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キリト&アサシン組 ◆nig7QPL25k


 夢を見た。
 俺ではない誰かの夢を。
 俺と違う時間を生きた、違う場所での誰かの夢を。

「たとえ俺が死んでも、お前が必ず俺の戦いを引き継いでくれる……そうだろ、レオン?」

 その男は父親だった。
 同時に人々を守るため戦う、魔物狩りの騎士でもあった。
 妻が命と引き換えに産み落とした息子を、男は騎士として育てた。
 最も偉大な騎士の系譜を、受け継ぐに値する男になることを願って。
 守りし者としての志を、立派に引き継いでくれると信じて。

「俺らのことなんか誰も知らない。死んだところで墓もない。それでいいんだ」

 しかし、息子が募らせたものは、使命感ではなく憎しみだった。
 母を殺した者を憎み、敵に従う魔物を恨む、怒りの戦騎へと育ってしまった。
 伝えるべきことを伝えた以上、その間違いは自分で正さなければ意味がない――男は敢えて息子を突き放し、使命を悟ることを願った。
 それでも彼の願いは届かず、息子は憎しみの炎に焼かれ、全てを失ってしまった。
 それは打つべき手を誤り、道を示してやれなかった、父の過ちだったのかもしれない。

「気をつけな。上には俺の息子がいる……レオン・ルイスがよ」

 その息子が再び立ち上がり、真に騎士として覚醒した時、父はどれほど救われたことか。
 己が誓った使命のために、息子と同じ道を歩まず、道を違えなければならなかった時、父の心はいかばかりであったか。
 俺は父親というものを知らない。だから、男がその時何を想ったのかは、想像することすらできない。
 あるいは俺が、本当の意味で、父親になったその時には、彼の気持ちを理解できるのだろうか。

「ホラーを封印せし、血を受け継ぐ者……黄金騎士・ガロがな……!」

 それでも、最期の戦いのその時、男は笑みを浮かべていた。
 ズタボロに傷つけられながらも、すぐ傍に息子がいる事実を、頼もしく受け止め笑っていた。
 きっと男の人生は、その時ようやく報われたのだ。
 回り道を繰り返し、後悔と苦悩に苛まれた生涯が、ようやく幸福で満たされたのだ。
 道に迷い続けた息子が、自分の全てを託せるほどに、強く正しく成長を遂げた。
 そのことが父である男にとっては、何よりも嬉しかったのだろう。
 自分自身のその命が、今にも消えそうになっていることなど、どうでもいいことだと思えるほどに。

「そして俺は……貴様らホラーを封印する者、ヘルマン・ルイス……またの名を――」

 無数の異形の群れの中、男は一人剣を取る。
 自分の戦いを引き継ぐ者が、必ず駆けつけると信じて。
 不敵に笑う父親の、その生涯の結末は――



 別に、こういう体験は初めてではない。
 前に閉じ込められた時には、丸2年外に出られなかった。
 だから突然拉致されて、電脳空間に囚われたこと自体は、桐ヶ谷和人――キリトにとって、それほど大きな問題ではなかった。

「くそっ!」

 問題はむしろ、囚われたこの環境にある、理不尽なルールの方だった。
 吐き捨てながら飛び退り、輝く光剣を構える。
 睨み据えた先にいるのは、斧を携えた大男だ。
 血走ったその両目には、理性がまるで感じられない。
 バーサーカーというクラスを割り当てられた、魔術師の駒・サーヴァント。
 行動が単調であるなら、相手のステータスがどれほど高かろうと、キリトにも勝機があるはずだった。

「物持ちが悪かったなぁ? 威勢がいいのは結構なことだが、生憎とその武器じゃバーサーカーには、傷ひとつつけることすら不可能だ」

 しかし、一つだけ問題があった。
 にたにたと笑う敵マスターが言うとおり、キリトの持つ攻撃手段では、サーヴァントにダメージを与えられないのだ。
 英霊――すなわち霊体であるサーヴァントには、魔法属性を持った攻撃でなければ、ダメージを通すことができない。
 そして最悪なことに、今キリトの魂が宿っているのは、スチームパンク銃撃アクション「ガンゲイル・オンライン」のPCボディだ。
 ファンタジー色を排したこのゲームの武器には、霊を祓う神秘性など、当然宿っているはずもない。
 これが「アルヴヘイム・オンライン」の体なら、ソードスキルで切り抜けられたのだが。
 あまりにも間の悪い事態に、キリトは眉間に皺を寄せ歯噛みした。

「さて、そろそろ遊びにも飽きたな。やってしまえ、バーサーカー」

 敵マスターの唸りと共に、バーサーカーが唸りを上げる。
 鈍色に光る斧を振りかざし、キリトの命を奪わんと殺到する。
 もはや打つ手なしか。逃げるしかないか。
 否、果たしてこの死線から、逃げ延びることなどできるのか。
 リアルでは一般人に過ぎない己は、パラメーター一つ変わっただけで、こんなにも無力になってしまう。
 改めて突きつけられた絶望的な事実に、諦めが脳裏をよぎったその瞬間。

「――レディの口説き方ってのがなっちゃいないな」

 不意に、聞き慣れない声が響いた。
 バーサーカーの向こうにいる、敵マスターの目が見開かれた瞬間、その脇を素早くすり抜けるものがあった。
 ぐさり、と嫌な音を立てながら、狂戦士の肉体に突き刺さったのは、やや短めの刀だろうか。

「なっ!?」

 ぞっとした、という言葉がよく似合う。
 そんな顔をしたマスターが、慌ててそちらを振り向くと、そこには新たな人影があった。
 不敵な笑みを浮かべるのは、口ひげがワイルドな印象を与える壮年の男だ。
 長く伸びた金髪は、癖っ毛なのかところどころ跳ねているが、不思議とだらしなくは見えない。
 むしろ鋭い双眸に宿る、剣呑な気配と相まって、獣のたてがみのような印象すら受ける。
 静かながらも、闘志を隠そうともしない。その堂々とした佇まいは、まさしく自然界の王者そのものだった。

「しょうがねえ。俺が手本を見せてやるからよ。少しばっか付き合えや」

 かつり、かつりと音が鳴る。
 悠然と歩くたてがみの男が、ブーツで石畳を鳴らす。
 ゆっくりとしたその動作で、男はバーサーカーに歩み寄ると、そのまま短剣を抜き放った。
 もう一振りの刀を取り出し、同時に構える様は、二刀――かつてキリトも取っていたスタイルだ。

「あんたは……」
「貴様、そいつのサーヴァントか! やれ、バーサーカー!」

 キリトの声を遮るように、敵マスターが指示を出す。
 振り返った狂戦士が、乱入者に対して唸りを上げる。

「ま、そういうわけだから、ちょっと辛抱しててくれよな。お嬢さん」

 ぱちん、とキリトに向かってウインク。
 片目をつぶったそのままで、両手の刃を高く掲げる。
 男の剣がぐるりと回り、天に白い軌跡を描いた。
 瞬間、円のラインは閃光と化す。まばゆい光が放たれて、周囲を白一色に染める。
 白い闇が晴れたその時、現れたのは人狼だった。
 狼男の姿を模した、銀色の甲冑姿があった。
 深緑のマントをはためかせ、双剣を輝かすその姿は、さながら中世の聖騎士だ。
 唯一、獰猛な狼の頭部だけが、その白銀の中心にあって、異様な存在感を放っていた。

「絶影騎士、ゾロ――行くぜ!」

 金の瞳は獣の瞳だ。
 鋭く煌めく眼光が、狂える戦士を睨みつける。
 バーサーカーが怒号を上げると同時に、銀色の狼騎士もまた、大地を蹴って斬りかかった。


「はぁ~……」

 キリトのサーヴァント、ヘルマン・ルイス。
 与えられたクラスは暗殺者(アサシン)。
 激戦を終え、戦場を離れたその男は、最初の鋭さとはうってかわって、何とも情けないため息をついていた。

「いや、悪かったよ。否定するのが遅くって」
「いやさ、別にいいんだよそれは。見抜けなかった俺の方が、まだまだ修行不足だってことだからよ。
 でもだからってお前、そのナリで、実は男でしたってのはよぉ……」

 そう言ってヘルマンは、顔を押さえてため息をつくと、がっくりと両肩を下ろす。
 ガンゲイル・オンラインにおいて、キリトに与えられたPCは、少女と見まごう美貌を持ったレアボディだ。
 線の細い体に長髪、その上可愛らしい顔立ちとあれば、性別を間違ったとしてもやむを得ない。
 しかしながら、ヘルマン・ルイスは、無類の女好きだった。
 それが相手の性別を見抜けず、あまつさえ口説いてしまったとあれば、ショックもひとしおというものだろう。

「でぇ? ひとまず野郎を撃退したのはいいが、これからどうすんだよ?」

 だがそれにしたって、いくら何でも、やる気のなさすぎる声だ。
 強そうなのは間違いないが、この性格で本当に大丈夫なのだろうか。
 若干目眩がしそうになるのを堪えながら、キリトはヘルマンの問いかけを聞く。

「どうするって言っても、ここに長居するつもりもないからな……どうにかして、脱出する方法を見つけようと思う」
「何だ? 聖杯戦争には乗らねぇのか? 優勝すりゃ、どんな願いだって叶えられるんだぞ」

 ここに来てようやくヘルマンは、キリトの言葉に興味を持ったらしい。
 彼の応答に対して、目を丸くして聞き返した。

「俺にもやるべきことはあるし……それに、こういう殺し合いをするのは、もう御免だからな」
「初めてじゃないような言い草だな」
「初めてじゃないんだよ、実際。あんた、ネットゲームは知ってるか?」

 そう言ってキリトが語りだしたのは、1年前までの惨劇の記憶だ。
 天才ゲームデザイナー・茅場晶彦が引き起こした、前代未聞のサイバークライム――SAO事件。
 数多のVR(バーチャルリアリティ)MMOの雛形となった、「ソードアート・オンライン」の世界に、ユーザーが閉じ込められた事件だ。
 ログアウト不可能になった電子の牢獄で、キリトは2年もの間戦い続けた。
 時には他のプレイヤーと戦い、やむなく命を奪ったこともあった。
 もうあんな思いはしたくはない。だからこそ、この聖杯戦争という戦いにも、乗りたくないとキリトは言ったのだ。

「……で、俺はどうすりゃいい。戦うつもりがないっていうなら、戦うために呼ばれた俺は、黙って見てればいいってことか?」
「もちろん、そういうわけじゃない。
 どうしても今回みたいに、他のマスターに見つかって、襲われるようなことにはなっちゃうだろうからな……
 そういう時には、アサシンに、俺を守ってもらいたいんだ。わがままかもしれないけど」

 殺し合いに乗るのは反対だ。
 されどキリトには、ここで死ねない理由もある。
 「ガンゲイル・オンライン」に乗り込んだのは、VRMMOの根底を揺るがしかねない、重要な事件を解決するためだ。
 SAO事件は痛ましい記憶だが、そこで得られた絆も、確かにある。
 だからネットゲームそのものを、一緒に嫌うことはできない。
 自分達が楽しんでいる世界を、一人の犯罪者のために、壊されてしまうわけにはいかない。
 だからこそ、生き延びることには迷いはなかった。
 そのために戦うことが必要なら、敢えて罪の意識を堪えて、剣を取る覚悟もできていた。
 それがこのユグドラシルと戦う、桐ヶ谷和人の心構えだ。

「分かったよ。そういうことなら、異論はない。短い付き合いかもしれないが、手伝ってやろうじゃねえか」

 それでようやく納得したのか、ヘルマンは真顔で了承し、キリトに向かって右手を出す。

「ありがとう」

 差し出した手のひらは友好の証だ。
 キリトもまたそれに応じ、ヘルマンの手を握り返した。


(なんともヤな時代だな、どうにも)

 ひと通りの情報交換や意思確認を行い、一度一人になった後。
 ぽりぽりと頭を掻きながら、ヘルマン・ルイスは思考する。
 時の流れた現代は、随分と因果な時代になってしまったものだと。
 ネットゲームを始めとしたテクノロジーは、知識としてなら知っている。そうした現代の情報は、聖杯から事前に与えられているのだ。
 されどそうした現代の技術が、大規模な犯罪に使われているというのは、当事者と言葉をかわさなければ、実感の得られないものだった。

(高度に発展した科学は、魔法と区別がつかない……か)

 キリトの言っていた言葉だ。
 昔の学者だか作家だかの、有名な言葉だというが、魔法を知っているヘルマンからすれば、実に的を射た言葉だと思えた。
 魔法のような科学技術が、誰にでも扱えるような形で、世に氾濫しているのが現代だ。
 それは元魔戒法師メンドーサでなくとも、誰もがそれと同等の大事件を、容易に起こせてしまうことを意味する。
 茅場晶彦のSAO事件は、まさにそういう事件だった。
 本来剣を取る必要のなかったキリトが、そのために剣を握らされ、達人的な技術を身につけさせられてしまった。
 たとえゲームの世界の中だけであっても、人を殺して回れる力を、身につけるような事態に追い込まれてしまったのだ。

(なぁ聖杯サマよ、あんた俺に何をしてほしい? ここで過去の精算を果たせってのか?)

 眉をひそめながら、内心で呟く。
 こういう複雑な事情を抱えた、ナイーブな少年を相手にするのは、彼にも今回が初めてではない。
 そういう迷える少年に対して、道を示してやることができず、随分と苦しめてしまったことがあった。
 本来負うべき責任を、果たしてやれなかった相手こそ、彼の実子であるレオン・ルイスだ。
 そんなヘルマンがここに呼ばれ、レオンを思わせる少年剣士と、こうしてタッグを組まされている。
 何の因果かと言うべきか。あるいは作為を感じるべきか。

(ま、どうにかするさ)

 とはいえ、悩んでいたところで仕方がない。
 キリトに対してどう接するかは、まだ結論は出ていないが、そのまま立ち止まっているわけにもいかないのだ。
 軽く考えるべき問題ではなくても、深く考えすぎはしないようにしよう。
 あれこれ悩んでいるうちに、キリトが死んでしまっては元も子もないのだ。
 なればこそ、まずは行動することこそが、先決であると考えた。

(……しっかし、俺がアサシン、ねぇ)

 と、方針を固めたところで、一つ気になることがある。
 それは自分自身に割り当てられた、暗殺者(アサシン)というクラスのことだ。

(もちっと何とかならなかったのかよ……)

 そりゃまあ確かに、魔戒騎士は、人知れず魔物を狩る狩人だ。
 闇に紛れて闇を忍び、闇を切り裂くその姿は、ぎりぎりアサシンと形容できるものではあるだろう。
 でもだからって、それでいいのか。本物の暗殺者でもない人間を、無理やりアサシンに当てはめるのはどうなんだ。
 よく見ろ、気配遮断のスキルも低い。案の定微妙な数値じゃないか。
 この中途半端な能力で、果たしてどう立ち回るべきか。
 ヘルマン・ルイスの頭痛の種が、もう一つ増えた瞬間だった。



【クラス】アサシン
【真名】ヘルマン・ルイス
【出典】牙狼-GARO- 炎の刻印
【性別】男性
【属性】中立・善

【パラメーター】
筋力:D+ 耐久:E 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:B

【クラススキル】
気配遮断:D
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。

【保有スキル】
虫の知らせ:B
 ただならぬ気配に対する、天性の探知能力。
 生前は魔物の気配を匂いで嗅ぎ取る、陰我のオブジェに触れただけでその存在を察知するなど、魔戒騎士として優れた感覚を見せつけていた。

心眼(真):C
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせる。

プレイボーイ:E
 夜の蝶を追い続ける狩人。女遊びを好む英霊である。
 才能による魅了スキルではなく、当人の努力によって培った技術。
 しかしその性質が災いし、女性の敵と対峙した際には、初撃の攻撃力がダウンしてしまう。

【宝具】
『絶影騎士・ZORO(ゾロのよろい)』
ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:-
筋力:C+ 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:B
 陰我あるところホラー現れ、人を喰らう。だが、古よりホラーを狩る者達がいた。
 鎧を纏うその男達を、魔戒騎士という。
 ――古より人を襲ってきた、魔界の怪物・ホラー。それと戦う力を身につけた、魔戒騎士の鎧である。
 ヘルマンの纏う「ゾロの鎧」は、白銀の光を放つ鎧であり、俊敏な身のこなしを得意とする。
 更に青色の魔導火を纏うことにより、攻撃力を底上げする「烈火炎装」を発動することが可能。
 魔戒剣には鎖が括りつけられており、これを利用したトリッキーな戦法を取ることもできる。

 なお、ヘルマンのこの宝具を利用しなければ、自身の宝具を発動することができない英霊も存在する。
 その場合、ヘルマンが自らの意志で宝具を貸し与えるか、あるいはヘルマンが死亡するかした場合、
 その英霊の宝具発動がようやく可能となる。

【weapon】
魔戒剣
 ソウルメタルによって鍛え上げられた、魔戒騎士のための剣。ヘルマンのものは二振りの短刀である。
 修行を経た者はこれを自在に操ることができるが、そうでない者には持ち上げることすらできない。
 『絶影騎士・ZORO(ゾロのよろい)』を纏った際には、白銀の双剣へと変化する。

魔導馬
 優れた騎士が保有する、銀色の馬の姿をした魔戒獣。
 鎧を装着しているか否かにかかわらず、ヘルマンの一声で駆けつけ、その足として活躍する。

【人物背景】
古より最強の騎士として語り継がれてきた、黄金騎士・ガロの鎧を受け継ぐ、レオン・ルイスの父親。
自身も絶影騎士・ゾロの称号を得ている、百戦錬磨の騎士である。

飄々としており、非常に気前がいい。
普段の態度はおちゃらけているが、守りし者としての自覚は強く、いざという時には男を見せる。
意外と洞察力や推理力も高く、「食えない狸」と評されたことも。
人間的には強い人物だが、父親としては微妙に頼りなく、放任主義がレオンの暴走を招いたこともあった。

騎士としては一級品であるものの、無類の女好きでもあり、女癖の悪さが最大の欠点となっている。
本人はレオンにかわる、「ゾロの鎧」の継承者を産んでもらうためと弁明しているが、どこまで本気なのかは定かではない。
余談だが、ゾロの継承者は、ヘルマン本人の死後に無事生を受けている。

【サーヴァントとしての願い】
特にはないが、キリトを放ってはおけないため、彼を守るために戦う。

【基本戦術、方針、運用法】
はっきり言ってアサシンとしては、非常に中途半端な性能である。
敏捷や戦闘技術を活かして、ランサーのように正面きって戦わせるのがベターだが、やや決定力に欠ける部分も。
相手のペースに付き合わず、攪乱戦法によって優位に立つべし。



【マスター】キリト (桐ヶ谷和人)
【出典】ソードアート・オンライン
【性別】男性
【令呪の位置】右手の甲

【マスターとしての願い】
特にない。あまり願いたくない。

【weapon】
光剣(フォトンソード)カゲミツG4
 エネルギーを光の刃とする、いわゆるビームサーベル。
 銃撃戦に特化し、刀剣スキルもほぼ存在しない「ガンゲイル・オンライン」においては死に武器となっている。
 しかし剣戟戦に慣れたキリトは、これをメイン武器として使用し、ファンタジー流の戦い方を世界に見せつけた。

Five-seveN
 牽制用のサブウェポンとして用いている拳銃。貫通力に優れている。

【能力・技能】
ゲーマー
 VRMMOのプレイングスキル。ゲームの世界でなら、本物の剣士と同様のポテンシャルを発揮できる。
 ただし「ガンゲイル・オンライン」には、自身の慣れ親しんだソードスキルが導入されていないため、やや決定力に欠ける。

コンピューター知識
 コンピューターに関する天性の才能。ハッキングやプログラミングに明るい。

反射神経
 SAO事件に巻き込まれたプレイヤーの中でも、最高クラスの反応速度。
 突き詰めればいちゲーマーでしかないキリトだが、これだけは本物の戦士にも遅れを取らない。

【人物背景】
かつてVRMMO「ソードアート・オンライン」にて発生した、SAO事件を生き延びたSAOサバイバー。
最前線で過酷なソロプレイに身を投じた結果、
1万人のプレイヤーの中でも最高クラスのステータスを獲得しており、「黒の剣士」という通り名で呼ばれていた。
現在は「アルヴヘイム・オンライン」をプレイしているが、死銃(デス・ガン)を名乗る人物が起こした昏睡事件を解決するため、
そのデータをコンバートし「ガンゲイル・オンライン」の世界に飛び込むことになる。

言動は飄々としているが、元来人との距離を測るのが苦手。
それでも根の部分では優しく、何だかんだ他人の世話を焼くことも多い。そのため女子プレイヤーにモテる。

「アルヴヘイム・オンライン」はレベル制のゲームではないため、SAO事件当時のような、並外れたステータスは有していない。
しかし、当時の濃密な戦闘経験によって培われたプレイングスキルは、既に達人の域に到達しており、
一般プレイヤーを寄せ付けないほどの実力を有している。
……とはいえ、今回はファンタジー要素が一切絡まない、「ガンゲイル・オンライン」のPCの姿で参戦しているため、
残念ながら、サーヴァントにダメージを与えることはできなくなっている。
パラメーターは「アルヴヘイム・オンライン」のものを引き継いでいるため、サーヴァントを維持するための魔力は、なくはないといったところ。

本名は桐ヶ谷和人。高校生。
幼い頃に両親と死別しているが、現在の家族からはそのことを隠されて育ってきた。
しかしある時、それを知ってしまったため、上記のように上手く人付き合いができなくなってしまった。
家庭環境の諸問題が解決した現在においては、徐々に人との距離を縮められるようになっていっている。

【方針】
向かってくる敵とは戦うが、自分からはあまり戦いを仕掛けたくない。この世界樹からの脱出の方法を探る。