AM 08:00 ファサード前線基地

ドアから数人の男が出てくる
その内、眼鏡を掛けた男が五人程
その内の少々痩せている男がトロット・S・スパーである

「さて、ブリーフィングは終わったから私は時間まで待機しなくてはいけないな」
ブリーフィングの内容は午前十時にルガトンネルを襲撃、占領せよとのことである
私は愛機「バリオス・クサントス」を整備班に預け、朝食を摂りに行く

いくつかのテーブル、そこに座って朝食を摂っている兵士達
前線基地だからか、設備が整っていない気もするが気にしないことにする
「ハンバーガーセットを」
メニューを注文した私の手には7と書かれたプレートがある
そのまま7番のテーブルに座り、朝食を待つ

突然、轟音が鳴った、次第に騒ぎ始める兵士達
「敵襲、敵襲だ!」
窓を見ると緑色のタンク型AC「ホットスパー」が数機のMTと共に襲撃を掛けているじゃないか!
既に隊長のAC「オラクル」が迎撃に当たっているが念には念を押しておきたいので
私は整備班のもとに急ぐ

「バリオスの整備なら終わっていますよ、急いでください!」
整備班の声も聞かずに私はバリオスのコクピットに入り込む
計器、油圧計問題なし、整備兵に感謝!
動き出す鋼鉄の馬、それを見送る整備兵たち
私は戦意向上の意味も兼ねて叫んだ
「トロット・S・スパー、バリオス・クサントス、出るぞ!」

基地の敷地内にACが二機、青いACが隊長の「オラクル」
緑色のACが今回この基地に攻め込んできた身の程知らず、グリーン・ホーンの「ホットスパー」である
辺りには85式とその残骸……この基地に配備されているMTはオストリッチとオウルだけだ
つまり彼は何機か護衛の85式を連れてきたようだがその半数が隊長に撃破されたと言うことか……
そしてACガレージからは戦闘を食い入るように見つめる兵士達
突然専属オペレーターから通信が入ってくる
Operator《いいか、トロット、まずは奴の注意をこっちに向けるんだ!》
「了解!」
私はグリーン・ホーンに向けてLEOを放つ、こちらの存在を主張し、注意を逸らすために
グリーン・ホーンはEN弾が機体に当たった時、こちらの存在に気がついたようだ
Hotspar《ちっ、増援が来やがったか……》
Oracle《トロットか、援護に感謝する!》
グリーン・ホーンが残った部下をこちらに向かわせてきた
Hotspar《レッド隊、出てきたACを迎え撃ってこい!》
Red1《こちらレッド1、出来るとは思えないが了解した!》
三機の85式がこちらに来る、真ん中の特に赤い奴が隊長か……
Red1《レッド2,4からの応答無し、拘束されたものと思われる》
Red1《私と3,5の三機で迎え撃つ!》
Red team《了解!》
勝てないと判りながらこうも立ち向かってくる……
それだけグリーン・ホーンに人望があると言うことか……
だが、そんなことは私には関係ない、私は降りかかる火の粉を払うのみ!
operator《トロット、敵部隊を殲滅しろ!》
あらためて迫ってくる敵を確認してみる
三機の85式、特に赤い機体が隊長機と思われる
85式の武装は……隊長機がバズーカ、他の二機はマシンガンか……
「喰らえ!」
私は85式の隊長機に向け、高出力のLEOを放つ
そして戦果確認もせずに左側の85式に向けて肩のリニアガンを発射する
Red1《エヴァンジェとの戦いのツケが回った、一足先に脱出する!》
旋回する際に動かなくなった85式の隊長機が見える
どうやら85式の隊長機はさっきのLEOによって行動不能に陥ったようだ
Red team《隊長がやられた、指揮は俺が引き継ぐ!》
Operator《トロット、背後に一機だ!》
振り向く前にちょっとした衝撃が私を襲う
被弾したか……ブースターに損傷無し、後ろの奴から叩く!
「ACにマシンガンが効くと思うな!」
私は急旋回し、振り向きざまにLEOを撃ち込む
それと同時に脚部を撃たれた85式が戦闘能力を失う
Red team《脚をやられた、レッド3、脱出する!》
一機になったレッド隊が果敢にも立ち向かってくる
Red team《こうなったら一矢報いてやるまで!》
「それでも向かってくるつもりか、賞賛に値するよ……」
私は85式のカメラをリニアガンで吹き飛ばし、グリーン・ホーンにカメラを向けた
Red team《カメラ破損、隊長……我が隊の負けです、脱出します……》
それを見たグリーン・ホーンはこちらにレールガンの銃口を向ける
Hotspar《レッド隊、良くやった……こうなったら俺が二機を相手にするしかないか!》
レールガンの銃口に光が集まる
Hotspar《墜ちろよ、蝿が!》
レールガンを撃ってくるが私は急な切り返しで回避に成功する
Hotspar《ならもう一発だ!》
グリーン・ホーンが再びレールガンにエネルギーをチャージしようとしたその時
グリーン・ホーンの眼前には隊長が立ち塞がっていた
Oracle《何処を狙っている、貴様は狙うべき相手を間違えたようだな!》
Hotspar《ならお前を撃つまで!》
グリーン・ホーンの方に付いているレールガンに光が集まっていく
Oracle《後悔することになるぞ!》
隊長はENブレードでグリーン・ホーンがエネルギーをチャージしているレールガンを斬りつけた
当然の如くレールガンは大爆発を起こし、使い物にならなくなってしまった
Hotspar《ヤバッ……撤退する!》
逃げようとしたグリーン・ホーンの前に重量型のACが立ち塞がる
RagingtorrentⅣ《遅れて済まない、まあ俺無しでもこいつを倒せただろうな》
ゴールディ・ゴードンが駆る「レイジングトレントⅣ」である
金色だ、いくら何でも悪趣味なんじゃ……
RagingtorrentⅣ《何か言ったか?》
「い……イヤ何も……」
とにかく、彼の前で悪趣味だやら何やら言うのは厳禁である
Hotspar《ACが三機も……こんなの有りかよ!》
Hotspar《こうなったらお前だけでも!》
そう言ってグリーン・ホーンはENマシンガンを隊長に向けたのだが……
鈍い音が響き、兵士の歓声が沸き起こった
そして、ホットスパーの上半身が宙に浮いた……
Oracle《私を舐めてもらっては困る》
隊長はENブレードでホットスパーの腰を切り裂いたのであった
Hotspar《畜生……俺の負けだ……》
この後、グリーン・ホーンは身柄を拘束され、彼の武装勢力は解体へと追いやられたのであった
気がつけば腹鳴りが起き、私は強烈な空腹感に襲われた
「さて、朝食を摂りに行くか!」

AM8:00〜9:00
アライアンス所有ファサード前線基地にAC含む武装勢力が襲撃を掛けるが現地の防衛戦力により無事鎮圧する
尚、この作戦によりAC「ホットスパー」のパイロットまたは小規模武装勢力のリーダー
「グリーン・ホーン」と敵精鋭部隊の身柄の拘束に成功する





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