「忌夢&バーサーカー組」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

忌夢&バーサーカー組」(2015/09/05 (土) 02:43:12) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

**忌夢&バーサーカー組 ◆nig7QPL25k  夢を見た。  ボクではない誰かの夢を。  ボクと違う時間を生きた、違う場所での誰かの夢を。  その夢の中で渦巻いていたのは、おぞましいまでの感情だった。  無力への怒りと、敵への憎しみ。  燃え盛るような殺意だけが、ボクの心を焼き尽さんほどに、唸りを上げて煮えたぎっていた。 「俺はもはやバラゴでも、龍崎駈音でもない……!」  それは本当に人だったのか。  はたまた人の心が形となった、怨念と呼ぶべきものではないのか。  少なくともボクは、その殺意の中から、それ以外の一切を、感じ取ることはできなかった。  ただ目の前にある者を倒す。  眼前で刃を構える敵を、邪魔立てする者を叩き潰す。  純粋に、誇張なく、ただそれだけを考えるそいつは、もはや人間だとは思えなかった。 「我が名は呀(キバ)――暗黒騎士!」  破壊。  野望。  邪悪。  渦巻くのは純然たる闇の感情。  それを纏うお前は――何だ? ◆  ユグドラシルは魔術の都市である。  豊潤な魔力を蓄えた世界樹は、魔術師が実験や研究を行うためには、もってこいの場所だった。  故にこの街には多くの魔術師が集い、魔道の究明に明け暮れていた。  泉の北西に位置する学術区画は、そのために用意された場所だ。 「………」  彼女が今いる図書館も、学術区画に存在する、魔術の資料庫の1つだった。  魔術師の家系に生まれた子、忌夢。  現在魔術大学に籍を置き、術者の身体能力を高める・禍根の力について、研究を続けている若き魔術師。  彼女はそういう設定の女性だった。 (くだらない)  ため息をつきながら、本を閉じる。  自分の血族に代々継がれている力を、今更第三者として研究して、一体何になるというのだ。  いくら間に合わせの記憶とはいえ、少々雑すぎではないのか。  聖杯戦争の一次予選を通過し、己が記憶を取り戻した忌夢は、内心でそう悪態をついた。 (そもそも、ボクのサーヴァントはまだ来ないのか)  不満があるのはそれだけではない。  記憶を取り戻してから一晩経つが、それでもなお忌夢のもとには、サーヴァントが姿を現していないのだ。  最終予選は既に始まっていると聞くが、これではろくに戦えないではないか。  あるいはこの身一つで戦えというのか。むしろ戦ってやろうか。 「……?」  そんなことを考えた時。  ふと、不意に違和感に気付く。 (やけに静かだ)  先ほどからこの図書館の中で、物音一つ聞いていないのだ。  本は静かに読むのがルールだが、かといって棚から本を取り出す音や、足音すら聞こえてこないのはおかしい。  気付いてみれは人の気配も、周囲のどこにも感じられない。 「……何者だ?」  いいや、一つだけ感じている。  忌夢の背後に何者かが、たった一人だけ立っている。  席から立ち上がり、振り返ると、彼女はその存在に向かって尋ねた。  薄気味の悪い漆黒のローブを、頭からすっぽりと被ったその存在に、鋭い語調で問いかけた。 「これは失敬。貴方が気分を害する前に、終わらせようと思ったのですが」 「質問に答えろ。お前は何者で、ここで何をしている」 「私は……そうですね、キャスターと名乗っておきましょうか」  くつくつと笑うのは、男の声だ。  得体の知れないローブ男に、忌夢は広い額の眉をしかめた。  気色悪い口調も気に食わないが、それ以上に、あの気配だ。  あの禍々しくもどす黒い雰囲気は、おおよそ人間のものとは思えない。  むしろ以前に相対した、人外魔境の住人・妖魔――あれに近いおぞましさを感じる。  その上、使い魔の7つのクラスの一つ・魔術師(キャスター)の自分の名として口にした。  恐らくは、こいつがサーヴァントだ。  敵マスターのサーヴァントと、ここで鉢合わせてしまったのだ。 「この辺りの魔術学生の持つ、芳醇な魔力を宿した魂……それを頂戴しようと思いまして」 「なるほど……それが魂喰いというやつかっ!」  間違いない。敵は殺る気だ。  こうなればもう、サーヴァントの有無を論じている暇はない。  やらねばやらねる。  やるならやらねば。  忌夢は迷わず飛び上がると、服の胸元へと手を突っ込み、そこからある物を取り出した。 「忍――転身ッ!」  光を放つのは紙だ。  ほどかれ宙を舞い踊り、忌夢の体を包み込むのは、古来より日本に伝わる巻物だ。  光が晴れたその瞬間、忌夢の姿は一変していた。  深緑の軍服風の装束に、手には赤々と煌めく如意棒。  虚空より飛びかかるその女は、魔術師ではなく、忍だった。 「ほぁちゃあッ!」  気合一閃。  苛烈な一撃。  振り下ろされた如意棒が、手前にあった机ごと、キャスターを叩き潰さんとする。  両断されたデスクの向こうには、しかしひび割れた床があるだけだ。  かわされた。今の一撃をか。  秘立蛇女子学園の頂点・選抜チームの元メンバー――その忌夢の瞬速をもってなお、捉えられなかったということか。 「ほっほっ、貴方もマスターでしたか! これは好都合というもの」  背後から気色の悪い声が聞こえる。  飛び退ったキャスターが、笑いながら語りかける。 「威勢に満ちたその魂……なれば踊り食いといきましょう」  抜かせ。  そう簡単に食われてたまるか。  まだ何も始まっていないというのに、こんなところで倒れるものか。 「秘伝忍法――デッドフォックス!!」  必殺の言霊を口にする。  瞬間、忌夢の体は閃光と化す。  疾走。  跳躍。  瞬転。  神速。  雷光を纏ったくのいちは、文字通り光の速さで加速し、縦横無尽に駆け巡る。  床を、本棚を、次々と蹴り、光のラインを無数に描く。  俊敏さが売りである忌夢の速度を、極限まで高めた必殺技だ。  いかな神話の英霊と言えど、この忍法からは逃れられまい。  この一撃で全て終わりだ。そう確信し、己が如意棒を、標的に叩き込んだ次の瞬間。 「――なるほど。人の身にしてはなかなか」  眼鏡の奥の忌夢の瞳は、驚愕に大きく見開かれていた。 「なっ……!?」  そんな馬鹿な。  その手は何だ。  見切ったというのか、今の速さを。  今の攻撃を完全に見極め、あまつさえ右腕一本で、攻撃を受け止めたというのか。 「これほど活きのいい魂であれば、さぞ美味なことでしょう……ね!」 「うぁあああっ!」  刹那、世界が爆裂した。  忌夢の視界は光に飲まれ、爆音がその身を弾き飛ばした。  閃光は暴力となって襲いかかり、忌夢の体を容赦なく苛む。  欧州の軍服を思わせる、質実剛健な忍装束が、為す術もなく切り裂かれる。  吹き飛ばされ、本棚に背をぶつけた忌夢は、そのまま重力に引きずられ落下し、床に無様にへたり込んだ。  破れた衣服から谷間を覗かせる、肌色のバストは、豊満であった。 「では、いただくとしましょう」  余裕綽々な声が聞こえる。  下衆な笑みを浮かべたキャスターが、ゆっくりと歩み寄ってくる。  生殺与奪を握っていることを、これ見よがしにアピールする速度だ。そんなことすらも嫌味ったらしい。 「くっ……!」  そんな最低な奴相手に、何一つできない自分が恨めしかった。  痛みで体を動かすことができず、反撃も逃走すらも叶わない弱さが、忌夢には何より許せなかった。  死ぬのか、自分は。  こんなところで終わってしまうのか。  蛇女子学園復権の、目前にまで迫ったこのタイミングで、自分だけ情けなく倒されてしまうのか。  まだまだ蛇女はこれからなのに。  再び選抜メンバーに返り咲く自分達が、この先を引っ張っていかなければならないのに。  最愛の友を――雅緋を、彼女が進む栄光の道を、この手で支えていかなければならないというのに。 《――力が欲しいか》  心に、幻聴が聞こえた気がした。  耳ではなく頭の奥底から、自然と声が湧き上がってきた気がした。 《力があれば戦えるか。奴と戦える力があれば、お前は立ち上がることを選べるか》  何であっても構わない。  自分が頭を打ちつけて、おかしくなっていたとしても構わない。  何故なら聞こえてくる声の言うことは、間違ってなどいないのだから。 「ボクは、負けない……」  そうだ。  こんなことで諦められるか。  何としても立ち上がって、戦わなければならないのだ。 「ボクを待っている雅緋のために……!」  なさねばならないことがある。  それは雅緋達の待つ、蛇女子学園へ生きて帰ること。 「聖杯をこの手で掴むためにっ!」  そしてその最愛の雅緋のために、聖杯を手に入れることだ。  雅緋。  何よりも愛おしい友よ。ボクの全てと呼ぶべき者よ。  忌夢はかつて自分のせいで、彼女の人生を狂わせてしまった。  自分が余計なことをしたせいで、彼女の母は命を落とし、雅緋自身も狂ってしまった。  母を殺した妖魔を憎み、それを殲滅するために、雅緋はひたすらに力を求めた。  それは自らを滅ぼしかねない、危うさを孕んだ性急さだった。  そして現に雅緋は自滅し、再び立ち直るまでの間に、3年もの時を失ってしまった。  その償いは果たさねばならない。  罪悪を感じているのなら、強くあってくれと言った彼女に、自分は報いなければならない。  母の復活を願うならそれでいい。前に進む力を欲するならそれでもいい。  雅緋のために、聖杯の力を、何としても手に入れなければならないのだ。 《その願い、確かに聞き届けた》  声が聞こえた。  瞬間、どくん――と衝撃が奔った。  胸の奥底で、何かが、疼くような感覚を覚えた。 「がっ……ぁあああああああああああああ!?」  だが、それを認識したのも一瞬のことだ。  次の刹那に襲いかかったのは、それ以上の奔流だった。  とてつもない力が湧き上がる。内側から燃え上がるような何かが、忌夢の体を焼き尽くす。  暴力的なエネルギーの波濤が、忌夢の瞳を見開かせ、みっともなく悲鳴を上げさせる。 「これは……!?」  胸の谷間に光が浮かんだ。  赤い三画のエンブレムが、彼女に刻み込まれる姿を、相対するキャスターは確かに見た。  そして同時に、そこに渦巻く、得体の知れないどす黒い気配も。  闇の奥底より現れ、闇そのものを纏ったかのような、漆黒の狼の姿も。 ◆ 「はぁ……はぁっ……!」  ざあざあと雨音が聞こえる。  ぱちぱちと弾ける音が聞こえる。  後者はスプリンクラーの音で、前者は火種の散る音か。  忌夢が目覚めた時、図書館は、赤い火の海と化していた。  既にキャスターの姿はなく、忌夢だけが業火の只中で、滝のような汗を流し座り込んでいた。 「契約は果たされた」  否。違う。  忌夢以外の何者かが、もう一人ここには立っている。  彼女の目前に立っていたのは、巨大な漆黒の鎧だ。 「我が名は呀。バーサーカーのサーヴァント――暗黒騎士」  禍々しくも刺々しい、全てを拒絶するような意匠を纏った、暗黒の獣騎士の姿だった。  黒光りする鋼鉄の鎧の中で、唯一顔面を覆うマスクだけが、獰猛な狼の貌を象っていた。 「お前が、奴を……いや……」  違う。  そうではない。  キャスターのサーヴァントはこいつの手で、勝手に倒されたわけではない。  このサーヴァントは人間ではない。鎧の中身は空っぽだ。  英霊を象徴する神話の武具――宝具。  こいつはサーヴァントであると同時に、その宝具だ。宝具に相当する鎧のみが、意志を持って動いているリビングアーマーだ。  鎧を纏った者は別にいる。  こいつを自らに纏わせて、戦い敵を倒した者が他にいる。 「奴を倒したのは……ボクだった……ッ!」  破壊。  野望。  邪悪。  渦巻く狂気と暗黒の奔流。  その只中にいた者は、他ならぬ忌夢自身だった。  暗黒の剣を振りかざし、魔術師を切り捨て焼き殺したのは――鎧を纏った忌夢だったのだ。 【クラス】バーサーカー 【真名】呀(キバ) 【出典】牙狼-GARO- 【性別】男性 【属性】混沌・狂 【パラメーター】 筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A 【クラススキル】 狂化:E  クラス特性による後付けのスキルではなく、呀自身が保有していたスキル。  理性を持たない存在であるため、複雑な思考を行うことができない。 【保有スキル】 精神汚染:A+  精神干渉系魔術を完全にシャットアウトする。  そもそも怨念のみが凝り固まった存在であるため、干渉すべき精神が存在しない。 対魔力:A  A以下の魔術は全てキャンセル。  事実上、現代の魔術師では呀に傷をつけられない。 単独行動:C  マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。  ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 【宝具】 『暗黒騎士・呀(キバのよろい)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人  黒き闇に堕ちた心。  その心に輝きはなかったのか。その心に希望はなかったのか。  それを知りたい者は行くがよい。黒く深い闇の中へと……  ――古より人を襲ってきた、魔界の怪物・ホラー。  それと戦う力を身につけた、魔戒騎士の鎧であり、呀という英霊そのものである。  暗黒魔戒騎士である呀の鎧は、心滅獣身という暴走状態を超えた先に発現する、闇に堕ちた姿である。  ソウルメタルはデスメタルと呼ばれる、漆黒の金属へと変質しており、装着の制限時間も消失している。  本来は所有権を認められた魔戒騎士にしか装着できないが、  元所有者・バラゴの遺志が宿った呀は、自ら所有者を選び、自身を装着させることができる。  これにより装着者の理性と技術を得た呀は、その力をより効果的に発揮できるようになるが、  呀自身の持つ狂化のスキルが伝染し、装着者の思考力を蝕んでいくようになる。  何よりも恐ろしいのは、前述した単独行動のスキルがあることにより、マスターの死後も新たな贄を求めることである。 【weapon】 黒炎剣  ソウルメタルの剣・魔戒剣が、呀の力によって変化したもの。漆黒の長剣である。  魔戒騎士としての修行を経た者は、これを自在に操ることができるが、そうでない者には持ち上げることすらできない。  より強い魔力を込めることによって、身の丈を凌ぐ大剣・閻魔斬光剣へと変化させることもできる。 暗黒斬  長柄の斧。ホラーを喰うために用いていた武装であり、倒した相手の魂を、呀の鎧に取り込むことができる。 【人物背景】 最強の力をひたすらに欲し、暗黒魔戒騎士へと堕ちた男・バラゴ。 その力への執念が、死後鎧へと宿され、意志を持った姿である。 バラゴの超人的な戦闘技術を失ったため、バラゴが纏っていた時よりも弱体化しているが、 それでも鎧自体の力と、宿された凄まじい妄執によって、高い戦闘能力を発揮している。 前述する武器の他、イバラを纏って盾とする防御技「薔陣薇幹」を使うことができる。 なお、バラゴ本人の魂は、死後に師の魂と再会し、己の罪を悔い改めている。 【サーヴァントとしての願い】 完全な復活を果たし、再び力を求める。 【基本戦術、方針、運用法】 生物でない鎧のサーヴァント。 怨念のみで構成されたバーサーカーは、我武者羅に攻撃することしか知らないため、 その力を最大限に発揮するには、マスターが纏って戦う必要がある。 しかしマスター自身が狂化するというリスクは、決して無視できるものではない。 自律行動させて共に戦うか、その身に纏って戦うか、状況に応じた判断が必要となる。 【マスター】忌夢(いむ) 【出典】閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明- 【性別】女性 【令呪の位置】胸の谷間 【マスターとしての願い】 聖杯を雅緋に捧げ、過去の罪を贖う 【weapon】 如意棒  長さ・太さを自在に変化させられる棒。 秘伝忍法書  必殺技・秘伝忍法の力を引き出すための巻物。 【能力・技能】 忍  日本に古来から存在する、諜報や暗殺を主任務とした工作員。  蛇女子学園の元選抜メンバーとして、ひと通りの忍術をマスターしている。  忌夢は得意技として、電撃を操ることができる。 忍転身  現代の忍の戦闘形態。上述した秘伝忍法書の力を引き出すための姿。  この術を発動した忌夢は、ドイツ軍服風の装束を纏う。 忍結界  忍同士の決闘時に発動される結界術。自身と対戦相手を一定空間内に閉じ込めることができる。  本聖杯戦争では弱体化しており、バスケットコート程度の範囲にしか展開できない。 命駆  命懸けの覚悟で臨む、決死の戦闘形態。  防御力が半分以下になるが、追い詰められたことで潜在能力が解放され、攻撃力が大幅に向上する。  なおこの状態になった瞬間、忌夢の衣服は全て弾け飛び、下着姿になる。 禍根の力  忌夢の一族に伝わる、特殊体質由来の力。  怒りや憎しみといった感情によって引き起こされる「拒絶の力」であり、身体能力を数十倍に高めることができる。  最大限に発揮した際には、漆黒のオーラとして具現化するほどになるが、  上述したような激情によって引き出される力であるため、それほどの力を発揮した際には、必然正常な思考力が損なわれてしまう。  忌夢はこの力を扱う才能に乏しく、未だ発動させたことがない。 深淵の血  禁術・深淵血塊によって暴走した雅緋の血を、同じく禁術である血塊反転によって取り込んだもの。  通常は効果を発揮することはないが、前述した禍根の力に目覚めた場合、  芋づる式に引き出され、忌夢を雅緋同様の暴走状態へと導いてしまう。  仮にこの状態で『暗黒騎士・呀(キバのよろい)』 を纏った場合、 呀の幸運以外のステータスが、全て1ランク上昇する。 【人物背景】 非合法な任務であろうと遂行する忍・悪忍を養成する機関である、秘立蛇女子学園の生徒。 21歳の3年生で、スリーサイズはB88・W60・H82。悪人の名家の出身であり、現筆頭・雅緋の幼馴染でもある。 かつて雅緋が妖魔と戦い、暴走・廃人化したことを受けて蛇女を休学。 雅緋の療養に付き添い尽くしていたが、彼女が復活したことにより、自身も蛇女へと舞い戻る。 雅緋が母親を喪ったこと、妹の紫が引きこもってしまったことの原因を作っており、強い負い目を感じている。 一人称が「ボク」で、口調も男性的なもの。 委員長気質な性格であり、問題児揃いの蛇女選抜メンバー候補の中では、ツッコミ役として苦労が耐えない。 もとより雅緋を強く慕っており、彼女に付き従い支えることを自らの存在意義としていたが、 療養中にややこじらせてしまったようであり、半ば同性愛じみた感情へとハッテンしている。 忍法の性質を表す秘伝動物は狐。 忍装束こそドイツ風だが、戦闘スタイルは中華風の棒術であり、俊敏な身のこなしで敵を翻弄する。 必殺の秘伝忍法は、超高速で駆け抜け敵を圧倒する「デッドフォックス」、 電撃を纏った如意棒を、回転させながら投擲する「ローリングサンダー」。 更なる威力を持った絶・秘伝忍法として、如意棒から無数の管狐を召喚し攻撃させる「サンダーフォックス」を持つ。 【方針】 優勝狙い。何としても聖杯を手に入れる。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: