「魔法少女マジカルパルヴァ」

-パルヴァライザー

一切の正体が不明の存在…
分かっていることはあまりに少ない、目的が何なのかさえ…
噂では、戦闘によって姿を変えているという…

「くそ…何て奴だ。」
月夜の砂漠に二つの影が踊る。
片方はAC、アライアンス所属の機体バリオス・クサントスだ。
そして、もう一つの影。
ACに似て非なる姿、パルヴァライザーだ。
「オワ…リダ…」
今のパルヴァライザーは二脚だ、これが基本形なのだろうか。

パルヴァライザーのブレードからエネルギー弾が放たれる。
ガァンッ
「頭部をやられた!?
まずいな…撤退する。」
トロット・S・スパーは壊れる寸前のバリオス・クサントスで砂漠の彼方へ消えていった。

そして…
バシュッ
パルヴァライザーの姿がACの武器をパージした時のような音を立てて消えた。
その場所には…

パルヴァライザー(以下パ)「もーっ、このアーマー何とかして欲しいよ。」
手に杖を持った女の子が立って…いや、浮いていた。その子は誰かに話しかけているようだ。
インターネサイン「どうかしたの、パルヴァ?」
杖がしゃべる、どうやらパルヴァと呼ばれた女の子は手に持っている杖に話しているようだ。
パ「うまく音声がでないから、あれじゃあ怖がらせちゃうんじゃ…」
インターネサイン「しかたがないよ、パルヴァライザーは基本的に戦うためにできてるから、話す機能は最低限しかないんだ。」
パ「そうだけど…」

インターネサイン「僕の本体を守ってもらうにはこれしか方法がなかったんだ。ごめんね。」
パ「別にいいよ、でもレイヴンさんがかわいそう。」
インターネサイン「そうだね…、できれば僕も戦いたくないんだけど。」
パ「早く帰ろう?ター君。」
インターネサイン「その呼び方はやめてっていつも言ってるのに…」
パ「かわいいと思うんだけどな。インターネサインのターをとってター君、ダメかなぁ?」
インターネサイン(以下タ)「うーん…そうだ、パルヴァ。パルヴァライザーのアーマーは魔法で作ってるんだけど、悪用しちゃダメだよ?」

パ「何度も言わなくてもわかってるよ~、世界を守るために使うんでしょ?」
タ「うん、じゃあ帰ろっか?。」
こうしてパルヴァライザーと呼ばれる女の子とインターネサインと呼ばれる杖は闇夜の中に溶けていった。

-翌日
タ「またインターネサインを狙うレイヴンが現れたよ。」
パ「今度はどんな人なの?」
タ「バーテックスのンジャムジって人だよ。」
パ「なんでインターネサインを狙うのかな…」
タ「多分、力が欲しいとかそんな所じゃないかな。」パ「そうなのかな…、そんな事のためにインターネサインは渡せないね…じゃあいくよ。『変身!!タンクモード』」
パルヴァの体を虹色の光が包む。
-まあ服とか破れるああいう変身という感じで-
パ「タンクモード完成♪」
タ「じゃあ急ぐよ、早くACの所に行かないと。」
パ「うんっ。」

ンジャムジ(以下ン)「ジャック…こんな所に呼び出して何をする気だ…」
ンジャムジはサークシティー近郊の開けた場所にいた。
そこにパルヴァライザーが到着する。
パ「あなたね、インターネサインを狙う悪いレイヴンさんは。」
ン「パルヴァ…ライザー?」
パ「そんな悪い子にはおしおきなんだからねっ…えーいっ!マジカルビームっ!!」
バシュッ
パルヴァライザーはンジャムジの方に向けてレーザーを放った。

ン「敵なら倒す。」
ガガガガッ
ンジャムジはウコンゴ・ワ・ペポを左に加速して軽く避け、両腕のマシンガンをパルヴァライザーに向けて放つ。
パ「効かないよ!」
しかし、タンク型なせいか周囲を旋回されて攻撃がほとんどあたらない。
次第にAP(?)が減ってきた。

パ「ター君、どうしよう…。このままじゃ私…」
タ「まって、対処してるから!」
ガガガッ
パ「ター君早くっ!このままじゃ壊されちゃうよぉ…」ン「とどめだ。」
ンジャムジは左肩に搭載されたミサイルを放つ。
パ「こんなので…終わりなの…?」
パルヴァライザーにミサイルが迫る。
ズドドドドドッ
パルヴァライザーの姿は爆炎に包まれた。

ン「やったか?」
煙が晴れた後にパルヴァライザーは立っていた。
タ「ふぅ、間に合った…。4脚型を作って新しく装着したよ。」
パ「ター君のバカァ…とっても怖かったんだからね…」
パルヴァの目には涙が溜まっていた。
タ「ごめんごめん。これなら多分勝てるよ、ここから反撃だ。」
パ「うん、いくよっ。」
早さを増してンジャムジを捉えられるようになり、形勢はさっきとは逆になった。

ン「強い…このままでは…」ンジャムジのACもさっきまでの戦闘でダメージがなかった訳ではない。
もう機体は限界だった。
ン「お前に…今ここで負ける訳にはいかない…」
ンジャムジはもうボロボロの機体でパルヴァライザーにダメージを与えていく。
パ「私も…負けられない。マジカルソード!!」
腕のブレードをウコンゴ・ワ・ペポに突き刺す。
パ「早く逃げて下さい!その機体は爆発します!!」
届かないことは分かっていた、でも一人でも死なせたくなかった。

ン「…せめて、お前を道づれに。」
ンジャムジは動きを取れないようにパルヴァライザーを押さえた。
パ「動けないっ!?」
ン「ジャック…もう会えそうにな…」
???「そうか…それは残念だ。」
ズガンッ
ン「どうして…」
パ「そんな…」
ガァンッ
ンジャムジのACウコンゴ・ワ・ペポは爆散した。
『後ろから撃たれて。』
ジャック・O(以下ジ)「使えん奴だ…だが、おかげでパルヴァライザーを破壊できる。」

ジャックはさらに数発KRSWを撃ち込む。
パ「きゃあああぁぁぁ!!」
パルヴァライザーの装甲をKRSWが溶かす。
ジ「体勢さえ立て直させなければ。」
絶え間なくKRSWがパルヴァライザーを焼いていく。
パ「あぐっ…ううっ…」
パルヴァの意識は次第に薄れていった…
ジ「これでとどめだ。」
フォックスアイがとどめをさそうとKRSWを構える。

-その時
ガシャガシャガシャッ
パルヴァライザーが変形し、フロート型ACのようになりその場から逃げていった。
ジ「ふん、逃がしたか…。だが、これでインターネサインを調べられる。」
そう言ってジャック・Oはサークシティー地下に向かった。

-場所不明
パ「あれ…私…どうなったのかな…」
???「お前はジャック・Oに負けて破壊された。」
姿は分からないが、声が聞こえた。
パ「そっか…」
声はパルヴァに問う。
???「もう…戦わないのか?」
パ「だって、怖いよ…」
パルヴァには倒された時の恐怖があった。
???「…レイヴン達は常にその中にいる。それでも戦って生きている。お前は安全に戦い、一方的な勝利を得たいだけだ。違うか?」
パ「…」
パルヴァは黙ってしまった。
今までのことを考えても、やはりそうだったとしか思えなかったからだ。

???「…お前には飛行型という形態がある、相手に勝てる保証はないが今よりは強くなれる。望むならその力を与えてやろう。」
パルヴァは考えていた。
自分はどうすればいいのか、どうしたいのか。
そして、長い沈黙の後口を開いた。
パ「その力を…下さい。」
その目には決意を宿していた。
負けるかもしれない戦いでも、そこから逃げたくないという思いだ。
???「いい目だな…。その目が見たかった。」
???「お前はそろそろ自分の世界に戻れ。まっている者がいるだろう。」
パ「あなたは…一体誰なんですか?」

インターネサイン本体「…インターネサインの…本体だ。」
そして、世界が白い光の中に消えていった。

-サークシティーから少し離れた場所
タ「パルヴァ!しっかりして!!」
そこには、ボロボロのパルヴァが横たわっていた。
タ「お願いだから目を開けてよ!!」
パルヴァがゆっくり目を開く。
パ「ごめんねター君、心配したかな。」
タ「あたり前だよ!!でも…無事でよかった…」
パルヴァは立ち上がる。
タ「どうしたの?」
パ「ジャック・Oさんを…止める。」
タ「その体じゃ無理だよ!少し休まないと!!」
しかし、パルヴァは首を横に振った。
パ「早くしないとインターネサインを奪われちゃう。…いこう。」
タ「…わかったよ。でも無理はしないでね。」
パ「わかってるよ~。『変身!飛行モード!!』」
飛行型パルヴァライザーになったパルヴァはサークシティーに向かった。

-インターネサイン中枢
ジ「お前か…再生が早かったな。」
ジャック・Oは中枢にいた。
ジ「あと少しでインターネサインを手にできたのに…」
ジャック・Oが振り向く、その先にはパルヴァライザーがいた。
パ「私が阻止します。」
ジ「ふん。」
フォックスアイはKRSWを構える。
パ「喰らえー!」
パルヴァライザーから青いエネルギー弾が放たれる。ジ「なるほど…強いな。だがっ!!」
ジャックは軽くいなし、左腕のグレネードを放つ。

パ「痛っ…今度はこっちの番なんだからぁ!!」
バシュウッ
パルヴァライザーは緑色の誘導弾を放つ。
ジ「くっ…避けきれないか。」
それでも披弾は最小限に抑えられた。
ジ「さっきより強くはなっているようだな。しかし、私とて負けられん。」
ドシュッ
ジャックは肩のミサイルを放った。
ガァンッ
パ「しまった!?」
パルヴァライザーはミサイルが直撃し、バランスを崩した。
ジ「今回も私の勝ちのようだな。」
フォックスアイがKRSWとグレネードを構えて突っこんでくる。

タ「そうは…させるかーっ!!!」
パルヴァが動かすより早くインターネサインがパルヴァライザーの体勢を直して回避した。
タ「今だよっ!フォックスアイは旋回が遅い!!」
パルヴァライザーはエネルギーシールドを張ってエネルギーをチャージする。
ジャック・Oが振り向いた時、チャージは完了していた。
ジ「ばかな…」
パ・タ「いっけえぇぇぇぇ!!!」
バシュシュシュシュシュッズガガガガガッ

ジ「ふ…、これで私も終わりか。インターネサインを手に入れる…そうすれば人類や世界の秩序を守れると思ったが、どうやら私ではインターネサインには役不足だったようだ。」
ジャックの視線は天を仰いだ。
ジ「後は…彼らに任せよう…私の出る幕は…ここで幕引きだ…」
ガァンッ
パ「これで…よかったのかな…」
タ「今回はしかたがなかったよ、彼が強かったから手加減できなかった。」
パ「でも…やっぱり撃墜はかわいそうだったかも…」
タ「君には、その優しさを忘れないでいて欲しい。そうすればこんな事にはもうならないと思うから…」
パ「…うん。」


インターネサイン
それは、入る事を許されない領域…
今日も心優しい守護者がその場所を守っているという…

END





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