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黒咲隼&ランサー組」(2015/09/05 (土) 02:09:09) の最新版変更点

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**黒咲隼&ランサー組 ◆nig7QPL25k  夢を見た。  俺ではない誰かの夢を。  俺と違う時間を生きた、違う場所での何者かの夢を。  その男の眼差しは、常に上を向いていた。  男は驕れる強者を憎み、それに媚びへつらう弱者を恨み、怒りと共に戦い続けた。  弱い者は消え、強い者だけが生き残る。  その世界で何かを叫びたければ、自らが強者となるしかない。  偽りの強者達を引きずり下ろすには、真の強者となって叩き潰すしかない。  故に男は力を求め、自らに言い聞かせるように、強者たれと叫び続けた。 「今の人間には決して実現できない世界を、俺がこの手で創り上げる。弱者が虐げられない世界だ」  やがて男は力を手にした。  何物にも侵されることのない、絶対的な強者となった。  卑劣な弱者をあぶり出し、傲慢な強者を引きずり下ろし、次なる行き場を求めた男の牙は、世界全てへと向けられた。  虐げられた自分の悲劇を、二度と繰り返させないように。  本当に報われるべき人間が、決して踏みつけられることのないよう、彼は世界を変えようとした。 「それでいい。貴様こそ、俺の運命を決める相手に相応しい!」  男は最後の戦いに臨む。  自らの行く先に立ちはだかる男と。  自らの行く道を否定する男と。  誰よりも反発し合い、誰よりも力を認めた宿敵と、彼は決戦の時を迎える。  今の世界を滅ぼしてでも、救いたいものがあると男は言った。  新しい世界を作るためでも、許してはならない犠牲があると男は言った。  2人の男は刃を交え、逆巻く炎の只中で、熾烈な戦いを繰り広げた。 「お前は……本当に強い――」  長きに渡る戦いの果てに、男が行き着いた運命は―― ◆  天井扇がくるくると回り、ダーツバーの空気を巡らせている。  ひゅんっと風を切り裂いた矢は、的の中心を大きく外れ、10点のゾーンに突き刺さる。  ち、と短く舌打ちをすると、ダーツを投げた少年は、手元のグラスを取り水を飲んだ。  黒咲隼は苛立っていた。  自らが置かれた状況も、その中での行動の結果も。  全てが彼の険しい顔に、一層濃いしわを刻ませていた。 「気に入らんようだな」  ひゅん、と影から音が鳴る。  風切り音と共に放たれたのは、スペードのエースが描かれたカードだ。  物陰から飛んできたトランプは、ダーツ板の中心に、過たず命中し突き刺さった。 「お前を苛立たせているのは、この茶番か?」  悠長に決められた役を演じることに、苛立ちを覚えているのかと。  影から湧き出るように現れたのは、赤と黒のコートの男だ。  歳は黒咲よりも、5つほど上といったところだろうか。射抜くような眼差しには、強い力が感じられた。 「さっきのは何だ」  男の問いを否定するように、黒咲は問いかけを投げ返す。  自らが引き当てたサーヴァント――ランサー・駆紋戒斗に尋ねる。 「何が聞きたいのか分からんな」 「とぼけるな。先ほどの戦い……あれは本気ではなかっただろう」  かんっと荒く音を立て、グラスをカウンターに置き、黒咲は戒斗へと言った。  最終予選の通達を受け、敵サーヴァントと戦い撃破したのは、今から数時間前のことだ。  アーマードライダー・バロン――異形の鎧を纏った戒斗は、危なげなく敵を撃破した。  赤と黄色の装束を身につけ、槍を振りかざすバロンの雄姿は、まさしく槍騎士(ランサー)の名に相応しいものだった。 「何故そう思う」 「俺が見たお前の姿は……お前の本当の力は、あんなものではなかったはずだ」  しかし、所詮はそれだけだ。  駆紋戒斗の本当の力は、その程度のものではなかったはずだ。  かつて自らが見た夢の中で、黒咲は戒斗の姿を見た。  駆紋戒斗の本当の姿は、鎧の騎士ではなく魔人だ。  銀色の武者と対峙する、血のように赤く染まった戒斗は、あまりにも強く、おぞましかった。  それを見てしまった後では、アーマードライダーの戦いぶりなど、子供の遊びにしか見えなかった。 「……そうか、アレを見たのか」 「何故出し惜しみをした! 俺はお前の力を見せろと言ったはずだ!」  遂に黒咲は激昂し、戒斗に向かって掴みかかった。  黒コートの裾を翻し、早足でサーヴァントの元へ向かい、相手のコートの襟首を掴む。  猛禽のような金色の瞳で、伝説の英霊にも臆さず睨む。  俺を嘗めているのかと。  自分の本当の力を、俺ごときに見せる気はないとでも言うつもりかと。 「だったら教えてやる。俺が本気を出さなかったのは、お前が弱すぎたからだ」 「何だと……!?」 「お前は魔術師ではない。魔力に乏しいお前では、俺の本当の力を、支え続けることができない」  本当の姿を解放し、思うがままに戦えば、黒咲はたちどころに疲弊してしまうだろう。  だから手を抜いたのだと戒斗は言った。  瞠目する黒咲に対して、容赦なくそう言い放った。 「拳の力も、お得意のゲームも、俺は必要としていない。お前が支えとしている力は、俺にとっては何の意味もない」 「黙れ……!」 「一番肝心な魔術の力を、これっぽっちも持っていないお前は……俺にとってはただの弱者だ」 「黙れっ!」  叫び、掴んだ手を振り払う。  悲鳴のような声を上げ、黒咲は戒斗から手を離す。  薄々は感じていたことだった。  魔術師の儀式と説明された時、魔術の力を持たない自分が、まともに戦えるのだろうかとは考えた。  だが黒咲には経験がある。劣勢に追い込まれた戦線の中で、己の足と頭脳を頼りに、格上に食らいついてきた実績がある。  だからこそ遅れを取る理由もないと、己を奮い立たせてきた。  それをこの男は否定したのだ。  それではライフで劣っているどころか、手札すら満足に扱えないのだと、真っ向から否定してきたのだ。 「自覚しろ。自分の身の程を理解することだ。彼我の力差を見極めなければ、勝てる戦いにも勝てはしない」  負け犬で終わりたくなければ、現実を直視し受け止めろと。  そう言って戒斗は霊体化し、再び闇の奥底へと消えた。 「………」  しばし、黒咲は沈黙する。  ややあって乱暴にグラスを取り、残った水をぐいと飲み干す。 (確かに、俺は弱者かもしれない)  見通しが甘かったのは事実だ。  サーヴァント戦における魔力という要素を、あまりにも軽く見すぎていた。  今回の戦いは勝てたからいい。その程度の相手だったから、さして被害を被らずに済んだ。  だが今後の戦いが、同じようにいくとは限らない。むしろ弱卒が淘汰された後では、戦火はより激しくなるはずだ。  その中で、果たして戦えるのか。  切り札が必要になった時、満足にそれを使うことができず、勝ちを取りこぼしてしまうのではないのか。 (だが、それがどうした)  それでも、不安を抱えたままでは終われなかった。  他のマスターと差が開いていたとしても、だから敵わないとは認められなかった。  自分には果たすべき願いがあるのだ。  異世界の侵略者の魔の手から、平和を取り戻さなければならないのだ。  そのためには何としても聖杯がいる。万能の願望機があれば、自分と仲間のユートだけでも、融合次元を潰すことができる。  赤馬零児のプランとやらを、悠長に待ち続けるのはもうたくさんだ。  ランサーズとやらが結成されるまで、奴らに囚われた妹が、無事でいる保障はどこにもないのだ。 (皮肉なものだな)  そこまで考えて、黒咲は、己の境遇を自嘲した。  赤馬と手を切ることを決めて、聖杯戦争に臨んだつもりだった。  しかし結局よこされたのは、同じランサーの名を持つ戒斗だ。  その上その戒斗ですらも、お前には力が足りないと、自分をあざ笑ったのだ。  こんな所にまで来ても、結局ままならないことばかりだ。 (だとしても、このままでは終わらない)  嘗められっぱなしではいられない。  スカーフに隠れた令呪をなぞる。まだ見ぬ強敵の手によって、喉元に突きつけられた刃のような、己の運命の印を確かめる。  じゃじゃ馬だろうと乗りこなし、勝利を掴み取ってみせる。  地べたを這いずる負け犬ではなく、隼として天を目指す。  逆境を覆すためならば、どんな手だって惜しみはしない。  そうだ。結局どこまでいっても、黒咲隼のやることは変わらないのだ。  再び決意を固め直し、黒咲は力強く拳を握った。 ◆ 「そろそろだぞ、シュン」 「分かっている。すぐに行く」  柄の悪そうな男の声に、黒咲が応じて歩み寄る。  魔術都市ユグドラシルにおける彼のロールは、歓楽街で活動する、闇組織の若き用心棒だ。  どんな高尚な街にも、影というものはあるらしい。  違法な研究を行うために、違法な材料を欲する魔術師達は、そうした組織の存在を必要としている。  その組織の面々を守るため、拳を振るう役割を担うのが、この街における黒咲隼だった。  そしてそんなやりとりを、不可視の霊体となった状態で、戒斗はすぐ脇から見ていた。 (あの程度で折れていたならば、それこそ俺には相応しくなかった)  それは魔術の才よりも、ずっと重要なことだったと。  先ほどの言葉とは裏腹に、戒斗は黒咲に対して、幾分か好意的な感想を示す。  要するにハッパをかけたのだ。  この黒咲隼という男が、自分のマスターとなるに相応しいかどうか――その精神性を試したのだ。 (力差など工夫で埋められる。問題はその心持ちを、萎縮せず突き通せるかどうかだ)  たとえ己が最強宝具――『畏れよ、汝王の名を(ロード・バロン)』を使いこなせずとも、勝てる手段はいくらでもある。  黒咲はそのための作戦を構築すればいいし、自分はそれを実践すればいい。戒斗自身には、それだけの力と、覚悟はあるつもりだった。  問題は黒咲の方だった。勝てるかもしれない戦いを、勝てるわけがないと放棄するようでは、そんな戦い方は望めなかった。  だからこそ、その心を試したのだが、どうやらそっち方面では、合格点くらいはくれてやれそうだ。 (……それにしても)  故に今度は黒咲でなく、自分自身を考える。  此度の聖杯戦争に、駆紋戒斗が呼ばれたことを、改めて考え直してみる。 (あまりにも出来過ぎだな)  神話の森・ヘルヘイムによって、運命を翻弄された男。  ユグドラシルを名乗る強者によって、運命を蹂躙された男。  それが駆紋戒斗だった。  齢20にして逝った男の、短い人生の要約だった。  その戒斗が今、ここにいる。  神話の世界樹の頂で、ユグドラシルと名のついた街で、こうして槍を振るっている。 (何か仕組まれているのか?)  見過ごすにはあまりにも出来過ぎた一致だ。  だが、わざわざそのようなことを、聖杯が仕組むものなのだろうか。  深い思案にふけりながら、戒斗は黒咲の後を追った。 【クラス】ランサー 【真名】駆紋戒斗 【出典】仮面ライダー鎧武 【性別】男性 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:D 宝具:A 【クラススキル】 対魔力:-(C~A)  魔術に対する守り。 宝具発動時にのみ機能する。  『掲げよ、騎士の黄槍を(バナナアームズ)』『掲げよ、闘士の赤槌を(マンゴーアームズ)』発動時にはCランクに変化し、第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。  『唱えよ、黄金の凱歌を(レモンエナジーアームズ)』発動時にはBランクに変化し、三節以下の詠唱による魔術を無効化する。  『畏れよ、汝王の名を(ロード・バロン)』発動時にはAランクに変化し、事実上現代の魔術で傷をつけられることがなくなる。 【保有スキル】 反骨心:A  自分を上から踏みつけようとする者への対抗意識。  いかに困難な状況だろうと、どれほどの実力差を突きつけられようと、決して負けを認めない。  戦闘中、大きく不利な状況に置かれた際に、攻撃力が上昇する。  また、一度敗れた相手と再戦する際には、ステータスに若干の補正値がかかる。 軍略:C  多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。  団体戦闘における指揮能力や、逆に敵集団への対処に有利な補正がつく。 話術:E  言論にて人を動かせる才。  交渉から詐略・口論まで幅広く補正が与えられる。  このランクだとほとんど有利な補正は得られないが、良くも悪くも話し相手の意識を、戒斗に向けることができる。 【宝具】 『掲げよ、騎士の黄槍を(バナナアームズ)』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:C 宝具:C  異界の果実の力を封じたアイテム・ロックシードにより、鎧の戦士「アーマードライダー・バロン」へと変身する。  バナナロックシードにより発動するこの力は、走攻守のバランスに優れた基本形態。  槍型の武器・バナスピアーを使い、敵を着実に追い詰める。  必殺技は、槍からオーラを発して敵を貫く「スピアビクトリー」。 『掲げよ、闘士の赤槌を(マンゴーアームズ)』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:B 耐久:B 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:C  異界の果実の力を封じたアイテム・ロックシードにより、鎧の戦士「アーマードライダー・バロン」へと変身する。  バナナロックシードにより発動するこの力は、敏捷性を犠牲に筋力・耐久を高めた強攻形態。  メイス型の武器・マンゴパニッシャーを使い、パワーで敵を圧倒する。  必殺技は、メイスからエネルギー弾を放って敵を砕く「パニッシュマッシュ」。 『唱えよ、黄金の凱歌を(レモンエナジーアームズ)』 ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:B 宝具:B  異界の果実の力を封じたアイテム・ロックシードにより、鎧の戦士「アーマードライダー・バロン」へと変身する。  レモンエナジーロックシードにより発動するこの力は、他の形態よりもワンランク上の力を持つ進化形態。  弓型の武器・ソニックアローは、両端に刃が備えられており、接近戦・遠距離戦共に威力を発揮する。 『畏れよ、汝王の名を(ロード・バロン)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:1人 筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:B 魔力:A 幸運:A 宝具:A  異界の果実の力を直接取り込んだことにより得た、超越種「ロード・バロン」の力を解放する。  森に適応した怪物・オーバーロードインベスと化した戒斗は、バロンの時とは次元の異なる戦闘能力を発揮する。  ただしその強すぎる力の代償として、マスターの魔力消費量も相当なものとなっている。  両刃の剣・グロンバリャムと、ヘルヘイムの植物を操る能力が武器。今回のフィールドにインベスはいないため、インベスを操ることはできない。 【weapon】 戦極ドライバー  アーマードライダーに変身するためのベルト。バナナアームズ、マンゴーアームズに対応している。 ゲネシスドライバー  上級のアーマードライダーに変身するためのベルト。レモンエナジーアームズに対応している。  既に戦極ドライバーで変身している場合でも、素早くベルトを付け替えれば、変身を解除せずアームズだけを切り替えることができる。 トランプ  何の変哲もないトランプ。52枚セット。  戒斗はこれを投擲武器として使うことが多い。 【人物背景】 沢芽市で活動するダンスチーム「チームバロン」の元リーダー。 戦極ドライバーおよびゲネシスドライバーにより、アーマードライダーバロン(仮面ライダーバロン)へと変身する。 幼少期に大企業・ユグドラシルコーポレーションによって、実家の町工場を潰されており、「弱肉強食」という概念を強く意識している。 傲慢不遜な性格であり、他者との協調性は低い。 常に「強者」たらんとしており、強者にへつらう「弱者」を嫌悪している。 一方で、その突き抜けるところまで突き抜けたプライドは、いかな苦境にも屈しない精神力へと繋がっており、 自分を曲げることを知らず、どんな困難にも立ち向かうことができる。 もっとも強さにこだわる理由は、あくまで「敵を倒すことが自分を守ることに繋がる」と考えているからであり、弱い者いじめを楽しんでいるわけではない。 幼少期から持っていた元々の性分なのか、なんだかんだで情のある人物でもある。 ユグドラシルコーポレーションやインベスとの戦いの中で、ヘルヘイムの森の果実を口にし自身もインベス化。 人の理性を残したまま、絶大な力を有したロード・バロンへと変貌し、今度は自らが世界を脅かすことになる。 そんな彼が既存の世界を滅ぼし、新たに作ろうとしたのは、「かつての自分のような弱者が虐げられることのない世界」だった。 それでも世界を滅ぼす革命は認められないと主張した、アーマードライダー鎧武・葛葉紘汰との決戦の果てに、彼は命を落としている。 なお、戒斗にとって蘇生体験はこれが初ではなく、過去に一度だけ現世に蘇り、人類を守るために戦ったことがあるのだという。 【サーヴァントとしての願い】 他者に願いを委ねることなどあり得ない。 【マスター】黒咲隼 【出典】遊戯王ARC-Ⅴ 【性別】男性 【令呪の位置】右の首筋(スカーフで隠れる位置) 【マスターとしての願い】 アカデミアの打倒 【weapon】 カードデッキ  本来は武器ではない。  カードゲーム「デュエルモンスターズ」の、40枚+エクストラデッキで構成されるカードデッキ。  基本ステータスこそ低いものの、特殊召喚されたモンスターに対しては高い能力を発揮する、「RR(レイドラプターズ)」デッキを用いる。 デュエルディスク  本来は武器ではない。  デュエルモンスターズをプレイするための立体映像(ソリッドビジョン)投影機であり、左腕に装着することで使用する。  何らかの改造が施されているのか、黒咲のデュエルディスクを介して召喚されたモンスターは、攻撃のダメージを現実とすることができる。  ただし、それ以外の機能は正規品と変わらないため、召喚はデュエルモンスターズのルールに沿って行わなければならない。  おまけに黒咲のデッキには、相手に依存せずに高い攻撃力を発揮できるモンスターがほとんどいないため、あまり有効打にはなり得ない。 【能力・技能】 カードゲーム  デュエルモンスターズのプレイングスキル。  生きるか死ぬかの戦場で鍛え上げられただけあり、その実力は高い。 体術  肉弾戦による格闘術。身のこなしが巧みで、牢獄の看守達を一蹴するなど、殴り合いでも腕が立つ。  ただし黒咲自身は普通の人間であるため、「一般人としては優秀」という域を出ることはない。腹パン一発で沈んだりする。 サバイバビリティ  レジスタンスとしてのサバイバル技術。恐らくそれなりのものは有していると思われる。 【人物背景】 主人公達が暮らす世界とは別次元に存在する、「エクシーズ次元」と通称される世界からやって来た男。 その目的は、故郷を滅ぼした「融合次元」のアカデミアを打倒するため、敵の親玉・赤馬零王の息子を人質にすることにあった。 しかしその赤馬零児からは、その行為に意味はないだろうと否定され、反対に零王を止めるための協力関係を求められることになる。 無愛想な性格であり、周囲とは必要以上に関わろうとしない。 しかし置かれている境遇のためか、クールな見た目の割に短気であり、何をしでかすか分からない恐ろしさがある。 妹の瑠璃をアカデミアに攫われているため、瑠璃が絡むと取り乱してしまい、その傾向はいっそう強くなる。 エクシーズ次元の同志達に対しては、強い仲間意識を持っている。本来の彼の人格が、旧来の仲間達に対しては出ているのかもしれない。 【方針】 何としても優勝する。魔力がないならないなりに、勝てる作戦を構築する。

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