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「今回のミッションは、アイザール・ダムの上空を通過する飛行部隊の進行阻止だ。」
VOLA-VOLANTは依頼内容が書かれた書類を相棒に渡す。
「報酬は安い簡単な仕事だがそれだけ確実な稼ぎになる、というわけだな?」
VOLAの提示した依頼内容を読んだウォーンタン・バスカーはこう返した。
「だが俺のサドゥンドロップは今調整中だ。」
「俺が単機でやるか?」
「いや、俺持ちで代わりの僚機を提供しようと思う。」
「こんな任務にわざわざ?」
バスカーが疑問に思うのも無理はない。
依頼主からの敵戦力予想はたかだか戦闘ヘリ数機だ。
「こんな情勢だ。何があってもおかしくはないだろう?」
「それはそうだが・・・」
「雇われた側も、何が起きても不思議じゃないはずだ。」
バスカーがVOLAの顔を見ると、意味深な含み笑いを浮かべている。
それを見たバスカーはVOLAの考えを察した。
「・・・なるほど、そういうことか。」
「サドゥンドロップの調整が完了次第、俺も出撃する。それまで僚機と仲良くやっててくれ。」
「了解した。それで僚機の候補は?」
「最近活動を始めた無名レイヴンみたいだな。安く雇える以外には具体的な情報は皆無だが。」
「そんなので大丈夫なのか?」
「確認できた情報によればそれなりに好成績で依頼をこなしている。腕は確かなようだ。」
「まあ、俺だけでもどうにかなるか。」
「もしそれならその時は全額お前の物さ、割がいい仕事だろう?」
「まあな。」
VOLAにそう返したバスカーはガレージに向かい、クライストチャーチの出撃準備を開始する。

[メインシステム、戦闘モードを起動します。]
バスカーのクライストチャーチがアイザール・ダムに到着すると同時に、ミッションが開始する。
貯水された上流部から作戦領域に侵入したため、最終防衛ラインである下流部への距離は遠い。
だがレーダーから察するに、まだ敵部隊は作戦領域に到達していない。
バスカーは急いでクライストチャーチをダム下流部へ向かわせる。
下流部に辿り着く前に敵飛行部隊と遭遇。交戦しながらも下流部を目指す。
[ACの接近を確認しました。]
「敵の雇ったレイヴンか!?」
頭部COMからのアラートにバスカーは一瞬警戒する。その間も飛行部隊と交戦する手は休めない。
レーダーを確認すると水の引いたダム下流にACの反応が1機。
信号を確認すると友軍信号だが、機体情報を照会するとVOLAから提供されたものと違う。
機体情報はサウスネイル、遠距離型武装を搭載した軽量逆脚型だ。
「何だ貴様は?友軍信号だが俺が雇った奴じゃないな?」
『まんまと騙されてくれたな、お前が雇った僚機はこの俺さ。』
サウスネイルに搭乗するズベン.L.ゲヌビはバスカーの問いにこう返し、続ける。
『そうとも知らずに・・・おめでたい野郎だ。』
「くっ・・・」
やや想定外の事態に、バスカーは臨戦態勢を整える。
『だが安心しな、すぐ楽させてやるよ!』
ズベンはそう言い放った後、サウスネイルを宙に舞わせ、飛行部隊の迎撃に加わる。
どうやらバスカーを騙し討ちするなどの意図はないようだ。
この状況に動揺しながらもバスカーはズベンのサウスネイルと共闘し、任務を全うする。

[周辺にエネルギー反応なし、敵部隊の全滅を確認しました。]
頭部COMのアナウンスと同時にバスカーは意識を引き締め直し、ズベンへと通信を入れる。
「あの程度の戦力じゃ、お前さんには失礼だったな。」
クライストチャーチのロックオンサイト上にサウスネイルを捉えながら続ける。
「俺となら満足してもらえると思うがね。」
そう告げると同時にバスカーは友軍信号を解除し、即座にオービットと連動垂直ミサイルを発射。
オービットは瞬く間にサウスネイルを包囲し、上空からは垂直ミサイルが迫る。
僚機と仲良く共闘して帰るつもりなど、バスカーにはなかった。
この依頼に釣られたレイヴンに賭けられた賞金を狙う。それがVOLAと立てた本来の計画なのだ。
『やはりそう来るか、予想通りだな。』
それを予期していたズベンは即座にサウスネイルをオービットに衝突させて被害を最小限に抑える。
そして間髪入れずにリニアライフルとスナイパーライフルでクライストチャーチへの反撃を行う。
こんな単純なミッションにわざわざACを雇う意味は薄い。何か裏があると読むのは容易い。
だがそれでも今ここにズベンはいる。なぜか?
単純な話だ。バスカーたちが狙っているように、ズベンもレイヴンに賭けられた賞金が狙いだからだ。
反撃を受けたバスカーは左腕部に装備した小型ハンドガンを連射しながらダム上流部へと後退。
豊富な量の水が蓄えられた上流部では、フロート脚部を装備したクライストチャーチが有利なのだ。
後退が完了すると同時にオービットと垂直ミサイルを織り交ぜてサウスネイルの装甲を削る。
別に今すぐにサウスネイルを撃破する必要はない。
現在ここへ向かっているであろうVOLAのサドゥンドロップと共闘すればいい。
だが、サウスネイルの攻撃によって、着実にクライストチャーチの装甲も削られる。
『どうした?勝ち目がないからって、逃げるなよ。』
そんな挑発をしながら、ズベンはサウスネイルを広大なダム下流部の下層へと降ろす。
わざわざ相手の土俵で勝負する必要もないのだ。
オービットと垂直ミサイルに限定された攻撃を正確に回避しながら、反撃は行わずに弾を温存する。
やがて痺れを切らしたクライストチャーチが下層部へと降りてくる。
平面上でしか自由に動けないフロートに対し、ズベンは逆脚特有のEN効率を生かした空中戦で翻弄。
バスカーは軽量逆脚型の相手はVOLAとの模擬戦で慣れているが、うまく捕捉できない。
その間もサウスネイルの猛攻は続く。
[AP10%、危険です。]
クライストチャーチの装甲が僅かなところへ、中型ミサイルと連動ミサイルのラッシュが降り注ぐ。
「そんな・・・ここまできて・・・」
バスカーがそう漏らすか否か、大量のミサイルが命中したクライストチャーチは爆散する。

「バスカー・・・遅かったか・・・」
ダム下流部へ到着したVOLAが見たのは、クライストチャーチが爆散するまさにその瞬間だった。
「あいつの弔いだ。お前に賭けられた賞金だけでも貰っていくぞ!」
当初の計画とは相手が違うが、敵ACはバスカーの相手をした後だ。
ガレージから出したばかりで弾数も装甲も豊富にあるサドゥンドロップのほうが勝算は大きいはずだ。
そう考えたVOLAは腕部以外の武装をデッドウェイトとなると判断し、即座にパージして軽量化。
サドゥンドロップが得意とする空中から、サウスネイルを両腕のスナイパーライフルで狙い撃つ。
だが空中戦が得意なのはサウスネイルも同じで、武装も遠距離向きなのが共通だ。
ほぼ同じ条件の機体同士の勝負で、一方のみが消耗している。
そんな状況分析から来る油断のせいか、VOLAの回避は疎かで被弾が多く射撃回数も多い。
対するズベンは1つのミスが敗北に繋がるため、回避に重点を置き射撃も正確に当たるもののみを行う。
空中でそのようなダメージレースがどれくらい続いただろうか?
「消耗していないのか?」
サドゥンドロップの弾が次々と無駄になっていく状況に、やや恐怖を感じたVOLAは思わず声を漏らす。
いつの間にか形勢は逆転し、サウスネイルがサドゥンドロップを追い詰める状況となっている。
「残弾数はもうほとんどないはずだ・・・」
VOLAはそう考えながら回避に専念し、サウスネイルの全武装をパージするまでは追い詰めた。
だがそこから先がVOLAの想定外だった。
サウスネイルがクライストチャーチの残骸からハンガー装備のマシンガンをピックアップして装備。
VOLAは正確にサウスネイルをロックオンサイトに捉えながら迎撃するが、サウスネイルは無傷だ。
極限まで軽量化されたサウスネイルはサドゥンドロップのスナイパーライフルの射線を回避し続ける。
回避をしながらもマシンガンを掃射し、サドゥンドロップの装甲を一気に削り取る。
[AP10%、危険です。]
「強すぎる・・・」
装甲が限界を突破したサドゥンドロップは爆散、VOLAも命を落とす。
連戦を終えたズベンは何も言わずにガレージへと帰還していく・・・

~fin~




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