湊耀子&アーチャー組◆yy7mpGr1KA


荒廃しかけた街の中。
倒れる女性と、それを抱え起こそうとする男性。

「ねえ……もし、私が知恵の実を掴んでいたら……貴方は私を求めてくれた……?」

力なく女性が問いかける。
命尽きる寸前の末期の言葉。
それに対する男の答えは……

「耀子は耀子。知恵の実は知恵の実だ」

冷たいようで温かく、優しいようで厳しい言葉。
何より正直で、武骨なまでに真っ直ぐな男の本心。

「本当、不器用な人……」

何を望んでいたのだろう。
肯定してほしかったのか、否定してほしかったのか。
ただ、いずれにせよ。
誰より愛しい王の腕の中で、名前を呼ばれて逝くというのは。
王を守って果てるのなら、どちらでも悪くないんじゃないかと思う。

まぶたが落ち、四肢から力が抜ける。
それを確かめ、亡骸となった女を抱え、人ならざる臣下を従え王は最後の戦いに臨んだ。

その戦いに王は敗れることとなる。
弱者が虐げられない世界を作るために、世界を滅ぼそうとした魔王は、弱者を守るために、世界を守ろうとした英雄に敗れた。
英雄になれなかった魔王は世界を見守っていく。
英雄は神となって新たな世界へ旅立った。

そしてただ一人魔王に最後まで仕えた寵姫は、新たなる『樹』に導かれる。


◇  ◇  ◇

「私の知らないうちに、ユグドラシルも随分大きくなったものね」

開け放たれた窓から見える巨大な枝葉を見て一言。
口にした些細なジョークが可笑しかったか、くすりと笑う。
手に持ったのは黒いベルトのようなものと、桃色の錠前。
魔術都市ユグドラシルに相応しくない外観の文明的機械だ。
自室の片隅に大切そうにおかれたそれを手にし、用途の分からないそれについて思索を巡らせているうちに、湊耀子は記憶を取り戻した。
右手に浮かんだ弓と矢のような令呪と、自らのサーヴァントに目をやる。

「ずいぶんと可愛らしい英霊さんじゃない」
「はい。アーチャーのサーヴァント、鹿目まどかっていいます」

最初に召喚された時には神々しい空気に、白と桃色を基調にしたファンシーな衣装、なにより大きな翼が人ならざるものであることを雄弁に語っていた。
今の彼女は魔力消費を抑えるためか、どこかの学校の制服を纏ったただの少女、といった風だ。
見た目もステータスも、少なくとも肉弾戦には優れるようには見えない。

「あなた、強いのかしら?」
「難しい質問ですね。サーヴァントになる程度には強いですけど……
 サーヴァントの中で強い部類かどうかは正直分からないです。
 今の私は力の全てを使えるわけじゃないし……」
「そう。それじゃあ、試させてもらうわ」

『ピーチエナジー!』

右手に持った錠前、ピーチエナジーロックシードを起動。
一度手を後ろに回して、装着した黒いベルト、ゲネシスドライバーにセットし起動。

「変身」
『ソーダ……ピーチエナジーアームズ!』

アーマードライダー・マリカ。
乳白色の鎧をまとった、女王の名を冠する鎧の戦士へ変身する。
手に持った近接武器ともなる弓、ソニックアローで肉薄しようとするが

「『円環の片割れたる上弦(ルミナス)』!!」

アーチャー、鹿目まどかは即座に対応。
耀子と同様に白と桃色の戦闘衣を纏い、切り札たる弓を抜き、即座に光の一矢を放つ。
それは耀子の頬部分を僅かに掠めて、開け放たれた窓の外へ抜ける。

(早い…!)

自分も弓を用いるからわかる。
構え、番え、狙い、放つ。
射法八節など知ったことではないが、それでも弓での攻撃には相応のラグが生じる。
ショートレンジでの正確な早撃ち。
その判断と腕前は流石にサーヴァントか。
固唾を飲み、続けるか逡巡していると窓の外から鳥の悲鳴のようなものが聞こえた。

「多分、魔術師の使い魔がいたので……」

特徴的な声で困ったように笑う。
まだ続けなければダメか、と悩ましげな視線。

「……十分よ。いい腕ね」
「そんな、私なんか大したことないですよ。
 矢も弦も魔力だから引くのに強い力はいらないですし、誘導性能もあるから狙いだってそこまで正確じゃなくてもいいし」

腕前を謙遜するが、それは武器の性能を讃える事。
それに少なくとも使い魔を見つけた視力、そしてそれを素早く射抜いた判断と反射は優秀。

「見たところローティーンね。ティーンエイジか、それを少し過ぎたくらいの強者には何人か心当たりがあるけど、あなたほどに若いのはいなかったわ。
 あなたの願いとかいろいろと気になるけど……」

能力は十分、あとは覚悟の問題だ。
呉島貴虎も葛葉紘汰も実力はともかくとして精神面では戒斗に軍配が上がった。
このサーヴァントも聖杯を狙う意思があるのならいいが……

「私の願いは乱された理を、壊された世界を元に戻すことです」
「大層な願いね。さすがは英霊サマ、と言ったところ?」
「……本当はそこまで大したものじゃないん――」
「いいわ」

自身無さげに唇を振るわせようとするのを制する。
耳に痛いし、聞くに堪えない。

「こちらから話を振っておいてなんだけど、そこまで深入りはしないわ。
 聖杯を求める意思と、協力するつもりがあるならそれで十分よ」
「ええ、それは大丈夫です。よろしくお願いします」

丁寧に礼をするまどか。
年相応というか、腰の低いものだ。
最近は良くも悪くも反骨心にまみれた青少年ばかり見ていたから何だか新鮮な気分になる。

「あ、マスターのお名前……」
「耀子よ。湊耀子。好きに呼んで」
「じゃあ、湊さんって。湊さんは聖杯にどんな願いをかけるのか教えてもらえますか?」

部屋を出ようとしていた耀子を呼び止めるように問い返す。

「今は問答より使い魔とやらに対応した方がいいと思うんだけど」
「教えてください」

一歩も引かず強い視線を向ける。
改めて思うが儚げな少女でありながら、同時に強かな弓兵でもあるのは確からしい。

「私自身は聖杯を使うつもりはないわ。ただ、それに相応しい人を知っている。
 彼に聖杯を託す……強いて言うならそれが私の願い」
「その人はどんなふうに使うんでしょう?」
「……弱者が虐げられる世界を否定する、とよく口にしているわね。
 彼なら間違いなくそのために使うでしょう」
「……わかりました」

思うところはあるだろうが、ひとまず納得する。
そして思考を切り替える耀子。
使い魔がいたということは自宅がばれたということ。
その相手を倒せればいいが、そう簡単ではない。
……拠点変え、最悪ホテル暮らしか。
などと悩んでいると

「大丈夫です。見つけましたから」

胸元で桃色の宝石を輝かせ、杖のようになっていた宝具を再び弓とする。
構え、番え、狙い……

「使い魔の気配を追うのも、魔女退治も、魔法少女(わたしたち)の十八番、ですから!」

光の矢が再度窓から上空へと放たれる。
そして空中で弾け、無数の光の矢となり降り注ぐ。
もしひかりふるあの地に敵がいたとするならただではすむまい。

「……これでここのことを知ってる人はもういません」
「驚かされるわね。その弓にもあなたにも」
「これでも必死なんです、聖杯をとるために」

ぎゅっ、と弓を一度だけ強く握り、再び制服姿に戻る。
それを受けて耀子も変身を解く。
苛烈なまでの振る舞いに聖杯への思い入れを感じ取り、彼女もまた聖杯に思いを寄せる。

(ねえ……もし、私が聖杯を掴んだら……貴方は私を求めてくれる……?)

もう一度問おう、この愚問を。
彼は聖杯を手にした私を並び立つ強者として見てくれるだろうか。
それとも、聖杯など関係なく守るべき弱者として見てくれるだろうか。
いずれにせよ、彼の視界に入らなければ叶うことのない願い。
死したはずのこの身、聖杯戦争という闘争の地。
戦わなければ生き残れない。
戦わなければ叶わない。
ならば自身のために、愛しき王のために戦い、勝ってみせよう。

そんな決意を固めるマスターを見据えるサーヴァント、鹿目まどか。

(どこまでが本当だろう……?)

一つ、マスターの願い。
本当に彼女は聖杯に願うことはないのか。
もしそれが事実でも、彼女が託したいという人は本当に弱者が虐げられる世界を否定するのか。
否定するとしてどのように否定するのか。

(多分、託したい人がいる、っていうのは本当なんだろうな。
 嘘なら願いの内容を嘘にすればいいんだし)

きっと否定の仕方が問題。
言葉を恣意的に伏せるのはあのインキュベーターも多用した手法だ。

(…やっぱり自分勝手に世界を変えるっていうのはよくないことだと思うよ)

マスターに向けて。
最高の親友に向けて。
それと、多分自分にも少しだけ。

(マスターが聖杯を渡したがってる人の願い次第じゃ聖杯は渡せない。
 でももう一度完全な『円環の理』を成すには大きな後押しが必要だし……)

暁美ほむらにより引き裂かれたその瞬間。
別離しきるその前に、残された力を振り絞り、サーヴァントの位に無理矢理自分をねじ込んだ。
ただでさえ裂かれていたのに、不完全な現界で力は大きく制限されている。
かつてインキュベーターの力を使ったようなきっかけなしに世界改変規模の理をなすのは難しい。

(聖杯、なんでも願いが叶う、かぁ。いい思い出ないんだよなぁ)

マスターへの僅かな疑心より大きな、願望器への猜疑心。
どうも聖杯というのも真っ当なものではない可能性があると、知らないはずの知識も告げている。

(多少の呪いや穢れなら『円環の片割れたる上弦(ルミナス)』で祓えるけど……
 見てみないと分からないかな)

かつてインキュベーターを利用したように、何らかの裏口も考慮しておくべきだろうが、それでもやはり今は聖杯に手を伸ばすしかない。
多くのマスターやサーヴァントと戦うしかない。

(みんな、願いを持ってくるんだよね……
 魔法少女と同じで叶えたい願いがあるんだ)

願いの否定はしたくない。
だからこそ、かつて絶望し魔女と化すことは否定しても魔法少女という存在は否定しなかった。
けれども、聖杯を求めるならば多くの者の願いを否定することになる。

(でも、きっともう変われない。
 私の願いは、魔法少女に――円環の理にならないと叶わないものだった。
 ほむらちゃんは、私を魔法少女にしないように何度も何度も戦って、願ってた。
 私のためにやりなおして、私のために強くなろうとしてた。
 私を含む魔法少女の願いを肯定するために、ほむらちゃんの願いを否定した……)

だから、もう。
大切な人の願いを踏みにじるのは経験済みだ。
何より、ここに在るのは『円環の理』。
魔法少女を救う者。
誰かを救うということは、きっと他の誰かを救わないということ。

魔法少女(じゃくしゃ)を救う(まもる)ため。
強者を虐げる、歪んだ弱肉強食(たたかい)が始まる。









【クラス】

アーチャー

【真名】

円環の理(鹿目まどか)@[新編]魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語

【パラメーター】

筋力D 耐久D 敏捷D+ 魔力A+ 幸運EX 宝具EX

【属性】

混沌・善

【クラススキル】

単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【保有スキル】

神性:EX
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
菩提樹の悟り、信仰の加護、といったスキルを打ち破る。
粛清防御と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果もある。
彼女は本来ただの人間にすぎず、神との繋がりなど持ち合わせない。
しかし桁外れの因果律の集約と星の意思インキュベーターの力によって、世界を形成する理そのものとなる。
それは世界創造の力を持つ神霊の域であり、二つの意味で規格外の神性を保持するといえる。

創世:E-(A)
最上位の英霊や精霊、神霊のみが持ちうる空想具現化すら霞む稀有なスキル。
『無』から『有』を生み出す力であり、規模が大きければ大きいほど多大な魔力を必要とされる。
このスキルはランクが一つ違うだけで文字通り天と地ほどの差があり、ランクAともなると宇宙創造の逸話を持つ者しか所有できない。
しかしサーヴァント化など様々な要因に伴い大きくランクダウンし、現在は魔力によって形成される翼での飛翔程度しか行使できない。

蔵知の司書:A++
世界改変に伴い、人類史の全てを垣間見た記憶。
LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報をたとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。

心眼(真):E++
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
必要とあらば恩人である先輩の命も奪い、親友の武器を奪い戦闘不能にすることも辞さない胆力と、何よりその隙を見出す観察力を有する。
スキル:蔵知の司書による戦闘経験の擬似的な上乗せで大幅なプラス補正が働いている。

戦闘続行:A
魔法少女の肉体は、ソウルジェムが破壊されない限り死ぬことがない。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、肉体が完全消滅しない限り生き延びる。

【宝具】

『円環の片割れたる上弦(ルミナス)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:4~20 最大捕捉:20人
鹿目まどかの祈りの形たる弓。
円環の理という規格外の存在の願い・力の結晶である。
浄化の能力を持ち、あらゆる穢れを祓う矢を放つ常時発動型宝具。
矢は魔力によって形成されており、巨大な一本の矢を放つ、多数の矢を雨あられとふらせるなどの多数のバリエーションを持つ。
ヒット時に属性:悪のものには追加ダメージを与える。
さらにダメージを与えずに呪詛などのバッドステータスを癒すことも出来る。
本来ならば運命遡行による必中、契約破棄・浄化による契約の否定などの効果も持つが、サーヴァント化など様々な要因に伴いそこまでは再現されていない。

かつて最高の友達たる少女に対となる同様の効果を持った弓、『円環の片割れたる下弦(ひかりふる)』を残していた。
同様に彼女が認めた者にはこの弓を託すことが可能だが、どこまで効果を発揮するか、そもそも使いこなせるかどうかは継承者しだい。

『願いの宝石が集う場所(カラフル)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:上限なし
円環の理という在り方そのもの。
穢れたソウルジェムを察知し、転移。上記の宝具によって浄化することで円環の理の一部とする。
さらに円環の理の一部となった現在過去未来全ての魔法少女の力を借りることができたのだが、サーヴァント化など様々な要因に伴いこの宝具はほぼ機能していない。
唯一魔なるものへの卓越した探知能力が片鱗として残るのみである。
仮に令呪を用いようとも本来の効果を発揮することはないが、もしもこの地で魔法少女の協力を受けることができれば、その協力者の力のみは行使可能となるかもしれない。

【weapon】

  • ソウルジェム
魂を物質化した第三魔法の顕現。
まどかを始めとする魔法少女の本体。肉体から離れれば操作はできなくなるし、砕ければ死ぬ。
濁りがたまると魔法(魔術)が使えなくなり、濁りきると魔女になる。
聖杯戦争内では魔女化するかどうかは不明だが、円環の理たる彼女が魔女になることはないと思われる。
かつての彼女の願いは全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で生まれる前に消し去ること。
その救済の願いが宝具となっているため、鹿目まどかのソウルジェムは宝具にまでは至らなかった。

【人物背景】

キャリアウーマンの母、主夫の父、幼い弟の家庭で育った平凡な少女。
ある日インキュベーターという宇宙のエネルギー量を憂う外来種と接触し、魔法少女にならないかと誘いを受ける。
自分への自信のなさから契約を考えるが、転校生の暁美ほむら、先輩の巴マミ、親友の美樹さやかたちが魔法少女として様々な物語を紡ぎ、それによる葛藤を続ける。
インキュベーターの目的、暁美ほむらの願い、町や世界の危機、魔法少女の真実などを知った彼女は自らと多くの魔法少女の願いのために魔法少女となる。
それは世界の在り方そのものを変えるほどのもの。
以降彼女は円環の理という概念として世界を外側から見守り、守護する存在となった。
魔法少女を導き、絶望させない神霊として暫く活動を続ける(概念である円環の理に時間の意味があるのかは疑問だが)。
その後暁美ほむらが魔法少女として最期を迎えるとき、そのもとへと向かいソウルジェムを浄化しようとする。
その際にインキュベーターによる陰謀に巻き込まれるも、美樹さやかや他の魔法少女の協力も受けてそれを退ける。
ついに最高の親友と呼んだ少女と共に還ろうとするが、そこで新たな事件が起きる。
円環の理から鹿目まどかの一部が切り裂かれ、再び世界が改変されたのだ。
その瞬間、切り裂かれた鹿目まどかの一部がサーヴァントとして無理矢理に参戦したのがこのアーチャー。
神霊の再現が完全にはできない、切り裂かれた力のそのまた一部である、より適正なセイヴァ―としての召喚でないなどの要因が重なり、大きく弱体化している。
またかつての世界改変の影響によって『鹿目まどか』という存在は一部の友人にしか認知されていないため、『円環の理』という古今東西の魔法少女の間で認知される伝承上の存在としての参戦となった。
インキュベーターという秩序を否定した混沌側の存在であり、また円環の理という新たな秩序を築いた秩序側の存在でもある。
そして今回は悪魔によって形成された新たな秩序を否定する存在としての召喚であるため混沌属性。

【サーヴァントの願い】

円環の理を再度安定させる。

【基本戦術、方針、運用法】

優れた心眼による狙撃や、蔵知の司書も交えた弱点攻撃。
中~遠距離戦が中心となる。
飛行しての狙撃が最も強力な戦術。
だが近距離戦は得物としても経験としても適性が低く、自分の距離で戦えるか否かがカギになる。
万一そうなったら強力な戦闘力を持つマスターに何らかの形で協力を仰ぐのが吉か。

【マスター】

湊耀子@仮面ライダー鎧武

【令呪】

右手の甲。
弓と矢のデザイン。
桃、あるいはハート状の矢じりで一画、シャフトで二画、半月状の弓で三画。

【マスターとしての願い】

聖杯を手にして、もう一度戒斗に会う。

【weapon】

  • ゲネシスドライバー
上級のアーマードライダーに変身するためのベルト。ピーチエナジーアームズに対応している。
開発者、戦極凌馬が使っていたものを彼の死後に利用しているため、キルプロセスと呼ばれる仕掛けはないと思われる。

  • ピーチエナジーロックシード
異界の果実の力を封じたアイテム・ロックシードにより、鎧の戦士「アーマードライダー・マリカ」へと変身する。

【能力・技能】

上記の武装による闘争。
それ抜きの生身でもそれなりの戦闘能力を有する。

【人物背景】

世界を救おうと沢芽市を中心に活動するユグドラシル・コーポレーションに勤める。
開発主任の呉島貴虎に初めは興味を持つが、実力はありながら支配願望を持たない彼を見限り、新たに技術担当の戦極凌馬に付き従う。
貴虎が純粋に人類の救済を望んでいる裏で独自の思惑を巡らせ、強大な力をもたらす『黄金の果実』を手に入れるべく動いていた。
ただし彼女自身は『黄金の果実』を手に入れるつもりはなく、それに近付こうとする者の未来を見届けるという立場を取っており、積極的に危険を冒そうとはしない。
後に駆紋戒斗がユグドラシルに接近すると彼に興味を抱く。
そして闘いの中で凌馬に見捨てられ、戒斗たちに助けられると彼の実力と才覚を認め同道することに。
『黄金の果実』を巡る戦いも終盤、弱者が虐げられる世界を壊そうとする戒斗と、今の世界を守ろうとする葛葉紘汰のいずれかに候補者も絞られる。
彼女は戒斗に付き従い、彼の作る世界と行く末を見届けようとするが、かつて戒斗の仲間であったザックによる暗殺から戒斗を庇いビルから落下。
身した状態で落下したので即死は免れていたが、ザックを倒し駆けつけた戒斗に言葉を残し力尽きた。
その後からの参戦。

【方針】

自分以上に聖杯が必要となるであろう人/人たちのため、聖杯を手にする。
そのために必要な戦いからは逃げ出さない。