『Fate/staynight』より参戦のアサシン。

ステータス傾向はATK寄りで星2アサシンの2騎を上回る。しかし星1であることからステータスは低い。
HPは全サーヴァント中で、ポール・バニヤンに次ぐワースト2位。ライダーのエネミーはクリティカル率が若干高いこともあり、クリティカルを連続して受けると有利相性であっても通常攻撃で落とされることもある。 呆気ないものよ……

カード構成はQ3枚のアサシンに多いQ偏重型。
Hit数はB1hit,A2hit,Q2hitと初期サーヴァント共通の低hit数。スキルで補強出来るのでまだマシではあるものの、通常攻撃でのクリティカルスター発生率は並止まり。
EXは4hitする*1ので、Braveチェインならそれなりに星を出せる。
宝具とスキルにはスター獲得効果が付いているため、通常攻撃よりもこれらを使って星を出す運用になる。
クラススキルは「気配遮断 D」のみ。暗殺者というより武芸者であるためかランクが低い。

スキル

【スキル1】心眼(偽) A CT:8-6
1Tの回避と、3Tのクリティカル威力アップを得る汎用スキル。
防御系スキルとしての役割は勿論あるが、クリティカル威力アップの倍率が最大40%とかなり大きく攻撃用に積極的に切るのも選択肢に入る。
「宗和の心得(強化後)」で星を集め、「心眼」で火力を強化する動きはシンプルに強力。

【スキル2】透化 B+ → A+ CT:6-4
精神異常状態を解除し、スターを獲得するスキル。
スター獲得系スキルの中では、呪腕のハサンの「投擲(短刀)」(強化前)と同じCTで最大15個得られるため使い勝手が良い。
……ちなみに精神異常状態とは「魅了・混乱・恐怖・幻惑・睡眠」のことを指すのだが、
その内魅了と睡眠は付与されているとそもそもスキルが使えないため、精神異常状態を解除しようにも肝心の解除スキルが使えない笑い話となっていた。
現在でも、混乱・恐怖・幻惑を使うサーヴァントやエネミーが時々しか登場しないため、やはりあまり出番はない。
風魔小太郎術ジルアビー水着キアラ が敵として出てきた時くらいだろうか。

2021年4月16日に実装された強化クエストクリア後は、精神異常状態解除が弱体状態解除に変更され、「Quick攻撃時に敵単体のQuick攻撃耐性をダウン(3T)する状態」を付与(3T) が追加される。
耐性ダウンの倍率は1回ごとに10%だが、小次郎はQ3枚+Q宝具かつ最短CT4であるため、複数重ねることは容易。

【スキル3】宗和の心得 B → B++ CT:7-5
3Tの必中状態と、スター発生率アップを得るスキル。
最終再臨後の強化クエスト1クリアで、スター発生率アップ効果が強化される(最大+90%)他、スター集中度アップ効果が追加される。
クリティカルアタッカーとしての安定性を高めることの出来る優秀なスキル。
Lv7以上でExtraアタックで8個の星が確定するので目安にして育成したい。
ただしLv10でも3rdQがスター発生率299.3%*2と微妙に上限の300%に届かないのが惜しい。(1stQボーナス、オーバーキル、クリティカル、Qバフをかけたり、DSRの高い対ライダーなどであれば300%になるが)

集中度はLv1でも306になりライダークラス(約200)をも上回るが、星を独占させたければ育成の際は優先したい。
必中は回避に対してダメージが与えられるようになる効果。ライダーの回避持ちが牛若丸アストルフォサモさんイシュタル〔騎〕赤兎馬程度なのであまり活躍の機会はないが…。

宝具「 燕返し (つばめがえし)

Q属性の単体宝具。ダメージと同時に、最低15個の星を獲得する。
最終再臨後の強化クエスト2クリアで、威力上昇に加え、攻撃前に3TのQ強化(20%)を得る効果が追加される。
宝具のダメージのみならず、次ターンのクリティカル攻撃にも繋げることが出来、使い勝手が良い。

総評

スター獲得、集中度アップ、クリティカル威力アップと三拍子揃ったクリティカル周りのスキルを揃え、強化済みの宝具でもダメージを叩き込める優秀なアタッカー。
……なのだが、星1故のステータスの低さで足をかなり引っ張られてしまっている。
逆を言えば、ステータスさえ補ってやればその分だけ安定したアタッカーに変貌する。フォウくん、聖杯を使うだけの価値は大きい。
星3以下の低レアアサシンは一芸に特化しアタッカーとして動かしづらいサーヴァントが多いため、純粋にアタッカー性能に特化し回避スキルも備えた小次郎はかなり使いやすい部類。高レアを見てもここまでクリティカルアタッカーとしての要素を備えているサーヴァントは少ない。
高レアアサシンがいるしそこまでしたくない、という人は、星を撒いて回避で凌ぐデコイとしての役割になる。この運用では呪腕のハサンに生存能力で劣るが、宝具火力で上回るのが差別化ポイント。コストも安いので調整役として入れても良いだろう。

他の注意点として、性能の低いQを3枚持つアサシンが共通して抱える悩みだが、カードの切り方に癖が強い。
クリティカルを重視するなら、QはBraveチェインの繋ぎ程度に留め、BとAを優先して使う方が良い場面が多い。
逆に、Qを大幅に強化できる不夜城のアサシンスカサハ=スカディと組む場合はQに特化させた方が動かしやすくなる。この辺りは手持ちとの兼ね合い、敵の編成にもよるので色々と試してみてほしい。

本編第1部第1章はワイバーンやドラゴンといったライダーのエネミーが多いため、出番が多い。
再臨素材の必要数も少ないので、育てておくと活躍してくれることだろう。

相性の良い仲間サーヴァント

主な役割が対ライダーのアタッカーなので、性能自体は孔明スカサハ=スカディアンデルセンと噛み合っているのだが、クラス相性の都合で並べて使いにくい。
幸い小次郎は高倍率のスター集中系スキルを持つため、大抵の相手と組むこと自体は可能。
バッファーを採用するならば攻撃力バフとQuickバフをまとめて補給できる不夜城のアサシンが好相性。
小次郎の苦手な全体散らしを行ないつつ、防御力の底上げに加えHPを最大3,000上げられるエレシュキガルも相性良い。
カード・クリティカル強化と星供給ができるケイローン水着メイヴ、3T持続するスター集中とクリティカル威力アップをフル活用できる水着BBなども噛み合っている。

相性の良い概念礼装

ステータスの低さを補うためにもATK強化系の礼装が望ましい。
宝石魔術・対影月の湯治等のクリティカル強化系、ガンドイマジナリ・アラウンド等のQ強化系が候補。
両方の効果がある真夏のひと時探偵ヱドモン~真の黒幕編~も相性が良い。
Qを積極的に振らない前提ならもう一つの結末などもありだろう。
カレイドスコープ聖夜の晩餐等で、倒れる前に宝具を1回は撃たせるのも良い。
運用はピーキーになるが黒の聖杯等で宝具火力を大幅に上げてしまうのもあり。

星供給役としてなら2030年の欠片ゴールデン捕鯉魚図、もしくはぐだぐだ看板娘でデコイにしてしまうのも手。

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最終更新:2021年04月16日 22:36

*1 2017/10/20にモーション変更されたのと同時に、ヒット数が3→4に増加した。

*2 25.3+180+4+90