公園にて
ノートパソコンを弄る覇気のない男が一人たたずんでいた

れいヴん「はあ……エンブレム作るのって結構疲れるなぁ。かれこれ三日目だよぅ」ピコピコ
悪ガキ「あー!!れいヴんのにーちゃんだー!!」
れいヴん「げっ!お前は近所の悪ガキ!こらあっち行け!今忙しいんだよ!」
悪ガキ「公園でパソコン使って遊んでるだけじゃ~ん。何してんの?」
れいヴん「これも仕事の一部なんだって、あ、コラ」
悪ガキ「な~んだ。絵書いてるだけじゃん。しかもなんかよくわかんないし。俺の方が上手いな!」
れいヴん「ええいやかましい!大事な仕事だと言ってるだろ!もうすぐアリーナに行かなきゃならないし……って、あ!」
悪ガキ「も~らいっと。俺これ使い方知ってるぜ。とーちゃんが使ってたの見たことあるもん」
れいヴん「コラ返せ!!大事なモノなんだってば!!」
悪ガキ「センスないなぁれいヴんのにーちゃん。俺ならここをこうして……こっちはこの色にするだろ。あと……
れいヴん「あー!!!コラコラ!ダメだってば!!わかった!!ジュースとお菓子買ってやるから!!」
 『PPPPPPPPP』
れいヴん「あ、やべ。オペから電話だ」
オペ子「れいヴん今どこにいるの!?もうすぐアリーナ参加の時間よ!!早くガレージに帰って!!」
れいヴん「ごめんなさいごめんなさいすぐ戻りますごめんなさい」
悪ガキ「こっちはこう……で、ここはもう少し尖ってた方がカッコいいな!」
れいヴん「コラー!!仕事の時間だって言ってるだろ!!早く返せ!!!」
悪ガキ「ゲッやべ、マジで切れてる。わかったって、ホラ。完成したから」
れいヴん「お前なに勝手に……(後で戻せるだろうな……仮保存とかしてあるし……とにかく急ごう)」
悪ガキ「だーいじょぶだって!!俺かーちゃんに『絵上手いねー』って言われたことあるし!」
れいヴん「ええいもういい!!あとで覚えてろよ!!」
タッタッタッ

ガレージ

ガチャ
オペ子「れいヴん!!」
れいヴん「ごめんなさいごめんなさい」
オペ子「説教は後よ!!とにかく早く行く!!」
れいヴん「はいごめんなさいすぐ行きます」
オペ子「全く……ん?これは……ああ、エンブレムの手直しがしたいとか言ってたわね。早く持って行かなくちゃ」

アリーナ

れいヴん「ハァハァ……間に合った……」
対戦相手「久しぶりの対戦ね……って、随分息が上がってるじゃないか。そんな状態で、この私に勝てるのかしら」
れいヴん「ええいやかましい!ソレとコレとは別だッ!覚悟しやがれよぅ」
対戦相手「あら……?あなたのエンブレムってそんなのだったかしら?随分変わったわね」
れいヴん「え??……あ!!あのまま登録されちゃってるの!?なんでこんなことだけ仕事早いんだよ!!」
対戦相手「いいエンブレムね……」
れいヴん「え?」
対戦相手「芸術的だわ。不覚にも少し……感動した、と言ってるの」
れいヴん「え」
対戦相手「いつの間にこんな……それにしてもスゴイわね。心を奪われるというか……見惚れてしまう///」
れいヴん「え?え?」

後日
れいヴん「ん?メールが大量に……?なんだコレ」

「さすが、僕がライバルと認めただけのことはある」「感動したよ」
「やるじゃねえか」「なかなかやるな」「大した実力だ。それは私が保障しよう」「素晴らしいエンブレムだった」
「なかなかの腕だな」「いい腕だ……」「アークにまだ、こんな奴がいたのか?」「じょ、冗談じゃ……」
「やるじゃない」「運命か……///」「素晴らしい」「俺よりカッコイイからと言っていい気になるな」「やりおるわ……」
「これなら……これならあるいは……」「これが……選ばれたものの……!」

この後に、最強のエンブレムを持ち、見るもの全てを魅了し感動させることで、
敵の行動を鈍らせるという全く新しい戦闘スタイルのレイヴンが、アリーナを駆け抜けたという……





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