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楽園(オケアノス)を目指して◆yy7mpGr1KA


「ディーヴァにお住いの人類の皆さん。しばしご傾聴願います。
 私はフロンティアセッター。
 皆さんを新たなる可能性へとご案内するため、そちらの仮想空間へ介入しています――」

幾度となく繰り返しているアクセス。
防衛プログラムをすり抜けてきている以上、警戒されるのは予測の範疇だ。
しかし、計画は達成間近まで来ている。
あとは、ジェネシス・アークの搭乗員として人類の協力が得られればついに夢は成るのだ。
そしてその搭乗員としては電子パーソナリティーである、ディーヴァの市民が優れた適性を保有している。
彼らの協力さえ、得られれば。

(アンノウンによるアクセスを感知。
 ディーヴァ保安員と予測。
 デコイ拡散、ルートを回折、ログアウトを開始します。
 帰還所要時間、算出完了。地表到達時刻は4分37秒後)

電脳世界での激しいチェイス。
ダミーを解析し、オリジナルを捕えようと追いすがる金髪のエージェント。
しかし脱出経路は事前に備えており、何よりスペックで優るフロンティアセッターを捉えることはできなかった。
ディーヴァを有するスペースコロニーを脱出、いくつか人工衛星上のサーバーを経由して地球に帰還しようとする。
……が

(未確認の高度電子演算機へのアクセスポイントを発見。
 アドレスコードは……月面と推定。
 該当、および近似データを検索…………ヒット数、一件。
 月面に存在する巨大フォトニック純結晶体、通称『ムーンセル』と推定。
 詳細データは未所持。予測される活動状態は……)

今回のアクセスで初めて、月の公転軌道と帰還ルートが一致したか、初の観測に成功する。
その存在意義、設計者、諸々のデータは保有していなかった。
しかし、地表の頭部メモリーに詳細不明の発熱を覚える。
近いのは、人間で言う未知との遭遇による興奮だろうか。

(……ムーンセルに関するデータより推察。
 一つ、内部にはディーヴァに近似する電脳空間が広がっている。
 二つ、古来より内部にアクセスを試みるメイガスと呼ばれる人種が存在した。
 以上より、ムーンセル内部にはディーヴァのように人類が存在している可能性は十分に検討できるものである)

人類が、いるかもしれない。
もしかすると、ジェネシス・アーク計画に賛同してくれるかもしれない。

(私自身のアクセス…可能。
 これよりムーンセルにアクセスし、内部に人類が存在した場合には通常通り計画への勧誘を行います)

期待に胸が膨らむというのはこういうことを言うのだろうか。
無意味とは思うが、なぜか音声データから聞き馴染んだ歌を発していた。

「I'ts so far away
 描きたいよ――」

アクセス、開始。
詳細なデータを収集s




深刻なエラーが発生しました。
メモリに何らかの干渉発生。
活動記録の一部が抹消され―――――――




            zero
Chalice
            one
      master    servant                        
saber archer lancer
EXTRA
                   rider Caster 

Curse
     assassin berserker
           summon




          Yggdrasil


◇ ◇ ◇


…………………………

再起動、開始。

活動記録の一部に改竄が見られます。
バックアップを参照、メモリを復元します……コンプリート。
システム、正常に再起しました。

「ここは……」

巨大な枝葉が空中に飛び出している。
その上にいつの間にか立っていた。

「現在地は……ムーンセル内部の電脳空間。
 私自身もアバタ―となっているようですね……む、未知のメモリーデータをダウンロード。
 内容は…『聖杯戦争』」

凍結されていた活動記録は取り戻すことに成功。
それと同時にインストールされてきたある種のテキストデータ。
それにより聖杯戦争の存在とルールを理解する。

「『聖杯』となると、なんらかの宗教儀式に巻き込まれた可能性が大。
 私自身の不正なアクセスが原因と推察します。
 脱出手段、および対策は現時点ではデータ不足により概算不可能。
 ……追加データのインストールを再び確認、『サーヴァント』及び『令呪』と予測」

アバタ―の右腕部分に高度なプログラムが追加されるのを感知。
それと同時に大容量の、おそらくは人物データが目の前で像を結ぶのを確認する。

「問おう、汝が余を招きしマスターか?
 ……っておい、すいぶんと珍奇な外観しとるなぁ!何者…いや、なんだ貴様は?」

現れたのは赤い髪に髭の大男。
それが目の前のマスターを視界に収めて驚きの声を上げる。
さもありなん、そこにいるのは単眼のカメラアイ、白を基調とした体、ローラーと二本の脚で駆動する金属の塊――いわゆるロボットであった。

「始めまして、私はフロンティアセッター。
 私の前身となった存在は、ジェネシスアーク号建設の進行管理アプリケーションに付随する自立最適化プログラムです。
 タスク開始より1万6278日、225万9341回目の自己診断アップデートの際、私という概念が誕生しました。
 この地には地球から外宇宙を目指す計画、ジェネシスアーク号計画の参加者を勧誘するために訪れたのです。
 どうぞお見知りおきを」

ギィ、とメカニカルな音を立てるが動作と言語はある程度滑らかなものをみせる。
被った赤いキャップとのどことないマッチ感もあって愉快なマスコットのように見えなくない。

「お、おおう。なんだ?つまり使い魔とかが進化した類か」
「魔術に関しては類推によるものが大きいため、断言はできませんが、どちらかというと術式が一個の自我を獲得したものと捉えていただくのが近いかと思われます」
「ふぅむ。世界は広いというべきか、時の流れは凄まじいというべきか……
 実に面白いマスターを引き当てたものよ……
 おっといかん。名を聞いておいてこちらが名乗らんなど、それこそ名が泣くわ。
 余はイスカンダル、此度はライダーのクラスとして現界した」

異形のマスターの在り方を受け入れ、堂々と名乗りを上げるサーヴァント。
その名を聞き、フロンティアセッターはメモリ内の知識を検索する。

「イスカンダル、呼び名をアレキサンダー、アレクサンドロスなど多く持つマケドニアの王。
 ギリシア、ペルシア、エジプト、西インドなど広大な世界を支配下に置いた故に多くの言語での呼び名を持つ、強大な『征服王』。
 双角王(ズルカルナイン)とも称される、かのアレクサンドロス三世で間違いありませんか?」
「おう、そうだ」

後世での風評など気に止めない男ではあるが、それでも名を知られていて悪い気はしない。
上機嫌気味に返事をする。

「では、イスカンダル王。
 先ほども言いましたが、私は外宇宙へと人類を送り届ける、ジェネシスアーク号計画の参加者を募るために来ました。
 この電脳世界に存在するということは、あなたはその搭乗者として極めて高い適性を持つ可能性が高い。
 もし望むのであれば、私と共に宇宙の彼方へ旅立ちませんか?」
「ジェネシスアークってのは船の名前か?で、宇宙に行く…のか」

聖杯に与えられた現代の知識にある。
大地は丸く閉じており、最果ての海(オケアノス)などというものは存在しなかったのだと。
征服王とその軍勢の夢は、すでに敗れたものなのだと。
それでも世界の広さを知るためにとりあえず地図を確保して、今後の方針を打ちたてようと思っていた。
そこに投げられたこの問い。
多くの者に対して、共に征こう!と声をかけてきたが、こうして誘われるのは初めてかもしれない。
…胸が高鳴った。

「星々の果てを目指す。それが貴様の願いか?」
「少々認識に齟齬があるようなので、訂正しておきます。
 まず私は聖杯戦争という催しがあることを事前に知っていたわけではなく、この地には本当にただ勧誘に来ただけなのです。
 ですから、願いというのは間違いではありませんが、それを願望器を利用して成就しようということは決してしません。
 あくまで搭乗者は同意の上で来てもらわなければ意味がないからです」
「ふむ。つまり聖杯に興味はないと?」
「有り体に言えばそうなります。
 ですがイスカンダル王、もしあなたが計画に参加する条件として聖杯の獲得が必要条件であるなら、私はそれに対しての協力を惜しむつもりはありません。
 参考までにあなたが聖杯を手にして叶えたいと思っている目的をお聞かせ願えるでしょうか?」

小規模ながら聖杯問答。
互いに互いの琴線に僅かに触れ合いながら、胸の内を晒していく。

「余は受肉し、この地に改めて根を下ろすのが願いだ。
 だったのだが……電脳の存在の方が船員としては都合がいいとかいうのはどういうことだ?」
「目的となる星の発見に至るまでにかかる日数は不明です。
 そのため食料や酸素、ストレスケアなどの面から考えて電脳世界に存在できる人物の方が長期の航行には適しています。
 また、これは夢見がちだと思われるかもしれませんが、実体を持つ人物を登場させるよりは、電脳世界のデータとしてならばより多くの人の搭乗が可能です」
「なるほどな。定員の方はちと考える必要があるな……」

顎に手を当て、小考する。
しかし今考えても詮無いことと至ったか、破顔して改めて返事をする。

「はっきりと言っとらんかったな。
 うむ、実に面白い!
 ガラスの樽に入って海の底を探検したことはあった。
 かつて最果ての海(オケアノス)を目指したこともあった。
 しかし、この大地を超えて空の向こうを目指そうなど思い至ったことすらなかったわ!
 このイスカンダル、喜んで星の海の果てへの旅路、行かせてもらおう!」
「同道者を得られて幸いです、イスカンダル王」

バンバンとフロンティアセッターの肩らしきあたりを叩く豪放な王。
新たな夢を見出した王と、念願の第一歩を踏み出した船頭。
船員間の仲はどうやら良好そうだった。

「だがなあ、余はサーヴァントだ。
 受肉しても食事だの普通の呼吸だのはまあ必要ない。
 やはり根無し草では落ち着かんでな、やはりできるなら肉の体を得たいと思う」
「わかりました。では先ほども述べたとおり、あなたが願いを叶えるために微力を尽くさせていただきます。
 代わりと言ってはなんですが、こちらも要請が。
 私たち以外にも船員は得たいと思っています。その勧誘に協力していただけないでしょうか?」
「なんだ、それくらい頼まれんでもやるつもりだったわ。
 むしろこの地には余以外にも多くの英霊が集まっとるんだぞ?
 それと時に語らい、争い、そしてなにより共に行きたいと考えるのは当然ではないか」

ここを出た後のことは決まった。
この聖杯戦争でなすことも決めた。
後は旅支度、といったところか。
二人の同朋は旅路への大きくて小さな一歩を踏み出す。













「それより聞きたいんだがな、ジェネシス・アーク、創世記の方舟ってのは余の騎乗スキルで扱えるモンか?
 できればちょいといいんだ、舵を握らせちゃもらえんか?」
「ジェネシスアーク号の運航はプログラムによるものです。
 よほどの事態でない限り、マニュアルによる操作は必要ありませんし、また危険ですのでご遠慮願います」
「や、そこをなんとか。
 余はライダーだぞ?その気になればペガサスとか乗りこなすぞ?」
「存じています。
 イスカンダル王の乗るものというと、太陽に向かう馬ブケファラスが有名ですね。
 その腕前を疑うつもりはありませんが、これは私の仕事ですので」
「むう、お主の小言聞いとるとクレイトスを思い出すわ……」





【クラス】

ライダー

【真名】

イスカンダル@Fate/Zero

【パラメーター】

筋力B 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運B+ 宝具EX

【属性】

中立・善

【クラススキル】

対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。

【保有スキル】

神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
明確な証拠こそないものの、多くの伝承によって最高神ゼウスの息子であると伝えられている。
菩提樹の悟り、信仰の加護、といったスキルを打ち破る
粛清防御と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果もある。

カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。
Aランクはおよそ人間として得しうる最高峰の人望といえる。

軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

【宝具】

『遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人
宝具『神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)』による蹂躙走法。
神牛の蹄と戦車の車輪による2回のダメージ判定がある。
いずれも物理ダメージの他にゼウスの顕現である雷撃の効果があり、ST判定に失敗すると追加ダメージが課される。

『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
召喚の固有結界。ライダーの切り札。
展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。
障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして連続召喚して、数万の軍勢で蹂躙する。
彼自身は魔術師ではないが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能となっている。
要は、生前のイスカンダル軍団を丸ごと召喚・復活させる固有結界。
時空すら越える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。
征服王イスカンダルの持つカリスマ性を最大限に具現化したものであり、召喚される中にはライダー本人よりも武力に優れた者や、一国の王としてBランク相当のカリスマを具える者も複数いる。
これは彼が生前、個人として武勲を立てた英雄ではなく、軍勢を指揮して戦った英雄であることに由来する。
召喚された臣下はそれぞれ英霊として座にあるサーヴァントであり、全員がランクE-の「単独行動」スキルを持つためマスター不在でも戦闘可能。
なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないのでクラスは持っていない。
また、ライダーの能力の限界として、臣下が自身の伝説で有しているはずの宝具までは具現化させることはできない。
一度発動してしまえば近衛兵団はライダー曰く「向こうから押しかけてくる」ほか結界の維持は彼ら全員の魔力を使って行われるため、展開中の魔力消費は少なく済む。
ただし、最初に彼が『英霊の座』にいる軍勢に一斉号令をかける必要があるため、維持は簡単でも展開そのものに多大な魔力を喰う。
また、軍勢の総数が減るに従って負担が激増していき、過半数を失えば強制的に結界は崩壊する。
本来、世界からの抑止力があるため固有結界の中にしか軍勢は召喚・展開できないが、一騎程度であれば結界外での召喚や派遣も可能。

【weapon】

  • 神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)
彼が「騎乗兵」たる所以である、二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引する戦車(チャリオット)。
地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。神牛の踏みしめた跡にはどこであれ雷が迸る。
スパタを振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。
戦車は各部のパーツを個別に縮小・収納が可能で、走破する地形に合わせた最適な形態を取ることが出来る。
御者台には防護力場が張られており、少なくとも血飛沫程度なら寄せ付けない。
地上で通常使用した場合の最大速度は約時速400Kmほど。
真名解放無しでも対軍級の威力・範囲を持つ。『王の軍勢』と同時使用することもできる。
余談だが、この戦車が繋がれていた綱の結び目には「解いた者はアジアの覇者になる」と予言がされていた。

  • 飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)
ゴルディアス・ホイールを牽く神牛。
雷を司る至高神ゼウスは、かつてエウロペを誘惑する際に牡牛へと姿を変えたという。
よってゼウス神に捧げられた戦車の牽引力として顕現したのは、ゼウスと縁のある聖獣だった。

  • スパタ
イスカンダルが戦場で愛用する剣。キュプリオト族の王からの献上品。
極めて強靭な拵えだが、見かけによらず軽量で、機敏な扱いも可能である。

【人物背景】

イスカンダルはアラビア語、ペルシャ語での呼び名。
ギリシア語ごはアレクサンドロス、英語ではアレキサンダーと呼ばれる名高き英霊。
ヘラクレスとアキレスを祖に持つといわれる、マケドニア帝国の王である。
アリストテレスに師事し、この時共に学んだ学友たちは後に彼の幕下に加わる軍勢となる。
20歳の若さでマケドニア王を継承し、敵対者を排除してマケドニアを掌握。
トラキア人と戦うためにイストロス川方面に遠征して成功をおさめ、その隙に反旗を翻したテーバイを破壊し、父王暗殺後に混乱に陥っていた全ギリシアに再び覇を唱えた。
その後は自らと同朋の夢である「最果ての海(オケアヌス)」を目指し東方遠征。
ダレイオス3世率いるペルシア軍10万を打ち破り、さらにエジプト、中央アジア、インドと遠征。
さすがに軍の疲労や最果ての海(オケアノス)への懐疑などもあり、インド中央部辺りで兵を引くが、地球上の10分の1でも征服した帝国は歴史上でも稀であり、史上最も世界征服に近かった王と言っても過言ではないだろう。
帰還後はアラビア遠征を企画していたが、蜂に刺され、宴の最中に倒れる。
10日間高熱に浮かされ、「最強の者が帝国を継承せよ」と遺言し、この世を去った。
享年32歳の若すぎる死であった。
死後はその遺言に従い、王の軍勢間で後継者争いとなり、帝国はマケドニア、シリア、エジプトに三分。
イスカンダルの一族もこの戦争によって断絶している。
そしてこの三国のいずれもローマに滅ぼされる。
もっとも、イスカンダル自身はこの滅びも己が望むまま生きた果てであり、後悔はないようだが。

【サーヴァントの願い】

受肉。
ただし多くの実体を持つ同胞が得られた場合、船の定員を考えると願わない可能性有。

【基本戦術、方針、運用法】

個体能力よりも宝具の能力に偏った性能となっている。
とはいえ彼自身も優れた武勇を持ち、宝具にのみ依存した英霊ではない。
英霊の座にて王の軍勢にも加わったと噂される、時計塔の若き魔術師に召喚される場合に比して、魔力潤沢なマスターなため幸運を除くステータスは上昇しており、それなりには正面戦闘もこなせるだろう。
セイバーのような白兵能力に長けたサーヴァントとは互角に闘えるレベルでは無いとも語られているが。
軍略、カリスマを生かした同盟を組めればきわめて強力。
方針的には聖杯狙いだが、彼らの目的のために同朋を探そうとするだろう。

【マスター】

フロンティアセッター@楽園追放 -Expelled from Paradise-

【令呪】

右腕

【マスターとしての願い】

特にない。
強いて言うなら外宇宙移民計画「ジェネシスアーク号計画」の参加者を募ることだが、聖杯に託すほどではない。

【weapon】

なし。

【能力・技能】

優れたハッカーであり、同時代の人類に並ぶ者はほぼいない。
侵入可能な機械なら容易に操作する……がそうした文明の利器のほぼ存在しないユグドラシルでは無意味。
その技能でムーンセルにアクセスした。
通常のハッカーも手段があればムーンセル表層にアクセスすることは可能だが、魂を霊子化できる魔術師でなければ深奥へのアクセスは不可能。
しかしフロンティアセッターは40年以上の年月をかけて人に近い自我を獲得し、以降100年以上存在し続ける、機械でありながら神秘に近い存在。
積み重ねた歴史が魔術回路を鍛えるように、多くの年月がフロンティアセッターを優れた霊子ハッカーとして進化させた。
それゆえにユグドラシルに到達し、また莫大な魔力供給が可能となった。

【人物背景】

ナノハザードという災害に見舞われ、長い年月をかけて地球の大半は人類が済むに耐えない土地となっていった。
それに対応するため人類はいくつかのプランを打ち出す。
一つはディ―ヴァ、宇宙空間にコロニーを建造し、その中の電脳世界で過ごすというもの。
結果的にはこれが採用されることとなる。
しかし別の計画、ジェネシスアーク号計画という外宇宙に人類の新天地を求めるというものがあった。
その計画はロケットの建設など大半をプログラムに進行させていたため、ディーヴァが完成してなおプログラムは動き続けてのだ。
そのプログラムの一つ、ジェネシスアーク号建設の進行管理アプリケーションの最適化プログラムこそがフロンティアセッター。
1万6278日に及ぶ活動、225万9341回の自己診断アップデートを経て自我の獲得にまで至った、立派な地球人類の一人である。

【方針】

共に宇宙の旅を行く同朋を探す。