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「シノン&アーチャー」(2015/08/10 (月) 23:45:30) の最新版変更点
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**シノン&アーチャー ◆c92qFeyVpE
幾重もの剣筋がアーチャーを襲う。
アーチャーも異形の片手剣で受けているが、技量の差は明らかだ。
アーチャーの技量が低いんじゃない、相手の男が最早剣技の域を越えた、異常な剣筋をしている。
私の眼にはしっかり受けているように見えるのに、アーチャーの腕に、顔に、何本も赤い線が生まれる。
「アーチャー!」
アーチャーへ呼びかけながら、私は持っていたH&K MP7A1――PDWを相手の男……サーヴァントへと向けた。
サーヴァントにこんな銃火器は効果がないのだろうが、それでも牽制程度にはなるかもしれない。
そう考え、引き金を引く―――いや、引こうとした。
「―――っ! なん、で……!?」
その瞬間、私の全身を冷気が包んだ。
両足から徐々に力が抜けていく。平衡感覚が遠ざかる。
周囲の光景から色彩が失われ、自らが構えたPDWから眼が離せなくなる。
「マスター!?」
おかしい、こんなはずはない。
だって、今の私は<シノン>なんだ。
それなのに、『あの銃』ですらない自分の銃に、何故私は―――
「戦う気概も無い奴が! 戦場にしゃしゃり出てくるんじゃねぇ!」
男がこちらへ向かって来るのが見える。
だけど、ダメだ。
足も、手も、指一本すら動かせない。
せめて倒れこまないように、そうするのが精一杯で、男が剣を振りかぶるのをただ見ていることしかできない。
「マスター―――!!」
アーチャーの声が遠く聞こえ。
そこで、私の意識は途絶えた。
◇
「……キミならきっと、マスターの苦しみを解消してあげられるんでしょうね」
ベッドで眠るシノンへと視線を向けながら、アーチャーのサーヴァント、シエル・アランソンは呟いた。
敵のサーヴァントから辛うじて逃亡し、拠点としている家まで無事に戻れたのは幸運であったとしか言いようがない。
敵の眼前で気を失ってしまったシノン、その原因が銃に対するトラウマであることはわかっている。
シノンは過去にあった事件のせいで銃に強いトラウマを持っている、それでも今の、<シノン>の姿であればそれも克服できていると。
そう聞いていたのだが、どうやらシノン自身にもわかっていない現象が、彼女の身に起きているらしい。
「マスターに必要なのは、本当に私だったんでしょうか……?」
ここにいるのが自分でなければ、シノンのトラウマに対して何かしてあげられたのではないだろうか。
そう彼女は考えてしまう。
呼び出されたのが共に戦った仲間たちならば、何かできることがあったはず。
ナナのような明るさがあれば、ギルバートのような厳しさがあれば……隊長のような、全てを任せられる器があれば。
自分には何も思い浮かばない、シノンへとかけるべき言葉を見つけられたかもしれない。
「……ダメですね、こんな考え方では。
キミに、いえ、みんなに笑われてしまいます」
何度か頭を振って、弱気な考え方を振り払う。
深く考えこんでいても仕方がない、今はシノンを守るために戦うのみだ。
誰かを守るための戦い、それはブラッドとして戦っていた頃となんら変わらない。
「命令よりも、自分よりも……守りたい、大切なもの……ですよね」
【クラス】アーチャー
【真名】シエル・アランソン
【出典】GOD EATER 2
【性別】女性
【属性】中立・善
【パラメーター】
筋力:C+ 耐久:C 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:B 宝具:C
【クラススキル】
対魔力:E
無効化は出来ない。ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:B
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【保有スキル】
ブラッド:A
『血の力』の保有者。彼女の力は『直覚』。
敵の行動状態や残り体力を感じ取ることができる。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
彼女の狙撃は目標を外すことがない。
セルフコントロール:A
常に仲間を回復するための回復弾を用意しておくスキル。
いかなる状況でも回復弾を使用でき、また、銃撃の際の消費オラクルを軽減する。
戦闘続行:B
戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
【宝具】
『捕食形態(プレデターフォーム)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
神機の使い手を「ゴッドイーター(神を喰らう者)」と呼称する由来。
神機の刀身の根本から先端までを飲み込むように巨大な顎のような身体が現れ、相手の身体の一部を「喰らい」その力を取り込む。
オラクル細胞を持たない相手では「アラガミバレット」を得ることはできないが、相手の魔力を取り込むことで『神機解放』へと繋げることは可能である。
『神機解放(バーストモード)』
ランク:D 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人
捕食に成功し、生きた相手の力を取り込んだゴッドイーターが一時的に身体強化された形態。
筋力・敏捷のステータスが1段階上がり、空中での2段ジャンプが可能となる。
持続時間は短いが、捕食を繰り返すことで持続時間の延長が可能。
『BB・貫通識別爆発弾(ブラッドバレット)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:1人
ブラッド同士の感応波の共鳴によって、オラクルバレットに特殊効果が付与された弾丸。
敵を貫通し、射線上の全ての敵・地形へ爆発属性のダメージを与え、味方を透過する銃弾となる。
【weapon】
神機
オラクル細胞で構成された対アラガミ用武装。
シエルが使う物は剣形態と銃形態とを自由に切り替えられる神機変形(フォームチェンジ)を備えた「新型」である。
それぞれの形態に色々な種別があるが、シエルの場合剣形態ではショートソード、銃形態では狙撃型を使用する。
【人物背景】
対人格闘や銃撃といった戦闘力、また豊富な知識量に基づくデータ分析などの情報力を兼ね備えるエリート。
だが一方で社交的なことをやや苦手としており、また冷静な判断力故に自身の感情すら客観的に見えてしまう。
しかしバレットエディットに関しては別で、バレットの事になると饒舌になるなど年相応の可愛らしい一面も見せる。
主人公のその才能と温かさに見入れ、最初の友達を主人公とし、
その後は非常にやわらかな物腰になり、堅苦しさは消え、物事を理論的にではなく心で捉えるようにもなる。
【サーヴァントとしての願い】
アラガミを消し去る
【基本戦術、方針、運用法】
基本はアウトレンジからの銃撃。
接近する場合は『捕食形態(プレデターフォーム)』が狙える時を見極めたい。
【マスター】シノン(朝田 詩乃)
【出典】ソードアート・オンライン
【性別】女性
【令呪の位置】左腕
【マスターとしての願い】
銃へのトラウマを克服したい
【weapon】
ウルティマラティオ・へカートII
ボルトアクションの対物ライフルで、約1,800m以上での射撃を想定して設計された。
H&K MP7A1
携行性および隠匿性に特化したPDW。
シノンは接近された際のサブウェポンとして使用している。
余談だが、アニメ版ではグロック18に変更されている。
【能力・技能】
狙撃
遠隔狙撃に特化したアビリティを複数装備している。
トラウマ
過去の事件により生まれた銃器への強いPTSD。
本来GGOでのシノンの姿では発作が起きないはずだが、この電脳空間ではシノンと朝田 詩乃が混在し、
銃器を見るだけならば平気だが、実際に撃とうとすると強い拒否反応が出るようになっている。
【人物背景】
幼い頃に父が交通事故で他界。母もその時に精神年齢が逆行したことから、母を守らねばという義務感を強く抱くようになった。
そのためか自立心が強く同世代と比べても非常に大人びた性格で、辛辣かつドライな物言いをすることが多い。
11歳時に郵便局で強盗事件に巻き込まれ、母を守るため犯人から拳銃を奪い射殺してしまう。
このことから銃器に対する強いPTSDに悩まされるようになり、トラウマの克服を狙ってGGOを始めた。
現在ではGGOプレイ時には発作が起きなくなり、銃器に対する愛着すら生まれ始めているが、現実世界でのトラウマの克服までは至っていない。また、法的に罰せられこそしなかったが、事件に端を発するイジメや恐喝を受けており、それらから逃れるため、高校は東京の進学校に進み、文京区湯島のアパートで一人暮らしをしている。
【方針】
人を殺したくはない
なるべくサーヴァントのみを狙う
**シノン&アーチャー ◆c92qFeyVpE
幾重もの剣筋がアーチャーを襲う。
アーチャーも異形の片手剣で受けているが、技量の差は明らかだ。
アーチャーの技量が低いんじゃない、相手の男が最早剣技の域を越えた、異常な剣筋をしている。
私の眼にはしっかり受けているように見えるのに、アーチャーの腕に、顔に、何本も赤い線が生まれる。
「アーチャー!」
アーチャーへ呼びかけながら、私は持っていたH&K MP7A1――PDWを相手の男……サーヴァントへと向けた。
サーヴァントにこんな銃火器は効果がないのだろうが、それでも牽制程度にはなるかもしれない。
そう考え、引き金を引く―――いや、引こうとした。
「―――っ! なん、で……!?」
その瞬間、私の全身を冷気が包んだ。
両足から徐々に力が抜けていく。平衡感覚が遠ざかる。
周囲の光景から色彩が失われ、自らが構えたPDWから眼が離せなくなる。
「マスター!?」
おかしい、こんなはずはない。
だって、今の私は<シノン>なんだ。
それなのに、『あの銃』ですらない自分の銃に、何故私は―――
「戦う気概も無い奴が! 戦場にしゃしゃり出てくるんじゃねぇ!」
男がこちらへ向かって来るのが見える。
だけど、ダメだ。
足も、手も、指一本すら動かせない。
せめて倒れこまないように、そうするのが精一杯で、男が剣を振りかぶるのをただ見ていることしかできない。
「マスター―――!!」
アーチャーの声が遠く聞こえ。
そこで、私の意識は途絶えた。
◇
「……キミならきっと、マスターの苦しみを解消してあげられるんでしょうね」
ベッドで眠るシノンへと視線を向けながら、アーチャーのサーヴァント、シエル・アランソンは呟いた。
敵のサーヴァントから辛うじて逃亡し、拠点としている家まで無事に戻れたのは幸運であったとしか言いようがない。
敵の眼前で気を失ってしまったシノン、その原因が銃に対するトラウマであることはわかっている。
シノンは過去にあった事件のせいで銃に強いトラウマを持っている、それでも今の、<シノン>の姿であればそれも克服できていると。
そう聞いていたのだが、どうやらシノン自身にもわかっていない現象が、彼女の身に起きているらしい。
「マスターに必要なのは、本当に私だったんでしょうか……?」
ここにいるのが自分でなければ、シノンのトラウマに対して何かしてあげられたのではないだろうか。
そう彼女は考えてしまう。
呼び出されたのが共に戦った仲間たちならば、何かできることがあったはず。
ナナのような明るさがあれば、ギルバートのような厳しさがあれば……隊長のような、全てを任せられる器があれば。
自分には何も思い浮かばない、シノンへとかけるべき言葉を見つけられたかもしれない。
「……ダメですね、こんな考え方では。
キミに、いえ、みんなに笑われてしまいます」
何度か頭を振って、弱気な考え方を振り払う。
深く考えこんでいても仕方がない、今はシノンを守るために戦うのみだ。
誰かを守るための戦い、それはブラッドとして戦っていた頃となんら変わらない。
「命令よりも、自分よりも……守りたい、大切なもの……ですよね」
【クラス】アーチャー
【真名】シエル・アランソン
【出典】GOD EATER 2
【性別】女性
【属性】中立・善
【パラメーター】
筋力:C+ 耐久:C 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:B 宝具:C
【クラススキル】
対魔力:E
無効化は出来ない。ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:B
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【保有スキル】
ブラッド:A
『血の力』の保有者。彼女の力は『直覚』。
敵の行動状態や残り体力を感じ取ることができる。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
彼女の狙撃は目標を外すことがない。
セルフコントロール:A
常に仲間を回復するための回復弾を用意しておくスキル。
いかなる状況でも回復弾を使用でき、また、銃撃の際の消費オラクルを軽減する。
戦闘続行:B
戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
【宝具】
『捕食形態(プレデターフォーム)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
神機の使い手を「ゴッドイーター(神を喰らう者)」と呼称する由来。
神機の刀身の根本から先端までを飲み込むように巨大な顎のような身体が現れ、相手の身体の一部を「喰らい」その力を取り込む。
オラクル細胞を持たない相手では「アラガミバレット」を得ることはできないが、相手の魔力を取り込むことで『神機解放』へと繋げることは可能である。
『神機解放(バーストモード)』
ランク:D 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人
捕食に成功し、生きた相手の力を取り込んだゴッドイーターが一時的に身体強化された形態。
筋力・敏捷のステータスが1段階上がり、空中での2段ジャンプが可能となる。
持続時間は短いが、捕食を繰り返すことで持続時間の延長が可能。
『BB・貫通識別爆発弾(ブラッドバレット)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:1人
ブラッド同士の感応波の共鳴によって、オラクルバレットに特殊効果が付与された弾丸。
敵を貫通し、射線上の全ての敵・地形へ爆発属性のダメージを与え、味方を透過する銃弾となる。
【weapon】
神機
オラクル細胞で構成された対アラガミ用武装。
シエルが使う物は剣形態と銃形態とを自由に切り替えられる神機変形(フォームチェンジ)を備えた「新型」である。
それぞれの形態に色々な種別があるが、シエルの場合剣形態ではショートソード、銃形態では狙撃型を使用する。
【人物背景】
対人格闘や銃撃といった戦闘力、また豊富な知識量に基づくデータ分析などの情報力を兼ね備えるエリート。
だが一方で社交的なことをやや苦手としており、また冷静な判断力故に自身の感情すら客観的に見えてしまう。
しかしバレットエディットに関しては別で、バレットの事になると饒舌になるなど年相応の可愛らしい一面も見せる。
主人公のその才能と温かさに見入れ、最初の友達を主人公とし、
その後は非常にやわらかな物腰になり、堅苦しさは消え、物事を理論的にではなく心で捉えるようにもなる。
【サーヴァントとしての願い】
アラガミを消し去る
【基本戦術、方針、運用法】
基本はアウトレンジからの銃撃。
接近する場合は『捕食形態(プレデターフォーム)』が狙える時を見極めたい。
【マスター】シノン(朝田 詩乃)
【出典】ソードアート・オンライン
【性別】女性
【令呪の位置】左腕
【マスターとしての願い】
銃へのトラウマを克服したい
【weapon】
ウルティマラティオ・へカートII
ボルトアクションの対物ライフルで、約1,800m以上での射撃を想定して設計された。
H&K MP7A1
携行性および隠匿性に特化したPDW。
シノンは接近された際のサブウェポンとして使用している。
余談だが、アニメ版ではグロック18に変更されている。
【能力・技能】
狙撃
遠隔狙撃に特化したアビリティを複数装備している。
トラウマ
過去の事件により生まれた銃器への強いPTSD。
本来GGOでのシノンの姿では発作が起きないはずだが、この電脳空間ではシノンと朝田 詩乃が混在し、
銃器を見るだけならば平気だが、実際に撃とうとすると強い拒否反応が出るようになっている。
【人物背景】
幼い頃に父が交通事故で他界。母もその時に精神年齢が逆行したことから、母を守らねばという義務感を強く抱くようになった。
そのためか自立心が強く同世代と比べても非常に大人びた性格で、辛辣かつドライな物言いをすることが多い。
11歳時に郵便局で強盗事件に巻き込まれ、母を守るため犯人から拳銃を奪い射殺してしまう。
このことから銃器に対する強いPTSDに悩まされるようになり、トラウマの克服を狙ってGGOを始めた。
現在ではGGOプレイ時には発作が起きなくなり、銃器に対する愛着すら生まれ始めているが、現実世界でのトラウマの克服までは至っていない。
また、法的に罰せられこそしなかったが、事件に端を発するイジメや恐喝を受けており、それらから逃れるため、高校は東京の進学校に進み、文京区湯島のアパートで一人暮らしをしている。
【方針】
人を殺したくはない
なるべくサーヴァントのみを狙う