「職員の中にそんな人がいるなんて、一体どうなってるんですか!」
熱くなってテーブルを思い切り叩いてしまった。
熱くなってテーブルを思い切り叩いてしまった。
ガシャン
衝撃でテーブルの上に飾られていた壷が落ちて割れた。
やっちまったよ…
「すいません、つい熱くなってしまって、壷は弁償します。」
やっちまったよ…
「すいません、つい熱くなってしまって、壷は弁償します。」
「君は何という事を…」
部屋の空気が変わった。
部屋の空気が変わった。
「この壷にどれほど価値があるのか分かっているのかね?」
学園長が凄い形相で睨んでくる。
さっきまでとはまるで別人だ。
学園長が凄い形相で睨んでくる。
さっきまでとはまるで別人だ。
「やっぱり高いんですよね…?」
「君ごときが弁償できる代物ではない。
仕方がないなので、体で払ってもらいましょう。」
ええ、どういう事だ?
「君ごときが弁償できる代物ではない。
仕方がないなので、体で払ってもらいましょう。」
ええ、どういう事だ?
「連れ行きなさい。」
学園長が言った瞬間、何処からともなく黒服の男たちが現れて、俺を取り押さえた。
学園長が言った瞬間、何処からともなく黒服の男たちが現れて、俺を取り押さえた。
「うわ、何をする止めろ!」
暴れながらウィン・D先生に助けを求めたが
ただ見ているだけで助けてくそうな気配は微塵もない。
どうして…
暴れながらウィン・D先生に助けを求めたが
ただ見ているだけで助けてくそうな気配は微塵もない。
どうして…
俺は口と鼻を布で塞がれて意識を失った。
★その19
目が覚めると、手術台の上に縛り付けられていた…
-END-
★隊長とトロットの説教部屋★
隊長「これが今度の実験体か。」
トロット「はい、資料では元学生だとか。」
トロット「はい、資料では元学生だとか。」
隊長「なるほど、例のルートからか。」
トロット「負債は相当な額だったそうですよ。」
トロット「負債は相当な額だったそうですよ。」
隊長「夢敗れたりか。フッ、だがこの実験で生まれ変わるさ。」
トロット「生きていれば、ですが。」
隊長「ま、そういうことだな。では始めよう。」
トロット「生きていれば、ですが。」
隊長「ま、そういうことだな。では始めよう。」
トロット「ノリで続けちゃいましたけど、コレはどういう事なんですか?隊長。」
隊長「簡単に言うと弁償の代わりに売り飛ばされて、人体実験の被験者にされる。」
隊長「簡単に言うと弁償の代わりに売り飛ばされて、人体実験の被験者にされる。」
隊長「元ネタを知りたければ、初代か2で50,000c以上借金をしてみろ。」
トロット「なるほど、メモメモ…」
トロット「なるほど、メモメモ…」
隊長「ちなみに名前を奪われたり、記憶を消されたり、喋り方が片言になってる可能性が高い。」
トロット「洋平君が片言になって帰ってきたら、セレンさんとベアトリスちゃん驚くだろうな…」
トロット「洋平君が片言になって帰ってきたら、セレンさんとベアトリスちゃん驚くだろうな…」
隊長「自業自得だ。そもそも家に帰れるのかすら分からん。」
トロット「学園は危険がいっぱいですね、隊長。」
トロット「学園は危険がいっぱいですね、隊長。」
隊長「迂闊な行動は慎めというのが今回の教訓だ。」
トロット「勉強になりますね、隊長。」
トロット「勉強になりますね、隊長。」
隊長「さあ戻れ、今度は壷を割るなよ。」