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ソロイストはクラフツパーソンのガレージを訪れていた
クラフツパーソンはいつも機体の整備に余念がなく、訪れる度にいつも鉄と油の匂いを纏わせている
「ああ、来たか、おかえり」
クラフツパーソンは俺が来る度に何故だか「おかえり」という表現をする
俺の家はここではないし、彼もそれをわかってはいるとは思うのだが、その表現が変わる事はない

ソロイストにとってクラフツパーソンは唯一信用出来る同業者だった
かつて僚機に裏切られ生死の境をさまよったソロイストは、もう同業者の事を全く信じる事が出来なくなっていたが
当時MT乗りでよく僚機として組んでいたクラフツパーソンにはまだ微かな信頼の情が残っていた
レイヴンになったクラフツパーソンをソロイストは最初警戒してはいたのだが
かつてと全く変わらないクラフツパーソンの態度を見て、今では唯一頼れる存在と言った感じになっている

ソロイストは黙ったまま辺りの座れる所に座りこむと、クラフツパーソンを見つめこう始めた
「お前最近頻繁に僚機をやってるらしいな、しかも最近驚異的な成果を上げてるあいつに」

管理者を破壊し地上に進出した人類は、サイレントライン付近で様々な問題に出会う事になる
それを片っ端から解決していった新米レイヴンが存在した
クラフツパーソンは、そのレイヴンの僚機を頻繁に引き受けているのだ

「あぁ、なかなか腕の立つ奴でね、将来がとても楽しみな奴だ」
「そんな事は聞いてない、俺はお前が心配なんだ、レイヴンなんて裏切られるのが当たり前な存在じゃないか
それなのにお前は積極的に僚機なんて曖昧な物を請け負う
とにかく俺は心配なんだよ、裏切られはしなくとも、僚機なんて使い捨てられても文句は言えないんだ」
ソロイストは見るからに不機嫌そうだった

「私は好きで僚機という物をやらせてもらっている
僚機と言っても、何も完全に人に合わせて付き合ってやる訳じゃない
ただお互い自分のペースを出し切るだけの事だ
そこに妥協や強要は存在しない」
「なら尚更わざわざ僚機を組む必要なんて無いじゃないか、クラフツパーソン」
ソロイストはますます不機嫌そうだった

「君は自分が自分一人だけで存在していると思うかい
私はね、人と関係する事こそが、自分を確認する術の一つだと思っているんだよ
私は確固たる自分という物を持ちたい、その為にはどうしても他人と関係する必要があると思うんだ」
ソロイストは物言いたげな表情をしているが、構わずクラフツパーソンは続ける
「例えば、自分の姿を正確に把握するには鏡という物が必要だ
だがもし鏡という物が無かったら、水面から何から、自らを映し出す物が何もかも無くなってしまったら、人はどうやって自分の姿を確認したと思う?
それは私が思うに、他人に見られる事から来る反応を総括して、自分の姿を想像するしか無いと思う
なら今度は、自分の存在という物を確認するにはどうすれば良い?
自分の存在そのものを明確に映してくれる鏡はどうやらまだ発明されていないらしい
それなら私は原始的な方法で自分の存在を確認するしか無い
即ち、他人の反応を元に推測するんだ、自分がここに居ると
だから私は逆にこうとさえ思っている、他人に確認された時点で、初めて自分という存在が生まれるんだと」

話が切れた所でソロイストは割って入る
「俺はお前のいう他人なんて物を信じない、俺が持っているのは俺一人分の記憶だけからな
他人一人一人が記憶を持って思考する存在かどうかすら俺にはわからない
本当は思考しているふりをするように振る舞うロボットなのかもしれない
まして俺は、自分自身すら思考する存在かどうかわからない
ただ確かなのは、今俺が映画のような記憶のフィルムを体感しているという事だけだ

確かに俺は今何かを考える事が出来る、だがそれすらも、この記憶のフィルムの内容通りの変化でしか無いのかもしれない
俺は過去の記憶を持っている、だがこれも今現在体感しているフィルムに添え書きされただけの物かもしれない
次の瞬間にはまた別の過去の記憶を持ったフィルムを体感しているかもしれない」
ソロイストはここで少し息をついた
「ただ確かなのは、俺が今何かを感じているという事だけだ
それが真実かどうかとか、それが幻覚かどうかなんて、俺には大した問題じゃない
ただ今俺が感じている物が全てで、それ以外の物が何かかなんて俺にはわからない
つまり、自分という存在の如何なんてどうでもいい物なのさ」

クラフツパーソンはこう返す
「誰もが最初はただ一人の孤独な観測者だったかもしれない
だがいつまでもそこに固執し続けていては何も楽しい事はやってこないんじゃないかなぁ
長い間同じ記憶を体感し続ける事で、ある程度の法則めいた物を推測し想像する事が出来る
例えば、自分の過去の記憶だって、現在の体感の連続を過去の記憶と照会すれば、ある程度信頼性を持てる
自分自身が思考しているかどうかだって、思考している記憶の連続を思考そのものと定義してしまえば良い
そして、他人だって自分と同じように記憶を持って思考している存在のように感じ取る事が出来るようになるだろう
全てを疑う事はとても容易だ、だが時には、偽りを恐れずにそこに不確定で大胆な杭を打ち込まなければならない
それがより良く生きる為の知恵、道徳という物だと思うよ
その上で私は他人からの反応で自分の存在を確認しようと思うんだ
自分を大切にしたかったら、まず自分を知る必要がある筈
この為に他人という観測目標は必要不可欠だと思うよ」

ソロイストは少し考えてからこう言った
「もしお前の言うとおりだとしても、俺は他人になんか価値観の基準を渡したりしないよ
もし仮に俺が他人から影響を受けたとしたら、その他人という物もその瞬間は俺なんだ
俺という物に影響を与え俺という物の存在に関与した物はすべからく俺なんだ
だってそうだろう?
俺という存在を規定する物は俺の記憶しかない
この記憶を体感している俺と、その記憶に描かれた他人という物、そこには一体どんな差異があると言うんだ
何の予備知識も無く一つのフィルムを見始めた人間と、そのフィルムの内容、その二つは非常に似通っていても不思議じゃない
だから俺は時々思うんだ、俺が感じ取る事のできる物は、全て俺そのものなんだってね
そこに他人というあやふやな境界線を引く事すら俺は危ぶむよ
だって今お前と話してる俺も、俺と話してるお前も、俺という共同作の一部なのだから
他人の反応を見て自分を判断するなどもってのほかだよ、クラフツパーソン
自分を見るには鏡なんて要らないのさ、見ている物が自分なんだ」

クラフツパーソンは反論する
「そら、君は他人も自分の一部と言っただろう
それなら私と考え方は同じじゃないか
他人という物に、私という存在の欠片を求めている
そして、私という存在を確認する為に、私は他人を見るんだよ」

ソロイストは少しニヤニヤとしながらこう付け加えた
「俺とお前の考え方の決定的な違いは何だと思う?
それはね、お前には自分に対する畏怖の念が無いんだよ
積極的に自分を知り、自分を求め、自分を確立しようとする
だが自分という物がもっと朧気で狂気に満ちた存在だったとしたらどうする?
一生かかってもとても知り得ない程遠大で崇高な物だったらどうする?
正直に言おう、俺は自分を知るのが怖いんだ
知ってしまう事で、俺の記憶というフィルムがとても陳腐で価値のない紙屑になるのが怖いんだ
先の知れた映画ほどつまらないものはないよ、そうは思わないか、クラフツパーソン
俺はせめて、偶然誰かによって投げ与えられたこの鑑賞期限の間くらい、楽しく過ごしたいのさ」

クラフツパーソンは陰気な顔をしながら答える
「お前にも人生を楽しもうという気があったのは驚きだよ、ソロイスト
それならもっと、楽しめる方法があると思うんだ
道徳には正しさや確実性など必要無いんだよ、必要なのはこの限られた時間を楽しく過ごす為の工夫さ
そこに真実なんて物は場違いと嘲笑されるべき存在なのさ
確かに私は他人から自分という存在を見つけようとしている
だがそれは決して真実を探求する為じゃない
自分をより楽しむ為さ
他人という自分の欠片を探すうちに、時には都合の悪い真実という物も見つかるだろう
だがそんな物は、少しの苦痛と共に無かった事にしてしまえば良いのさ
特に大切なのは、確固たる私という存在を疑わない事だ
そこを疑い始めると、ソロイスト、お前のように不幸な面構えをした幸福の探求者が出来上がる
繰り返すが、これは真実じゃない、道徳なんだよ」

ソロイストは突然こらえきれない感じにごく自然に笑い出した
その笑いは、どこにも誰かを非難するような素振りが無く、屈託のない笑いだった

「確かにお前は俺より幸福で賢く生きているかもしれないよ、クラフツパーソン
でも俺には貧しい物のプライドという物があるんだ
貧しい人間がふと見つけた色ガラスの欠片のような真実、これは貧しい人間には耐え難い程の魅力を持つ宝物なんだ
そして、貧しいが故に、その小汚い色ガラスの欠片を手放そうとはしない
時には、大切な食料さえも我慢して色ガラスを眺めている
そのくらい、俺が感じ取った俺にとっての真実という物は、貴く美しい物なんだよ

お前は俺にお前の幸せの為のお前の道徳を勧めてくるが、俺には俺の道徳という物がある
俺の道徳の書の一ページ目にはこう書いてあるんだ
自分にとっての真実を求めよ、とね」
そしてソロイストは笑った、クラフツパーソンもつられて笑い出した
気がつくと二人で大笑いしていた、とても楽しかった

笑い収まるとクラフツパーソンは話し始める
「お前はやはり不幸で愚かだ、だが、お前は輝いているかもしれないな
お前という私、だったか
ならお前は、私の中の真実を、無くさずに大切に持っていてくれ
いつか私が、真実を見失った時に」

それから幾日かが経った
ミラージュが衛星砲をリンクさせた事をきっかけに、各地のAI操作の部隊が暴走を始め、世界は混乱に包まれる
その混乱をまたも収めていったのが、クラフツパーソンが僚機を組んだあの新米レイヴンだった

その後、企業は団結し、グローバルコーテックスにサイレントラインの本格調査を依頼する
その依頼は、瞬く間にグローバルコーテックスに所属する大多数のレイヴンに伝えられる事となった
当然、クラフツパーソンの元にも、この依頼のメールが入っていた

クラフツパーソンはこれを即受諾する
これは僚機などという小さな作戦ではない、多数のレイヴンによる大規模なチームプレイだ
クラフツパーソンにとって、拒否する理由は特に無かった

「マスターピース、投下」
クラフツパーソンの機体、マスターピースがサイレントラインの不明施設に降下されていく
マスターピースはエネルギースナイパーライフルとトリプルミサイル、デコイにエクステンションEN追加装甲、ブレードに実弾EOを装備した軽めの重量二脚タイプだ
命中率と火力を併せ持つ代わりに、極めて総火力の乏しいエネルギースナイパーライフルを
瞬間火力と総火力の豊富なトリプルミサイルで援護するバランス型の機体である
継戦能力を考慮してブレードを装備しているが、機動性を確保したこの機体にとってブレードは飾りでは無かった

投下された地点から施設に侵入するマスターピース
しかし、クラフツパーソンはこの施設に違和感を覚えていた
辺りは幾枚もの隔壁に遮られた小部屋が延々と連なり、そのどの部屋にも厳重な警備の跡があった
だが、あったのは跡だけだった

凄まじい貫通力を持つ弾で撃ち落とされたであろう浮遊小型MT
高出力エネルギーキャノンの接射を被弾して装甲が融解しかかっている上級MT
全てが駆逐し尽くされた後だった

唖然とするクラフツパーソンだが、冷静にオペレーターに状況を伝える
「マスターピース、この区画はクリアした、次の区画に向かう」
MTの残骸の山をブーストで避けながら次々に区画を踏破するマスターピース
どう考えても、誰かに先回りされた後のようだった
サイレントラインの防衛戦力を撃破していっている所を見ると、この作戦と同じ目的を持つ者の仕業かとも思ったが
この作戦に参加したメンバーはそれぞれが分担された区画を担当する筈だった
だとすれば、先行している何かは、わざわざこの作戦に参加しなかった何か、となる
友好的な相手かどうかは、少々疑問符の残る状況だった

マスターピースはついに最終区画に辿り着く
この作戦の目的はこの最終区画の発電施設を破壊し、この施設全体の防衛機能を無力化する事
だとしたらこの先には、最も強力な防衛戦力が存在している可能性がある
万全な状態のマスターピースは、エネルギースナイパーライフルを構えると、最終区画への扉を開いた

「やぁ、来ると思ったよ、もっとも、俺が来るように誘導したんだがね」

ソロイストだった
ソロイストのAC、ボブキャットの隣には、滅茶苦茶に破壊しつくされた未確認機体が転がっていた
おそらく少し前にサイレントライン付近の施設を無差別に襲っていた、サイレントラインから来た無人ACだろう

「やぁ、ソロイスト、何故ここに居るんだい?」
嫌な予感しかしていなかったが、あくまで平静を装いながらクラフツパーソンは聞いた
「お前が忘れてそうな真実、それを持ってきてやったのさ」
「私が、忘れた、真実?」
「そうさ、真実さ
俺はお前が羨ましくて羨ましくてたまらなかったんだよ」
「羨ましい?私の一体何が羨ましい?」
「わからないかなぁ、俺はお前みたいに楽しく生きたかった、ただそれだけなんだよ
俺はお前の一部で、お前の存在の欠片を持っている
そして時には、それが都合の悪い真実かもしれない
そういう時お前はどうするんだ?
少しの苦痛と共に無かった事にするのか?」

「待てよソロイスト、私とお前の間に都合の悪い真実なんて…」
「ある、あるさ
お前が少しの痛みと共に忘れ去った真実、それを俺は忘れる事が出来なかった
だから俺はお前の一部として、お前の存在の欠片の一つとしてお前に真実を伝えなければならない」
そう言うと、ソロイストはクラフツパーソンが入ってきた入り口とは別の隔壁に向けて、レーザーキャノンを発射した
融解し崩れ落ちる隔壁の先には、あの新米レイヴンが立っていた
「俺だって本当はお前と一緒に僚機を組んで戦いたかった
でも仕方ない、俺はお前を信じる事が出来なかったのだから
傷、特に心の傷は、いくら他人に励まされても治らない
発端はどんな軽い事でも、聞いたらあまりの滑稽さに笑い転げるような事でも
一度出来てしまった傷という物は出来てしまったらなかなか治らない
それは、本当に仕方の無かった事だ
俺はその真実を受け入れた、受け入れた筈だった
だがその時、俺にとっては耐え難い程大きな、気色の悪い新たな真実が生まれてしまったんだ」

ソロイストは新米レイヴンを誘うようにロックオンし、新米レイヴンの機体のロックオンアラートを鳴らす
「嫉妬、だよ
俺はあいつが憎かった、お前といとも簡単に僚機を組めるあいつが憎かった
最初は本当に小さな感情だった、だがそれは時と共に肥大化し、俺にとっての真実にまで成長した
そうだ、俺は嫉妬なんてつまらない感情に喰い尽くされたんだ」
新米レイヴンはソロイストを警戒するように歩き出した
「やはりお前の忠告を聞いておくべきだったかな
俺は結局真実の探求者でも何でも無かった
ただのやせがまんの得意な狂人だったんだ
もう俺はこんな記憶の結末に興味はない
結末のわかりきった映画など、陳腐で価値のない紙屑に過ぎない
今関心があるのは、あいつの生死のみだ
さぁ、お前はどうする、クラフツパーソン
俺というお前の中の真実の残りカスを、お前はどう受け止めるんだ!」
そう言うと、ソロイストは肉食獣のように新米レイヴンに襲いかかった

ソロイストの機体、ボブキャットは、逆関節機体の両腕にスナイパーライフルを装備し、背中に六連装ミサイルとレーザーキャノンを装備した隙のない機体だ
対して新米レイヴンの機体は、中量二脚の右腕にライフルを装備し、背中にオービットとマルチミサイル、左腕にブレードを装備した汎用的な機体だった

ボブキャットは六連装ミサイルを放ちながら新米レイヴンに接近する
新米レイヴンは同時にオービットを射出し、すぐさま右腕のライフルを構え迎撃の態勢を取る
ボブキャットは高火力なレーザーキャノンと左手のスナイパーライフルを構え、命中率と火力の高い構成で新米レイヴンを強襲する
新米レイヴンはそのまま引き撃ちの態勢に入った
追うボブキャット、逃げる新米レイヴン
火力では勝っていたボブキャットだったが、新米レイヴンの巧妙な引きのせいか競り合いは新米レイヴンの優勢に見えた

途端にボブキャットは両腕のスナイパーライフルを構えると、一気に後退を始めた
新米レイヴンはオービットを選択し、まずボブキャットの周囲にオービットを配置する

オービットを回避しながら距離を取り続けるボブキャット、スナイパーライフルでの遠距離戦に持ち込もうとしているのは明白だった
新米レイヴンはマルチミサイルを選択し、追撃をかけようと試みる
マルチミサイルは分裂して相手に迫る為逃げる相手には非常に当たりやすい、そこを突いた、筈だった
ボブキャットはそれを待っていたかのようにレーザーキャノンを構えてオーバードブーストを発動させた

オーバードブーストでも新米レイヴンの至近距離へ到達するのには多少時間があった、しかし、新米レイヴンは一撃で相手を押し戻せるような武装を持っていない
新米レイヴンは右腕のライフルを構え、必死に迎撃する
しかし、既にボブキャットのレーザーキャノンは必中距離に入っていた

レーザーキャノンが発射され、勝負が決する、筈だった
が、ボブキャットが構えていた筈のレーザーキャノンは、エネルギースナイパーライフルによって一撃で破壊されてしまっていた

その隙に新米レイヴンは左腕のブレードで飛んできたボブキャットを切りつける
慣性のままボブキャットは隔壁に突っ込み、そのまま崩れ落ちた

ブレードを振り切った新米レイヴンは、マスターピースの方に向き直る
エネルギースナイパーライフルの一撃で、新米レイヴンの援護をしたのは誰が見ても明白だった
しかし、マスターピースはボロボロになった新米レイヴンのコアにエネルギースナイパーライフルの狙いを付け始める
「お前は私で、私はお前だ、わかるかい」
新米レイヴンが返事をするより早く、マスターピースはエネルギースナイパーライフルを発射した
崩れ落ちる新米レイヴンの機体

「こちらマスターピース、最深部にて無人ACと交戦、レイヴン二人が命を落としたが、作戦は成功だ、これより帰還する」
そう言うと、クラフツパーソンは機体を通常モードへ切り替えた

「確かにお前は私にとって都合の悪い真実だったよ、ソロイスト」
クラフツパーソンは泣きそうな声で独り呟く
「だが私は私なんだ、それだけは守らなければならない

だからお前の事は、少しの痛みと共に忘れる事にしよう

そう、ほんの少しの痛みと共に…」
クラフツパーソンの目から涙が流れ落ちる事は無かった




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