◆悪意ある森(原生林)
深い原生樹で覆われ、豊穣な土で満たされた、緑豊かな地――。
そこは人々にとって、非常に危険な場所である。
何故なら、森の恵みを求め、多くの凶暴な原生獣たちが集まってくるからだ。
この森の中には『神々の遺跡』と呼ばれるものが点在している。
◆静粛の森(毒の森)
毒の実の成る木々で覆われた灰色のその森は、いつもしんと静まり返っている。
立ち入っても、何の恵みも与えられない。それ故、ここには誰も訪れないのだ。
しかし、脆弱な人間が立ち寄るにはちょうど良い場所である。
ここの森から湧き出る水は、浄化装置を持つ人間にしか利用する事ができない。
◆荒廃の楽園(荒地)
草も木もロクに生えない岩だらけのここも人間にとっては格好の居場所である。
《悪意ある森》より流れ込む河地があれば、特に良いかもしれない。
時たま、貴重なタンパク源となる原生獣の死体が流れ着く事があるからだ。
◆神々の遺跡
悪意ある森の中に点在している、人が誕生するより何万年も昔に築き上げられた太古の遺跡。
そこは神々が世界の支配者として君臨していた頃のものだという。