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キリト&アサシン組」(2015/09/05 (土) 03:11:07) の最新版変更点

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**キリト&アサシン組 ◆nig7QPL25k  夢を見た。  俺ではない誰かの夢を。  俺と違う時間を生きた、違う場所での誰かの夢を。 「たとえ俺が死んでも、お前が必ず俺の戦いを引き継いでくれる……そうだろ、レオン?」  その男は父親だった。  同時に人々を守るため戦う、魔物狩りの騎士でもあった。  妻が命と引き換えに産み落とした息子を、男は騎士として育てた。  最も偉大な騎士の系譜を、受け継ぐに値する男になることを願って。  守りし者としての志を、立派に引き継いでくれると信じて。 「俺らのことなんか誰も知らない。死んだところで墓もない。それでいいんだ」  しかし、息子が募らせたものは、使命感ではなく憎しみだった。  母を殺した者を憎み、敵に従う魔物を恨む、怒りの戦騎へと育ってしまった。  伝えるべきことを伝えた以上、その間違いは自分で正さなければ意味がない――男は敢えて息子を突き放し、使命を悟ることを願った。  それでも彼の願いは届かず、息子は憎しみの炎に焼かれ、全てを失ってしまった。  それは打つべき手を誤り、道を示してやれなかった、父の過ちだったのかもしれない。 「気をつけな。上には俺の息子がいる……レオン・ルイスがよ」  その息子が再び立ち上がり、真に騎士として覚醒した時、父はどれほど救われたことか。  己が誓った使命のために、息子と同じ道を歩まず、道を違えなければならなかった時、父の心はいかばかりであったか。  俺は父親というものを知らない。だから、男がその時何を想ったのかは、想像することすらできない。  あるいは俺が、本当の意味で、父親になったその時には、彼の気持ちを理解できるのだろうか。 「ホラーを封印せし、血を受け継ぐ者……黄金騎士・ガロがな……!」  それでも、最期の戦いのその時、男は笑みを浮かべていた。  ズタボロに傷つけられながらも、すぐ傍に息子がいる事実を、頼もしく受け止め笑っていた。  きっと男の人生は、その時ようやく報われたのだ。  回り道を繰り返し、後悔と苦悩に苛まれた生涯が、ようやく幸福で満たされたのだ。  道に迷い続けた息子が、自分の全てを託せるほどに、強く正しく成長を遂げた。  そのことが父である男にとっては、何よりも嬉しかったのだろう。  自分自身のその命が、今にも消えそうになっていることなど、どうでもいいことだと思えるほどに。 「そして俺は……貴様らホラーを封印する者、ヘルマン・ルイス……またの名を――」  無数の異形の群れの中、男は一人剣を取る。  自分の戦いを引き継ぐ者が、必ず駆けつけると信じて。  不敵に笑う父親の、その生涯の結末は―― ◆  別に、こういう体験は初めてではない。  前に閉じ込められた時には、丸2年外に出られなかった。  だから突然拉致されて、電脳空間に囚われたこと自体は、桐ヶ谷和人――キリトにとって、それほど大きな問題ではなかった。 「くそっ!」  問題はむしろ、囚われたこの環境にある、理不尽なルールの方だった。  吐き捨てながら飛び退り、輝く光剣を構える。  睨み据えた先にいるのは、斧を携えた大男だ。  血走ったその両目には、理性がまるで感じられない。  バーサーカーというクラスを割り当てられた、魔術師の駒・サーヴァント。  行動が単調であるなら、相手のステータスがどれほど高かろうと、キリトにも勝機があるはずだった。 「物持ちが悪かったなぁ? 威勢がいいのは結構なことだが、生憎とその武器じゃバーサーカーには、傷ひとつつけることすら不可能だ」  しかし、一つだけ問題があった。  にたにたと笑う敵マスターが言うとおり、キリトの持つ攻撃手段では、サーヴァントにダメージを与えられないのだ。  英霊――すなわち霊体であるサーヴァントには、魔法属性を持った攻撃でなければ、ダメージを通すことができない。  そして最悪なことに、今キリトの魂が宿っているのは、スチームパンク銃撃アクション「ガンゲイル・オンライン」のPCボディだ。  ファンタジー色を排したこのゲームの武器には、霊を祓う神秘性など、当然宿っているはずもない。  これが「アルヴヘイム・オンライン」の体なら、ソードスキルで切り抜けられたのだが。  あまりにも間の悪い事態に、キリトは眉間に皺を寄せ歯噛みした。 「さて、そろそろ遊びにも飽きたな。やってしまえ、バーサーカー」  敵マスターの唸りと共に、バーサーカーが唸りを上げる。  鈍色に光る斧を振りかざし、キリトの命を奪わんと殺到する。  もはや打つ手なしか。逃げるしかないか。  否、果たしてこの死線から、逃げ延びることなどできるのか。  リアルでは一般人に過ぎない己は、パラメーター一つ変わっただけで、こんなにも無力になってしまう。  改めて突きつけられた絶望的な事実に、諦めが脳裏をよぎったその瞬間。 「――レディの口説き方ってのがなっちゃいないな」  不意に、聞き慣れない声が響いた。  バーサーカーの向こうにいる、敵マスターの目が見開かれた瞬間、その脇を素早くすり抜けるものがあった。  ぐさり、と嫌な音を立てながら、狂戦士の肉体に突き刺さったのは、やや短めの刀だろうか。 「なっ!?」  ぞっとした、という言葉がよく似合う。  そんな顔をしたマスターが、慌ててそちらを振り向くと、そこには新たな人影があった。  不敵な笑みを浮かべるのは、口ひげがワイルドな印象を与える壮年の男だ。  長く伸びた金髪は、癖っ毛なのかところどころ跳ねているが、不思議とだらしなくは見えない。  むしろ鋭い双眸に宿る、剣呑な気配と相まって、獣のたてがみのような印象すら受ける。  静かながらも、闘志を隠そうともしない。その堂々とした佇まいは、まさしく自然界の王者そのものだった。 「しょうがねえ。俺が手本を見せてやるからよ。少しばっか付き合えや」  かつり、かつりと音が鳴る。  悠然と歩くたてがみの男が、ブーツで石畳を鳴らす。  ゆっくりとしたその動作で、男はバーサーカーに歩み寄ると、そのまま短剣を抜き放った。  もう一振りの刀を取り出し、同時に構える様は、二刀――かつてキリトも取っていたスタイルだ。 「あんたは……」 「貴様、そいつのサーヴァントか! やれ、バーサーカー!」  キリトの声を遮るように、敵マスターが指示を出す。  振り返った狂戦士が、乱入者に対して唸りを上げる。 「ま、そういうわけだから、ちょっと辛抱しててくれよな。お嬢さん」  ぱちん、とキリトに向かってウインク。  片目をつぶったそのままで、両手の刃を高く掲げる。  男の剣がぐるりと回り、天に白い軌跡を描いた。  瞬間、円のラインは閃光と化す。まばゆい光が放たれて、周囲を白一色に染める。  白い闇が晴れたその時、現れたのは人狼だった。  狼男の姿を模した、銀色の甲冑姿があった。  深緑のマントをはためかせ、双剣を輝かすその姿は、さながら中世の聖騎士だ。  唯一、獰猛な狼の頭部だけが、その白銀の中心にあって、異様な存在感を放っていた。 「絶影騎士、ゾロ――行くぜ!」  金の瞳は獣の瞳だ。  鋭く煌めく眼光が、狂える戦士を睨みつける。  バーサーカーが怒号を上げると同時に、銀色の狼騎士もまた、大地を蹴って斬りかかった。 ◆ 「はぁ~……」  キリトのサーヴァント、ヘルマン・ルイス。  与えられたクラスは暗殺者(アサシン)。  激戦を終え、戦場を離れたその男は、最初の鋭さとはうってかわって、何とも情けないため息をついていた。 「いや、悪かったよ。否定するのが遅くって」 「いやさ、別にいいんだよそれは。見抜けなかった俺の方が、まだまだ修行不足だってことだからよ。  でもだからってお前、そのナリで、実は男でしたってのはよぉ……」  そう言ってヘルマンは、顔を押さえてため息をつくと、がっくりと両肩を下ろす。  ガンゲイル・オンラインにおいて、キリトに与えられたPCは、少女と見まごう美貌を持ったレアボディだ。  線の細い体に長髪、その上可愛らしい顔立ちとあれば、性別を間違ったとしてもやむを得ない。  しかしながら、ヘルマン・ルイスは、無類の女好きだった。  それが相手の性別を見抜けず、あまつさえ口説いてしまったとあれば、ショックもひとしおというものだろう。 「でぇ? ひとまず野郎を撃退したのはいいが、これからどうすんだよ?」  だがそれにしたって、いくら何でも、やる気のなさすぎる声だ。  強そうなのは間違いないが、この性格で本当に大丈夫なのだろうか。  若干目眩がしそうになるのを堪えながら、キリトはヘルマンの問いかけを聞く。 「どうするって言っても、ここに長居するつもりもないからな……どうにかして、脱出する方法を見つけようと思う」 「何だ? 聖杯戦争には乗らねぇのか? 優勝すりゃ、どんな願いだって叶えられるんだぞ」  ここに来てようやくヘルマンは、キリトの言葉に興味を持ったらしい。  彼の応答に対して、目を丸くして聞き返した。 「俺にもやるべきことはあるし……それに、こういう殺し合いをするのは、もう御免だからな」 「初めてじゃないような言い草だな」 「初めてじゃないんだよ、実際。あんた、ネットゲームは知ってるか?」  そう言ってキリトが語りだしたのは、1年前までの惨劇の記憶だ。  天才ゲームデザイナー・茅場晶彦が引き起こした、前代未聞のサイバークライム――SAO事件。  数多のVR(バーチャルリアリティ)MMOの雛形となった、「ソードアート・オンライン」の世界に、ユーザーが閉じ込められた事件だ。  ログアウト不可能になった電子の牢獄で、キリトは2年もの間戦い続けた。  時には他のプレイヤーと戦い、やむなく命を奪ったこともあった。  もうあんな思いはしたくはない。だからこそ、この聖杯戦争という戦いにも、乗りたくないとキリトは言ったのだ。 「……で、俺はどうすりゃいい。戦うつもりがないっていうなら、戦うために呼ばれた俺は、黙って見てればいいってことか?」 「もちろん、そういうわけじゃない。  どうしても今回みたいに、他のマスターに見つかって、襲われるようなことにはなっちゃうだろうからな……  そういう時には、アサシンに、俺を守ってもらいたいんだ。わがままかもしれないけど」  殺し合いに乗るのは反対だ。  されどキリトには、ここで死ねない理由もある。  「ガンゲイル・オンライン」に乗り込んだのは、VRMMOの根底を揺るがしかねない、重要な事件を解決するためだ。  SAO事件は痛ましい記憶だが、そこで得られた絆も、確かにある。  だからネットゲームそのものを、一緒に嫌うことはできない。  自分達が楽しんでいる世界を、一人の犯罪者のために、壊されてしまうわけにはいかない。  だからこそ、生き延びることには迷いはなかった。  そのために戦うことが必要なら、敢えて罪の意識を堪えて、剣を取る覚悟もできていた。  それがこのユグドラシルと戦う、桐ヶ谷和人の心構えだ。 「分かったよ。そういうことなら、異論はない。短い付き合いかもしれないが、手伝ってやろうじゃねえか」  それでようやく納得したのか、ヘルマンは真顔で了承し、キリトに向かって右手を出す。 「ありがとう」  差し出した手のひらは友好の証だ。  キリトもまたそれに応じ、ヘルマンの手を握り返した。 ◆ (なんともヤな時代だな、どうにも)  ひと通りの情報交換や意思確認を行い、一度一人になった後。  ぽりぽりと頭を掻きながら、ヘルマン・ルイスは思考する。  時の流れた現代は、随分と因果な時代になってしまったものだと。  ネットゲームを始めとしたテクノロジーは、知識としてなら知っている。そうした現代の情報は、聖杯から事前に与えられているのだ。  されどそうした現代の技術が、大規模な犯罪に使われているというのは、当事者と言葉をかわさなければ、実感の得られないものだった。 (高度に発展した科学は、魔法と区別がつかない……か)  キリトの言っていた言葉だ。  昔の学者だか作家だかの、有名な言葉だというが、魔法を知っているヘルマンからすれば、実に的を射た言葉だと思えた。  魔法のような科学技術が、誰にでも扱えるような形で、世に氾濫しているのが現代だ。  それは元魔戒法師メンドーサでなくとも、誰もがそれと同等の大事件を、容易に起こせてしまうことを意味する。  茅場晶彦のSAO事件は、まさにそういう事件だった。  本来剣を取る必要のなかったキリトが、そのために剣を握らされ、達人的な技術を身につけさせられてしまった。  たとえゲームの世界の中だけであっても、人を殺して回れる力を、身につけるような事態に追い込まれてしまったのだ。 (なぁ聖杯サマよ、あんた俺に何をしてほしい? ここで過去の精算を果たせってのか?)  眉をひそめながら、内心で呟く。  こういう複雑な事情を抱えた、ナイーブな少年を相手にするのは、彼にも今回が初めてではない。  そういう迷える少年に対して、道を示してやることができず、随分と苦しめてしまったことがあった。  本来負うべき責任を、果たしてやれなかった相手こそ、彼の実子であるレオン・ルイスだ。  そんなヘルマンがここに呼ばれ、レオンを思わせる少年剣士と、こうしてタッグを組まされている。  何の因果かと言うべきか。あるいは作為を感じるべきか。 (ま、どうにかするさ)  とはいえ、悩んでいたところで仕方がない。  キリトに対してどう接するかは、まだ結論は出ていないが、そのまま立ち止まっているわけにもいかないのだ。  軽く考えるべき問題ではなくても、深く考えすぎはしないようにしよう。  あれこれ悩んでいるうちに、キリトが死んでしまっては元も子もないのだ。  なればこそ、まずは行動することこそが、先決であると考えた。 (……しっかし、俺がアサシン、ねぇ)  と、方針を固めたところで、一つ気になることがある。  それは自分自身に割り当てられた、暗殺者(アサシン)というクラスのことだ。 (もちっと何とかならなかったのかよ……)  そりゃまあ確かに、魔戒騎士は、人知れず魔物を狩る狩人だ。  闇に紛れて闇を忍び、闇を切り裂くその姿は、ぎりぎりアサシンと形容できるものではあるだろう。  でもだからって、それでいいのか。本物の暗殺者でもない人間を、無理やりアサシンに当てはめるのはどうなんだ。  よく見ろ、気配遮断のスキルも低い。案の定微妙な数値じゃないか。  この中途半端な能力で、果たしてどう立ち回るべきか。  ヘルマン・ルイスの頭痛の種が、もう一つ増えた瞬間だった。 【クラス】アサシン 【真名】ヘルマン・ルイス 【出典】牙狼-GARO- 炎の刻印 【性別】男性 【属性】中立・善 【パラメーター】 筋力:D+ 耐久:E 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:B 【クラススキル】 気配遮断:D  サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。  ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 【保有スキル】 虫の知らせ:B  ただならぬ気配に対する、天性の探知能力。  生前は魔物の気配を匂いで嗅ぎ取る、陰我のオブジェに触れただけでその存在を察知するなど、魔戒騎士として優れた感覚を見せつけていた。 心眼(真):C  修行・鍛錬によって培った洞察力。  窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”  逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 騎乗:C  騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせる。 プレイボーイ:E  夜の蝶を追い続ける狩人。女遊びを好む英霊である。  才能による魅了スキルではなく、当人の努力によって培った技術。  しかしその性質が災いし、女性の敵と対峙した際には、初撃の攻撃力がダウンしてしまう。 【宝具】 『絶影騎士・ZORO(ゾロのよろい)』 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:- 筋力:C+ 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:B  陰我あるところホラー現れ、人を喰らう。だが、古よりホラーを狩る者達がいた。  鎧を纏うその男達を、魔戒騎士という。  ――古より人を襲ってきた、魔界の怪物・ホラー。それと戦う力を身につけた、魔戒騎士の鎧である。  ヘルマンの纏う「ゾロの鎧」は、白銀の光を放つ鎧であり、俊敏な身のこなしを得意とする。  更に青色の魔導火を纏うことにより、攻撃力を底上げする「烈火炎装」を発動することが可能。  魔戒剣には鎖が括りつけられており、これを利用したトリッキーな戦法を取ることもできる。  なお、ヘルマンのこの宝具を利用しなければ、自身の宝具を発動することができない英霊も存在する。  その場合、ヘルマンが自らの意志で宝具を貸し与えるか、あるいはヘルマンが死亡するかした場合、  その英霊の宝具発動がようやく可能となる。 【weapon】 魔戒剣  ソウルメタルによって鍛え上げられた、魔戒騎士のための剣。ヘルマンのものは二振りの短刀である。  修行を経た者はこれを自在に操ることができるが、そうでない者には持ち上げることすらできない。  『絶影騎士・ZORO(ゾロのよろい)』を纏った際には、白銀の双剣へと変化する。 魔導馬  優れた騎士が保有する、銀色の馬の姿をした魔戒獣。  鎧を装着しているか否かにかかわらず、ヘルマンの一声で駆けつけ、その足として活躍する。 【人物背景】 古より最強の騎士として語り継がれてきた、黄金騎士・ガロの鎧を受け継ぐ、レオン・ルイスの父親。 自身も絶影騎士・ゾロの称号を得ている、百戦錬磨の騎士である。 飄々としており、非常に気前がいい。 普段の態度はおちゃらけているが、守りし者としての自覚は強く、いざという時には男を見せる。 意外と洞察力や推理力も高く、「食えない狸」と評されたことも。 人間的には強い人物だが、父親としては微妙に頼りなく、放任主義がレオンの暴走を招いたこともあった。 騎士としては一級品であるものの、無類の女好きでもあり、女癖の悪さが最大の欠点となっている。 本人はレオンにかわる、「ゾロの鎧」の継承者を産んでもらうためと弁明しているが、どこまで本気なのかは定かではない。 余談だが、ゾロの継承者は、ヘルマン本人の死後に無事生を受けている。 【サーヴァントとしての願い】 特にはないが、キリトを放ってはおけないため、彼を守るために戦う。 【基本戦術、方針、運用法】 はっきり言ってアサシンとしては、非常に中途半端な性能である。 敏捷や戦闘技術を活かして、ランサーのように正面きって戦わせるのがベターだが、やや決定力に欠ける部分も。 相手のペースに付き合わず、攪乱戦法によって優位に立つべし。 【マスター】キリト (桐ヶ谷和人) 【出典】ソードアート・オンライン 【性別】男性 【令呪の位置】右手の甲 【マスターとしての願い】 特にない。あまり願いたくない。 【weapon】 光剣(フォトンソード)カゲミツG4  エネルギーを光の刃とする、いわゆるビームサーベル。  銃撃戦に特化し、刀剣スキルもほぼ存在しない「ガンゲイル・オンライン」においては死に武器となっている。  しかし剣戟戦に慣れたキリトは、これをメイン武器として使用し、ファンタジー流の戦い方を世界に見せつけた。 Five-seveN  牽制用のサブウェポンとして用いている拳銃。貫通力に優れている。 【能力・技能】 ゲーマー  VRMMOのプレイングスキル。ゲームの世界でなら、本物の剣士と同様のポテンシャルを発揮できる。  ただし「ガンゲイル・オンライン」には、自身の慣れ親しんだソードスキルが導入されていないため、やや決定力に欠ける。 コンピューター知識  コンピューターに関する天性の才能。ハッキングやプログラミングに明るい。 反射神経  SAO事件に巻き込まれたプレイヤーの中でも、最高クラスの反応速度。  突き詰めればいちゲーマーでしかないキリトだが、これだけは本物の戦士にも遅れを取らない。 【人物背景】 かつてVRMMO「ソードアート・オンライン」にて発生した、SAO事件を生き延びたSAOサバイバー。 最前線で過酷なソロプレイに身を投じた結果、 1万人のプレイヤーの中でも最高クラスのステータスを獲得しており、「黒の剣士」という通り名で呼ばれていた。 現在は「アルヴヘイム・オンライン」をプレイしているが、死銃(デス・ガン)を名乗る人物が起こした昏睡事件を解決するため、 そのデータをコンバートし「ガンゲイル・オンライン」の世界に飛び込むことになる。 言動は飄々としているが、元来人との距離を測るのが苦手。 それでも根の部分では優しく、何だかんだ他人の世話を焼くことも多い。そのため女子プレイヤーにモテる。 「アルヴヘイム・オンライン」はレベル制のゲームではないため、SAO事件当時のような、並外れたステータスは有していない。 しかし、当時の濃密な戦闘経験によって培われたプレイングスキルは、既に達人の域に到達しており、 一般プレイヤーを寄せ付けないほどの実力を有している。 ……とはいえ、今回はファンタジー要素が一切絡まない、「ガンゲイル・オンライン」のPCの姿で参戦しているため、 残念ながら、サーヴァントにダメージを与えることはできなくなっている。 パラメーターは「アルヴヘイム・オンライン」のものを引き継いでいるため、サーヴァントを維持するための魔力は、なくはないといったところ。 本名は桐ヶ谷和人。高校生。 幼い頃に両親と死別しているが、現在の家族からはそのことを隠されて育ってきた。 しかしある時、それを知ってしまったため、上記のように上手く人付き合いができなくなってしまった。 家庭環境の諸問題が解決した現在においては、徐々に人との距離を縮められるようになっていっている。 【方針】 向かってくる敵とは戦うが、自分からはあまり戦いを仕掛けたくない。この世界樹からの脱出の方法を探る。

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