなさい』  胸に手をあてて考えるローゼン。 『いや、さっきもやったんだけど思い当たりがない』 『……この馬鹿校長』  金糸雀組。クリアー(代償。脅かし役さん方+同伴生徒二人に酷く心労させた事) ---- おまけ 「有栖学園一の頭脳派! 金糸雀に任せれば戦わずして勝つことができるのかしら!」 「先生?」 「実は、昨日のうちに校長室へ忍び込んで証を一つ盗んできたかしら!」 「…それは良いことを聞きました」 「げっ! ローゼン校長…何で後ろにいるかしら?」 「金糸雀先生、次のボーナス査定覚悟しておいてくださいね」 「かしら~(泣」 今日の教訓:ズルはイクナイ

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