“大勇者”ロード・ハインケル


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“大勇者”ノア=ハインケル=ワーグナー(PL:サイトー)

■基本データ
【コロナ】 聖戦士
【ミーム】 オリジン
【ブランチ】リターナー/ファイター/バード/邪剣使い/ロードモナーク
【消費経験点】198(能力値:0 特技:65 装備:93 パスの追加:0 ブランチの追加:40)

■能力値/耐久力
【能力値】    肉体:11  技術:5  魔術:11  社会:3  根源:4
【戦闘値元値】  白兵:9  射撃:6  回避:6  心魂:10  行動:6
【戦闘値修正値】 白兵:9  射撃:6  回避:6  心魂:10  行動:6
【HP】     元値:19  修正値:54
【LP】     元値:8  修正値:8

■宿命/特徴/闘争/邂逅
 宿命:   特徴:   特徴効果: 
 闘争:   邂逅: 

■初期パス
 【因縁】からの

■準備された装備
 部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P)
 右手 :暗黒聖剣ギュンヌンガガプ(必:―/行:-2/ダ:差分値×7/HP:―/射:至近/与えたダメージと同ダメージを受ける/―)
 左手 :               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)
 胴部 :               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)
 その他:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)
 乗り物:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)
 予備1:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)
 予備2:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)
 予備3:               (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―)

■コロナ特技
【SC098/自動/自/ク/なし】◆勇気ある誓い
 1度の判定でソフィアに合致しているフレアを何枚でも出せる
【SC098/自動/自/効/なし】◆不死鳥の炎
 〔Sin1〕[死亡][戦闘不能]を[覚醒]に置き換え、【HP】を0にし【LP】を完全回復
 重圧状態でも使用可能。
【SC098/-/自/イ/フ1】砕けぬ魂
 〔Sin1〕[死亡][戦闘不能]専用。[覚醒]状態として[MP]を1回行なう
 重圧状態、行動済み、戦闘不能でも使用可能。
【SC098/-/自/オ/なし】剣霊呼応
 宣:DR直後。ダメージ+[使用した武器の常備コスト×2]。武器破壊
【SC099/-/自/オ/なし】虹色の希望
 〔Sin1〕[MP]中に使用するフレアを全て自分のソフィアとして扱う
【SC099/-/心/メ/フ1】フォトンチャージ
 次回[メジャー]に+[達成値]
【SC099/DB/自/オ/フ2】◇プロパテール
 【行】0でもう1度[MP]を行なった後[死亡]する。重圧状態で使用可能。

■ミーム特技
【SC111/DB/自/オ/フ1】◇ヤオー
 〔Sin1〕1シナリオ1回の特技、またはアイテムの使用回数を回復
【LF101/DB/自/オ/フ1】※剣の誓い
 宣:[覚醒]直後。【魔】+10(【HP】変化無し)、【白】+3
【SC111/自動/白/リ/なし】◆水波斬
 [白攻]に対して[突返]
【SC111/DB/白/メ/フ2】※万軍撃破
 [シーン]へ[白攻]
【SC112/自動/自/オ/効参】◆生死去来
 宣:[戦闘不能]直後。[分類:UD]を得る。。[戦闘不能]を解除し、【HP】を【根】だけ回復。代償に【LP】を[1D6]失う
【SC112/DB/自/オ/フ全】※因果の逆転
 宣:対決直後。相手と[達成値]を入れ替える
【LF103/DB/自/オ/フ1】※死してなお!
 宣:[死亡]時。即座に[MP]を扱いで1回行なう。ダスクフレアは取得不可
【LF103/DB/自/オ/フ1】※冥府召喚
 〔Sin1〕宣:常時以外の特技級プロミネンス使用時。使用された特技級プロミネンスを打ち消す
【SC115/自動、魔法、Lv/自/メ/3H】◆勇気の行進曲
 1シーン、指定した【戦闘能力値】+[Lv×2]
【LF105/Lv/自/メ/なし】噂操り
 〔SinLv〕任意の事柄をエキストラに思い込ませる
【SC115/-/自/オ/フ2】※喜びの歌
 〔Sin1〕宣:判定直後。自身を対象にできない。判定の[達成値]+[【魔】×2]
【LF108/自動、Lv/自/常/なし】◆封建領主
 【最大HP】を+[(Lv×5)+30]する。
【LF108/強化/自/マ/なし】学芸国家
 [MP]中のあらゆる判定の[達成値]+【社】。ダメージを与える行動不可。[財産点]5点消費
【LF109/DB/自/常/なし】※王者の威光
 [ロードモナーク]特技と「種別:軍団」武器を使う際、【社】+10で計算する
【LF111/自動、Lv/自/常/なし】◆邪剣の主
 Lv個の常備化した武器を指定。ダメージを[差分値×2+3d6]に変更。邪剣を使うたびに【LP】1点失う。この武器は自分専用
【LF111/強化/射/メ/なし】暗黒の空
 〔Sin1〕邪剣による[射攻]。[達成値]+[【魔】×2]。同ダメージを受ける。射撃攻撃を行なえない武器でも使用可能
【LF111/DB/自/常/なし】※強制従属
 邪剣のダメージを[差分値×3+4d6]に変更
【R&R52/DB/自/常/なし】※剣霊合一
武器のダメージに[+常備化コスト/2]、[邪剣]武器のダメージに[+常備化コスト]

■装備
暗黒聖剣ギュンヌンガガプ(シャラカンの剣相当)
100年前の肖像(みんなで撮った写真相当)
朽ち果てた領土(下賜されし領土相当)

■属性防御
 肉体:× 技術:× 魔術:× 社会:×

■設定
私の名前はウィンリー・スミス。歴史学者だ。
本日はノア=ハインケル=ワーグナー、オリジン史上最も高名な偉人の一人について紹介させて貰おう。
誰か、と思った方も居るかも知れないが、ロード・ハインケルと言えば、思い出したのではないだろうか?
そう、誰もが一度は聞いた事のある御伽噺のロード・ハインケルである。
暗黒聖剣“ギュンヌンガガプ”を操る100年前の大勇者。
ルー・シャラカンと共に戦っていた事もあり、当時は互いに切磋琢磨する好敵手であった。
彼女が東の魔王オルディアと相討った際には、盟主オルディアを喪い荒れ狂う魔王の軍勢を単身で迎え撃ち、これを撃退したと言われている。
また、オルディアの統治を失った東の地へ侵攻して来た“獄炎王”イブリース、“雷神”ディヤウスなどの魔王を討ち果たした逸話は、今、この書を読む貴方も、昔御伽噺に語られた事があるのではないだろうか?
その伝説の剛勇に詩人は想いを馳せ謳ったという。
“彼の者こそは大勇者。天地に恐れる者は無く、如何な窮状も切り拓く誠心の王。”と。
しかしながら、東の地の守りを託された彼は27歳の若さで世を去ったとされる。
その理由は、詩人の語るどんな伝説にも語られる事は無い。
今回取り上げるのは、その謎の英雄についてである。
さて、現在の彼のイメージは、40年前に編纂された書物『ロード・ハインケル~その栄光~』に寄せられたヘンリエッタ・バーガーの挿絵から来るものが大半であろう。紅蓮の髪に赤銅の肌、その巨躯には歴戦を越えた傷痕が無数に刻まれる猛々しき偉丈夫として、そこには描かれる。
成る程、確かにその巨躯をもって大剣を振るう様は稀代の剛勇と証するに相応しい雄姿であろう。それは、立ち姿だけで味方を鼓舞し、敵を畏怖させ、見る者を否応無く昂揚させる魅力に溢れた、豪放磊落の英雄の姿に相応しい。
だが、私は異論を唱えたい。
私が当時の記録を辿った結果、現在のロード・ハインケル研究の有力な足がかりとして使われる事の多いこの書物は、大陸各地に伝わるロード・ハインケルの伝説を集め、一冊の書籍にしたという意味では、その資料的価値は高い。
が、当時の編集者の目的は研究ではなく、あくまでも娯楽小説的な意味合いでの編纂であった事は、嘆かわしい事に、この書を研究の足がかりとする歳若い研究者などには知られていないのが実情だ。
いわんや、そこに挿絵を描いたヘンリエッタ・バーガーが歴史家ではなく、絵本作家であるなどと、誰が知ろうか。
即ち、この外見イメージは、ヘンリエッタの描く英雄像、空想の英雄であるのだ。
ならば、本当のロード・ハインケル像とは?彼はどのような容姿をしていたのか?……そこにこそ、当時の編纂時にヘンリエッタが空想の英雄を描いた理由……いや、空想で描かざるを得なかった理由が存在する。
実際の“大勇者”ロード・ハインケルは、何故か酷く自分を描かれるのを嫌う帰来があった様子で、その真実の肖像は遺されていないとされているのだ。
娯楽小説としての編纂である以上、敷居を下げる為にも挿絵は必要だ、というのが、当時の編集者の論である。そして、その主人公が魅力的な外見であるかは、書籍の売上を左右する重要な要素だ。
即ち、娯楽小説『ロード・ハインケル~その栄光~』には、“肖像無き英雄”ハインケルでなく、ヘンリエッタのロード・ハインケル像が必要不可欠だったのである。
結果として、それが万民に受け入れられるハインケル像を形作ったわけだが、果たして。真実ロード・ハインケルの肖像は一枚たりとも残されていないのだろうか?
これに対し、私は一枚の絵画の前に、一つの推論を抱いている。
その絵画は、英雄シャラカンを描いた無数の絵の中の一枚、『我が愛しき偏屈者と』である。
シャラカン自身の希望で名付けられたとされる、その一枚の絵画は、ヴィンラントの、と、ある酒場での一幕を、当時は無名の街画家、ダン・ヒューイックの筆により時を越えて鮮やかに現代にまで伝えている。
主として描かれるのは、英雄シャラカンと、彼女にヘッドロックを仕掛けられる青年だ。シャラカンを研究する上で、重要な意味を持つとされるこの絵画に描かれる青年が誰であるのかは、現在に到っても不明、という、謎の一作である。
不健康な土気色の肌に、目の下のクマ。ざんばらの髪に痩せぎすの体躯という、何とも虚弱そうな容貌の青年をして、恐らくはシャラカンと共に旅をしていた“大魔術師”ペンドラゴンの弟子なのではないか、というのが、現在の最有力の説であるが、その説にしろ、ペンドラゴンが弟子を取ったとの記録が無く、行き詰まりを見せている。
ここに私は、研究者として一石を投じよう。
歴史学者の内では、幼少期のトラウマからシャラカンが感情障害を抱えていたという論を否定する者は居ないが、しかしながら、この絵画に描かれている一人の青年と共に描かれるルー・シャラカンは、他のどの絵画とも違う、歳相応の少女のような表情で微笑んでいるように感じられるのだ。
更に、ロード・ハインケルの伝説においても、シャラカンの名は登場するが、彼女は、よく怒りよく笑う感情表現豊かな少女として描かれる。ならば、こうは考えられないだろうか?シャラカンの表情を引き出しているのは、ロード・ハインケルであると。そして、この彼女本来の表情を引き出させた絵画に共に描かれる青年こそが、ロード・ハインケルその人であるのだと。
この絵画の描かれた年代は、ネフィリムの技術供与による研究の進展からシャラカンの没年とほぼ同時期である事は立証されている。
その時期、ハインケルは色の砂漠への道を求め、イストリアからロンデニオンへと向かっていた。
そう、ハインケルとシャラカンがヴィンラントで出会う事は不可能では無いのだ。
ならば、彼らが出会い、言葉を交わし、酒を交わした最後の機会を映した奇跡が我らの前にある事となる。
私は想像する。
この時既にシャラカンは自分の旅の終わりを予感していたのではないのか?
なればこそ、二度と出会う事の叶わぬであろう旧友との絵画を望んだのではないのか?
ハインケルも、その事を察したが故に、描かれる事を承諾したのではないのか?
それが彼女の最期の願いであると知ったが故に。それが彼女との最期の絆であると知ったが故に。
しかしながら、これを証明する術は我が手には無く、稀代の剛勇と称するにはあまりにも頼りない、土気色の肌をした痩せぎすの青年の肖像も、その真実を語ることは無い。
全ては、歴史の闇の中、である。
では、最も闇に包まれた点であるところの、彼の死については、果たしてどういった真実が隠されているのだろうか。
英雄の伝記は得てして、その栄光を以って序とし、死を以って幕とする。非業の最期は、英雄の存在と表裏を為す重要な要素の一つであり、娯楽小説的な意味でも、それは欠くべからざるものである。
英雄は英雄として、その最期の一時まで剣を手に巨悪と立ち向かい、そして果てて尚、人々の心に希望を宿すのだ。
彼と旅を共にした数々の英雄達、“邪剣使い”ルー・シャラカンや、“大魔術師”ペンドラゴン、“戦乙女”テレーザ、“魔海の踏破者”ロンバルト。
彼らの最期の闘争とその非業の死は、全て詩人によって今代に伝えられる。
ならば何故、彼の大英雄の死のみが伝えられず、歴史の闇へと葬られたのだろうか?
現代のハインケル研究に於いて、最大の謎とされるのが、この一点である。
この死の謎については、現在大きく三つの論が展開されている。
中でも、最も支持されているのが、陰謀説。
つまりは、如何なる大悪にも屈しなかった英雄、ロード・ハインケルは、図らずも彼が愛し、護って来た人間の手によって謀殺されたという説である。
ハインケルは、領地を下賜され、ロードと呼ばれるようになったとは言え、元々は単なる平民の青年である。それ故に、当時の騎士や貴族らから表出せぬ悪意を抱かれたとしても不思議は無い。
そして、権謀術策に長じた彼らの悪意によって、彼の英雄は、死を迎えた。
その死の真実は、時の為政者により厳に抹消され、かくして英雄の謎の死が完成した。
成る程、確かに、この説の筋は通っているようにも思える。
しかしながら、この説が真実とするならば、敢えて断言しよう。それは必ず詩人の手によって詳らかに謳われるようになっている筈であると。
詩人の情報収集能力は、こと、こういった事態に関しては、国家機関のそれを確実に上回る。
為政者のひた隠しにしようとした真実をこそ謳い、語り、白日の下に曝け出す歴史の語り部らが、この非業の真実を果たして謳わずに捨て置くだろうか。
私は、確信と共に否と断じよう。
彼の大勇者の暗殺などという最高のゴシップが真実ならば、それは一両日中にオリジン全土を飛び交い、非業の英雄ロード・ハインケルとして、その勇名を更に轟かせた筈であるのだ。
私の論が事実である事は、奇しくも彼と共に旅をした“大魔術師”ペンドラゴンの宮廷内での暗殺が白日の下に晒され、公然の事実として受け入れられている事からも理解して頂けるであろう。
吟遊詩人を抑える術が無ければ、この説が真実とされる日は無いだろう。
では、別論はどうだろう。次に残るは失踪説。
ハインケルは現代の“霹靂剣”仙堂那雪もかくや、と言う、人外の領域の方向音痴であるというのは、周知の事だろう。
そして、彼は悪癖として、共を持たずにフラリと何処かへ消える事が多々あったという。
即ち、彼は世を去ったのではなく、出かけた後に衆目のある場所へと帰れなくなり、失踪という結末がついたのではないか、という説である。
この説に関しての公証は置いておき、最後の説、死に方の説に移ろう。
死に方の説というのは、彼の大英雄の死に様と呼ぶには、あまりに間の抜けた死に方……階段で脚を滑らせたであったり、食べ物を喉につめたであったりといった、凡そ人々に希望を与えられない死に方をしたため、敢えて語らずに済ませようとした、という説である。
失踪説に関しても、彼の悪癖からして最も確率の高そうな事柄であったというだけで、この説の一つとして数えても良い物であるとしよう。
確かに、この説に関しては、私も否定する言葉を持ち得ないが、決定的な証拠の無い事柄である、という事は覆らぬ事実であり、出来るなら、彼の大英雄にそのような死に方をして欲しくはないと願う私の心も事実である。
ならば私は希望をもって、この二説は否定したい。我らが英雄、ロード・ハインケルの死に様は、英雄の最期と呼ばれるに相応の物であると、私個人は、そう願っている。
無論ながら、歴史の闇に隠された真実を捜し求める歴史学者にとって、希望的観測による事実の誤認は言語道断の事。
私の個人的感傷とは別に、私は今後も彼に隠された真実を追い求めていきたいと考えている。
例え、そこに隠された真実が私の求める物とはかけ離れていたとしても。
諸兄に、知の光と歴史の真実が共にあらん事を。

~“歴史学者”ウィンリー・スミス著『汝、英雄なりや?』より抜粋~

コレは酷い。