http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/53690/1320334801/2328
私がネットで情報収集をしていると、ある広告が気になった。
[全品非売品!今しか手に入らない限定パーツてんこ盛りACパーツ福袋]
ACパーツで福袋とは新しいな・・・
エネルギーマシンガン"WH10M-SILKY"、ハンドレールガン"YWH16HR-PYTHON"・・・
内容のラインナップを見ると確かに見たことのないパーツばかりだ。
全てが入っているわけではなく福袋1つにパーツ1つのようだが。
さらによく見てみると、贈答用としての受付もしているらしい。
たまには疎遠な娘にプレゼントでもしてみるか。
そう思った私は娘へのメッセージも書き、贈答用にACパーツ福袋を1つ娘宛に届くように注文した。
年が明けて数時間が経過した頃、あたしのガレージに荷物のコンテナが届いた。
差出人はあたしの父。珍しいこともあるものだ。
[レジーナへ。新年おめでとう、これは私からのプレゼントだ。喜んでもらえると嬉しいが・・・]
お年玉のつもりだろうか?
あたしはもうそんな年じゃないんだけどな・・・
そう思いながらもコンテナを開封すると、見たことのないパーツが現れた。
「何これ?」
思わず声が出る。
付属していたカタログを見てみると、どうやらこれは"MWG-HGB/108"というハンドガンらしい。
見たことないけど新製品かな、使ってみよう。
そう思い、あたしは愛機"エキドナ"にこのハンドガンを装備して使ってみる。
・・・。
1トリガーで6連射するハンドガンというのは確かに新しい。
新しいんだけど・・・
動いてるターゲット相手には1発目しか当たらない。
ターゲットの動きに追従せずに、1発目が発射された時点でロックしていた位置に6発全てが向かうのだ。
この弾数ならテストMTを撃破しきれるはずなのに、撃ち切っても1機も撃破できていない。
「何なのこのパーツ!」
あたしはテストを切り上げてすぐに元のグレネードライフルに戻した。
電話が鳴る。
『レジーナだな?そろそろ届いたか?』
この声はお父さんか。
「お父さん?何なの、あのパーツ!」
『早速使ってみたか、どうだったんだ?』
「パージ。」
あたしはその一言に全てを集約した。
『え?』
「あんなパーツ、すぐにパージしたわよ!」
『すぐにパージって、そんな・・・』
お父さんはあたしの反応に驚いているようだ。
「もうあんなパーツ送らないで。次に着たら送り返すわ!」
そう言いながらあたしは電話を叩き切った。
このハンドガン、どうしよう・・・
どこも買い取ってくれそうもないし、ガレージにあっても邪魔だし・・・
お父さんに送り返そうかな・・・
~fin~
私がネットで情報収集をしていると、ある広告が気になった。
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ACパーツで福袋とは新しいな・・・
エネルギーマシンガン"WH10M-SILKY"、ハンドレールガン"YWH16HR-PYTHON"・・・
内容のラインナップを見ると確かに見たことのないパーツばかりだ。
全てが入っているわけではなく福袋1つにパーツ1つのようだが。
さらによく見てみると、贈答用としての受付もしているらしい。
たまには疎遠な娘にプレゼントでもしてみるか。
そう思った私は娘へのメッセージも書き、贈答用にACパーツ福袋を1つ娘宛に届くように注文した。
年が明けて数時間が経過した頃、あたしのガレージに荷物のコンテナが届いた。
差出人はあたしの父。珍しいこともあるものだ。
[レジーナへ。新年おめでとう、これは私からのプレゼントだ。喜んでもらえると嬉しいが・・・]
お年玉のつもりだろうか?
あたしはもうそんな年じゃないんだけどな・・・
そう思いながらもコンテナを開封すると、見たことのないパーツが現れた。
「何これ?」
思わず声が出る。
付属していたカタログを見てみると、どうやらこれは"MWG-HGB/108"というハンドガンらしい。
見たことないけど新製品かな、使ってみよう。
そう思い、あたしは愛機"エキドナ"にこのハンドガンを装備して使ってみる。
・・・。
1トリガーで6連射するハンドガンというのは確かに新しい。
新しいんだけど・・・
動いてるターゲット相手には1発目しか当たらない。
ターゲットの動きに追従せずに、1発目が発射された時点でロックしていた位置に6発全てが向かうのだ。
この弾数ならテストMTを撃破しきれるはずなのに、撃ち切っても1機も撃破できていない。
「何なのこのパーツ!」
あたしはテストを切り上げてすぐに元のグレネードライフルに戻した。
電話が鳴る。
『レジーナだな?そろそろ届いたか?』
この声はお父さんか。
「お父さん?何なの、あのパーツ!」
『早速使ってみたか、どうだったんだ?』
「パージ。」
あたしはその一言に全てを集約した。
『え?』
「あんなパーツ、すぐにパージしたわよ!」
『すぐにパージって、そんな・・・』
お父さんはあたしの反応に驚いているようだ。
「もうあんなパーツ送らないで。次に着たら送り返すわ!」
そう言いながらあたしは電話を叩き切った。
このハンドガン、どうしよう・・・
どこも買い取ってくれそうもないし、ガレージにあっても邪魔だし・・・
お父さんに送り返そうかな・・・
~fin~