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**アリアの歴史  精霊を『アリア』と呼んでいたのは、古代での事。  アリアは、大地のものであり純粋なエネルギーである。  それは確かに優れたものだが、崇め奉ったところで何があるものでもない。  枯渇すれば大地は枯れ、増えれば大地は潤うが、だからといって神ではない。  ニュークリアスは、その頃に用いられていた兵器である。  しかし利便すぎる道具たちは破壊を招いた。  大地は荒れ、更にアリアの枯渇により枯れ果て、人は絶滅の危機に瀕した。  彼らはこのような事態が招かれる事は二度とないようにと、  アリアが大切に扱われるための仕来りを決めた。  時代が流れると共に、それがいつしか『信仰心』という名の規制に  利用されるようになり、宗教と化すようになった。  その宗教を行う者だけがアリアを使う事を許され、人を支配するための力を得た。 **適合とコンタクト  『コンタクト』という名のその儀式は、アリアを体内に取り込んで己の力とするものである。  それは、アリアを喰らうニュークリアスと、実際の所は全く変わらない。  ニュークリアスの適合者も、神官も、アリアを取り込むため  それに相応する精神力が必要となってくる。  精神力の足りない者は、発狂するか廃人となってしまう。  特にニュークリアスは、アリアのエネルギーを何倍にも増幅させる回路を持っているため  必要とされる適合力は、神官たちの何倍も必要となる。  帝国兵に存在するレプリカたちは、増幅回路が甘くなっている。  そのため、ニュークリアスほどの適合力は必要とされず、  専用のドラッグさえ常用すれば誰でも適合することができる。  ただし、肉体に掛ける負担は大きく、ドラッグ常用者はいずれも短命な運命だ。

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