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アーカイブ強襲

「こちらファイヤーバード、作戦領域に到達した。これよりミッションを開始する。」
AC"ファイヤーバード"のパイロット"カロンブライブ"はそう通信で報告したが、応答はない。
[メインシステム 戦闘モード、起動します。]
カロンブライブの請けた今回の依頼は、アーカイブエリアに展開している部隊の撃破だ。
このエリア一帯は磁気嵐のせいで、視界もレーダーも当てにならない。
しかしこれは逆に、彼の依頼にとっては好都合でもある。
展開している部隊の大半はMTだが、いくらACでも数で差がつけられれば勝算は低くなる。
だが磁気嵐に身を隠しつつ各個撃破を行えば、安全かつ確実に数を減らせる。
最悪の環境だが、迅速に行動を行えばその分の安全が保証されるのだ。
(ターゲットの数は?)
戦力予測ゲージを表示する。
全部で20機といったところか。

稀に表示されるレーダーに注意しながら、カロンブライブはファイヤーバードを敵部隊に近づける。
爆雷ミサイルのロックオンマーカーで敵の位置と距離を確認し、射程ぎりぎりまで接近して発射。
即座に発射地点から離れ、次の対象へ向かう。
そして再び射程ぎりぎりで爆雷ミサイルを発射し、移動・・・
単純作業ではあるが、この繰り返しで確実に数を減らしていく。
数機撃破したところで敵部隊に察知され反撃を受けるが、この磁気嵐の中ではなかなか当たるものではない。
磁気嵐が止むころには敵部隊は全滅していた。
「こちらファイヤーバード、敵部隊の全滅を・・・増援か!?」
レーダーに映る、領域外から低空を高速で飛来する機影。
(このスピード、ACのOBか?)
『ランカーAC、ヘルストーカーを確認。』
オペレーターが照会し、カロンブライブに伝える。

「手強いな・・・。だが連戦で弱っているはず。」
AC"ヘルストーカー"のパイロット"コープスペッカー"はそうつぶやき、二段分裂多弾頭ミサイルを矢継ぎ早に発射。
空になったミサイルをパージしてヘルストーカーの機動性を向上させつつ、OBをカットして滑空しENを回復させる。
それと同時に長距離砲撃に適したレーザーキャノンでファイヤーバードを狙撃する。
瞬く間に計16発となった多弾頭ミサイルと数発のレーザーが、一気にファイヤーバードに襲い掛かる。
「ぐぁ!!」
想定外の距離からの猛攻撃に対処できず、ファイヤーバードのAPが一気に削られ、武装が破損する。
(状態は?)
非常に危険な状態だからこそ、カロンブライブは冷静に状況を分析する。
ファイヤーバードのAPは約半分、残りの武装はライフルとブレードとEOだけだ。
対してヘルストーカーの武装は武器腕のリニアガンと左肩のレーザーキャノンがあと数発といったところか。
(7発目、8発目・・・)
カロンブライブはレーザーキャノンを回避しながら、撃たれた数をカウントしていく。
どちらも長期戦には適していない状態だが、カロンブライブのほうが圧倒的に不利だ。

「例え不利であろうとも・・・」
ファイヤーバードに残された貴重な火力であるEOを展開させ、ヘルストーカーを迎え撃つ準備を整える。
ヘルストーカーはレーザーキャノンを撃ち尽くすとパージし、再びOBを起動しファイヤーバードとの距離を詰める。
2機が交差する瞬間、ヘルストーカーのリニアガンがファイヤーバードのライフルを破壊する。
同時にファイヤーバードのEOとブレードがヘルストーカーに命中するが、大した損傷は与えられない。
「私は不死鳥だ!私が死ぬことなど、運命が許さん!!」
カロンブライブは戦場で今まで何度も生死の狭間を経験したが、いずれも生還している。
単に彼の悪運が強いだけなのかもしれないが、それが彼の自信にもつながっていた。
だから彼は今も、恐れることなくヘルストーカーに立ち向かう。
ファイヤーバードのEOに攻撃を全て任せ、リニアガンの回避に集中しながらヘルストーカーへの距離を詰める。
「EOとブレードだけで何ができる?血迷ったか!」
コープスペッカーはカロンブライブに罵声を浴びせるが、通信がつながっていないので通じるはずもない。

「不死鳥とやらもここまでだ、落ちろ!」
ファイヤーバードのAPは残り僅かとなり、機体中から火花が散っている。
それでもファイヤーバードは攻めをやめない。
この光景にコープスペッカーは恐怖を感じた。
(この男は死が怖くないのか?)
そんな気の迷いからだろうか、動きの鈍ったヘルストーカーにファイヤーバードのブレードが直撃する。
「ぐぅ・・・!」
だがファイヤーバードの位置はヘルストーカーの正面。
コープスペッカーが即座に発射したリニアガンが回避できるはずもなく、ファイヤーバードに直撃。
ファイヤーバードは爆炎に包まれ、戦闘機能を停止する。

『レイヴン、これより援護攻撃を・・・』
依頼主であるミラージュの爆撃機が援護に到着したようだが、ファイヤーバードの状態を確認して言葉を失ったようだった。
ターゲットのヘルストーカーがすぐ近くにいるのだ。
「・・・どうした?」
カロンブライブは爆撃機のパイロットに応答する。
『レイヴン、すまない。その位置では撃てない!』
「私に構うな、察知される前に撃て!」
『それはできない!』
「何があっても私は死なん!私は不死鳥だ!!」
『だが・・・』
「任務を遂行しろ、何のためにここまできたんだ!」
『・・・了解。恨まないでくれ、レイヴン。』
精密爆撃用のグレネードが爆撃機から発射され、ヘルストーカーに直撃し、爆風でファイヤーバードは吹き飛ばされる。
「爆撃機だと・・・!?」
コープスペッカーが状況を把握し、迎撃体制を整えようとしたときには既に遅かった。
正確な狙いでグレネードが次々と飛来し、瞬く間にヘルストーカーのAPが削り取られる。
「まだ、だ・・・!」
コープスペッカーが最後にそう言ったあと、ヘルストーカーは跡形も残らなかった。

「・・・作戦は成功か?」
ヘルストーカーの消滅を見届け終わったあと、カロンブライブは爆撃機に通信を入れる。
『生きていたのか!?』
「私を誰だと思っている?」
『不死鳥、噂通りだな・・・』
「戦場にいる間は、私は死なんさ。」
『回収部隊を向かわせる。本機は警戒を続ける。』
「ファイヤーバード、了解。」
カロンブライブは回収部隊の到着までファイヤーバードの中で待機する。
「もし敵がまた着たら・・・その時は迷わずまた撃ってくれ。」
『冗談はよしてくれ、もうあんな危険なことはやりたくない。』
「ふ、まあそうだろうな。だが私は不死鳥だ、そう簡単には死なん!」
『わかったよ、不死鳥さん。』
爆撃機のパイロットは少し呆れているようだった。

~Fin~

解説とか
とにかくカロンブライブとアーカイブ強襲の組み合わせでSSが書きたかった。
ヘルストーカーの登場描写もすごい書きたかった。
「不死鳥」と言わせまくったら「ドミナント」を連呼する隊長みたいなキャラになっちゃった。
前座のMT部隊戦はまあ面倒だったんです、描写が。
でも実際のミッションもこんな単純作業の繰り返しだしなぁ。

所要時間は2時間半くらいだったかな?




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