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SoundEngine Free は、無料で使える高機能なWAVエディターです。
ここではBMSに関する処理をSEFで行う方法をいくつか列挙しますが、 参考画像は載せない ので、各自SEFを開いて確認してください。


SEFはしょっちゅう起動することになるので、タスクバーに入れておくか、右クリックの「プログラムから開く」に登録しておくことをお勧めします。


フォルダの設定

SEFを開いて 「フォルダ」タブ を選択すると、 作業フォルダ録音フォルダ設定フォルダ という3つの欄が存在します。音切りや一括操作の際、録音フォルダなどを "開く" しておくと作業が少し楽になります。


両端無音削除

 WAVを読み込んで波形ゾーンで右クリックするとメニューが開きますが、 右クリック→S→D と押すことで 両端無音削除 のダイアログを素早く呼び出すことができます。Edisonから書き出したスライス済みのWAVは前後に無音区間があるので、これを使って削ります。おすすめは 開始レベル-66.0、開始遊び0.0、終了レベル-66.0、終了遊び10.0 あたりです

 とここまで書いておいて難ですが、スライスされたWAVは数が多いので、1個1個無音削除していたのでは日は沈み年が明けてしまいます。そこで効果的なのが スクリプト 機能です。「スクリプト」タブを開き、テキストエリアに以下のテキストをコピペしましょう。
[Folder Open]
FolderPath=$Temp\SoundEngine

[Both Ends Silence Cut]
Selection=0,-0,-1
Parameter1=-66
parameter2=0
Parameter3=-66
Parameter4=10

[Folder Save]
FolderPath=$Temp\SoundEngine
 一応解説しておくと、 [Folder Open] で特定のフォルダ内にある 全てのWAVファイル *1 に対して順次処理を行わせることができます。
すぐ次の行にある FolderPath=$Temp\SoundEngine は、この際開くフォルダを予め決めておくことで、フォルダを選ぶ手間を省くためにあります。 このままコピペしてもうまく動かないかもしれない ので、必要に応じて書き換えてください。よくわからない場合は行をまるごと消してしまって構いません。その場合はスクリプト実行のたびに操作するフォルダを選ぶことになります。
  [Folder Save] は、[Folder Open]によって開いたファイルを、 そのままの名前で 保存していくコマンドです。こちらでも FolderPath を指定していますが上と同じことです。開くときと同じフォルダにすると全てのファイルが上書きされます。
 で [Both Ends Silence Cut] ですが、これが先ほど紹介した 両端無音削除 のコマンドです。 Selection は3つの引数が必要で、順に開始時間、終了時間、選択チャンネルです。何も考えずにコピペで構いません。上の例では WAVの最初から最後まで、全てのチャンネル に対して行うという意味になります。
Parameter1以降は先ほど記述した開始レベル、開始遊び、終了レベル、終了遊びで、私は上の値でいいと思っていますが、好みで書き換えても構いません。

 スクリプトを実行する前に、保存しておきましょう。 ライブラリー の下にあるコンボボックスに任意の名前を入力し、 保存 ボタンを押します。次回以降は、▼を押してリストから保存されたスクリプトを選ぶだけで使えるようになります。
実行 ボタンを押せばスクリプトが実行されます。 表示 ボタンは、 SEFを開いてからその時点までに行われた操作 をスクリプト化して表示する機能ですが、 気にしないでください


音量調節

 両端無音削除に続いて重要なのが、 音量調節 です。こちらは上のツールバーから 音量(D) > ボリューム(音量調整)(V) と選択することでダイアログが開きます。こちらはシンプルに「音量」のツマミがあるだけです。0にすると変化なし、右方向に回すと音量が大きくなり、左に回すと小さくなります。
 BMS化を 終えたあと に、音量が物足りなく感じたり、逆に大きすぎると感じる可能性があります。その場合は、一括操作で音量を変えてみましょう。
[Folder Open]
FolderPath=$Temp\SoundEngine

[Volume]
Parameter1=-2
Selection=0,-0,-1

[Folder Save]
FolderPath=$Temp\SoundEngine
[Folder Open]と[Folder Save]は先ほどと同様ですね。 [Volume] がさきほどの音量調整に相当するコマンドです。 Parameter1= に続く数字が音量の変動値になります。目安としては、
  • ちょっとだけ大きくしたい場合→1
  • おもいっきり大きくしたい場合→3
  • ちょっとだけ小さくしたい場合→-1
  • おもいっきり小さくしたい場合→-3
あたりでしょうか。
 当然ですが、 音割れしたWAVの音量を下げても音割れは直りません 。WAVを書き出す時点で音量が大きすぎると後の調節も効果が薄いですから、書き出す時点ではやや小さめを意識するくらいがちょうどいいでしょう。
 なお、少し大きくしてみて、まだ足りなかった場合、さらに大きくすることは可能ですが、ノイズが増幅される かもしれない のでなるべく一括で変動させましょう。音量調節を行う前にバックアップを取っておくことをおすすめします。
なお、1dB大きくした後に更に1dB大きくする操作と、一度に2dB大きくする操作は、原理上は全く等価なのでご安心下さい。


両端フェード

 ぶつ切りなどを行ったあとに、終端を-∞dB(音量ゼロ)にするためのスクリプトです。終端を音量ゼロにする理由はここを参照してください。読めばわかると思いますが、Edisonを使ってぶつ切りをする場合、このスクリプトは実行しなくても大丈夫です。
[Folder Open]
FolderPath=$Temp\SoundEngine

[Fade Out]
Selection=-441,-0,-1

[Fade In]
Selection=0,441,-1

[Folder Save]
FolderPath=$Temp\SoundEngine
[Folder Open][Folder Save]の説明はもう不要ですね。 [Fade Out] は文字通り選択範囲をフェードアウトするコマンドです。パラメーターはありません。 [Fade In] もクリップノイズを防ぐために記述してありますが、処理が重く、効果も大きくないので、まるごと消してしまっても構いません。
FOの選択範囲が -441,-0,-1 となっていますが、単位は sample です。一般的な44.1kHzのWAVファイルの場合441サンプルは 0.01秒 に相当します。マイナス表記なのは音声の終端を基準としているためです。最後の-1は上でも書きましたが 全チャンネル という意味で、0なら左のみ、1なら右のみ、といった具合になります。
ちなみに 1.0 のように小数表記すると、単位は になります。 Selection=-0.01,-0,-1 と表記しても上記と同じ意味になります。