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「やろう…、どっちにしろ俺たちを見逃してくれるような雰囲気じゃない。」

「エクレール、お前はどうだ?」
「…やりましょう。校舎に逃げ遅れてる人がまだいるかもしれない。
 後悔はしたくないから…」

「モヒカン、お前はどうする?強制はしないぞ。」
「くっそ~、やってやろうじゃねーか!ヒャッハ…」
神威の語尾がいつもより弱々しい。ブルってるのか?

「決まりだな。向こうが先手を打ってくる前に仕掛けるぞ。
 各機の現在地から判断して、敵正面には私が突っ込む。
 エクレールは背後から、モヒカンは左――」
「残った俺は右からか…」

「絶対に躊躇するなよ。タイミングが合わなかったらいい餌食だ。
 第一目標は奴の両腕、バズーカとブレードを封じる。
 第二目標は背中のミサイルとロケット。覚悟はいいか?」

「ええ。」
「ヒャッハ…」
「オーケー。」
躊躇するな…簡単に言ってくれるじゃないか。

「3カウントで突っ込むぞ。」
こうなったら腹をくくるしかない。恐怖心は捨てろ。
でないと成功する作戦も成功しなくなる。

「3」

落ち着け、落ち着け、落ち着け…

「2」

呼吸を整えるんだ…

「1」

ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン…

「GO」

ジナイーダさんの合図で各機一斉に襲撃者目掛けて突進する。
四方からの同時侵攻、襲撃者にとっては一番やっかいな展開だろう。

だが向こうも馬鹿じゃない、すぐに迎撃を始めた。
正面のジナイーダさんに攻撃が集中する。
相手に向かって直進しながら攻撃を掻い潜っている様は流石としか言いようが無い。

ジナイーダさんを厄介な相手だと判断したのだろう。
砲身が別の標的に向けられる。俺だった…

バズーカ、ロケット、ミサイルの雨が一斉に降り注ぐ。
被弾は免れない。こんなのをジナイーダさんは避けてたのか?

右腕部破損

左碗部破損

コアを庇っていた為に被弾は腕部に集中。
俺の乗機-03は両腕を失いダルマ状態。
こうなったら体当たりでACの質量をぶつけるしかない。

半ば玉砕を覚悟し無防備になったコア目掛けて、本命のバズーカが放たれる。
「しまった…」
直撃コース?!

大口径の弾がスローモーションで見える。
だが避けられない。
はっきり見えているのに…避けられない…

あれ?なんだこれ?
小さい頃の俺が父さんに肩車してもらってるのが見える。
今度は母さんが作った料理をみんなで美味しそうに食べてる場面だ。

過去の映像がフラッシュバックして次々となだれ込んでくる。
これが走馬灯ってやつか?
俺…死ぬのかな…

まあいいさ、俺が撃たれている間に3人は距離を詰める事が出来る。
後はなんとかしてくれるだろう…役目は果たしたはずだ。

セレン姉さん…ベアトリス…アイビス…
ごめん、先に父さんたちの所に行くことになりそう…

撃ち込まれた砲弾は狙い違わず、正確にコックピットごと俺を潰した。


-END-





★隊長とトロットの説教部屋★

隊長「何を爽やかに死んでいる。」
トロット「潔すぎて、ちょっとイラッときましたね、隊長。」

隊長「お前が死んだらこのSSが終わってしまうだろうが…」
トロット「そうだ!そうだ!」

隊長「主人公たる自覚が足りんな。」
トロット「全くです。」

トロット「それにしても…洋平君、エクレール、神威と3人いて
     次の標的にされる確率は1/3なのに見事に狙われちゃいましたね。」

隊長「思い出してみろ、トロット。ACでは僚機がいたり三つ巴戦になっても
   何故か狙われやすいのはプレイヤーだろう?」

トロット「言われてみれば確かに…」
隊長「まあ、そういうことだ。」

トロット「どうやったらこの窮地を切り抜けられるんでしょうね、隊長。」
???「坊主、あれを使うんじゃ!必殺のあれを…」

隊長「―――だそうだ。さあ、戻ってやり直せ。」




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